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おったまげ人魚物語 1962 日本
松竹
ストーリー  東京を離れ平和な漁村白南町に住みついた画家の安藤計策のところに、美人の永井夫人(京みつ子)が避暑にやって来た
監督 堀内真直
出演 伴淳三郎 加東大介 三上真一郎
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  パトロンがいるのにバーのママ三原葉子に熱を上げる桂小金治。東京からきた人妻京みつ子と不倫関係になって東京まで追いかけて行ってしまう三上真一郎。スケコマシの渥美清。などなど、漁村だけども色恋沙汰が絶えない中、伴淳演ずる安藤先生はいろいろと関わってしまう。
 人妻を自殺にまで追い込んだ渥美清。孕ませた女の子・水原ユカリ。「私の子」だと彼をかばう伴淳がカッコよすぎ!晴れて二人は結婚。喜劇なんだろうけど泣かせてくれる比重が大きい。笑わせてくれるのはほとんどが加東大介。伴淳は男らしくてかっこいい。
 人魚が出てくる話だと思っていたけど、海女さんやってる若いおなごたちのことだったのね。
(2008.10)

男たちの大和 YAMATO  2005 日本
東映
ストーリー  2005年4月、内田真貴子(鈴木京香)という女性が鹿児島県枕崎を訪ね、大和の沈んだ地点へ連れていってほしいと頼む。
監督 佐藤純彌
出演 仲代達矢 中村獅童 反町隆志
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  愛する人を守りたい男がいた。思いをよせる男に死んでほしくないとすがる女がいた。そして不沈艦の映画を観て泣き崩れるkossyがいた。こんな不謹慎なブログ記事を書くkossyに不信感を抱く読者も・・・
 「北緯三十度四三分、東経一二八度四分へ行きたいのです」と船頭を探す内田真貴子。偶然彼女を乗せた漁師神尾は、彼女が内田二等兵の娘であると気づく。こうして映画『男たちの大和』は『タイタニック』のような構成で展開する。登場人物がかなり多いが、中心となるのは海軍特別年少兵・神尾(松山ケンイチ)の視点。海軍に憧れ、純粋に日本を守りたい一心で15歳の若さで志願するのだった・・・
 この映画は不思議なことに右からも左からも色々とケチをつけられ、賛否両論になりそうな予感もする。また、アジア諸国からは「軍国主義復活」だとか「戦争美化」「日本人だけが被害者」「侵略の事実を隠蔽」などといった非難を浴びる可能性だってあるのです。だけど、この映画のとらえ方は人それぞれ。一貫して訴えているのは「戦争の悲惨さ」であることは疑いの余地もないのですが、「日本を守って死んでいった人たちを・・・」というエンドロール後のテロップに違和感が残ります。
 佐藤純彌監督作品を劇場で初めて観たのは『人間の証明』。『新幹線大爆破』や『野性の証明』は大好きです。アドレナリンを大量放出させるような、ある種のハチャメチャぶりが非常に面白い。そのハチャメチャさが極度に現れ、大駄作になってしまったのが『北京原人 Who are you?』だ。北京原人で監督生命を絶たれたかと危惧されたが、旧友角川春樹に誘われて再起をかけたのだろうと想像できます。監督デビュー作が『陸軍残酷物語』で軍部批判の色が濃いものだったらしいし(未見)、『野性の証明』では自衛隊批判を暗に訴えてるし、『未完の対局』でも日本軍の恥部を描いていた。そうした作品群からすると、今作で戦争美化なんてするはずがない人なのです。ただ、日本の現代の風潮や東映の方針(特に宣伝)によって、色んな解釈ができる映画となったような気がします。
 ストーリーは、大和の乗組員の悲運とその家族の切なる願いを対照的に描き、反戦メッセージのみならず、「生きることの尊さ」をも訴え、生き残った者が背負った「生きることの意味」という重い命題を真摯に描いています。そして、沈没に至る最後の決戦では、残虐なまでに血飛沫が舞い、重厚な効果音によって臨場感たっぷりに戦争の恐怖を味わうことができました。もちろん泣いてしまいました。白石加代子、余貴美子、蒼井優の3人にやられました。こうなったら、蒼井優のために生きてゆきます・・・
 尚、今回の試写会は舞台挨拶付き!佐藤監督、山田純大、松山ケンイチ、渡辺大の4人。素敵なメッセージ、ありがとうございました。
(2005.12)

男と女  1966 フランス
UA
UN HOMME ET UNE FEMME
ストーリー  妻に自殺されたレーサーと、スタントマンの夫を目の前で亡くした女。2人は寄宿学校の互いの子供を通じて知り合い、そして互いに惹かれてゆくのだが・・・
監督 クロード・ルルーシュ
出演 アヌーク・エーメ ジャン=ルイ・トランティニャン ピエール・バレー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  この映画を観たときからサンバ、ボサノバが好きになった。フランシス・レイの音楽が甘美な香りを伴って耳に心地よく響くのですが、音楽賞を何も取ってないのが意外といえば意外。そして音楽だけではなく映像がモノトーンからカラーに変化する様子など、斬新で目にも優しい。
 アンヌの夫のスタントシーンなどはアクション映画としても通用するくらい派手なのですが、この回想シーンがカラー映像だとは彼女の心の中にいつまでも残っているからなのだろう。一方のジャン=ルイは白黒映像が多い。ル・マン、モンテカルロ・ラリーなどに出場する有名なレーサーだったのだ。
 そのモンテカルロ・ラりーが終わったら彼女に逢いに行こうと心に決めたジャン=ルイ。アンヌとはベッドインするものの、彼女は夫との記憶が甦り、セックスどころではなかった。ずっと悲しい表情なので、彼女を駅まで送りに行くことに・・・ ジャン=ルイは車、アンヌは電車。2人のカットが交互に切り替わり、感情は最高潮に。
 結局、このモノクロとカラーの変化が常に緊張感を与えてくれて、心情豊かな映画となった。エンディングもgood。

1966年アカデミー賞脚本賞、外国語映画賞
同主演女優賞、監督賞ノミネート
1966年カンヌ国際映画祭パルムドール、国際カトリック映画事務局賞、高等技術委員会賞
1966年ゴールデングローブ賞外国映画賞、女優賞
その他
(2006.5)

オトシモノ 2006 日本
松竹
ストーリー  駅である定期券を拾った者が次々と行方不明となっていった。
監督 古澤健
出演 沢尻エリカ 若槻千夏 小栗旬
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  期待しないで観た映画に感動すると「ヒロイモノ」だと言うことができますが、この映画の場合はまさしく「オトシモノ」だった・・・?
 毎回「沢尻エリカがカワイイ」と書くのも芸がありませんが、やっぱり書かないと行が埋まりません。恐怖に怯える表情がよかったとか、彼女の悲鳴がよかったとか、嘘は書けませんし、やっぱり「カワイカッタ」なのです。地下鉄ものホラーにも限界がきているのでしょう。電車に轢かれるとか、死体が落ちてくるとかいった瞬間の恐怖はちょっとだけありましたが、行方不明となった妹を探すといった行動にもスパイスが効いていないので全体的にはのんびりしたホラー。しかも友情物語とか、社会派タッチの結末になってしまってるし・・・
 それでも気に入ったところは「落し物を拾ったら行方不明になっちゃう」ところ。拾得物は駅に届けなきゃという純粋な気持ちでさえ踏みにじられる不条理世界。じゃあ、どうしろってんだい!とお悩みの方。何も拾わずにやり過ごし、駅の構内が落し物だらけになってしまえばいいだけの話です。ホラーの世界では無情が当たり前。親切心があっても魔物の餌食になってしまうものです。
 可哀想なのは共演者の若槻千夏。男からブレスレットをプレゼントされただけなのに、それが事件の中心青沼八重子のオトシモノだったのです。呪われて列車に轢かれてしまう恐怖もさることながら、彼女の手首がだんだんと紫色に変わり腐っていく様子が痛々しい。しかもブレスレットをはずそうとしてもはずれなくなったのです。殺されるくらいなら『SAW』のように手首を切っちゃえば助かるのかもしれませんが、ヤクザ世界のオトシマエじゃあるまいし、近くに有能な外科医がいなければ命だって危険です。あぁ、なんて可哀想な千夏ちゃん・・・
 小栗旬は爆弾犯がよく似合う俳優だなぁ〜と、『イズ・エー』を思い出してしまいましたが、爆破によってもトンネルの奥にあるものは結局わからないまま?旧日本陸軍が隠した秘密軍事基地とか、秘密ゾンビ研究施設とか、731部隊人体実験室でもあったのかなぁ・・・
(2006.10)

踊る結婚式 1941 アメリカ
COL
YOU'LL NEVER GET RICH
ストーリー  結婚15周年を迎えた舞台演出家が踊り子の1人に惚れ、プレゼントしたのが妻にばれ、それを振付師ロバートの仕業だとしたことから、そこから騒動が起こる。
監督 シドニー・ランフィールド
出演 フレッド・アステア リタ・ヘイワース ジョン・ハバード
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  アステアとヘイワースのタップダンスが見事!ホレボレしてしまう。
 時代が戦争の時代なので、軍隊に入ることは仕方のないことかもしれないけど、ちょっと中だるみ。舞台に戻ってからはとてもいい。
 それでも、ラストの結婚式ミュージカルは相手が全員軍人だからなぁ・・・絵的には綺麗じゃないです。

1941年アカデミー賞ミュージカル映画音楽賞、歌曲賞ノミネート
(2006.6)

踊る大捜査線 THE MOVIE  1998 日本
東宝
ストーリー  警視庁副総監誘拐事件、インターネットを使った猟奇事件、署内の窃盗事件と三つの事件が重なる・・・
監督 元広克行
出演 織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  胃の中にクマのぬいぐるみを埋めこむ残虐性。他殺事件は明白なのに、本店(警視庁)の泊まりなど捜査本部を立てると予算不足になるという風刺も込められる。
 キレた小泉今日子が印象的。
 「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起きてんだ!」
(2005.10)

踊る大捜査線 THE MOVIE2 
レインボーブリッジを封鎖せよ!
2003 日本
東宝
ストーリー   
監督 元広克行
出演 織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  語られつくされた多大なるレビュー。敢えて感想を述べるのも・・・
 TVで充分と思っていたら、中々の作りだったのでびっくり!娯楽大作に仕上がってますねぇ。
笑いと涙のツボをしっかし掴んでると思われます。落ちぶれた日本映画界を救うのはこの手のエンターテイメント作品なのかもしれないと感じました。
 細かいところ、例えば警察広報のカメラマンが常に活躍してるとか、署内のシーンでの音響効果なんかは凝ってますよねぇ。ただし、細かいところにこだわり過ぎているのか、プロットの面では粗さが目立ちますね(他サイトの荒らしレビューがつっこんでいるように・・)
基本的な筋の反官僚主義は納得できるが、公務員への賄賂なんかがおろそかでした。青島君もコートを受け取ってしまったし・・・犯人がリストラされた人たちなんて設定も大衆の怒りを買いますね。現実にはそんな犯人像より、警官の倫理を問われる事件の方が目立つし(笑)
 そうは言っても、かなり笑わせていただきましたので全体的にはOKです。
日本の映画人口を少し増やしてくれた功績を讃え、☆4つです。
(2003.10)

踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 2003 日本
東宝
ストーリー スカイウォーカーサウンド再編集版
監督 元広克行
出演 織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★
コメント  このスカイウォーカー・サウンドって、何だか騙されたような・・・音が良くなっているとは思えなかった(笑)ドルビーで圧縮したような平均化した音響でハリウッド映画の雰囲気はあったんだけどね。逆に雨音や足音がやたらとうるさい!
 編集では、笑える部分がかなりカットされていて、せっかく前回のレビューのカテゴリは笑いを選んだのに、笑えんって・・・おい。

別に笑いたくないやい!という人におすすめ。
(2004.1)

踊る大紐育(ニューヨーク) 1949 アメリカ
セントラル
ON THE TOWN
ストーリー  24時間の上陸許可をもらった水兵たちがニューヨークで女の子を見つけて楽しく遊ぶドタバタ・ミュージカル。
監督 ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン
出演 ジーン・ケリー フランク・シナトラ アン・ミラー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  とにかくドタバタ。だけど楽しいコミカルなミュージカル。3人の水兵はニューヨークを思いっきり楽しむために、まず女の子を探す。ミス地下鉄のポスターを見た彼らはその女性を追いかけるが、タクシーの女性運転手に一目ボレされたり、博物館の騒動でも一人見つけるが、肝心のミス地下鉄が見つからない。
 ピテカントロプス・エクレウスが面白かった。似ているんだもん。アングラ劇場での踊りは最高だと思ったんだけど、ルームメイトのブスな女の子が可哀想でしょ。音楽は最高だけど、ダンスが『雨に唄えば』ほどではなかったのが残念だ。

1949年アカデミー賞ミュージカル映画音楽賞
その他
(2006.1)

オドレイ・トトゥ in ハッピーエンド 2003 アメリカ/フランス/ドイツ
劇場未公開
Nowhere to Go But Up
ストーリー  NYにやってきた俳優志望のヴァレリーは脚本家ジャックの家の下で暮らし、日頃は清掃の仕事をしている。
監督 アモス・コレック
出演 オドレイ・トトゥ ジャスティン・セロー ジェニファー・ティリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★
コメント  フランスからやってきた少女。しかし、オーディションなどはドイツ語訛りでしゃべくりまくり。厨房のバイトをするときは中国語訛り・・・オドレイ・トトゥが面白すぎ。映像のセンスでは『アメリ』が最高なんだろうけど、彼女自身の風変わりな面白さはこちらが上かもしれない。
 彼女のホームレスにも似た生活態度や性格など、ジャックは脚本に取り入れ、それが当たってオスカー女優にまで・・・まぁ、ハッピーエンドなんだけど、終盤が急ぎ過ぎ。なんだよぉ〜て感じだった・・・はぁ・・・
(2008.6)

踊るマハラジャ★NYへ行く 2002 アメリカ/イギリス/フランス
劇場未公開
THE GURU
ストーリー  インド。ダンスを教える青年ラムーは『グリース』のトラボルタに憧れ、ニューヨークへと旅立つ。夢が叶うわけもなく、ポルノ映画に出演する。
監督 デイジー・フォン・シャーラー・メイヤー
出演 ヘザー・グレアム マリサ・トメイ ジミ・ミストリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  『ニューシネマ・パラダイス』のパロディのように『グリース』を映画館で観ていた少年がいつの間にかダンスのインストラクター。
 普通の俳優だと思って応募したけど、いきなりセックスシーン。共演はシャローナ(グレアム)だった。シャローナにはフィアンセもいる。しかしボッキ待ちも虚しく、すぐに俳優を変えられてしまう。
 その後、上流階級のパーティにバイトとして参加するが、インドの高僧の代役を演じ、踊り出したことが受けてしまう。そこで知り合ったのがレクシー(トメイ)。ベッドインしたら、彼女は“セックスのグル”として彼を称えてしまう。グルは意外と稼げる!と感じたラムー。シャローナに教えてもらいセックス・グルとして稼ぎ始める。
 しかし、「股間にビリー・ジョエルを」などと説法して、かかってる曲が「素顔のままで」なんて馬鹿げた設定。シャローナにはグルの仕事で利用しているとは言わず、レキシーにはポルノ映画を告げてない。完全な二重生活。結局はシャローナに利用していることがバレて気まずい雰囲気・・・そして彼女の結婚式が迫っていた。
 俺だったらポルノ女優のヘザー・グレアムよりもマリサ・トメイを選ぶのにな〜。クライマックスではTV局の生番組で真実を語りだしたり、結婚式で花嫁を奪うという『卒業』以来のおきまりパターン。まぁ男のほうがゲイだったというオチもあるけど・・・。それよりも洋ピンタイトルがいちいち笑える。
(2008.2)




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