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LOVERS 2004 中国
ワーナー
十面埋伏 HOUSE OF FLYING DAGGERS
ストーリー  唐の時代、朝廷は“飛刀門”という反乱軍に脅かされていた。官吏の二人リウとジンが牡丹坊という遊郭のNO.1がその一味であると睨み潜入捜査によりシャオメイを捕えるが。。。
監督 チャン・イーモウ
出演 チャン・ツィイー 金城武 アンディ・ラウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  『HERO』に続くチャン・イーモウの映像世界に魅了されました。
 ワダエミの衣装デザインも冴えていて、まさしく外国との交流が盛んだった唐の時代を象徴するかのようでした。『HERO』に見られた場面ごとの色のテーマも健在で、気に入ったのは遊郭の青のシーンと竹林の緑のシーン。この青と緑のイメージがラストの雪原のシーンへ上手く繋がり悲恋のストーリーを盛り上げるのだ。
 そして、やはり、チャン・ツィイーが美しい。もう男の目から見たら、これしかない。許してほしい。中盤の竹林で金城武が戻ってきたときに見せた涙はたまらなかったのだ(何が?)。
 ちょっとやり過ぎ感が漂っていたのが小刀の舞い。ブーメラン以上の回転を見せ、4人くらい平気でやっつけちゃう威力。これが何度も出てくるので、途中から慣れてしまいました。
見所は、小刀が竹に突き刺さるときの音だ!これは獅子脅しにも似たバンブービートだ。
(2004.8)

ラピッド・ファイア 1992 アメリカ
FOX
RAPID FIRE
ストーリー  美術学生のジェイクは麻薬組織内の殺人事件を目撃したために、組織とFBIの抗争に巻き込まれてしまう。ブルース・リーの息子ブランドン・リーが存命中に出演した最後の作品となった。
監督 ドワイト・H・リトル
出演 ブランドン・リー パワーズ・ブース ニック・マンキューゾ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  ブルース・リーの息子なのに時々銃を使います。無理してでも銃を使わないキャラにしてほしかったな。FBIのライアン警部なんて、ボーリングのピンを倒すのにも銃をぶっぱなしてるんだから。ストーリーは多少強引で、しかも不必要な部分もあるかと思いますが、、隠れたテーマである親子愛が若干感じられましたよ。
 すぐ裸になりたがるところや、小鼻をこする仕草なんかはお父様を思い出しちゃった(笑)
(2004.1)

ラブ・アクチュアリー 2003 イギリス/アメリカ
UIP
LOVE ACTUALLY
ストーリー  クリスマス前のロンドン、19人がそれぞれの愛を織り成す。
監督 リチャード・カーティス
出演 ヒュー・グラント コリン・ファース ビル・ナイ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  登場人物が異常に多いラブコメディー。またもや、自分の記憶力を試されるのでは、と心して鑑賞した。しかし、これは難しい群像劇なんかじゃなく、誰でも簡単にのめり込めるストーリーだった。また、音楽がいい!ジョニー・ミッチェルの歌をもっと聴きたかったんだけどな〜(青春の光と影は彼女のセルフカバーらしい。かなりジャジーに仕上がってた。)
 お笑いの小ネタも満載でした。首相スピーチのハリーポッターには笑った。一番笑えるのがエルトン・ジョンネタだったのだが、彼のゲイ疑惑について知らないとダメかも・・・
 ストーリーはコリン・ファースのエピソードが最高でしょ。
(2004.2)

ラブ&カタストロフィ 1996 オーストラリア
KUZUI
LOVE AND OTHER CATASTROPHES
ストーリー  メルボルン大学のミアとアリスはもう一人ルームメイトを探していた。アリに憧れるアリスだったが、彼の紹介でマイケルが同居人に決まりそうだった。
監督 エマ=ケイト・クローガン
出演 フランシス・オコナー アリス・ガーナー ラダ・ミッチェル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント  縦列駐車できるはずもないところへぶつけて停める。かなり大雑把な性格のミアと、「左利きで同じ映画の趣味を持つ男」に憧れるアリス。青春ものなのに、なぜこんなに画面が赤いのだろう。ドラッグにはまってるわけでもないし・・・リース教授が死んだからか?
 途中で時折見せる映画と気になる台詞の字幕。かなりの映画タイトルが出てきます。ドリス・デイが好きだというのも面白い。だけど、好きな映画を3つ挙げるシーンで、そんなに偶然はないでしょうに・・
(2005.5)

ラブ・オブ・ザ・ゲーム 1999 アメリカ
Uni=UIP
FOR LOVE OF THE GAME
ストーリー  ビリー・チャペルは20年間、デトロイト・タイガースのピッチャーとして活躍してきたが、球団からは引退、トレードを迫られ、恋人からは別れを告げられていた。
監督 サム・ライミ
出演 ケヴィン・コスナー ケリー・プレストン ジョン・C・ライリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ヤンキース対タイガース。タイガースにとっては消化試合でヤンキースにとっては地区優勝がかかる試合に先発登板のチャペル。サム・ライミ作品の主要人物JK・シモンズの鼻息が荒い。恋人ジェーンとの想い出がよぎり、出会い、娘の存在、手の負傷、最初の引退の危機、等々様々な葛藤を感じながら、淡々と投げ続ける・・・
 7回辺りでノーヒットだということに気づくというのは、完全試合、ノーヒットノーランに共通するんですね。どうしても、巨人の槙原の完全試合を思い出してしまいます。
 引退か現役かという去就問題と手の痛み。冷静ではいられなくなる雰囲気は良く表現していたように思う。内容を知らないでこの映画を観ると、つい驚いてしまうし、中年にさしかかった者にとっては勇気を与えてくれる。映画そのものより、自分の人生を思い直してみたら、感傷に浸れること間違いなし!ラブの意味は「愛」と「ゼロ」をかけているんでしょうね。

1999年ラジー賞主演男優賞ノミネート
(2005.5)

ラブ・ジョーンズ 1996 アメリカ
日活
LOVE JONES
ストーリー  カメラマンのアシスタントをくびになったニーナと詩と音楽好きのダリウス。最初のデートで彼らは結ばれるが、
監督 セオドア・ウィッチャー
出演 ラレンズ・テイト ニア・ロング イザイア・ワシントン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント  ブラック・ジャズにラップを乗せる。チャーリー・パーカーの話題が何度か会話の中に出てくるが、新しい芸術を目指すブラック・パワーを感じざるをえない。内容は単純な三角関係や浮気からヨリを戻すだけのつまらないものであるが、音楽の使い方、気の利いた台詞が非常に上手い。ブラック・アート系なんでしょうかね(そんなのある?)。
 ラブ・ジョーンズとは好きな相手に対して押さえられなくなる気持ちを意味するらしい。ラストの1年後というのは、出来すぎ・・・タイミングが悪いのかな。

サンダンス映画祭観客賞
(2004.6)

ラブストーリー 2003 韓国
クロックワークス=メディア・スーツ
THE CLASSIC
ストーリー  ジヘは演劇部のサンミン先輩に憧れているが、同じく彼にアタックするスギョンにEメールの代筆を頼まれる。そうしたある日、彼女の母親の残した日記と手紙を発見し、時を隔てた過去の初恋に胸踊らされるのだが、母の相手のジュナも現在の自分と同じ立場にいることを知った。。。
監督 クァク・ジョヨン
出演 ソン・イェジン チョ・スンウ チョ・インスン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  フンコロガシから恋は始まった。牛の糞で戯れる少年達に心惹かれてしまった母ジュヒの淡い初恋。そしておばけ屋敷・・・何とも笑ってよい場面なのかどうか、悩んでしまった。いや、このノスタルジックな雰囲気を出すほど彼らは幼くないでしょう。高校生がフンコロガシで遊んでいるなんて・・・
 『猟奇的』の続編であるかのように「カノン」がこれでもか、これでもかと流れてくる。そしてカノンをモチーフにしたような曲もしつこく・・・1968年と2003年のシーンが交互に出てくるのであるが、主人公の二役ということもあり、切り替えがスムーズでないような気がした。笑いたいのに笑えない雰囲気もどうにかしてほしい。テスの逆モヒカンヘアやオナラ曲当て、検便ネタなど・・・虚弱体質ですぐ倒れるシーンもそうだ。笑いと泣きが区別しにくい雰囲気が観客をおとなしくさせているのだ。そして、テスの逆モヒカン→丸坊主→逆モヒカン→丸坊主という短い期間でのこのシークエンスは、明らかな編集ミス。ここでおかしいなぁと考えてしまったら置いてけぼりを食らっちゃいます。
 せっかくベトナム戦争を扱っているのに上手く活かしきれていないし、「あれ?この人生きてたの?」なんて思わせるのはやめてほしい。中盤からオチは読めちゃったし・・・ううう。


(2004.1)

LOVE SONG 2001 日本
SPE
ストーリー  1985年、北海道。高校生の彰子がレコード店で尾崎豊の「十七歳の地図」を買おうとしたが在庫がなかった。店員の松岡が自分のレコードを彰子に貸して、それ以来彰子は松岡に恋心を抱く。。。
監督 佐藤信介
出演 仲間由紀恵 伊藤英明 原沙知絵
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  夏休みを利用して、東京に行ってしまった松岡を探す彰子。仲間由紀恵が可愛い。伊藤英明も無理に演技することなく自然体で会話するので演技が上手いように感ずる。他の俳優も自然体が生きていて、すべてアドリブで演技してるんじゃないかとも疑ってしまうくらいだ。
 いや、しかし、だからストーリーがつまらないんだってば・・・単に尾崎ファンのための映画・・・そんな感じがする。
(2004.9)

Love Letter 1995 日本
ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
ストーリー  婚約者藤井樹を亡くした渡辺博子は、彼が昔住んでいた小樽の住所に手紙を書いた。すると、不思議な事に返事が返ってくる。一方、同姓同名の藤井樹は知らない名前の人物から手紙が来る事に困惑する。
監督 岩井俊二
出演 中山美穂 豊川悦司 酒井美紀
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  何故か答案用紙の裏に書いた宮崎美子のCMシーンの落書きが印象的だ。豊川の口ずさむ「青い珊瑚礁」もいい。好きなシーンは浜中先生の記憶力!生徒の名前を全部覚えてるなんてすごいですよね。こんな先生なら生徒も幸せだ。それが図書係の少女たちに現れてるような気もする。「藤井樹カードゲーム」は面白すぎだ。

1995年日本アカデミー賞新人俳優賞(酒井美紀、柏原崇)、話題賞(豊川悦司)
同作品賞、助演男優賞、音楽賞ノミネート
1995年ブルーリボン賞主演女優賞
(2004.2)

ラブ・レター 1999 アメリカ
劇場未公開
THE LOVE LETTER
ストーリー  マサチューセッツ州の海辺の町で本屋を営むヘレンのもとへ熱きラブレターが届けられる。てっきり自分宛にきたものだと信じ、アルバイトの学生とつきあうことになるが、やがて母と祖母が・・・
監督 ピーター・チャン
出演 ケイト・キャプショー グロリア・スチュアート トム・セレック
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  離婚したヘレン。誰から来たのかわからないラブレター、とほのぼのした雰囲気。スピルバーグの妻ケイト・キャプショーも『インディー・ジョーンズ魔宮の伝説』から15年経つと、さっぱりあの面影がない。
 最後もイマイチよくわからないけど、海が見える窓がよかった・・・
(2005.2)

ラブ・レター パイランより 2001 韓国
シネカノン
FAILAN
ストーリー  出所したばかりのチンピラ、カンジュは偽装結婚した妻の遺体を受け取りに行く。カンジュはパイランというその中国人女性の人生を見つめなおすのだった。。。
監督 ソン・ヘソン 原作:浅田次郎
出演 チェ・ミンシク セシリア・チャン ソン・ビョンホ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  カンジュはどうしようもないチンピラ。一緒にその道に入ったヨンシクは組の親分だが、彼はヒラのヤクザ。元来が優しすぎる男なのだ。ギョンスの部屋の台所で小便する姿が面白かった・・・あと、カンチョーも。
 遺骨を引き取ってからのチェ・ミンシクは「これぞ男の演技!」という雰囲気出していて、よかったです。ラストは・・・こんなもんかな。
(2004.7)

ラベンダー 2000 香港
ツイン=キングレコード
薫衣草
ストーリー  恋人を亡くしたアロマセラピストのアテナの家の庭にエンジェルが落ちてきた。
監督 イップ・カムハン
出演 金城武 ケリー・チャン イーソン・チャン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★ ★★
コメント  冒頭からビジュアル重視の映像。出前一丁だらけの食品棚。何故か靴というサブテーマがある。亡くなった恋人の匂いが靴だなんて、ちょっと危険だ。テレビ、映画では匂いを感じることができないことを補うくらいの凝った映像表現。天使というのは性別がないため、男と感じることもないだろうに・・・と、やたらと入浴シーンがあったので、変な期待もしてしまった。
 しかしまぁ、最後にはバチカン往きの列車の中でラブシーン。人間になる前にそんなことが出来るというのもいい加減な設定かもしれない。脱いでいなかったので、セックスしなかったとも考えられるが・・・
 ラストのオチがあるおかげで救われた。
(2005.7)

ラヴェンダーの咲く庭で 2004 イギリス
日本ヘラルド映画
LADIES IN LAVENDER
ストーリー  第2次世界大戦前夜。イギリスの小さな港町で、一人の青年が海岸に漂着する。彼を看病するのは老女姉妹のアーシュラとジャネット。やがて彼がポーランド人のヴァイオリニストだとわかり・・・
監督 チャールズ・ダンス
出演 ジュディ・デンチ マギー・スミス ダニエル・ブリュール
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  ピアノマン騒動もようやく収束し、実は彼はピアノが弾けないことがわかった。もちろん、ダニエル・ブリュールも本当は弾けない・・・
 こんなにタイミングよく映画が公開されてるとは露知らず、ピアノマンに関しても、第二の若人あきら(我修院達也)くらいにしか考えていなかったものだ。そんなこんなで、また記憶喪失の映画なんだろうなぁ〜と単純に予想していたら、大間違いだった。2人の大物女優、マギー・スミスはアカデミー賞候補6回(内2度受賞)、ジュディ・デンチはアカデミー賞候補4回(内1回受賞)という輝かしい受賞歴と実力の持ち主。この2人に手厚く看護されるポーランド人青年アンドレア(ブリュール)は、次第に英語を覚え、ヴァイオリンの才能も認められていくストーリー。
 歳をとっても淡い恋心を抱くアーシュラ(デンチ)の演技には、とにかく心を揺さぶられる。そんな恋心などには全く感知できないほど純粋無垢な青年と、彼の前にドイツ語で話しかけてくるオルガ(ナターシャ・マケルホーン)が登場。彼女もまた謎めいた魅力を秘めていて素晴らしかった。こうして主軸の3人に1人の女性が中心になるのですが、オルガに恋してしまう医者やヴァイオリン(フィドル)を青年にあげてしまうアダムの存在にも感情移入させられるほど、細かな人物設定が秀逸です。町のバーや祭のときに必ず活躍するフィドル弾きアダム。ひょっとすると、自他ともに認める天才フィドル弾きだったかもしれません。「俺より上手い奴がいるのか・・・」と感じたに違いありません・・・
 あらすじを読むと大体の時代背景がわかるのですが、全く予習せずに観ると、最初は全くわからず、徐々に時代が大戦前夜だということがわかってきます(小出しに出てくる用語は、ロカルノ条約、徴兵、宣戦、スパイ等々)。さらに青年はポーランド人。ナチに迫害されたピアニストの映画『戦場のピアニスト』を思い出してしまうほどです。また、姉妹の過去や現在の家族構成についても、徐々にわかってくる仕掛が施され、物語に集中させられました。
 最も印象に残ったシーンは、姉妹で青年の髪を刈った後、アーシュラがそっと切った髪を拾う場面です。ここで終盤の展開を予想させられ、熱いものがこみあげてきました。
(2005.8)



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