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乱気流/タービュランス 1997 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
TURBULENCE
ストーリー  クリスマス・イヴ。再逮捕された逃亡犯ウィーバー(レイ・リオッタ)。4人の刑事たちに護送されジャンボ機に乗るが、もう一人の囚人が拳銃を奪い刑事を殺し、ウィーバーだけが残った。パイロット2人も殺され、少ない乗客とスチュワーデスだけで・・・
監督 ロバート・バトラー
出演 ローレン・ホリー レイ・リオッタ ベン・クロス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  レイ・リオッタの狂ったような殺人犯ぶりが凄まじい。ラジー賞候補しかないが、彼の演技でもってるようなもの。サイコ・ホラーの領域にも達していると思うが、ちょっと無茶な設定だったかもしれない。ビルに突っ込むジャンボはすごかったな・・・
 機内を燃やすなーー!

1998年ラジー賞主演女優賞、非人道・公共破壊貢献賞ノミネート
(2004.11)

ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン 2003 アメリカ
UIP
THE RUNDOWN
ストーリー  ボスのビリーに借金があるため賞金稼ぎから足を洗えない男ベック。ボスの命令で彼の息子トラビスをアマゾンから連れ戻すこととなった。簡単にトラビスを見つけたものの、秘宝ガトーのありかを知ったことから独裁者ハッチャーから狙われることとなってしまった・・・
監督 ピーター・バーグ
出演 ザ・ロック ショーン・ウィリアム・スコット ロザリオ・ドーソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  最近流行りの目がチカチカしそうな映像。正統派アクションをいくのなら、もっと目にやさしい映像にしてもらいたい。
 しかし、笑えるアクションアドベンチャーはいい。元はシェフであるザ・ロックもいいし、コメディ映画専門のSWスコットもいい。アリとタイソンのどちらが強いかという議論で抵抗軍と仲良くなったロック。心に残る会話だ。
 抵抗軍、革命軍、ゲリラといった組織は9.11以前は悪玉となっていたことが多かったが、これはどちらかというと善玉。クリストファー・ウォーケンの悪役ブリが弱いせいでわからなくなるけど、あきらかに善玉だ(笑)
 ワイヤーアクションやVFXに凝りすぎていて、もうちょっと長まわしがほしいところだけど、オプションA、オプションBを選べという上手い脚本は痛快だ。普通に観てたらシュワちゃんのカメオ出演に気づかない・・・

2004年MTVムービーアワード格闘シーン賞ノミネート
(2005.10)

ランド・オブ・ザ・デッド 2005 アメリカ/カナダ/フランス
UIP
LAND OF THE DEAD
ストーリー  突如死者が甦り、世界中に蔓延しつつあったゾンビ。カウフマンをボスとした支配者層と貧困層に区分けされた町にゾンビが襲いかかる。
監督 ジョージ・A・ロメロ
出演 サイモン・ベイカー デニス・ホッパー アーシア・アルジェンド
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  亜流ゾンビ映画の進出が目覚しくなり、元祖ゾンビ監督が怒りとともに立ちあがった。
 ゾンビ3部作を世に送り、ゾンビものに関してはやりつくしてしまったかのようなロメロ監督だったが、社会派の要素と学習する能力を備えている進化したゾンビを新たに作りあげました。元来、彼の作風には「ゾンビより怖いのは人間そのものだ」という暗喩を込めた要素が感じられましたが、今作では更に拡大する貧富の差といった社会悪や、テロリストを生み出す支配者層の悪をも風刺しているように思われます。
 ゾンビが誕生する原因や説明調の描写といった小賢しい手法は一切取らず、観客をいきなり恐怖に陥れるパターンは健在であり、これはゾンビファンにとっては嬉しい限りです。花火が好きだという設定や、徐々に学習して知能を携えていく姿ということによって、ほんの少しですが、ゾンビに対しても感情移入してしまいました。これは、ゾンビよりもカウフマン(デニス・ホッパー)をやっつけてしまいたくなる脚本のおかげでしょう。
 昨年のリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』では、ただ逃げ出したくなるような恐怖映像だけでしたが、今作では面白さ、グロさ、爽快感までもが味わえます。ヘソピアスを食いちぎるといった映像や、首がないと思ったら後に繋がっていただけだったり、学習したと言ってもマシンガンの扱いがわからなかったり・・・そして、人類とゾンビはこのまま共生していけるのではないかと考えさせられる場面もありました。そして、顔の右半分が火傷でただれている相棒のチャーリーの存在も、醜いゾンビに対する偏見をなくそうという意図があったのかもしれません。
 好きなキャラはチョロ(ジョン・レグイザモ)と、マシンガンを持った黒人ゾンビ。ゾンビ化しても悪い奴を倒そうとする意気込みに惚れました・・・
(2005.8)

ランド・オブ・プレンティ 2004 アメリカ/ドイツ
アスミック・エース
LAND OF PLENTY
ストーリー  10年ぶりに単身アメリカに帰ってきた20歳のラナ。たった一人の肉親である伯父に会い、殺されたホームレスの遺体を兄のもとへ届ける旅に出る。
監督 ヴィム・ヴェンダース
出演 ミシェル・ウィリアムズ ジョン・ディール ウェンデル・ピアース
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  ありゃ・・・テロリストじゃなかったのか・・・と、キョトンとした表情のポールの目は、同時多発テロの速報を聞いた時のブッシュに似ていた。
 ポール(ジョン・ディール)はベトナム戦争の後遺症が9.11以降に再発してしまった。誇り高きアメリカの国を自分一人で守ってみせる。ケータイの着メロだってアメリカ国家だ。未だに陸軍に所属していると勘違いしてか、監視カメラ付きのバンには武器だって何でも揃っている。「ベトナム戦争だって、アメリカが勝ったんだぜ」などと、大いなる勘違いを姪のラナ(ミシェル・ウィリアムズ)に得意気に話すのです。ターバンを見たらテロリストと思え!が信条なのかもしれません。しかし、警察に捕まったこともなさそうな、善良な市民である一面も見せ、どうしても憎めないキャラクターの男でした。
 そんな伯父さんの言葉に耳を傾け、たった一人の肉親を暖かく見守るラナ。伝道活動を続けていた親とともにアメリカ、アフリカ、パレスチナと移り住んできた彼女は、9.11というアメリカの災難を異国で過ごしてきたことさえ悔やんでいた心優しい20歳の女性。報復することに疑問を感じ、ボランティア活動を続けているのです。スピルバーグの『ミュンヘン』のように残虐シーンから問題提起するのではなく、愛することから平和を訴える象徴的なキャラクターだと思います。
 脇役でも光ったポールの部下であるジミー(リチャード・エドソン)が好きです。ポールの命令を忠実にこなし、飄々とした態度は微笑ましく感じました。しかし、ポールがトラウマによって暴走することにも付き合い、疑問を感じてなかったのか?などと、つっこまないほうが良さそうです。ガキ大将の腹心なんてこんなものです・・・
 後半、ヴェンダースお得意のロード・ムービーとなりますが、車の中だけは家族愛を感じられる空間でした。カリフォルニア州の田舎の道は彼らが歩んできた波乱万丈の人生を象徴するような荒涼感を描き、アメリカ万歳精神が薄れていく旅でもあったかと思います。また、屋上のシーンが3回登場しますが、ラナが伯父とめぐり合えたことの喜び、殺人事件への不安、アメリカの未来を見つめる場面と、それぞれラナの心理描写が巧みに表現されていたと思います。
 戦争、テロ、報復など、訴えていることとは裏腹に、爽やかな印象でエンディングを迎える映画。ミシェル・ウィリアムズの魅力も満載だ。
(2006.2)

ランナウェイ 1997 アメリカ
ギャガ・ヒューマックス
MONEY TALKS
ストーリー  詐欺師のフランク(タッカー)は落ち目のTVレポーターであるジェームズに取材を申し込まれる。しかしフランクは間違って逮捕。凶悪犯の脱走事件に巻き込まれて警察にも追われるハメに・・・
監督 ブレット・ラトナー
出演 クリス・タッカー チャーリー・シーン ポール・ソルヴィノ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  クリス・タッカーの顔が笑える。爆裂トークだけ見てるとエディ・マーフィの二番煎じのような気もしてならなかった。

1997年ラジー賞ワースト新人賞(タッカー)ノミネート
(2006.2)

ランボー 1982 アメリカ
東宝東和
FIRST BLOOD
ストーリー  ベトナム戦争でグリーンベレーとして活躍した男が戦友の町へやってきたが、警察の嫌がらせを受け、怒りを爆発させる。。。
監督 テッド・コッチェフ
出演 シルベスタ・スタローン リチャード・クレンナ ブライアン・デネヒー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ランボーシリーズの中で唯一社会問題を浮き彫りにした作品。ベトナム帰りの戦士たちには様々な精神的苦痛があるとこうことがよくわかる。戦争批判にまではなっていないが、帰還兵に対する冷たい目をいうものが根強く残っていたのでしょう。最後の告白シーンには思わず感動してしまいました。
 アメリカではこのタイトルが良くなかったらしく、2作目からは日本語タイトルを真似てRANBOと変えたらしい。
(2004.4)

ランボー2 怒りの脱出 1985 アメリカ
東宝東和
RAMBO: FIRST BLOOD PART II
ストーリー  強制労働させられていたランボーはベトナムに残っている捕虜の証拠を掴むという任務で呼ばれる。
監督 ジョルジ・バン・コスマトス
出演 シルベスタ・スタローン リチャード・クレンナ チャールズ・ネイピア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★
コメント  アメリカ愛国精神とベトナムへの反省がないB級作品に成り下がってしまった。冷戦も終結、強敵がいなくなったアメリカは新たな敵を探し求め模索している心が表れているのだろうか。ロシア兵のみならず、ベトナム兵を大量に殺戮するランボー。何を恨んでいるのかしらない。最も憎いのは司令官のはずなのに、最後のセリフも「国のために戦ったのに迫害される」といったことを嘆いていただけだ。
 1作目が良かっただけに、図に乗っているとしか思えない。ベトナム戦争に懲りてなく、まだまだベトナム兵を殺してしまいたい気持も表れているのだろうか、それよりも、ランボーが一体誰に対して怒って行動しているのかが最初から理解できないのだ。こんなわけのわからない脚本を書くジェームズ・キャメロンというのも理解できない。ただ、ベトナム女性コー(ジュリア・ニクソン)がなかなかいい表情(だけどラジー候補)。

1985年ラジー賞作品賞、主演男優賞、主題歌賞
同監督賞、助演女優賞、新人賞(ニクソン)ノミネート
(2008.5)

ランボー3 怒りのアフガン 1988 アメリカ
東宝東和
RAMBO III
ストーリー  アフガニスタンにおいてソ連が侵攻を続ける中、トラウトマン大佐が捕まった。救出するため、ランボーはゲリラ部隊の2人とともに砦に侵入するのだが・・・
監督 ピーター・マクドナルド
出演 シルベスタ・スタローン リチャード・クレンナ カートウッド・スミス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★ ★★
コメント  前作でのベトナム側の案内人コーのペンダントをしっかり身につけていたことが救いだと思ったのに、違うペンダントだった。。オープニングでバンコクの地下闘技場にてトラウトマン大佐がランボーをチェック。アフガニスタンの現状を調査するのを手伝ってもらいたかったのだが、大佐は単独行動。そして囚われの身となってしまう。
 ソ連の非道なアフガン侵攻。それを告発するかのようなドキュメントでもあり、前作のB級内容からは一変。当時としてはタイムリーな内容でもあるけど、21世紀に入って、次はアメリカがアフガン戦争を始めたというのはなんとも皮肉。アレクサンダー大王、チンギスカン、ソ連、アメリカと侵略され続けてるんだな・・・
 クライマックスでは派手なアクションからゲリラ部隊が救援に来るシーンがよかった。しかし、最後の雰囲気は西部劇そのまんまだなぁ・・・

1988年ラジー賞主演男優賞
同作品賞、監督賞、助演男優賞(クレンナ)、脚本賞ノミネート
(2008.5)

ランボー 最後の戦場 2008 アメリカ
東宝東和
RAMBO
ストーリー  タイで静かに暮らしていたランボー。そこへアメリカからミャンマーにボランティアに行きたいというキリスト教支援団がやってくる。ボートで国境を越えたが、数日後、支援団が拉致されたと知らせが・・・
監督 シルベスタ・スタローン
出演 シルベスタ・スタローン ジュリー・ベンツ ポール・シュルツ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ブラックスネーク、カモン
 オープニングから生々しいミャンマー軍事政権による虐殺の爪痕を映し出す。ドキュメンタリー映画なのか?と思わせるほど・・・と、本編が始まったら、これはこれでまた残酷な殺戮。軍事政権の無差別な殺戮がリアルすぎて目を閉じてしまいたいくらいなのです。ついつい頭を下げてしまう観客もいるのかもしれません・・・
 ランボーシリーズに幕引きするためにスタローンが自ら監督をすることになってしまったようですが、愛国心いっぱいの男とか戦地にしか生きられない男というイメージはすでになく、人間らしく生きることを選択した男ジョン・ランボー。タイのジャングル奥地の村で、獲ったヘビを売ったりして静かに生活しているのだ。地下闘技場で格闘なんてのもやらない。“コブラ”にこだわりを持っていたところが愛らしく、コブラをバカにされると怒り出す可能性もあったが・・・。
 1作目は別格として、2、3作目と違っている点は、トラウトマン大佐が出てこないことと、同じ救出劇を扱っていても対象は民間人だというところ。ボランティアでミャンマー入りしたキリスト教支援団が帰国しないという知らせを受け、5人の傭兵たちと再度川を上るのだ。「危険な地域に行っちゃいけない」という戒めはランボー自身も傭兵も口にしたことであるけど、サラ(ジュリー・ベンツ)の熱意に負けたのだ。「世界を変える」と主張していた彼女の影響によって“live for nothing or die for something”という選択肢を傭兵たちに迫るところは、傍観者的に観ているわれわれにとってもグサリと胸を打つはずだ。
 ストーリーは単純そのものだけど、ミャンマーでの生々しい無差別殺戮は夢にまで出てきそうな迫力映像。サタスマの吾郎ちゃんが「ホラー映画」だと評していたのも納得。まるで『ブレインデッド』です。ゾンビと人間という違いだけのスプラッター映画なのかもしれません。しかし、そんな作風でもあるのに、いつもと違うスタローンの心意気が伝わってくるのです。エキストラにも実際のカレン族の難民や元ミャンマー兵士を起用するという徹底ぶり。単に強い男を描く映画ではない!と思う。

 2008年5月。ミャンマーはサイクロンの被害を受け、数万人の死者も出た。スタローン自身もミャンマー軍事政権の悲惨な状況を世界に訴えるための映画を作ったのだし、政府の対応の悪さにはまた怒りをぶつけています。
 
(2008.5)

乱歩地獄 2005 日本
ストーリー  江戸川乱歩の未映像化作品をオムニバスで。
監督 4人の監督
出演 浅野忠信 成宮寛貴 松田龍平
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★
コメント  ぼっ、ぼっ、ぼくらは浅野忠信団♪
 江戸川乱歩は好きです。小学生の頃、少年探偵団シリーズばかり読んでいたため、クラスの読書冊数コンテストで1位を取ったこともありました。同級生からは「すげーっ」と声があがりましたが、「とにかく、本を読むことはいいことだ」とおっしゃった担任の先生が引き攣ったような笑顔を浮かべていたことが印象的です。しかも当時、NHK連続ドラマ『明智探偵事務所』が放映されていたこともあり、原作との違いを同級生に説明する少年kossyは鼻高々だったのだと思います。
 この『明智探偵事務所』の主人公・明智小五郎を演じていたのは夏木陽介であり、怪人二十面相は米倉斉加年。この2人がぴたりとイメージ通りの人物像を作り上げ、今でもこの2人がベストのキャスティングだったと思っています(刷り込まれてるのかも)。そして、キャスティングのいいイメージが崩れ落ち、明智小五郎像をぶち壊してしまったと感じたのが天知茂です(しかもこのシリーズがまた多い・・・)。もしかしたら彼のせいで、江戸川乱歩人気が衰退していったのではないかと疑ってしまうほどなのです。
そんなこんなで、この『乱歩地獄』では明智を浅野忠信が演じています。さすがに天知茂よりはいい感じですが、二十面相にもピタリと当てはまりそうな不思議な俳優さんです。
 この作品、4人の監督によるオムニバスなのですが、どの作品も耽美的、幻想的、不条理の世界を映像中心に見せてくれます。
【火星の運河】監督:竹内スグル
 浅野忠信の全裸。なぜか肉体美を感じさせない彼の病的な後姿が火星のような背景とバランスが取れている。実験的な映像、激しく切り替わるシーン、とても耐えられないと思ったのも束の間、エンディングを迎える・・・ホッとした。10分もなかった。
【鏡地獄】監督:実相寺昭雄
 鏡を多用した映像。テロップもすべて鏡に映したような反転文字。同監督の『姑獲鳥の夏』でも気になっていた傾いた映像。あのときは全体の3割程度だったような気がしますけど、この作品では全体の9割は傾いていました。しかし合わせ鏡の効果を上手く利用して、絶妙な構図のバランスとなっていました。この「鏡地獄」の出来がよかったので、うぶめにも取り入れたんじゃないでしょうか・・・
 彫金師を演じた成宮寛貴の狂気の表情がとてもよかった。彼はこんな役もできるんですね〜
【芋虫】監督:佐藤寿保
 この話も読んだことがあるのですが、文章にしたほうが迫力があったように記憶している。なにしろ差別用語のオンパレードなのです。その言葉に圧倒された。それをこの作品では映像よりむしろ演技力に求めたと思われます。大森南朋の演技も迫力あるし、艶かしいセックスシーンも不気味さを内包している。時折、心の声がテロップに現れるときにその迫力が増してゆく・・・
 どうも『ジョニーは戦場へ行った』とダブってしまいますね。
【蟲】監督:カネコアツシ
これだけはちょっといただけなかった。ケータイを使った時点でダメ。さすがに最後だけはゾッとしたけど・・・
(2004.4)

ラン・ローラ・ラン 1998 ドイツ
コムストック=パンドラ
LOLA RENNT[独] RUN LOLA RUN[米]
ストーリー  ローラのもとに恋人マニから電話が掛かる。ボスの10万マルクをなくしてしまい、12時までに金を作らないと殺されると言う。悲痛な彼の叫びを聞いたローラは金を工面するため銀行へと走る、走る、走る。。。
監督 トム・ティクヴァ
出演 フランク・ポテンテ モーリッツ・ブライブトロイ ハイノ・フェルヒ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント 【ネタバレ注意】 
 うわっ!これ面白いわ。
 エンドロールも逆だし。。。実験的な映像満載ですね〜〜ま、個人的見解では走るだけでも面白いと思ったのですが、ここまで凝ってるとは予想がつきませんでした。
 普通のタイム・パラドクスを扱ったSFならば「こうなって、ああなって」なんて考えさせられるんだろうけど、これは身体を動かし、心拍数・体温を上昇させて映画と一体感を味わってみるともっと楽しいかもしれない。『タイムマシン』だと、どんなに頑張っても同じ結末になっちゃうのに、これはこれでいいのかも。
 この手の音楽はそれほど好きではないし、3本目のストーリーがハッピーエンドに向かい過ぎていてちょっと不満だが、それでも合格点ですよね。息をつく暇もないけど81分に見事にまとめ上げられているのも素晴らしい。ドミノ倒しの日本語もいい!『ブリキの太鼓』のような叫び声もいいかも・・・(マジかよ)

1998年ヨーロッパ映画賞作品賞ノミネート
1999年英国アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
(2004.2)


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