おばあちゃんの家 | 2002 韓国 東京テアトル=ツイン THE WAY HOME |
|||
ストーリー | 職探しのため母親がサンウをおばあちゃんの家に一時預けることになった。 | |||
監督 | イ・ジョンヒャン | |||
出演 | キム・ウルブン | ユ・スンホ | ミン・ギョンフン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | ずるい映画です。特におばあちゃんや故郷に対する思い出がある人にとっては。。。私は母方の里に行った時には、必ずと言っていいくらいおばあちゃんにお小遣いをもらっていました。そして、いつも決まって本屋に行き、「冒険王」か「少年画報」を買っていた。あるとき、「冒険王」を買おうと思って本屋に行った時、手に取ったのは運悪く増刊号であったため手持ちの金が10円足りなかった。その時、近所のお兄ちゃんがたまたま居合わせて10円くれた、その感激が今でも忘れられない。 いつしか大人になった私は、映画の中のサンウに「ちゃんとごめんなさいと言うんだよ」と諭すような気持ちで映画に没頭してしまっていた。少年時代の自分にオーバーラップさせられ、近所のお兄ちゃんと仲良くしなきゃだめだよ!と応援する私がいた。 全くの素人を役者として起用して大成功!子役が全ていいし、チョリの飼っている犬の演技も光っていました。 見所は、雨が降り洗濯物を取り込み、再び干すシーン。記憶力クイズをやらされました・・・ (2003.12)
|
お早よう | 1959 日本 松竹 |
|||
ストーリー | 東京近郊の住宅地。実と勇は今日もTVを見るためお隣へ・・・ | |||
監督 | 小津安二郎 | |||
出演 | 佐田啓二 | 久我美子 | 三宅邦子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | テレビを持ってる近所の家に遊びに行く兄弟。英語を勉強している姿も面白い。コメディらしく効果音まで入れてある。高度経済成長期らしく、三種の神器がしきりに登場する。しかし、「テレビは一億総白痴化」なる言葉をもう使っている・・・ 子どもたちはTVを買ってほしいがためにハンストを。誰とも口を聞かなくなったため、近所の大人達にも影響が出てくる。子ども目線だけの映画かと思っていたら、しっかり大人側の定年退職の問題などが盛り込まれていた。「おはよう」といった何でもない会話、大事にしたい。 (2005.6)
|
おはん | 1984 日本 東宝 |
|||
ストーリー | 大正時代。古物商でギリギリの生活をしていた男が女が出来たからと妻おはんと別居する。7年後、おはんと再会した幸吉は自分の子供がいることを知らされ・・・ | |||
監督 | 市川昆 原作:宇野千代 | |||
出演 | 吉永小百合 | 石坂浩二 | 大原麗子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★ | ★★ | ★★ | ★ |
コメント | 最初から最後までおはんの心理描写が希薄。女にも生活にもだらしない男の石坂浩二の気持ちは何となくわかるが、子供がいることがわかったとき、子供が死んだとき、そして再びおはんが出ていったときという展開において、心が揺れない!淡々としすぎた性格という人間もいるかもしれないけど、これは映画なんだから・・・わかりやすく。 結局は、吉永小百合の濡れ場が見せ場というだけの映画でした。子供が川に落ちるシーンも印象的だけど、まさかこれをメインにした作品ではあるまい。ミヤコ蝶々が一人で頑張ってた。 1984年日本アカデミー賞主演女優賞 (2005.8)
|
お引越し | 1993 日本 ヘラルド |
|||
ストーリー | 両親が別居してしまった漆場レン子。勝手なことばかり言う親に納得できず、篭城や旅行など色んな手を尽くす。 | |||
監督 | 相米慎二 | |||
出演 | 田畑智子 | 中井貴一 | 桜田淳子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | お引越しというタイトルが中盤以降に意味をなさなくなってゆく。キネマ旬報ベスト10では2位になっているらしいが、そこまでいい映画だとは思えない。むしろカメラアングル、長回しという撮影テクニックと編集のすごさが心に訴えてくる。 一番印象に残るのは漆場家の三角形のテーブル。各辺がアンバランスであるところも離婚の危機を迎えている家族を象徴した作りになっているのだろう。そして、終盤の花火、火祭りと近江の祭りのダイナミクスを臨場感たっぷりに伝えてくれた(テレビで観たときには当然ながら感じなかった)。 風呂場に立て篭もったときの桜田淳子の演技は背筋が凍るかと思うほど迫力があった。変な宗教に走らなければ大女優になったものを・・・と惜しくてしょうがない。意外な脇役鶴瓶もいい演技してました。理科室のアルコールランプのエピソードは良かったです(結果がわからなかったけど・・・)。そして子役の田畑智子!「おめでとうございます」の連呼も印象に残るが、どこかのじいチャンとの会話で「覚えていればいい記憶なんて5つくらいで十分」との言葉に「あ、足りない・・・」と言ってじいチャンを困らせてしまうところが心に残る。 (2005.1)
|
オープニング・ナイト | 1978 アメリカ シネマトリックス OPENING NIGHT |
|||
ストーリー | 女優マートル・ゴードンは舞台公演の帰りにナンシーという少女にサインを求められたが、その少女が直後に車に撥ねられ即死する。以来、目撃したマートルは精神がおかしくなり、酒の量も増え、少女の幻覚をも見るようになった。 | |||
監督 | ジョン・カサヴェテス | |||
出演 | ジーナ・ローランズ | ジョン・カサヴェテス | ベン・ギャザラ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 「きみは女ではない。女優なんだ」というモーリス(カサヴェテス)の言葉。演出家のヴィクター(ギャザラ)も使っていた。 劇中劇が中心となり、マートルは少女の幻影のせいで上手く演技ができない。とうとう人前でも見るようになって、彼女を殺してしまうのだ!と言っても、幻影なので気がふれたとしか思えない。このナンシーの幻影がマートルと同じ服装、髪型をしているのも面白い。 クライマックスはマートルの劇中劇で、トラウマから立ち直ったかどうか・・・というもの。この劇のほうが映画よりも面白そう。なんだかコメディに変わってた・・・ラストの打ち上げではピーター・フォーク(カメオ)も登場する。 1978年ベルリン国際映画祭女優賞 (2006.4)
|
オープン・ウォーター | 2003 アメリカ ムービーアイ OPEN WATER |
|||
ストーリー | 実話を元に、夫婦がダイビング・ツアーで海の真中に置き去りにされた恐怖を描く。 | |||
監督 | クリス・ケンティス | |||
出演 | ブランチャード・ライアン | ダニエル・トラヴィス | ソウル・スタイン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 人数のかぞえ間違い、マスクを忘れたおとぼけおじさん、時間間違い、いくつも原因が重なったため悲劇が起こる。 本来なら起こり得ない事故も、悪条件が輻輳すると意外な結末を引き起こす。こうした設定によって、海、ダイビングは恐ろしいものだと訴えているわけではないところに救いがあると思いました。全くCGを使わない低予算映画にて、ホラー映画よりも怖い内容になっているけど、ストーリーも単純。しかし、海の真ん中に置き去りにされて、サメの恐怖、孤独、飢えや衰弱と戦う夫婦を描くだけなのに、圧倒されるほどの暗い海の映像に引き込まれていきます。 ダイビングの経験がないと真の怖さはわからないのかもしれないけれど、クラゲの恐怖だけはわかりました!アレは痛いです!そして見えないサメ。「脚が食われてないか見てくれ・・・」なんて想像するだけで痛い。サメの恐怖を描いた映画は数多くありますが、この映画もサメ・コレクションに加わるべき作品かもしれない。 夕陽に染まる海の映像が2箇所、効果的に使われていたのが印象に残りました(特にサメに噛まれたシーン後)し、デジタルビデオ3台で撮ったにしては二人の精神状態を上手く捕らえてました。しかし、音楽がダメ。ここまでアイデア勝負でいくなら、音楽を全く使わないほうがよかったかも。 ラストはブーイングも起こるだろうし、不満な点は多いかもしれない。それより、一番の謎は、キャサリン・ヘプバーンとニック・ノルティの映画が・・・ (2005.6)
|
オープン・ユア・アイズ | 1997 スペイン ポニーキャニオン=東京テアトル ABRE LOS OJOS |
|||
ストーリー | 自由な生活を謳歌する青年セサール。彼は交通事故で醜く変貌し、恋人からも見放される・・・トム・クルーズが『バニラスカイ』でリメイクした。 | |||
監督 | アレハンドロ・アメナバール | |||
出演 | エドゥアルド・ノリエガ | ペネロペ・クルス | ナイワ・ニムリ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 同じ女と二度寝ると評判が落ちるというほどのプレイボーイ。捨てたい女からはしつこつつきまとわれ車で心中をはかられる。これじゃ『オペラ座の怪人』だなどという台詞もある。 冷凍保存、医学の倫理、似顔絵、パントマイム。こっちのオリジナルの方が小技にパンチがありますね。それとラストの屋上のシーン。『バニラスカイ』ではCGっぽく扱って夢の世界を表現したのでしょうけど、断然このオリジナルのほうが素晴らしい。夢=パステル画と短絡的ではねぇ・・・ ペネロペ・クルスは同じソフィア役だけど、スペイン語の方がぴったりくるからだろうか、こちらが良い。 (2005.3)
|
オペラ座の怪人 | 2004 アメリカ/イギリス ギャガ・ヒューマックス THE PHANTOM OF THE OPERA |
|||
ストーリー | 1919年のパリ、廃墟と化したオペラ座。かつて栄華をきわめた品々がオークションにかけられている。シャンデリアが紹介された瞬間、1870年代へと戻る・・・ | |||
監督 | ジョエル・シューマカー | |||
出演 | ジェラード・バトラー | エミー・ロッサム | パトリック・ウィルソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | カルロッタ、あなたのせいで評価が下がってしまいました。口パクなのはいいけど、ちゃんと音楽に合わせてくださいな・・・ズレてます・・・ 『ムーランルージュ』のユアン・マクレガー、『シカゴ』のリチャード・ギア、『エビータ』のアントニオ・バンデラスよりは上手かったけど、ファントム役のジェラード・バトラーの歌唱力も納得できるものではなかった。このミュージカルの中で最も光っていたのは、やはりクリスティーヌ役のエミー・ロッサム嬢です。オペラの勉強もしているのでしょうか、歌唱力がありすぎるため男性陣は単なる引き立て役に過ぎなかったという印象さえありました。舞台を観たこともない単なる映画好きの人間がこの映画の評価をすることは畏れ多いことではありますが、舞台挨拶を行ってるロイド・ウェバー氏の顔が若干ひきつった笑顔であるような気がしたのはこのためだったのかもしれません。 俳優の演技を中心とした演出も臨場感を醸し出せず、美術装置や衣装でごまかされているような気もしましたが、ミュージカル映画としての演出は全体的に良かったと思います。特に「さぁ、これからキスするぞ、ワクワク」と思わせておきながら唐突に歌いだすというミュージカル映画特有の演出は大好きです。そしてクライマックスとなるファントムの地下室でのシークエンスは見事!感動的でした。 モノクロームのオークションのシーンから過去のカラー映像へと変化するオープニング。これは予告編以上のモノを感じさせなかったし、目玉であるシャンデリアも迫力に欠けていた。印象に残った素敵なシーンは、マスクを取ったシーン、墓場での決闘シーン、そしてエンディングのバラ、これらはいい感じでした。 ミュージカル映画を作るのは難しいと思います。映像とサウンドトラックと歌の部分をどうやって撮っていくか・・・編集によってどのようにでも料理できると想像できるので王道といったモノはないのだと思いますけど、プロデューサーサイドで主役級の歌が気に入らなければ、『マイフェアレディ』のようにバッサリと切り捨てることだってある。今回のカルロッタ役のミニー・ドライヴァーだって、ジャズ歌手だったらしいですから、オペラの雰囲気に合わなくてカットされたのかもしれませんね。最初に書いたことも、ひょっとすると、実際に歌っている本物のオペラ歌手が上手く合わせられなかっただけかもしれません。 (2005.1)
|
オペラハット | 1936 アメリカ 劇場未公開 MR. DEEDS GOES TO TOWN |
|||
ストーリー | イタリアで大富豪センプルが事故死した。2千万ドルの遺産は甥のディーズ氏に権利があったが、詩人の彼はとまどうばかり。NYに邸宅を構えるまでになるが、金の亡者が集まってきた。ベイブという女性もその一人で、彼はそんなこととは気づかずに彼女に恋をする・・・ | |||
監督 | フランク・キャプラ | |||
出演 | ゲイリー・クーパー | ジーン・アーサー | ジョージ・バンクロフト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 2002年には『Mr.ディーズ』がリメイクされた。新しい方は視覚効果やアクションで見せていたが、こちらは軽快な会話を楽しむ映画。チューバを吹く姿と何でも詩にしてしまう有名な絵葉書詩人ところがユニークだ。長身でひょうひょうとした態度は当時のスターを予感させる雰囲気。ハリソン・フォードに喩えたら失礼だろうか。 「スワニー河」と「ユーモレスク」が意外とピッタリきていることも驚き。彼のことを記事にしたメアリーはピューリッツァ賞を取っちゃうし・・・求婚されるのとどっちが得なんだろ。それにしても、大恐慌時代を象徴するかのように農民のために1800万ドルを放出ってのも、すごいんだかなんなんだか・・・無精ひげが渋かった。でも裁判は痛快ではあるけれど冗長気味。 1936年アカデミー賞監督賞 同作品賞、主演男優賞、脚色賞、録音賞ノミネート (2005.5)
|
溺れゆく女 | 1998 フランス KUZUI ALICE ET MARTIN |
|||
ストーリー | 私生児として生まれたマルタンは10歳の時父のもとで暮らすことになり、10年後父の死によって家を飛び出す。何とか義兄のアパートに転がり込むが、同居人アリスと恋に落ちてしまう。 | |||
監督 | アンドレ・テシネ | |||
出演 | ジュリエット・ビノシュ | アレクシ・ロレ | カルメン・マウラ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 何が良くなかったんだろう。心に訴えてくるようなものが全くなかったのかな。アリスが妊娠を告げるまでの前半部分が、とにかく断片的で、心理描写が弱いように思った。過去部分を隠すためにマルタンの微妙な心の揺れがさっぱりわからないのだ。と、考えると、ジュリエット・ビノシュのための映画なんだろうけど、マルタンに体を許すまでの心理変化がわからない。 ゾクっときたのは、兄の自殺シーンだけだった。父を階段の上から突き落とすなんてのは、途中でわかってしまうから、サスペンスとしても弱い。。。 気に入ったところもあります。アリスが妊娠を告げるシーンでは、マルタンへの気遣いと産む決心がつかないという微妙な心理描写。かなりやつれた表情が女優魂を感じました。 (2004.8)
|
溺れる魚 | 2000 日本 東映 |
|||
ストーリー | 大手フィルムメーカーに“溺れる魚”と名乗る犯人から脅迫メールが届く。要求は金ではなく、モーニング娘の曲を踊り、一枚ずつ脱いでいくというものだった。 | |||
監督 | 堤幸彦 | |||
出演 | 椎名桔平 | 窪塚洋介 | 仲間由紀恵 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★ |
コメント | 仲間由紀恵が出てきた時点で、ばかばかしくなってくる。彼女が出る映画はどうも相性が悪い。ま、下手なんだから、シリアスな役はやめなければダメだ。ま、そんなこと言わずとも、内容も漫画チックで、目がちかちかするばかり。面白くない・・・ (2005.10)
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||