リアリズムの宿 | 2003 日本 ビターズ・エンド |
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ストーリー | 若手の脚本家坪井と童貞監督木下が鳥取のある駅で、友人船木と待ち合わせているのだが寝坊して来なかった。しょうがなく二人で宿に泊まり、次の日、ぼんやり海を眺めていた二人の前に裸の女性が現われた。 | |||
監督 | 山下敦弘 原作:つげ義春 | |||
出演 | 山本浩司 | 長塚圭史 | 尾野真千子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 脱力系漫才コンビかと思ってしまった。二人のクスクスと笑えるエピソードが満載のため、ついつい引き込まれてしまうのです。童貞ネタや乳首ネタで一人下品な笑い声を立ててしまったことに少し反省しながら、後半の絶対に泊まりたくない宿のシーンでまた笑ってしまいました。冬の日本海の映像もさることながら、町の古びた建物をそのまま生かした映像のおかげで、どこかで見たことがあるかのような錯覚にまで陥ってしまった。 貧乏臭いのはなぜか大好き。オタマなんか要らない!茶碗をそのまま鍋につっこめばいいんだ・・・って、やったことがあるだけにリアルだった(笑)。しかし、あの風呂だけは入りたくないヨ! (2004.8)
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リアリティ・バイツ | 1994 アメリカ UIP REALITY BITES |
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ストーリー | 大学時代から仲の良い4人の若者が同居生活を始める。 | |||
監督 | ベン・スティラー | |||
出演 | ウィノナ・ライダー | イーサン・ホーク | ジャニーン・ギャロファロ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 『暴力脱獄』の引用「俺は卵を50個食べれるんだぜ」が良かった。ジェネレーションXなんてのは良く知らないが、当時の世相が反映されていてわかりやすかった。アメリカと日本では不況時代がずれてはいるが、今の日本でのフリーターの増加現象が似ているように思われます。それだけ考えてもハリウッド映画は時代を先取りしていて、日本は米映画を模倣しているだけなんだと痛感しました。 軽い気持ちで当時の世相を読むくらいの感覚で観るのが最適。世代の差がある人ならば、不況、失業等の社会問題に直面したことが無いと、きっとこの映画にのめり込めませんね。音楽的にピッタリくるせいもあるかな・・・他の世代にも媚を売っているような気もするけど。 ストーリーはドキュメンタリーを撮ろうとするウィノナを中心にしているが、マイケルが監督兼俳優だということを考えると、これこそがリアリティ・バイツの意味なのかもしれない。。。 1994年MTVムービーアワードキスシーン賞ノミネート (2004.3)
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リアル鬼ごっこ | 2007 日本 ファントム・フィルム |
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ストーリー | 不良高校生の佐藤翼は幼なじみの佐藤洋率いるグループに捕まり絶体絶命のピンチに・・・次の瞬間、翼は忽然と姿を消す。パラレルワールドの世界に迷い込んだ翼が見たものは、必死で黒ずくめの鬼から逃げている洋の姿だった・・・ | |||
監督 | 柴田一成 原作:山田悠介 | |||
出演 | 石田卓也 | 谷村美月 | 大東俊介 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 谷村美月に危険が迫る!魍魎の匣の二の舞に・・・ 原作者である山田悠介という小説家が人気らしい。予告編の段階では、日本一多い苗字である佐藤さんが政府から送られてくる“鬼”によって捕われ処刑されるという奇抜な発想が面白そうで期待していたのですが、面白さの中心は鬼ごっこそのものよりもパラレルワールドを行き来するSF展開でした。 何しろ主人公である佐藤翼(石田卓也)は走って逃げるシーンばかりなので、台詞も「うるせー」とか「ふざけんな」とか思考能力がマヒしてしまってるかのよう。もっと気の利いた台詞を言えないのかよ!と文句をつけたくなってしまうのはのんびりと座って見ているからなのだ、と怒りを鎮めながら観なければなりません。そんな中、一人冷静に翼に説明するのが谷村美月ちゃんでございます。 その美月ちゃん、いきなりスケベ医師の柄本明にドクハラを受けてしまいます。『檸檬のころ』で美月ちゃんと付き合っていた息子・柄本佑に対する嫉妬からきたものでしょうか・・・。しかし、これは現実(?)の世界。パラレルワールドではもっと悲惨なことになってしまいます。やはり彼女は元気がよく、大人たちにいたぶられ、それに抗う姿がよく似合っている。 佐藤という名前だけで殺されなければならない理不尽さは作者が山田という姓のためなのか、佐藤という嫌いな人がいたためかはわかりませんが、観客が佐藤さんでなければ感情移入しにくかったりします。どうもリアル鬼ごっこがリアルに感じられず、むしろ王様ゲームをリアルにやってしまったような印象さえ残る・・・。 パラレルワールドを描いた作品は多いけど、この映画はどことなく『なぞの転校生』を思い起こしてしまう。ラストの展開がまさしく『なぞの転校生』であり、この続きのほうが面白そう。 (2008.2)
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リアル・ブロンド | 1997 アメリカ KUZUI THE REAL BLONDE |
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ストーリー | 35歳になる俳優志望のジョー。友人のモテるボブはあっさり昼メロの主役をゲットするが、ジョーはさっぱり。同棲中のメアリーともしっくりいかなくなって・・・ | |||
監督 | トム・ディチロ | |||
出演 | マシュー・モディーン | キャサリン・キーナー | マックスウェル・コールフィールド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | 『ピアノ・レッスン』を駄作だと言うジョー。レストランが一斉にピアノレッスン論議になるシーンは最高。マドンナネタもいい。ただ、全体的には大きな展開もなく小ネタの応酬を繰り返すような内容。しかし、主人公ジョーがドジな生き方なんだけど憎めない奴・・・友達に欲しいくらい。マシュー・モディーンが好きになってしまった。相手役のキャサリン・キーナーもグッド。 レストランのウェイター主任の役にクリストファー・ロイド。マドンナ・プロモの監督にスティーヴン・ブシェミ。昼メロのディアナ役にダリル・ハンナ。エージェント会社の女性はキャサリーン・ターナー。とかなり豪華。 (2005.2)
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リオ・ロボ | 1970 アメリカ 東和 RIO LOBO |
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ストーリー | 南北戦争末期。北軍が列車で運ぶ金塊が襲撃され奪われる。内部に裏切者がいるのではないかと睨んだマクナリー大佐は疑うが、あっさり南軍に捕まり、彼らの盾にされてしまう・・・ | |||
監督 | ハワード・ホークス | |||
出演 | ジョン・ウェイン | ホルヘ・リヴェロ | クリストファー・ミッチャム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | オープニング・タイトルでのクラッシックギター弾き語りがとてもいい。 線路にグリースを塗って列車をスリップさせる。そして、スズメバチの巣を投げ込む。電線を抜いて兵隊を追い出し、金塊の貨車だけ奪う・・・静かな襲撃ではあるが用意周到、手が込んでいる。 捕まった大佐であったが、形成逆転、逆に南軍の盗人たちを捕虜にする・・・と、すぐに戦争終結。捕虜の二人と仲良くなり、あくまでも情報を売った裏切者を探すマクナリー。リオ・ロボ近くで殺人事件に巻き込まれ、女性一人と知り合い、捕虜だったコルドナと再会し、それぞれの目的でリオ・ロボを目指す。 ジョン・ウェインが歯医者で治療を受けるシーンがあるのですけど、かなり痛そう。他に血なまぐさいシーンが少ないせいだろうか。目的意識も弱く、因縁とか復讐とか泥臭い部分もそれほどないし、詰め込み過ぎの感もある。終盤は悪者ケッチャムを捕虜として保安官と対決するが、今度はコルドナが向こうの捕虜となる。捕虜交換の際、ベルトを抜くという小ネタがいい。なんだか盛りあがらない西部劇だ。音楽はジェリー・ゴールドスミスだけあって素晴らしい。 (2005.12)
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