戻る》 《index

掠奪された七人の花嫁 1954 アメリカ
MGM
SEVEN BRIDES FOR SEVEN BROTHERS
ストーリー  1850年、オレゴン。山の中のポンティピー家の長男アダムが町にやってきてミリーを花嫁として連れ帰ったたことで、残りの兄弟6人も色めきだつ。
監督 スタンリー・ドーネン
出演 ハワード・キール ジェーン・パウエル ラス・タンブリン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  いきなり嫁さんを見つけたんかい!聖書になぞらえてABC順に付けられた兄弟の名前など、かなり笑える内容のミュージカルだ。女を見たことも無いという弟たち。ミリーは髭を剃ったら意外とハンサムだった彼ら弟たちを紳士になるよう教育し始めるのだが、野生児に教えるようなものだった(笑)。音楽・踊りも楽しいし、ケンカをしないと約束させられた兄弟たちが憎めない存在だ(結局ケンカするけど)。アダム(キール)だけが異様に長身であり、ダンス向きではないのでしょうか。
 雪崩を起こしたり,突然春が来たり、やはりコミカルなファンタジーなんでしょう。町の男たちも冬の間は指を咥えて待ってただけのようだし・・・

1954年アカデミー賞ミュージカル音楽賞
同作品賞、脚色賞、撮影賞、編集賞ノミネート
1954年英国アカデミー賞作品賞ノミネート
(2004.6)

略奪者 2002 フランス
角川大映映画
SUEURS
ストーリー  広大な北アフリカ・モロッコの砂漠。一台の巨大トラックが爆走している。4人の男たちが金塊を盗んだらしい・・・
監督 ルイ=パスカル・クーヴレール 
出演 ジャン=ユーグ・アングラード  ヨアキム・デ・アルメイダ  シリル・トーヴナン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★
コメント  『バグダッド・カフェ』風トラック・アクション。全編砂漠の中をラリーするトラック。最初は何が起こっているのかわからない。とにかく何かを積んだトラックが目的地へ向かうだけ。映像的にはすごく面白いのだ。青い空に黄金色の砂。赤いトラックに黒い影。カット割りが斬新で気持ちいい。しかし、これを延々と100分も観るのは辛い。
 途中、裏切りがあったり、トンネル内でつっかえたり、地雷をよけて通ったりと面白くしようとしてるのはわかるが、辛かった。とにかく、音楽ダメ、感情移入ダメ、展開ダメな映画。ミュージックビデオくらいの長さが丁度いいと思う。ラストに海岸に到着して青い海を見れてホッとした。
(2004.11)

龍城恋歌 1996 中国
クライドフィルムズ
龍城正月 DRAGON TOWN HISTORY
ストーリー  結婚式当日に一家を虐殺されたチャン・ランチュエン。刺客を送ったのはチャン家と反目するドラゴン・タウンの地主ションだった。殺し屋リーに暗殺を頼む。
監督 ヤン・フォンリャン  製作総指揮:チャン・イーモウ
出演 ウー・チェンリン ユウ・ヨン ホアン・チョウチュウ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント  復讐に命をかける女と、女に同情して惚れてしまった殺し屋。その女に恋をした復讐相手の息子。シンプルな復讐劇に京劇や大陸の自然の美しさをマッチさせた。しかし・・・といった展開になるのだが、心も大陸的だと感心せざるを得ない。
 復讐が終るまでは抱かないと断言した上、機が熟すまでじっと待ち構え、殺し屋であることを悟られまいと取繕う姿が渋くていいね。でも、やっちゃうんだけど・・・(笑)

(2004.10)

理由 1995 アメリカ
WB
JUST CAUCE
ストーリー  少女殺人の罪で死刑判決を受けた黒人青年ボビー(ブレア・アンダーウッド)は、事件から8年後、冤罪事件を研究していた大学教授ポールに助けを求めた。
監督 アーネ・グリムシャー
出演 ショーン・コネリー ローレンス・フィッシュバーン ケイト・キャプショー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント 【ネタバレ注意】
 すごい展開の映画だ。
 色々と調査すううちに、警官の拷問による「自白の強要」だったと感じたポールは、同じ刑務所に投獄されていた異常な殺人鬼サリバン(エド・ハリス)の証言をも得た。そして映画の中盤に無罪放免となった。
 冤罪じゃないか?と思わせておいて、当の警官の証言、事件のあった町の人々の証言などが逆ではないかと思わせる前半。法廷ものの映画にも見うけられる展開だったが、ポールの妻(元検事)とボビーとの確執も浮上してくる。結局、ボビーとサリバンの取引によって、実際の事件はボビーが起こしたにも関わらず、サリバンが死刑となる。
 サリバンは自分の両親を殺したかったのに出所できる可能性がないため、ボビーの罪を被る代わりにボビーに殺人を依頼したわけだ(この発想も精神異常者そのものだが・・・)。そして、本性を剥き出しにしたボビーの表情の変化はミモノです。かなり怖かったが、ストーリーはハチャメチャな内容だ。
(2004.12)

理由 2004 日本
アスミック・エース
ストーリー  1996年6月、荒川のマンションで一家4人の惨殺事件が発生する。台帳には小糸信治の一家が住んでいることになっていたが、調べると全く関係のない人々が犠牲となっていた。
監督 大林宣彦 原作:宮部みゆき
出演 岸辺一徳 久本雅美 勝野洋
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  「役者は要らぬ、人間が欲しいのだ」という大林監督のこだわりに集まった107人のノーメイクの役者たち。途中までは名前がわかる役者を数えていたが、混乱しそうになったのでやめた。
 百人を超える証言者の語りで構成される内容は“映画化が不可能”と言われ続けてきたらしいが、果敢にも大林監督が映画化にチャレンジしたものだ。バブル経済が衰退し始めた辺りの投機目的のマンション購入といった、本来の住居としての家や家族の絆を蔑ろにした社会の歪みを鋭く抉ったような背景も描いている。
 いくつもの家族のエピソードが紹介され、家族の絆の対比と殺された4人は何者なのかという謎を追いかける展開は面白く、切り貼りした空の模様(『ねらわれた学園』や『時をかける少女』をも思い出した)が大林監督らしい。
 しかし、残念なことに、原作は知らないのだが、殺人の動機や競売・占有といった経緯がつかめないままで進み、消化不良を起こしかねないと感じました。また、監督が最後に登場したり、人物名の字幕の挿入など、賛否両論になるようなところは気になった。インタビュー形式で進むことを表現するためにマイクが見えてしまうなどといった小技を使ってきたことが一気に台無しになってしまうのです(『蒲田行進曲』を思い出した)。
 追記;大林監督はこれまで殺人事件というものを描いてこなかったが、9.11以降方向転換を考えたとのことだ。殺人事件というものが日常的になりすぎて、そのことと関わりを持たない方が不自然となってくる。そんな考えもあって、人との繋がりを重視したこの『理由』を選んだのだろう。 
(2005.1)

龍が如く 劇場版 2007 日本
東映
ストーリー  ミレニアム・タワーがそびえる繁華街神室町。熱帯夜が続くなか、ムショ帰りの桐生一馬が戻ってきた。彼は少女遥と出会い、一緒に母親を探すのだが、宿敵真島が狙っていた。間抜けな銀行強盗や、若いカップルが絶妙に絡んでくる群像バイオレンスストーリー。
監督 三池崇史
出演 北村一輝 岸谷五朗 塩谷瞬
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  合言葉は「キム・ギドク」。「弓」と答えていたら殺される?
 原作者には“セガ”と書いてあったので、外国人かと思っていたらプレステのゲームだそうだ。それでも半信半疑。この群像バイオレンスアクションはどんなゲームなんだと、ずっと考えてしまいました。シューティング?RPG?シミュレーション?見終わった後でもまだわかりません。なにしろ群像劇なのです。基本の部分は北村一輝と岸谷五朗の極道対決と、北村一輝が連れて歩いている少女の母親探し。そして、中西と今西というマヌケな二人組の銀行強盗、『パルプ・フィクション』を思わせる若いカップルの強盗が絡んでくる。
 意外な接点となっている理髪店店主の田口トモロヲやDVDショップ地下で拳銃密売を商売にする荒川良々。登場した途端に活躍するかと期待するのに全く活躍しない哀川翔など、個性的な役者のオンパレード。そんな奴らが欲望と暴力の渦巻く神室町。暴力団の抗争と銀行から消えた100億円。北村一輝の愛していた女性や謎の韓国人も不思議な存在としてストーリーを盛り立てる。
 何しろ熱帯夜が続いていた真夏の日。人々は暑さのせいで皆どこかが狂いだすという雰囲気の中で、一対の抗争内に巻き込まれてゆくのです。三池崇史監督らしい激しくコミカルでもあるバイオレンス描写。不死身の岸谷五朗の演技にはちょっとやり過ぎ感さえあるが、主人公の北村一輝がピシッと引き締めていた。ほとんど素手で戦っていたのでは絶体絶命のピンチに陥ることは必至なのですが、偶然見つけた最強アイテムに・・・爆笑です。
 一晩の出来事なのに、2時間では足りないのか・・・対立するボスの描写がほとんどない上に、謎の韓国人もよくわからない。かつての恋人とか少女の母親とか、ゲームをやってないとわからないことが多過ぎます。そして最後には、「桐生は遥の父親なのか?」という最大の謎を残してくれました。
(2007.3)

理由なき反抗 1955 アメリカ
WB
REBEL WITHOUT A CAUSE
ストーリー  引っ越してきたばかりの17歳の少年ジムは、警察でジュディとプレイトーと知り合う。翌日ジュディのボーイフレンド、バズと諍いを起こしチキンレースをするハメになったが、運悪くバズは崖から転落死してしまう。3人は不良仲間から逃げるように空家に立て篭もるが・・・
監督 ニコラス・レイ
出演 ジェームズ・ディーン ナタリー・ウッド サル・ミネオ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  崖っぷちで車から飛び降りるチキンレース。ディーンの若すぎる死とオーバーラップして、この印象が強く残りすぎるため、後半部分をいつも思い出せないでいた。
 ジム、ジュディ、プレイトーの3人それぞれの家族との繋がりが微妙に面白い。ジムの父親はチキンと呼ばれてもしょうがないくらい小心者。ジュディの父親はいかにもアメリカの中流家庭の代表のような厳格さを保っている。プレイトーの両親は離婚・・・彼は自分が家出ばかりしてたことを悔いていた。
 ディーンの一目ぼれのような恋の繊細な表情なんかも興味深いが、ミネオの純粋にディーンに惹かれていく過程の表現が秀逸だ。銃を盗んで・・・という件の描写は甘いが、孤独と焦燥を見事に演じている。作品の中でプラネタリウムが非常に重要な位置を占めていて、「地球の破滅は夜明けに訪れる」と言った会話がラストシーンに絡んでいく映像は素晴らしい。
 プレイトーの反抗の理由なんてわかりやすいが、その他の不良たちの理由がさっぱりわからないところでタイトルの意味を何とか保っているような・・・
 ドーソン高校・・・

1955年アカデミー賞助演男優賞(ミネオ)、助演女優賞(ウッド)、原案賞ノミネート
1956年英国アカデミー賞作品賞、男優賞(ディーン)ノミネート
(2004.12)

猟奇的な彼女 2001 韓国
アミューズ・ピクチャーズ
MY SASSY GIRL /BIZARRE GIRL
ストーリー 大学生のキョヌは地下鉄で泥酔の“彼女”に出会う。
監督 クァク・ジョエン
出演 チョン・ジヒョン チャ・テヒョン キム・インムン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  みなさんの評価が高かっただけにかなり期待して観ましたが、それほどいい映画なんでしょうか?ちょっと疑問です。確かにMのキョヌが彼女に惹かれていくところは上手いのですが・・・恋愛の中に潜む異常な感情は感じ方が多種多様ですよね。
 女の子に関しては魅力的であるので高評価ですが、ストーリー自体は平凡です。キャラクターの設定が特異で面白いので大成功を収めたという印象です。日本人にも受けるように純粋な恋心が見え隠れするのは好感度大ですね(確かに、昔の日本映画の雰囲気がありますなぁ)。で、最初の拘置所行きの説明がなされてないのですが・・・

2003年日本アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
(2004.1)

竜馬暗殺 1974 日本
ATG 白黒
ストーリー 幕末という動乱期を背景に、坂本竜馬が暗殺されるまでの最後の2日間を描いた時代劇
監督 黒木和雄
出演 原田芳雄 石橋蓮司 中川梨絵
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  白黒でリアル。土佐弁満開。
(2008.5)

旅愁 1950 アメリカ
PAR
SEPTEMBER AFFAIR
ストーリー  米国人実業家デヴィットとピアニストのマニーナはローマからアメリカへ向かう旅客機で知り合い、途中故障のために立ち寄ったナポリで名所見物に熱中し出発時刻に遅れてしまう。ところが、飛行機は墜落し、二人は死んだことにされる・・・
監督 ウィリアム・ディターレ
出演 ジョセフ・コットン ジョーン・フォンティン ジェシカ・タンディ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  ナポリ、ポンペイ、カプリ、ベスビオ火山。観光地の映像だけでもカラーだったらなぁと思う。
 帰国を早めたのは離婚したかったからか、そうでなかったのかを確かめるためにイタリアまでやってくる妻と息子。マニーナの写真を見て、父が生きていると確信する息子。あれほどまで離婚拒否していた妻キャサリンも潔くあきらめる。その二人の潔さと優しさが心に染み入るように訴えてくる。マニーナのコンサートを真剣に聞き入る息子デビッドもいい。
 すべては人生の休暇だった。キャサリンだって捨て身技を使って優しさを表現できたし、離婚劇だったはずなのに、なんだか優しい人だらけ・・・それでも音楽がいいし、心理描写が豊かなので結構好きな映画だ。

1951年ゴールデングローブ賞音楽賞
(2005.2)

霊 リョン 2004 韓国
ハピネト・ピクチャーズ=ツイン
THE GHOST   DEAD FRIEND
ストーリー  記憶をなくした女子大生持ジウォンの前に高校時代の同級生だというユジョンが現れる。共通の友人ウンソが死んだと伝えられるが、その日から悪夢を見るようになるジウォン。そして、ユジョンも死んだと伝えられ・・・
監督 キム・テギョン
出演 キム・ハヌル リュ・ジン ナム・サンミ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  イジメ問題も多い韓国?
 ウンソ、ユジョンは死んでしまい、ミギョンも精神病院に入院中。高校時代の仲良し4人組はスインという女の子をパシリ扱いでイジメまくり・・・。しかし、ジウォン(ハヌル)は彼女とは小さい頃からの親友だった。その事実も葬りさりたいのか、彼女もイジメに加担する。
 冒頭のコックリさんもどきのシーンは全く必要なし!要は仲良し4人組とイジメラレっ子の内面的なものを表せばいいのであって・・・
 記憶喪失のジウォンは死んだ仲間たちや、行方不明になってるスインのことが気がかりで、つい全力投球で探し出す。ボーイフレンドは留学したがってるジウォンのことが気になるばかり。ハッとする映像シークエンスに飽きたら彼らの恋の行方を想像してみることも楽しめるのかもしれない。
 ふと眼を覚まし、ベッドの隣に寝ている人を見ると、それは自分だった。この部分だけでもかなり怖い。どうして自分?と、疑問は深まるばかりだけど、4人で行った滝壷のことを思い出す。溺れそうになってる自分を助けてくれたスイン。そして、一件落着かと思えば、母親がスインの生まれ変わりだったようで・・・ビックリさせるテクニックはさすがだ。
(2007.9)






広告 [PR] にきび  わけあり商品 資格 再就職支援 無料レンタルサーバー