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レプリカント 2001 アメリカ
SPE
REPLICANT
ストーリー  子を持つ母親ばかりを連続して殺す残虐な殺人犯トーチ(ヴァンダム)。彼を捕まえるためにNSAは毛髪からトーチのクローンを作り出し、テレパシーの技能をつけて調査する・・・
監督 リンゴ・ラム
出演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム マイケル・ルーカー キャサリン・デント
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  レプリカントといえば、『ブレードランナー』で生まれた言葉。クローン人間的な使い方だと思っていたのに、殺人犯を複製して本物を捕まえるなんて発想はすごいぞ!しかも戦わせる目的じゃなくて(結果的には戦っていたが)、行動パターンをテレパシーによって読むんだからすごい。思いつかないですよ・・・
 まぁ、キャッチコピー通り、「ヴァン・ダムを殺せるのはヴァン・ダムだけ!」ということだったんですかね。B級映画で活躍うるマイケル・ルーカーも良かったし、それほど飽きさせない展開は良かった。徐々に刑事ジェイク(ルーカー)に親近感を覚えていく様子とか、言葉を覚えていく様子とか笑えるところもあったし、最終的にはターミネーターみたいになって・・・大爆発〜
 で、覚醒して好きになる女性が娼婦なわけね(笑)
(2007.2)

レボリューション6 2002 ドイツ/アメリカ
SPE
WAS TUN, WENN'S BRENNT?
ストーリー  1987年、ベルリンの壁崩壊前に、若者6人のアナーキストがしかけた爆弾が不発に終わる。15年後、突如タイマーが動き爆発、2人が負傷する。6人のうち2人が暮らしていた過去のアジトにも捜査の手が及び、証拠品を押収されたため仲間に連絡をとることに・・・
監督 グレゴー・シュニッツラー
出演 ティル・シュヴァイガー マーティン・ファイフェル セバスチャン・ブロムベルグ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  イギリスやドイツの映画によく見られるスタイリッシュな映像と編集。過去の悪事が露見する恐れと15年の歳月が6人の心の変化を上手く表現している。中には弁護士もいたりと各々成功している彼らにとっては過去の罪が暴かれたのではたまらない。そして、短絡的に警察へと進入して写ったフィルムを奪おうと計画。
 舞台は西ベルリン。「資本主義者をつぶせ!」と叫ぶ反体制の若者だったが、単に不満をぶつけるだけのアナーキーな過激派であり、東西ドイツ統一にからむ思想はまったくない。大人になれば保身のために過去を消そうとする者と、常に社会に抵抗する者とが対比される。そして、警察に進入することが不可能だと知ると、爆弾をしかけて証拠を消そうと15年前を思い出して・・・
 脚を無くしたホッテの迫真の演技もみものです。「左と右の闘いは終わった。今は勝ち組と頑固な負け組の戦いだ」というシビアのお言葉・・・かと言って、ひ弱な負け組にはなりたくないなぁ・・・
 クライム・ムービーではあるが、なぜか清々しい気持ちにさせてくれる青春映画。たまたまではあるけど殺人だけはしない!言葉にはなってないが、ここが救いだな。
(2005.3)

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
2008 アメリカ/イギリス
パラマウント
REVOLUTIONARY ROAD
ストーリー  1950年代のコネチカット州。レボーショナリー・ロードと名付けられた町に住む若いウィーラー夫妻は2児も授かり不自由なく暮らしていたように思われたが、夫フランクがセールスマン人生に嫌気をさしていたこともあり、妻エイプリルが「パリで暮らしましょう」と提案したことに乗り気だった・・・が、ひょんなことからフランクの昇進話が持ち上がり・・・
監督 サム・メンデス
出演 レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット キャシー・ベイツ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  乗りかけた船には乗ってしまえ・・・沈没することを恐れずに・・・
 『タイタニック』以来の再共演となるレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。嫌気のさしている生活から逃れ、新しい人生を切り開くためにコネチカット州のレボーショナリー・ロードの家を手放してまでパリに住もうと計画する。しかし、妻エイプリルの妊娠、夫フランクのひょうなことから昇進の話によって・・・
 飛行機で行けば妊娠なんて関係ないだろうに!とつっこみたくても、時代は1950年代。長い船旅には辛いことなのか、よくわかりませんでしたが、現在の生活の不満から逃れたいがために妻がパリに憧れている様子や、夫の仕事に対する態度などは当時としては風変わりであったとしても伝わってきました。ただ、子供がすでに2人いるという意味がわかりませんでしたが・・・
 夫婦で見てもらいたいというコメントがあちこちで聞かれるのですが、現在の不況下における就業事情などとも比べると興味深いところがありました。平凡だけど、暮らしを支えるには十分な職場。レボーショナリーという言葉が象徴するように、かつて女優の夢を追いかけて挫折した妻の立場も考えると、茨の道を歩むことより安定した生活を選ぶのが賢明であると思うのが現代人なのかもしれません。30歳前後というと、夢をとるか生活をとるかを選択できる、ぎりぎりの年齢なのも巧い設定です。
 夫の浮気や妻のよろめきなどのエピソードも絡んできますが、このディカプリオとウィンスレットの葛藤と感情を噴出させるシーンに迫力がありました。とても『タイタニック』の二人とは思えないほどの演技力。大女優キャシー・ベイツがかすんで見えるくらいです。個人的にはその息子であるジョン(マイケル・シャノン)の不気味ではあるが核心をつくキャラに圧倒されてしまいました。
 監督はサム・メンデス(ウィンスレットの旦那)。ハッピーエンドになるわけありません。自己堕胎しようとするなど、レイティングが必要だと思われるくらいですが、共和党から民主党へと変わったアメリカを人工妊娠中絶の是非と言う点で描きたかったのか。素直に病院で処置していれば・・・などとも考えさせられる。
 などと、実は小難しいことは何も考えずに観ていたのですが、50年代の音楽がとても良かったと感じたのです。気になったのはダンスホール(?)でドラマーがボーカルをとっていたスティーヴ・コヴァック・バンド。演じているのはダフィ・ジャクソンという方(クレジットでなんとなく確認)らしいのですが、気になります・・・
(2009.1)








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