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恋愛時代 1954 イタリア
イタリアフィルム=NCC
GIORNI D'AMORE
ストーリー  アンジェラとバスクアーレは隣人同士で結婚間近。結婚すれば境界の溝も使えると考えていたのに折り合いが上手くいかず、その上、両家に金がないため、2人を駆け落ちさせようという動きまで・・・
監督 ジョゼッペ・デ・サンティス
出演 マリナ・ヴラディ マルチェロ・マストロヤンニ リュシアン・ガラ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  貧乏が愛を救う。
 世間体を気にするあまり、両家はいがみあってる芝居をするが、そのうち本気でケンカするようになって結婚を認めない考えに変わってしまう。窓から愛の台詞を交わしたり、家族同士で罵倒したりと、日本のホームドラマでも見かける下町の雰囲気。美しい自然の風景と対照的にアメリカの話や軍人を描いたりしてますが、貧乏であっても平和な世の中がいいと訴えてますね〜
 海岸のシーンで、マリナ・ヴラディの見せる腋毛が美しい。
(2005.4)

恋愛寫眞 Collage of Our Life 2003 日本
松竹
ストーリー  かけだしのカメラマン瀬川誠人は3年前に別れた恋人里中静流から手紙を受け取る。しかし、同時期に彼女が死んでしまったという噂も耳に入り、残された写真を頼りにNYへ旅立つ。
監督 堤幸彦
出演 松田龍平 広末涼子 小池栄子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★
コメント  松田龍平はしゃべらない方がいい。パントマイムから始めて演技力をつけてからメジャー映画に出るべきだ。それと、延々と英語で語るナレーションがうざったくてしょうがなかった。これほどひどい発音の男優は右に出る者はいないだろう。特にthの音とs、zの発音が全く同じなのだ。それと、「大学では彼女は有名[notorious]だった」という台詞があったけど、そんなに悪名高い女子学生だったの??不倫のネタはわずかだったのに。。。
 戦争反対とか、平和を唱えることに反感を持っているような内容にも納得いかない。自分の身を守るためには拳銃が必要ってことなのね。
 写真はどれもこれもとても素晴らしいものであり、音を消して観ればいい映画に思えるのかもしれないな。写真を撮りたくなってきた!
(2004.8)

恋愛小説家 1997 アメリカ
COLTRI
AS GOOD AS IT GETS
ストーリー  潔癖症、神経質、そして偏屈な小説家メルビンとバツイチ子持ちのウェイトレス、キャロルが織り成す不器用な恋愛模様。
監督 ジェームズ・L・ブルックス
出演 ジャック・ニコルソン ヘレン・ハント グレッグ・ギニア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  画商キューバ・グッディングがいいじゃないですか。登場人物の中でもかなりのアクセントになって引き締まってますね。他には犬のバーテルですね。
 「男から理性と責任感を取り除けば女性になる」って、笑っていいものかどうなのか・・・こういう台詞を吐かせるとニコルソンは天下一品だなぁ。女に目覚めるグレッグ・ギニアも熱演だと思うけど、ニコルソンがオスカー取るほどの演技してるかは疑問だ。恋したことがない男を演ずるのは難しいと思うのに・・・逆に『恋愛適齢期』のほうがピタリときている。

1997年アカデミー賞主演男優賞、主演女優賞
同作品賞、助演男優賞、脚本賞、編集賞ノミネート
1997年ゴールデングローブ賞作品賞、男優賞、女優賞
その他
(2005.3)

恋愛睡眠のすすめ 2005 フランス
アスミック・エース
THE SCIENCE OF SLEEP
ストーリー  仕事も恋愛も不器用な青年ステファンは、父の死を機に母のいるパリへ帰郷する。彼の隣りに引っ越してきたステファニーに恋をして、夢の中で恋愛成就させるのだが・・・
監督 ミシェル・ゴンドリー
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル シャルロット・ゲンズブール ミュウ=ミュウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★
コメント  イラストレーターとして母に仕事を紹介してもらったつもりだったステファン。職場ではヌードカレンダーの写植貼りと週刊スキーの仕事。だけど、彼の描くイラストは世界の大惨事・・・
 家に帰れば、ステファン放送局で夢を作るための独特世界を演出する。隣人とは思われたくないので、一旦階下へ降りてから自室に戻る・・・それを見られたため、ステファニーも友人ゾーイもおかしな人だと認識してしまう。
 発明家だった父の影響と、幼き頃から夢と現実のはざまを彷徨ってしまう青年ステファン。クレイアニメーションのような、モンティ・パイソン風であるかのような幻想的な映像。純情すぎる28歳男性であることや、同僚ギイがセックス好きであることもその対比を一層際立たせている。「70歳になったら結婚してくれる?」というセリフが妙に印象的だ。
 ガエルの作品群の中では最も面白くなかったし、シャルロットにしても彼女の魅力が全く引き出されてない(もっとエロくなきゃ・・・)。

2006年ヨーロッパ映画賞 芸術貢献賞
(2008.11)

恋愛専科 1962 アメリカ
WB
LOVERS MUST LEARN  
ROME ADVENTURE
ストーリー  女子大教師のプルーデンスはイタリアへ行き、古文学研究家のアルバートと紳士ロベルトと仲良くなる・・・、
監督 デルマー・デイヴィス
出演 トロイ・ドナヒュー スザンヌ・プレシェット ロッサノ・ブラッツィ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  下宿先ではアメリカ人留学生ドンと意気投合して、イタリア旅行を楽しむことになる。惹かれてはいくけど、周りからはひと夏の経験など無理な女性だと諭される。
 やっぱりローマはベスパの二人乗りがよく似合う。ロミオとジュリエットの真似をするシーンで観光客が大喜びのシーンは素敵。全体的に観光ムービー。ボーっと眺めてるだけでイタリア旅行している気分になれる。
 画家リタという恋人がいることを教えられたプルーデンス。アメリカに帰る決心をする彼女だったが、意外にも・・・
(2006.3)

恋愛適齢期 2003 アメリカ
WB
SOMETHING'S GOTTA GIVE
ストーリー  54歳の劇作家エリカが別荘で静かに執筆しようとしていたところへ娘がボーイフレンドを連れてやってきた。。。
監督 ナンシー・メイヤーズ
出演 ダイアン・キートン ジャック・ニコルソン キアヌ・リーヴス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント ダイアン・キートン様、素敵な演技をありがとう。
ジャック・ニコルソン様、未だに『シャイニング』のイメージで見てしまいごめんなさい。
キアヌ・リーヴス様、恋愛映画は苦手そうですね。
アマンダ・ピート様、今後注目させてくださいね。
フランシス・マクドーマンド様、『ファーゴ』での演技は忘れていました。ごめんなさい。
ナンシー・メイヤーズ様、コッポラの娘より先に女性監督賞獲ってくださいね。年を取っても恋愛することが可能だと教えてくれてありがとうございます。
(2004.3)

恋愛の目的 2005 韓国
エスピーオー
RULES OF DATING
ストーリー  高校教師ユリムは教育実習生ホンにアタック。
監督 ハン・ジェリム
出演 パク・ヘイル カン・ヘジョン イ・デヨン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  セクハラから始まる恋もある・・・
 序盤は高校教師が教育実習生に対してセクハラする物語。どんどんエスカレートして、言葉によるセクハラから実力行使まで・・・この時点で疲れ果ててしまったら、後半の意外な展開を楽しめないかもしれません。R18指定となっているのはセックスシーンの過激さではなく、セクハラの過激さ・・・そしてそれがある程度肯定的だからなのかもしれません(不明)。
 日本でも三面記事を賑わせている現職教員による性的不祥事。教師が聖職であるなんてのは理想に過ぎず、韓国においても同様であって、教育現場の裏側を見せてくれたような気もします。とは言っても、生徒には被害は及んでいなかったのだから、その点は倫理に反していないのですが・・・
 結局、教師ユリム(パク・ヘイル)と実習生ホン(カン・ヘジョン)は恋仲へと発展するのですが、お互い婚約者がある身でもあり、人間関係は複雑な様相を現してくる。ユリムが26歳、ホンが実習生なのに27歳という設定には意味があり、過去の不倫疑惑により、学校を追い出されたという噂もあったのだ。ホンが金持ちの医者と結婚して安定した暮らしを得ようとしていたのにイビキが原因で不眠症になったというコミカルな設定と、恋愛感情よりも先に性欲が湧いてしまうユリムというダメ男の設定。この設定からさらに「実は悪女だった?」という展開するところが面白い。
 心理劇となる終盤。2人が恋仲であると噂を立てられたため取調べを受けるところで、それぞれの心の葛藤が見ものです。教育者としての社会的地位の保身、女としてというより人間としての尊厳を傷つけられまいとする最後の抵抗。2人の想いと策略がぶつかって砕け散って、うわ〜っと思ったところへ小悪魔が顔を出すような・・・そんな感じでした。前半をうまく乗り切れるかどうかが評価の分かれ目となるのかもしれません。
(2007.10)

連鎖犯罪/逃げられない女 1996 アメリカ
劇場未公開
FREEWAY
ストーリー  バネッサは祖母の家に向かう途中、車がエンコした。そこを連続レイプ魔のボブに助けられるが、危険を感じた彼女はボブを撃ってしまう。
監督 マシュー・ブライト  製作総指揮:オリバー・ストーン
出演 キーファー・サザーランド リース・ウィザースプーン ブルック・シールズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  母親は売春婦、ジャンキーの継父、住まいは安モーテル。福祉局からやっとの思いで連れ戻したのに、母親はすぐに逮捕。実の父親も銃で殺されたという過去を持つ。最悪の環境で育ったバネッサも文字をろくに読めない。福祉員を手錠で縛り、車を拝借して祖母を探す。金がないのでボーイフレンドから銃をもらうが、銃を渡した彼は不良どもに撃たれてしまう。
 “フリーウェイレイプ魔”のキーファ・サザーランドが心理学者を装って巧にレイプに持ちこむ演技や、身障者となったメイクもすごい。ウィザースプーンの暴力やかなりやばい性格。もう何も言うことはない。みんな狂ってる。裁判所や刑務所では未成年犯罪について問題提起していると思ったけど、彼女が許されるはずがない・・・ま、ブラックコメディだと思えば腹も立たないのかもしれないけど、あれだけキーキー声で暴力振るわれたら・・・
 『キューティ・ブロンド』や『メラニーは行く!』でリースファンになった女性がこの映画を見たらどんな感想を持つのであろうか・・・と、こんな悪趣味なことを考えるだけで、サザーランドの異常性格者と同じ立場になるのかもしれない・・・
(2005.7)

恋戦。OKINAWA Rendez-vous 2000 香港
東光徳間=ツイン
OKINAWA: RENDEZ-VOUS   恋戦沖縄
ストーリー  警察が押収したヤクザの手帳を怪盗ジミー(チャン)が盗み出す。ジミーは持ち主のヤクザから交換に金をもらう予定がボスの愛人ジェニー(ウォン)に持ち逃げされる。沖縄旅行中のダット刑事(カーファイ)にジェニーが助けを求めてくるが・・・
監督 ゴードン・チャン
出演 レスリー・チャン レオン・カーファイ フェイ・ウォン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★
コメント  ダットは恋人との旅行。途中で彼女の友達がくっついてくる。ジミーはプレイボーイ然で日本女性も泣かせる男。ダット刑事は怪盗であることに気づき、近づいてジミーと相棒ボーをハメようと計画する。
 しかし、なんだろう?強盗とか全然やらないし、結局は警官(内勤幹部)、ヤクザ、大泥棒の三つ巴の恋物語。最終的にはなんとなく上手くおさまったような気もするが、こんなんでいいのか?!
(2006.4)

RENT/レント 2005 アメリカ
ブエナ
RENT
ストーリー  1989年のクリスマスイブ。家賃を滞納して電気も暖房も止められた。
監督 クリス・コロンバス
出演 ロザリオ・ドーソン テイ・ディグス ジェシー・L・マーティン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ミミ(ドーソン)を抱えながら歌う“I should tell you”がそのまま“愛してる”に聞えるから不思議だ。ロジャー(アダム・パスカル)の歌い方はかなり投げやり調なので好きじゃなかったけど、他のメンバーの歌声はよかった。
 ブロードウェーのミュージカルはピューリッツァ賞も獲得したとかで、貧困な社会と若者のエイズの問題に正面から取り組んでいることがなかなかよかった。元が舞台だからか、一つの歌の中での展開が早すぎるところがPVぽさも感じられる。エンジェル(ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア)の死は涙が出てきたし、ミミとロジャーがともにエイズであることを告白するシーンもよかった。何度も聞かれるテーマ曲「52万5000分」が耳に残ります♪4点だけど何度でも見たくなる映画かも・・・8mmの映写会で終わるのもgood
 クリス・コロンバスの映像会社って1942picturesっていうんだ・・・すげっ。

2005年放送映画批評家協会賞アンサンブル演技賞、歌曲賞、サウンドトラック賞ノミネート
(2006.12)

連理の枝 2006 韓国
東芝エンタテイメント
連理枝
NOW AND FOREVER
ストーリー  ゲーム会社社長のプレイボーイ、ミンスが偶然出会ったヘウォンを追いかけ病院へ入院することになる。3日以内に落とすことができればなどと賭けをするミンスだが、やがて彼女が難病であることを知る・・・
監督 キム・ソンジュン
出演 チェ・ジウ チョ・ハンソン チェ・ソングク
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★
コメント  タイトルをよく読まずにいたので、“理力の杖”のようなものだと思っていた。難病だって魔法使いの武器である杖によって治してしまうファンタジーのような・・・
 予想は覆された。完全なラブコメだ。しかも「難病ものである」という先入観があるため、笑うに笑えない。ほとんどの観客は“難病=死”というイメージを持ってるはずなので、入院しているヘウォン(チェ・ジウ)を無理矢理連れ出したり、酒を飲ませたり、走らせたり、携帯を返さなかったりして、彼女の病状を悪化させることに対してやきもきさせられるはずです。原発性肺高血圧症という難しい病気・・・歩くことも困難で、24時間点滴しなければならない病気。患者本人も病院を抜け出すのが好きで、病院だってそれを黙認しているかのよう。しかも、完璧なラブコメタッチで描くものだから、「ひょっとすると会場を間違ったのでは?」と心配になってくるかもしれません。こんなことなら、難病ものと謳わずに「チェ・ジウ主演のラブコメですよ」という宣伝の方がよかったのではないでしょうか・・・どうせ騙すんだから。
 騙すといえば、男の設定がゲームなどを開発する会社社長なので、どうしてもホリエモンを思い出してしまい、「こいつ粉飾決算で騙すんじゃないか?」などと要らぬ心配までしてしまいます。こんな詐欺師みたいな奴だったら、自ら死期を早める患者とお似合いなのではないか、などと徐々に2人がどうでもよくなってきました。むしろ、脇のギョンミン(チェ・ソングク)のキャラがとてもよかったので、最終的に彼が主役になることを祈る思いで見てしまったほどです。
 先日観た『春が来れば』にも登場した、オービス、ラーメン、ケータイ等々、小道具の扱いを見ると、韓国映画もお互いにパクりあってるのかとも思いました。また、ちょっとした事故なども『私の頭の中の消しゴム』での扱いと似ていたし、メインテーマともなる連理の木も『猟奇的な彼女』の雰囲気そっくり・・・この映画のオリジナリティは一体どこにあるのでしょうか。車で手のひらを窓外の風に晒して「胸を触ってるような感触」というシーンだけかな・・・
(2005.7)



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