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力道山 2004 韓国/日本
SPE
ストーリー  1944年、朝鮮人ということで先輩力士から虐められていた力道山。芸子の綾と出会い、関脇まで昇りつめるが日本人じゃないという理由で大関になれなかった・・・
監督 ソン・ヘソン
出演 ソル・ギョング 中谷美紀 藤竜也
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  力、力道、力道山。呼び方も様々だったが、どれが苗字でどれが名前なのでしょうか。力・道山、力道・山、もしくは姓名の区別がない芸能人のようなもの?もしかすると、“道”がミドルネームだったりして・・・
 リアルタイムで観ているわけではないので、今まで力道山で知っていることはプロレス試合の最多連勝記録を持っていることや、刃物で刺されたにも拘わらず「俺は不死身だ!」と言って医者に診てもらわなかったという逸話だけです。彼が朝鮮人だったという事実は、この映画が韓国で作られたということで初めて知ったくらいです。『ALWAYS 三丁目の夕日』でもでてきた“アイーン”のような空手チョップと黒タイツ・コスチューム。街頭テレビだって登場し、敗戦後の日本人を元気づけたヒーローぶりがよくわかる映画でした。
 「あれ、ブラッシーじゃない?」とか「あれは東富士よ」などと年配の観客の声が聞こえてきましたが、個人的にはさっぱりわからず「大木金太郎vsボボ・ブラジル」の映像が見れたらいいなぁくらいにしか思わなかったのです。ジャイアント馬場もアントニオ猪木も登場しないので、それほどのめり込めないんじゃないかと期待しなかったのですが、元柔道選手の井村とタッグを組んでシャープ兄弟と対決した試合には思わず拍手してしまいたくなるくらいの臨場感。試合の映像自体はそれほど多くないものの、緊張感が伝わり、知らぬ間に拳を握り締めていたくらいです。
 先輩弟子からのイジメや窃盗罪の罠という迫害、相撲協会の審議会や新規プロレス興行にタニマチの会では朝鮮人だという理由で正当な評価を受けられない力道山。勝ち過ぎるということも弊害を生み、結局は夢の頂点にあったものは何だったのだろうか、と彼の心中は計り知れないことが多い。そして、伝記映画におけるステレオタイプのサクセスストーリーとは一味違い、成功なんて永遠に掴み取ることはできないという悲哀を描いているような気さえするのです。「なんで笑えるんだよ」という言葉が重くのしかかるエピローグに思わず感涙いたしまた。
 日本語はかなり上手かったソル・ギョングですが、朝鮮人であることを隠し通せるほどの流暢さはありませんでした。が、公の場で語ることも少なく、テレビも普及してない時代だから大丈夫だったのかもしれません。それよりも普段は台詞の少ない藤竜也が喋りすぎたためか、朝鮮訛りが伝染したかのようなシーンもあったような・・・
(2006.3)

リーグ・オブ・レジェンド 2003 アメリカ/ドイツ
FOX
THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN
ストーリー 1899年、世界征服を企むファントム団により英国の銀行が襲われた。冒険家アラン・クォーターメインは招集をかけて敵を討つよう依頼される。かくして、クォーターメインのもとにトム・ソーヤー、透明人間ロドニー・スキナー、ジキル&ハイド、ネモ船長、不死身の男ドリアン・グレイ、ヴァンパイアのミナ・ハーカーという7人の超人同盟“ザ・リーグ”が結成される。
監督 スティーヴン・ノリントン
出演 ショーン・コネリー スチュアート・タウンゼント ペータ・ウィルソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  基本的にこういう娯楽映画は好きだ。かなり展開に無理のある場面もあるが、終ったあとにすっきりする。ただ、7人もすごい人物がいるのに短い時間に詰め込みすぎでしたねぇ。これだけのテーマを扱ってるんだから、もっと上手い編集が出来たんじゃないかな。「あれ、もう終っちゃったの?」「もしや続編があるぞ、という布石?」など、いろいろ意見も出そうですね〜
 でも、一番のテーマは世界大戦を起こさせないぞと頑張って悪を倒すのだが、結局いつの時代にも同じような悪人がいるから戦争は止められないという問題提起。。。ショーン・コネリーの役柄も大英帝国に嫌気がさしたという設定で、全体的に反戦色を出しています。
多分、これってテレビで見たら、すごくつまんないと思う(笑)
(2003.10)

陸軍 1944 日本
松竹
ストーリー  陸軍省後援、情報局国民映画。九州が長州藩によって攻められた時代から大東亜戦争まで、高木友助(笠)一家における物語。
監督 木下恵介
出演 笠智衆 信千代 三津田健
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  国策映画として作られた軍人一家の内容。西南戦争から、日清、日露、大東亜戦争に至る富国強兵の時代。軍人はお国のために死すことが本分だと忠君愛国の頑固一徹な持ち主の祖父。
 「男の子は天子様からの預かりもの」。軍人になることでお返しすることができるとういう妻の弁。。高木は「神風が吹かんでも元に勝っていた」などと皇国日本を信じきっていた。川に飛びこむこともできなかった伸太郎が立派な上等兵となったが、戦地に行けなかった。やがて桜木のところで息子の出兵の報を受ける高木。思わず受話器を置いてしまうユーモラスな一面も見せるテクニック。
 そして出陣式。涙が出るからと見送りに行かない母親田中絹代であったが、もう2度と会えないことを思うと居た堪れなくなって駆け出して往く。出征の行進を続ける軍隊の中に息子の姿を見つけ、みつめあう母息子。
 何度も頷きあって別れを悲しむ母親のシーンは何とか軍の検閲をくぐり抜けるが、木下監督は軍に睨まれることとなった・・・立派な軍人に育てあげ天子様に子をお返しすると言っても、心の中では息子を死なせたくないという母親本来の気持ちを如実に表している。評価は平凡になるが、木下監督の強い思いを感じる作品だ。
(2005.11)

リクルート 2003 アメリカ
ブエナビスタ
THE RECRUIT
ストーリー  父親の情報を求めていたジェイムズ・クレイトンの元にCIAのリクルーター、バークが現われた。
監督 ロジャー・ドナルドソン
出演 アル・パチーノ コリン・ファレル ブリジット・モイナハン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  かなり緻密なプロットで観る者をも欺いてしまうサスペンス。どこまでが嘘なのかさっぱりわからない。それでもストーリーが成り立つのはコリン・ファレルに感情移入出来る作り方になっているからであろう。
 アル・パチーノの役柄が現場で活躍する捜査官ではないことで、父親のような暖かさや素朴さを感じさせるため「俺が見込んだ」などと言われるとついつい信用してしまう不思議なキャラ。しかし、これが本当に採用試験のためだけのストーリーなら「何だ、この映画は〜!?」ってなことになってしまうため、「当然、ハッとする展開があるのだろう」と予測させることがマイナス。序盤からいくらかの事件性を組み込んであったら、もっとスリリングな展開になったと思う。ラストのコンピューターを使ったトリックは痛快です。
 見所は、「ジョンはキュートな・・・、ポールは・・・、ジョージは・・・」。思わず「リンゴだよ!リンゴ!」と観客に言わせるテクニック。
(2004.1)

リコシェ 1991 アメリカ
松竹冨士
RICOCHET
ストーリー  9ヶ月の新米巡査スタイルズが凶悪犯ブレイク(リスゴー)を膝を撃ち抜き逮捕して私服刑事に昇格し、地方検事補に。しかし、ブレイクは復讐に燃え、彼を殺すことが生き甲斐となる。
監督 ラッセル・マルケイ 製作:ジョエル・シルヴァー
出演 デンゼル・ワシントン ジョン・リスゴー アイス・T
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  制服を脱いでパンツの中からもう1丁の拳銃を出す。何となく『ダイハード』をも思い出したが、製作者が一緒だ。『スタートレック』や『コロンボ』をも引き合いに出したり、刑務所内でのアーリア人の闘いを演じたり、かなり飽きさせない作りになっていた。
 中盤、ブレイクの脱獄が残酷な手段だった割に、スタイルズへの復讐が周りの人間を殺し、スキャンダル写真でハメたりとか、直接的でなかったのでちょっとクールダウン。ヤク漬けと淋病を感染させられただけじゃちょっと弱いかも。残虐きわまりないジョン・リスゴーのキャラを上手く活かすためには、こんなストーカーもどきの心理攻撃ではダメかもしれない。もう一人別人格の犯人がいれば良くなったかも。
 最後に、悪に走ったオデッサ(アイス・T)に協力を求めるのは良かったけど、予想がついたところが残念。でも、爽快感だけはありました。
ricochet…n.跳ね飛ぶ
(2005.5)







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