オータム・イン・ニューヨーク | 2000 アメリカ 日本ヘラルド AUTUMN IN NEW YORK |
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ストーリー | レストラン経営者のウィル・キーンは何人もの女性と恋をしてきたが、シャーロットと恋に落ち、彼女が余命1年と聞かされ動揺する。 | |||
監督 | ジョアン・チェン | |||
出演 | リチャード・ギア | ウィノナ・ライダー | ジリアン・ヘネシー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★ |
コメント | ワオ! 母親とそっくりの娘シャーロット。48歳のウィル。ニューヨークの秋の景色が二人を親子に見せてしまう。死んだ母親のテニス友達に妊娠させ、娘も登場する。 恋人が1年の命と告げられても浮気してセックスしてしまうウィル。心臓に負担をかけたら命が縮まるのにも拘わらずセックスするシャーロット。勝手にやっててくれ!という気持ちにさせてくれます。 2000年ラジー賞スクリーン・カップル賞ノミネート (2005.2)
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お茶漬の味 | 1952 日本 松竹 |
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ストーリー | 結婚して上流階級の雰囲気にも染まった佐竹妙子。姪の節子がやってきて彼女に見合いの話をもちかけるのだが・・・ | |||
監督 | 小津安二郎 | |||
出演 | 佐分利信 | 木暮実千代 | 鶴田浩二 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 「南京虫を英語でなんと言うか知ってるか?」「えっと・・・ピーナッツ」 食べるシーンも多かったけど、パチンコのシーンなどギャンブルにもかなりウンチクを描く。 節子(津島恵子)は見合い結婚について疑問を持っていたため、妙子までも感化されて夫との結婚生活に疑問を持ってしまう。現代では即離婚という安易な考えにもなるのだろうけど、この時代はもっと深刻だ。会社の部長職である夫は浮気をしても、妙子は見過ごしてしまう。どことなく昼行灯と呼ばれた大石蔵之助のイメージも漂う。節ちゃんにも「どんかんさん」と呼ばれてましたもんね。 戦時中に検閲をパスしなかったという脚本らしいですけど、台詞としては「戦争は嫌いだ」「もうしたくない」というシーンがありました。 やはりお茶漬けを食べたくなった・・・ (2005.6)
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おっぱいとお月さま | 1994 スペイン/フランス アルシネテラン=シネマテン LA TETA I LA LLUNA |
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ストーリー | テテ少年は「ぼくだけのおっぱいが欲しい」とお月さまに願いごとをした。夫婦でパリから来たエストレリータの乳に恋してしまったテテ。当面のライバルはミゲルだった。。。 | |||
監督 | ビガス・ルナ | |||
出演 | マチルダ・メイ | ジェラール・ダルモン | ビエル・ドゥラーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 深夜枠のTVで放映されると、ついつい見てしまう。こっそり一人で観る映画としては最高だ。「毎夜パパはままにミルクを入れている」という台詞など、テテ少年の語りが笑える。人間タワーの登り手であるという基本設定におならの名人ジェラール・ダルモン、そして何と言ってもマチルダ・メイの美乳に釘付けになってしまう。少年の純粋なおっぱいへの執着がほほえましい。 1994年ヴェネチア国際映画祭金オゼッラ賞(脚本) (2004.6)
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おつむて・ん・て・ん・クリニック | 1991 アメリカ TS=WB WHAT ABOUT BOB? |
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ストーリー | 精神科の患者ボブ・ワイリーはレオ・マーヴィン先生のクリニックに転院させられる。恐怖症を克服したいがためにマーヴィン一家が湖でバケーションを楽しんでいるところにもボブは現われた。 | |||
監督 | フランク・オズ | |||
出演 | ビル・マーレイ | リチャード・ドレイファス | ジュリー・ハガティ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | マーレイとドレイファスの演技が最高だ!途中から、ここまで患者を嫌う医者はいないだろうと感じてはいたが、喫茶店の老夫婦の思うがままに話が進んでいった(笑) TV出演のシーンからは大笑いの連続。もう笑いすぎてアゴがはずれそうなくらいだった(大げさだな)。ラストはちょいとブラックテイストでしたが、上手く解決しました。まぁ、最初からセラピーの必要があるような医者ではあったが・・・ 1992年MTVムービーアワードコメディ演技賞ノミネート (2004.6)
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オデッサ・ファイル | 1974 イギリス/西ドイツ COL THE ODESSA FILE |
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ストーリー | 1963年、西ドイツ。ジャーナリストのピーター・ミラーは一人のユダヤ老人ソロモンの自殺現場から日記を手に入れる。そこにはユダヤ人収容所長のSS大尉ロシュマンの非道な行為が描かれていたが、調べるうちにイスラエルを殲滅させるオデッサという組織があることを知る。 | |||
監督 | ロナルド・ニーム | |||
出演 | ジョン・ヴォイト | マクシミリアン・シェル | マリア・シェル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 目を覆いたくなるようなロシュマンの残虐な行為、白黒映像で中々良かったです。ネオナチの集会に参加してからというもの、命を狙われるピーター。地下鉄で突き落とされたときは、マジで怖かったっす。 一人で調査するピーター。無防備すぎます。SSに潜入するという大胆さも、やりすぎだと思うのだが・・・ま、そうじゃなきゃ面白くないんですけどね。 何故執拗にロシュマンを殺ることを考え、追い続けるのか・・・途中で想像ついてしまいますが、まぁまぁ面白かったです。 (2004.9)
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お父さんのバックドロップ | 2004 日本 シネカノン |
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ストーリー | 新世界プロレスの中年スター下田牛之助は団体の業績不振のためヒールに転向する。息子の一雄は母の臨終の際にも巡業のため来なかった父を恨んでいた。そうした息子の信頼を取り戻すために牛之助は無謀な試合に挑むことに・・・ | |||
監督 | 李闘士男 原作:中島らも | |||
出演 | 宇梶剛士 | 神木隆之介 | 南方英二 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 祖父、父、息子と親子3代に渡る笑いと感動のバトル、98分1本勝負! 下田牛之助というネーミング自体が上田馬之助のパロディになっているので、他にも面白い名前がないかとあちこちに目を凝らしてみて・・・「あった、あった、丹下段平がいたよ!」と子どものように喜んでしまった(黒板の日直の名前も・・・見逃しました)。時代設定も1980年。プロレスの世界も全日本から新日本へと人気が移りつつあった時代で、政治の世界に喩えると二大政党論のようなものだった。バックドロップというタイトルも正統派ストロングスタイルレスラーの代表格である技だったように思う。 ストーリーも親子愛をテーマにしたスポーツものであり、『チャンプ』や『ロッキー』のように80年の辺りはそんな映画が多かった。ハリウッドではそうした父と息子の約束、尊敬できる父親を表現した映画はかなり多いが、日本映画では少ないと思う。家族の愛がなくなってきているかのような事件が多い現代で、こうした「父親=ヒーロー」映画は貴重だ!その他にも息子の学校でイジメに遭う様子や友情を取り戻す光景も良かった。 (2005.1)
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男が女を愛する時 | 1994 アメリカ ブエナ WHEN A MAN LOVES A WOMAN |
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ストーリー | ケーキが縁で結婚したパイロットのマイケルと教師のアリス。お互い仕事が忙しく、アリスは次第にアルコール依存症になってしまい、リハビリ施設に入所することになった。 | |||
監督 | ルイス・マンドーキ | |||
出演 | アンディ・ガルシア | メグ・ライアン | エレン・バースティン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 普通の夫婦・家族ドラマであるのに画面に惹き付けられるのは、やはりメグ・ライアンのアルコール依存症の演技が上手いからであろう。子役の女の子もいい演技だ。普通の男ならば妻の失態に呆れ返り、そのまま離婚の危機になりそうな設定だが、前半は献身的なまでのガルシアの愛情が感じられた。 しかし、後半は愛情表現も失速気味。ゲイリー(フィリップ・シーモア・ホフマン)が現われたからだが、妻の浮気を少しでも疑ってしまうという微妙に揺れ動く心理の演技が苦手なのかもしれない。また、夫に慰められるとか一緒に努力しようとする夫を拒み、孤独でいたがる心も上手く伝わらなかった(単なるわがままという評価も多い)。「心の暴力」なんて難しい演技ですよね。。。 この映画って、自分の愛情が伝わらなくても、また、妻がわがままであってもとことん愛し続けるってことの教訓のような映画ととらえれば、充分納得ができますね。ただ、本当のパパじゃないって事実を何故こんな終盤に・・・ 1995年MTVムービーアワード女優賞、魅惑的な男優賞ノミネート (2004.6)
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男と女の詩 | 1973 フランス 東和 LA BONNE ANNEE |
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ストーリー | 爺さんに変装して、巧みに宝石店と骨董品店を操り強奪へと計画を立てるが、骨董品店の女性に恋してしまったシモン。宝石強奪は着々と進んだが・・・・ | |||
監督 | クロード・ルルーシュ | |||
出演 | リノ・ヴァンチェラ | フランソワーズ・ファビアン | シャルル・ジェラール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | シャルルは逃げ、シモンが捕まった。6年経って恩赦を申し出るシモン。警察も仲間を捜さなくてはならないので恩赦で釈放を考えている。そこでモノクローム映像へと変わる。 相棒について全く口を割らなかったシモン。女に対する考えよりも、男(相棒)に対するテーマのほうが強いようだ。 1974年英国アカデミー賞作曲賞ノミネート (2005.1)
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大人のための残酷童話/妖精写真 | 1998 イギリス 劇場未公開 PHOTOGRAPHING FAIRIES |
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ストーリー | 写真家のチャールズ・カッスルは冬山で新妻を亡くし、戦争では戦場カメラマンとしても活躍した。そんなある日テンプルトン夫人が持ち込んだ妖精が映った写真に興味を持ち・・・ | |||
監督 | ニック・ウィリング | |||
出演 | トビー・スティーヴンス | ベン・キングズレー | エミリー・ウーフ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 自分の写真館では合成写真なんかも作るもんだから、降霊会でのニセ写真をも見破ってしまう。チャールズは元々霊などは信じていなかったのだ。しかし、太ったおっさんの妖精が現われたときには、一緒になって木から落ちる思いになった。しかもボカシまで入ってるんだからなぁ。。。 髪の毛の生えているベン・キングズレーは初めて見たけど、かつらなのか?それとも地毛?ちょっと変わった神父役で面白かった。そのうちキングズレー神父はカッスルのカメラを壊してしまい、格闘となって死んでしまうのであるが、彼は自首して死刑を望んだ。 ラストは意外にもタイムパラドクス・・・そんなにひねってはないけど、まぁまぁ面白かった。 1998年ジュラルメール・ファンタスティック映画祭審査員特別賞、批評家賞 (2004.12)
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大人は判ってくれない | 1959 フランス 東和 LES QUATRE CENTS COUPS |
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ストーリー | パリの下町に住むアントワーヌ・ドワネルは母親の13歳の連れ子。学校ではいたずらばかりして担任教師に目をつけられていた。 | |||
監督 | フランソワ・トリュフォー | |||
出演 | ジャン=ピエール・レオ | クレール・モーリエ | アルベール・レミー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | アントワーヌとルネ(パトリック・オーフェー)は悪ガキ仲間。悪いことをしてもいつもかくまってくれる。それでも作文によって改心しようとしていたのに、担任教師からはバルザックの盗作だとののしられ停学処分になってしまう。そこから、家出、独立を目指すのだが、無計画であり悪いことをしても微笑ましい。 完全に子供目線から描いた映像はヌーヴェル・ヴァーグを切り開いたと言われる素晴らしい感性で表現される。しかし、ストーリーと少年の表情が上手く噛みあっていなく、心情を把握するのが難しい。そして、コミカルなシーンに惑わされ、素直に感情移入できないところが残念であった。 1959年アカデミー賞脚本賞ノミネート 1959年カンヌ国際映画祭監督賞、国際カトリック映画事務局賞 1959年NY批評家協会賞外国語映画賞 (2004.6)
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オー・ド・ヴィ | 2002 日本 アミューズ・ピクチャーズ |
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ストーリー | 函館の浜辺で女性の全裸死体が発見された。シェフ見習の官能的な調教を受けていた火露見はフィニステールというバーのバーテンダー順三郎と浜辺で過ごす。オードヴィとはフランス語の“命の水”、極上の蒸留酒のこと。 | |||
監督 | 篠原哲雄 原案・脚本:鵜野幸恵 | |||
出演 | 岸谷五朗 | 小山田サユリ | 朝加真由美 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | エロさだけの映画か?岸谷五朗も変な役を引き受けたためか、良さが出ていない。とにかく、男も女もみんな変態チック。しかし、この映画は、2000年の函館港イルミナシオン映画祭でシナリオ大賞グランプリを受賞した脚本の映画化らしい。 映像は函館の町とノスタルジーを感じさせる夜の雰囲気と、暗くてエロチックな雰囲気、自然の描写もあるがこれも暗い。波の音は気持ちがいい。 鰐淵晴子まで脱いでる。 (2004.12)
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乙女の祈り | 1994 ニュージーランド/アメリカ 松竹富士 HEAVENLY CREATURES |
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ストーリー | 1952年、中学生のジュリエットとポウリーンはお互いに持つ傷がきっかけで親友になるが、次第に夢と妄想の世界に陥り、現実との区別がわからなくなる。 | |||
監督 | ピーター・ジャクソン | |||
出演 | メラニー・リンスキー | ケイト・ウィンスレット | サラー・パース | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 妄想の中、粘土細工の人間たちが不気味だ。映像を見る限りでは、普通のレズビアンじゃない。チャールズ王とデボラのストーリーをモチーフに繰り広げられる小説が、二人の共通の妄想となり、現実を拒否する性癖がシンクロしてしまう。 心理学の専門家が見たら、穴はいっぱい見つけるのだろうけど、ホラーの秀作『ブレインデッド』を撮ったジャクソン監督の鬼気迫る少女の描写のおかげで妙に納得させられてしまう。それに、ニュージーランドの自然の映像を背景に悪魔が乗り移ったかのようなメイクのコントラストがすごいのです。 しかし、後半のジュリエット(ウィンスレット)の心理描写は、犯罪を躊躇っているようにも見えたり、精神錯乱状態のポウリーンから一歩置いた様にも見える。ポウリーンの狂気の表情は良かったんだけどなぁ。。。 1994年アカデミー賞脚本賞ノミネート 1994年ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞 1995年ジュラルメール・ファンタスティック映画祭グランプリ (2004.9)
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オードリー・ヘップバーンの モンテカルロへ行こう |
1951 フランス 劇場未公開 NOUS IRON A MONTE CARLO |
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ストーリー | モンテカルロに向かうヴァンチュラ楽団員が突如孫を預けられ、その赤ちゃんを匿名の手紙つきで列車内に置いたことから、楽団員全員で面倒を見ることに・・・ | |||
監督 | ジャン・ボワイエ | |||
出演 | オードリー・ヘップバーン | フィリップ・ルメール | ジャネット・バッティ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 実は、託児所の間違いで預けられてしまった。女優メリッサ(ヘップバーン)の息子ジョニーであった。ハリウッド、モンテカルロからのシーンによって、謎なんてものは無いのだが、楽団員たちが暖かく見守る赤ん坊。彼らの演奏、歌が素晴らしいので聞いてるだけでもいい。 (2005.7)
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踊れトスカーナ! | 1996 イタリア ブエナ IL CICLONE |
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ストーリー | イタリア、トスカーナ地方の田舎町。クァリーニ家の長男レバンテは町の会計士。ある日バスに乗ってきたフラメンコ・ダンサー、カテリーナに恋してしまう。 | |||
監督 | レオナルド・ピエラッチョーニ | |||
出演 | レオナルド・ピエラッチョーニ | ロレーナ・フォルテッツァ | バルバラ・エンリキ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ひまわり畑の牧歌的な風景と魅惑的なフラメンコダンシング。カテリーナが綺麗だ。男なら誰でも心奪われてしまいますね。ギャグ満載なのに音楽がロマンティックなので不思議な気分。 日本海軍のマークと「癇癪持ち」とプリントされたTシャツが最も印象的(笑)。他にはブーメランも印象的です。 (2004.5)
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