レイヤー・ケーキ | 2004 イギリス SPE LAYER CAKE |
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ストーリー | 麻薬ディーラーとして英国裏社会で稼いでいた男。好調なうちに引退しようと決めていたところへ、ボスのジミー・プライス(クラナム)から仕事の依頼が入る。 | |||
監督 | マシュー・ボーン | |||
出演 | ダニエル・クレイグ | コルム・ミーニイ | ケネス・クラナム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 仕事の依頼は大物エディ・テンプル(マイケル・ガンボン)の娘チャーリーを捜すこと。しかし彼女は白い粉に夢中になっているというのだ。 冒頭からダニエル・クレイグの語り。淡々と麻薬ビジネスのことを語り、21世紀型ブリティッシュノワールが進む。 なんだか面白くない・・・と思っていたら最後にはいきなり!!暗黒街から抜け出すってのは難しいってことですね。やくざと一緒だ。 2004年英国アカデミー賞新人賞(マシュー・ボーン)ノミネート (2007.11)
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レオポルド・ブルームへの手紙 | 2002 アメリカ ギャガ・コミュニケーションズ LEO |
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ストーリー | ミシシッピ州の刑務所から15年の刑期を終えて出所してきた男スティーヴン。彼はレオポルドという少年と手紙のやり取りが心の支えとなっていた。 | |||
監督 | メヒディ・ノロウジアン | |||
出演 | ジョセフ・ファインズ | エリザベス・シュー | ジャスティン・チャンバース | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 映画は個々の世界がそれぞれ進行。出所した男スティーヴンはダイナーで働くが、殺人犯とも思えぬくらいに真面目に働く。オフのときには小説を書いているようだ。 レオポルドは生まれる前から罪の深さを感じてしまっていた。大学助教授の父ベンが浮気してるんじゃないかと疑った母親メアリ(シュー)は悲しみから抜け出すため、家に来ていた塗装工と関係を持ち、妊娠してしまったのがレオポルド。しかしベンと娘は交通事故で死亡。そのショッキングな知らせが陣痛を引き起こし彼が産まれたという経緯。 学校では先生から「誰にでもいいから手紙を書け」という課題。友達もできない無口な少年は相手に囚人を選ぶ。スティーヴンは少年が自分に似てると思い、それを正しい方向へ導くために本を書いていたわけだ・・・ 罪深い少年レオポルドのストーリーは、実はスティーヴン(ファインズ)の過去そのもの。本当に手紙のやりとりをした少年はいたのか?などと考えると整合性が失われそうにもなってしまうパラドクス。全てスティーヴンの出来事なのだと考えれば納得もできる。 それにしても母親が全ての原因を作ってしまった。ベンと娘の死はその罪とは関係ないものだけに、母親も悲しい人なのだ。「あなたはぼくを殺し、ぼくは奴を殺した」と面会にきたメアリに告げるところで、全てをやり直そうとするスティーヴンの心がわかる。縁を切ってしまうことも彼の優しさの一面なのであろう。 塗装工の男は種なしだったわかったのに、母と息子の関係が修復できないこと。それにトリッキーなサプライズによる効果があまり感じられない(途中で気付いてしまう)こともあって、それほどのめり込めない作品だった・・・それでもダイナーの経営者役のサム・シェパードがなかなか良かった。 (2008.2)
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