リバー・ランズ・スルー・イット | 1992 アメリカ 東宝東和 A RIVER RUNS THROUGH IT |
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ストーリー | モンタナ州。物書きが好きな兄ノーマンと弟ポールはフライ・フィッシングを通して中が良かったが、性格がまったく違う。 | |||
監督 | ロバート・レッドフォード | |||
出演 | ブラッド・ピット | クレイグ・シェイファー | トム・スケリット | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 牧師の父のもとに育った兄ノーマンは故郷を離れ、6年後に帰ってくる。弟ブラッド・ピットは釣りキチで警察まわりの新聞記者。ボートでの無謀な川下りをやった頃の仲間たちも健在。ノスタルジックな想い出と自然に囲まれた故郷。インディアンの娘とつきあう弟、ジェシー(エミリー・ロイド)という女性に人目惚れした兄。小ネタエピソードがなかなか面白い。日焼けしたジェシーの兄など・・・ アメリカでも文学部に入ると将来の職業が定まらない。そういうときには故郷に帰って釣りをすればいいんだ。「愛する人が困って苦しんでいるとき何を差し出せばいいか?愛することが一番だ」 1992年アカデミー賞撮影賞 同脚色賞、作曲賞ノミネート 1992年ゴールデングローブ賞監督賞ノミネート (2005.7)
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リバティーン | 2004 イギリス メディア・スーツ THE LIBERTINE |
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ストーリー | 17世紀に実在した放蕩詩人ロチェスター伯爵を描いた作品。 | |||
監督 | ローレンス・ダンモア | |||
出演 | ジョニー・デップ | サマンサ・モートン | ジョン・マルコヴィッチ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 「私を好きになることはあるまい」などと言われると、つい逆らってみたくなっちゃいます。 さすがに終盤の特殊メイクを見たら、好きとは言いづらいかもしれないけど、「全ての王は嫌いだ」などと体制批判する彼の破天荒ぶりは好きです。また、プロローグの独白によって、詩と酒と女に夢中であることがわかり、卑猥語を連発する内容に対する予防注射を打たれた気分になりました。 4 letter words の応酬。召使となったオールクックがリトル・クリスマスの代役なんかできるわけがない。フランス大使のために作った劇はハチャメチャ。しかし、ところどころに王政に対する風刺がいっぱい。くすくすと笑ってしまうシーンが多かったのです。これがDVD化されたときには吹替えの日本語をぜひ大阪弁でやってもらいたいと願うばかり・・・これからご覧になる方は脳内で大阪弁化してみるといいかもしれません。 本作では製作者、また国王チャールズ2世を演じているジョン・マルコヴィッチが舞台劇では主人公を演じていたらしい。彼がジョニー・デップと心が通じたのか、それともジョニーがマルコヴィッチの頭の中に通ずる“穴”を見つけたのかわからないけど、梅毒に冒されたジョンに投げかける言葉が2人の通じ合う心情を見事に表現していた。さらに序盤のシーンで、リチャード国王に対しどんな不謹慎で不遜なことを言ったのかを説明する場面では、ジョニー・デップがマルコヴィッチの声帯模写をしているとしか思えないほど似ていたのです。もしかすると2人は穴友達だったのかもしれません。 物語も後半になると、ちょっと意味不明な部分もあったりしましたが、エロチック・コメディとも思える内容から一転してシリアスな人間ドラマとなっていました。特に梅毒に冒されたジョニー・デップのメイクアップによって鬼気迫る形相と、内に秘めた国王への忠誠が甦る心理描写。愛した女性に対しては複雑な気持ちにさせられますが、ここは男女で評価が分かれるところでしょう。 女優ではサマンサ・モートンも良かったのですが、今年3度目のお目見えとなったロザムンド・パイクに20ギニー賭けます。 ※多少言葉を変えてあります。 (2006.4)
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リービング・ラスベガス | 1995 アメリカ ヘラルド LEAVING LAS VEGAS |
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ストーリー | アルコール依存症の脚本家ベンは映画会社から解雇され、何もかも捨ててラスベガスへ向かう。そこで知り合った娼婦サラと一晩過ごし、お互いの行動を縛らない約束で暮らし始める。 | |||
監督 | マイク・フィギス 原作:ジョン・オブライエン | |||
出演 | ニコラス・ケイジ | エリザベス・シュー | ジュリアン・サンズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | 酔っ払った雰囲気を味わえる映像と、どうしようもないアル中の主人公。ニコラス・ケイジにシリアスな役は似合わないなぁと思っていたら、にじみ出るコミカルな面が感じられるシーンが何箇所も出てくる。 ヨッパライはこれほどまでに近所迷惑になるんだな。スティングの歌が心地よい・・・♪ 1995年アカデミー賞主演男優賞 同主演女優賞、監督賞、脚色賞ノミネート 1995年ゴールデングローブ賞男優賞 同作品賞、女優賞、監督賞ノミネート その他いっぱい (2005.2)
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リプリー | 1999 アメリカ 松竹 THE TALENTED MR. RIPLEY |
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ストーリー | 『太陽がいっぱい』のリメイク | |||
監督 | アンソニー・ミンゲラ | |||
出演 | マット・デイモン | グウィネス・パルトロー | ジュード・ロウ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ジャズ好きという共通点を作ってディッキーに近づくトム・リプリー。アラン・ドロンに似ているという点ではリプリー役はジュード・ロウが妥当だと思っていたが、オタクっぽいキャラクターにするのだったらデイモンで正解なのだろうなぁ。 電車に乗ると必ずディッキーの匂いを嗅いでしまうというリプリーの性格。徹底した偽装とアリバイ工作。 1999年アカデミー賞助演男優賞(ロウ)、脚色賞、音楽賞、美術賞、衣装デザイン賞ノミネート その他色々 (2005.1)
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Re:プレイ | 2003 アメリカ/イギリス 日本ヘラルド映画 THE I INSIDE |
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ストーリー | 小児科医師ニューマンが見守る中、サイモン・ケーブルが病院のベッドで目を覚ました。彼は2分間の心停止をして、過去2年間の記憶を無くしてしまっていた。 | |||
監督 | ローランド・ズゾ・リヒター 脚本:マイケル・クーニー | |||
出演 | ライアン・フィリップ | スティーヴン・レイ | サラ・ポーリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 2002年と2000年を行ったり来たり・・・兄は死んだ、妻アナ(パイパー・ペラーポ)が待っている。そしてクレアって誰なんだ?と物語にぐいぐい引きこまれていく。 【ネタバレ注意】 兄を殺してしまったのは自分。兄を裏切って婚約者クレア(ポーリー)と不倫中。一体何が真実なのか・・・トラビットを殺してしまったことが現実でないことを知ったとき、パズルが弾け飛んで、アナの言うルールの意味をつかみかける。夢と現実を往復しているのではなく、実際にタイムトラベルして過去をやり直すことが可能となった! 2年前の事故では兄ピーターとサイモンが乗った車がクレアが運転する車と正面衝突。最初はサイモンとクレアが生き残る(クレアは死んでいたのかもしれない・・・)。やり直したときにはサイモンとピーターが生き残り、どうしてもクレアを生き返らせたかったサイモンはもう一度最後のリプレイにチャレンジした。。。 何度となくやり直しても彼女が死んでしまうという『タイムマシン』のような虚しさを感じた。タイムパラドクスの穴を隠すために最後はアナやトラビットが出てこないところもずるい作りになっている。そして兄を愛していたこと、クレアを奪う意志がないことや、ラストの再会の喜びでそれが伝わってくるのです。終わってみるとホッとして、結局謎解きの要素が意外にも少なかったことに気付いてしまった。 (2005.3)
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リプレイスメント | 2000 アメリカ ワーナー THE REPLACEMENTS |
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ストーリー | フットボールチームのセンティネルズはもう少しで優勝だったのに、昇給を訴える選手たちによってストライキ状態に。オーナーはそこで代理選手をメインのチームを編成するべく。かつての名監督マクギンティ(ハックマン)に依頼する。とにかくあと3つ勝てばよい・・・ | |||
監督 | ハワード・ドゥイッチ | |||
出演 | キアヌ・リーヴス | ジーン・ハックマン | ブルック・ラングトン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ダイビングしながらフットボールの練習をする冒頭のキアヌ。オフを楽しんでいるのか、プロとしてはブランクがありすぎだ。そんな引退した男でもクウォーターバックで雇わなければきびしい状態だった。 プロの経験がない選手まで入れなくてはならなかったが、SWAT隊員、足だけ速い男、ガードマンの黒人、サッカー選手とほとんど冗談のつもりなのか、ジーン・ハックマンも客を楽しませるコツを知っている(笑)その上、力士、聾唖者、囚人までも引き入れるんだし・・・異種職業選手を集めるなんてのは『アルマゲドン』風なのかもしれない。力士の男に関して、中国と日本は違うことを力説していましたけど、後の三つ編みは弁髪を想像させるし、朝青龍がモデルだったのかも(笑) またもや内輪モメのあと、「なんですかぁ〜!」と皆で叫ぶシーンが笑える。キアヌの恋愛部分は邪魔だと思うのですが、チアリーダーの女の子もサンドラ・ブロックタイプだなぁ・・・ (2006.4)
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リプレイスメント・キラー | 1998 アメリカ COLTRI THE REPLACEMENT KILLERS |
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ストーリー | チャイニーズ・マフィアのボスに家族を狙われ、命じられるままに殺しを続けるジョン・リー。今度の殺しは復讐のために刑事の息子を本人の目の前で射殺するという非道のものだった・・・ | |||
監督 | アントワーン・フークワ | |||
出演 | チョウ・ユンファ | ミラ・ソルヴィノ | マイケル・ルーカー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 刑事ジーコフ(ルーカー)の小さな息子なんて殺せない。逃げる決心をして、偽造パスポートをメグ・コバーン(ソルヴィノ)に依頼するが、二人とも組織に狙われてしまう。ハリウッド主演第1作となるチョウ・ユンファだが、家族思いの父親(父親じゃないけど)というソフトなイメージでアピールしている。 ミラ・ソルヴィノの美しさとチョウ・ユンファの二挺拳銃が見物ではある。しかし、子供をかばったことで一般市民や警察がどんどん殺されていくのを見るといたたまれなくなる。 (2006.1)
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リベラ・メ | 2000 韓国 松竹=FRAP LIBERA ME |
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ストーリー | 過去のトラウマによって放火犯となった男と危険をかえりみない消防隊員との熱い対決。 | |||
監督 | ヤン・ユノ | |||
出演 | チェ・ミンス | キム・ギュリ | チャ・スンオン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 二面性のある知能犯って嫌だなぁ。しかも爆弾を多用しすぎで、普通の連続放火犯の域を越えている。まさしく爆弾テロリスト! ストーリーのやるせなさと単純な展開ではあるが、消防隊員が保険での治療を受けられないといった社会派要素もある。『バックドラフト』を超えるようなものを作ろうとした意気込みもわかるが、ストーリーが単調だし、こんな知能犯なんて無理だろう。しかもケンカだって得意そうだし。 (2006.4)
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リベリオン | 2002 アメリカ アミューズ・ピクチャーズ EQUILIBRIUM |
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ストーリー | 第3次世界大戦の後、再びの大戦を恐れ人間の感情を徹底的に抑える管理体制の統一国家が誕生した。クラリックという暗殺者のプレストンは感情を抑えるための薬プロジウムを誤って破棄してしまい、人間らしさが戻り始める。。。 | |||
監督 | カート・ウィマー 製作:ヤン・デ・ポン | |||
出演 | クリスチャン・ベイル | エミリー・ワトソン | テイ・ディグス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 徹底された全体主義国家。’プロジウム’という薬によって人々は感情を持たない。暗殺者たちはクラリックと呼ばれ、感情を持つレジスタンスを一掃する。ヒットラー、スターリンの独裁国家を明らかに意識して作られた舞台。設定には多少無理があるものの、徐々に人間らしさを取り戻していく主人公の姿が見事に表現されていた。 ’ガン・カタ’という独自の銃格闘技でアクションシーンを盛り上げているが、『マトリックス』の影響をかなり受けていて斬新ではないにしても上手く仕上げてあった。全体のイメージからは自由を勝ち取る地下組織をメインにしてあるのだが、自由を強調しすぎているため、アメリカの政策をそのままプロパガンダとしているような気がしてならない。しかし、戦争をおこさないために何をやってもいいという思想に対する批判になっていることは評価に値する。 (2004.4)
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