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ロバと王女 1970 フランス
CIC→セテラ・インターナショナル
PEAU D'ANE
ストーリー  宝物を生んでくれるロバのおかげで裕福だった王様のお妃様が死んで、再婚しなければならなくなった王様。遺言「自分よりも美しい女性となら・・・」を忠実に守ると、自分の娘が・王女相手となり・・・
監督 ジャック・ドゥミ 音楽:ミシェル・ルグラン
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ ジャック・ペラン ジャン・マレー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  咳をする度にカエルを吐き出すばあさん。そのカエルは何に使うんでしょ・・・
 『シェルブールの雨傘』ほどではないけど、ミュージカル部分のノリがいい。フランスを代表する映画音楽の巨匠ミシェル・ルグラン。役者が歌い出すのも唐突なので気持ちいいのです。まだ20代の美しきカトリーヌ・ドヌーヴや茶目っ気たっぷりのジャック・ペランの爽やかな雰囲気もよかったし、とにかくポップな童話の世界なのです。
 ディズニーが飛びつきそうな題材なのですが、おフランスでは色使いもおしゃれな感じです。どことなくティム・バートンが好みそうな原色中心の色使いだったり、モンティパイソン風のポップ感だったり、ジャック・タチ風のコミカルな描写があったり・・・フィルム・ノワールの時代が終り、対極を為すほどのカラフルさでシュールな世界を映画いてます。そして、ドヌーヴの衣装も派手過ぎて目がくらくらしてしまいます。
 ストーリーは、うん○の代りに宝石を排泄するロバのおかげで裕福になった王様。王妃が亡くなり、再婚せねばならなくなったが、王妃の遺言で「わたしより美しい女性とならOKよ」などと言われたのですから、さぁ大変。王妃よりも美しい女性なんて・・・実の娘・王女しかいない!そこで王は娘に結婚を申し込むのですが、王に無理難題を押しつける王女。しかし、その難題を楽々クリアーしていくので困り果てた王女なのでした。そしてロバの皮を被って突如王女は姿を消したのです・・・
 この王国は王族以外はみんな青。馬だって青だし、家来はみんな青色。王女が旅して行き着いた王国は赤。みんな赤色です・・・笑いたいのに笑うタイミングを逸してしまいました。終盤はなぜか「シンデレラ」のような展開なのですが、アンニュイな“間”がいいんです。女の子向けの映画だとは思いますが、機会があればご覧ください、シルブプレ。
(2006.3)

ロビンとマリアン 1976 イギリス
COL
ROBIN AND MARIAN
ストーリー 獅子王リチャードと共に十字軍遠征に赴いていたロビン・フッドが20年ぶりに故郷シャーウッドの森に帰って来た。ロビンフッドの物語の後日談を描いた異色作。
監督 リチャード・レスター
出演 ショーン・コネリー オードリー・ヘプバーン リチャード・ハリス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  忠誠を尽しながらも何かとリチャード王を批判するロビン。そりゃ宝もないし、城内には女子供しかいないんだから誰だって断るわなぁ〜と共感する序盤の展開。帰ってきたらいきなり投獄。そして王が死んだため、解放されて故郷に戻るのだ。
 20年経ってみると、恋人マリアンは修道院の院長になっていた。まずやることは代官に囚われていた修道女たちの救出。そしてマリアンと森で暮らすことを誓うのだった。マリアンがロビンに言った“make me cry”を「20年分抱いて」と訳すところはいいですなぁ〜
 十字軍が行った非道な行為を語っているときは、さすがに寒気がしてくるほど。殺した上に腹を割いて宝を探すなんてね・・・。
 英雄と崇められ、ロビンのもとへ集まる村人たち。やがて代官の側も兵を集め、森へと進軍するのだ。そして、代官との一騎討ちで傷ついたロビン。マリアンは自分とロビンに毒を盛って心中しようとし・・・なんだか悲しい展開で終わる。二人にとってはいい物語だったんだろうけど、残された人たちのことを思うとこれはやばい。想像するだけで辛くなりそう・・・
(2007.11)

ロビン・フッド 1991 アメリカ
WB
ROBIN HOOD: PRINCE OF THIEVES
ストーリー  12世紀。ムーア人のアジムを助け、十字軍遠征から帰ってきたロビンはリチャード王不在の間に変わり果てた故郷イングランドを見る。
監督 ケヴィン・レイノルズ
出演 ケヴィン・コスナー モーガン・フリーマン クリスチャン・スレイター
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ロビン・フッドというと、真っ先に思い出すのは榊原郁恵の「いとしのロビンフッド」だ。貴族のロックスリーといわれると、庶民の味方をしてしまいたくなるが、シャーウッドの森で盗賊集団(元は農民)と心を打ち解ける辺りから面白くなってくる。
 アラン・リックマンの悪役代官ぶりは『ダイハード』に次いでいい演技だ。盗賊の仲間を処刑されるときの狂気に満ちた顔がいいですね。ただ、その後の無理矢理の結婚式がコメディになってしまってる。
 弓矢のCGもいいし、広角のカメラアングルによるアクションも気持ちいい。モーガン・フリーマンが中々助けてくれないけど、最後、やるときはやる!
 ラストに登場するリチャード王を演ずるスペシャルカメオ。イギリスの大物俳優・・・

1991年アカデミー賞主題歌賞ノミネート
1991年英国アカデミー賞助演男優賞(アラン・リックマン)
1991年ラジー賞主演男優賞
その他いろいろ
(2005.6)

LOFT 2005 日本
ファントム・フィルム
ストーリー  有望視されている小説家の春名礼子は体調をくずし、担当編集者の勧めで郊外の一軒家に引っ越すことになった。その家の隣は大学の研究室になっていて、掘り起こされたミイラが保存されていた・・・
監督 黒沢清
出演 中谷美紀 豊川悦司 西島秀俊
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  幽霊に同情しちゃうとまずいらしいけど、安達祐実の幽霊だったらお金をあげれば成仏してくれます。
 “ロフト”に別の意味があることを知らずに、「以前住んでたアパートはロフトだったよ〜」などと体験談を書こうとしていたのに、思うように書けなくなりました。そこで誰も読んでないようなネット記事を探し出して転記しようかとも考えましたけど、そんなことをしてしまうと西島秀俊に殺されるかもしれないので諦めました。
 元々黒沢清作品が苦手であるにもかかわらず、彼の映画講座を聞きにいったこともありまして、ウンチクの多さや映画に対する姿勢というものに感動してしまいました(黒沢作品を理解しようと努力していることをご理解ください)。したがって、映画そのものの評価よりも監督は何が言いたいのか、監督はどんな顔をして演出しているのか、などと常に監督の顔をイメージしながら観てしまいます。登場人物が少ないにも拘らず、チョイ役で出演する加藤晴彦や、幽霊もミイラも似合いそうもない安達祐実の起用などはサプライズなのか冗談なのかわからないほど。そして、千年越しの呪いの恐怖よりも、一箇所だけカメラアングルが横になってしまったところに恐怖を感じてしまいました。
 ホラーというよりもサスペンス。謎めいた殺人事件はなんとなく理解できるものの、中谷美紀が人の原稿を拝借した作品がどうなったのかが謎のまま展開します。「感想を伝えにきただけだ!」と叫ぶ西島秀俊の感想を今か今かと待ち構えていると、窓に石を投げつけて逃げ帰ってしまいました。
 残念だったのが、生き返った安達祐実のシーン。お前は千年女優か!という期待もあったのですが、理解力の鋭いトヨエツが正体を見破ったところに違和感があったため、結局のところ、呪いがどうなったのかわかりませんでした・・・
(2006.11)

ロベルト・スッコ 2001 フランス/スイス
セテラ=バップ
ROBERTO SUCCO
ストーリー  80年代のヨーロッパで起こった無差別連続殺人事件。19歳で両親を殺したロベルト・スッコが5年後脱走してからフランス人女子高生レアと付き合うようになるが、彼女は頻発する凶悪事件に不安がよぎる・・・
監督 セドリック・カーン
出演 ステファノ・カセッティ イジルド・ル・ベスコ パトリック・デリゾラ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  基本や山道など人気のないところで車を襲う。どうも不意打ちが得意なようだ。やはり精神異常者なんだろうなぁ。恋人レアには両親を殺しムショに入り、脱走したことまで告げる。彼女も処女だったためか、男の扱いがわからない。そんな不安定の心理状況の中、ロベルト・スッコだけは一人になると殺人を繰り返す。
 ドキュメンタリー・タッチのようでもあるが、定点カメラばかり。犯罪者の内面を描くでもなく、淡々と生活風景を映し出す。むしろ、ホラー映画のように圧倒されるほどの怖さを打ち出せば、作り手の理想も理解できたのに、ここまでくるとジャンル分けが不可能。死体の写真や映像が何度も登場するので、これだけが印象に残るかも。エンディングも衝撃的かな・・・

2001年カンヌ国際映画祭コンペ
(2005.8)

ロボコップ 1987 アメリカ
Ori=WB
ROBOCOP
ストーリー  近未来のデトロイト。警察はオムニ社のもとで自由がきかなくなっていた。折りしも同社が開発したEDロボットに欠点があり、警官型ロボットを若手社員が計画していた。
監督 ポール・ヴァーホーヴェン
出演 ピーター・ウェラー ナンシー・アレン ダニエル・オハーリヒー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★★
コメント  シリーズでは唯一劇場にて鑑賞。観てからしばらくして購入した愛車アルシオーネにクルーズ・コントロールが付いていて感動した(笑)。しかし、テロリストとなった元市会議員や悪党の一味がクルーズ・コントロールにこだわるのか、今でも謎のままだ。
 ロボットなのか、人間なのか、葛藤するサイボーグのマーフィ。自分が殺され復讐するという単純な構図にならずに、わずかに残された人間の時の記憶を取り戻す描写が面白い。警察が企業の傘下に入り、その企業が軍事産業でも躍進するという風刺を取り入れ、社会派映画とも受け取れるし、残酷なシーンを何箇所も使いホラー映画のような作風も面白い。
 ロバート・モートン役のミゲル・ファーラーの爆破シーンも見物だ。助演男優賞をあげたいくらいだった。

1987年アカデミー賞編集賞、録音賞ノミネート
1988年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭最高技術委員会賞、SFX賞
(2004.7)

ロボコップ2 1990 アメリカ
Ori=WB
ROBOCOP2
ストーリー  デルタ・シティは麻薬ヌークに冒されていた。警察はオムニ社の労働条件に対抗してストライキを決行し、益々犯罪が増えていた。
監督 アーヴィン・カーシュナー
出演 ピーター・ウェラー ナンシー・アレン ダニエル・オハーリヒー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  少年を麻薬組織のボスのように扱っている点でのめり込めません。また、マーフィがバラバラにされるところも猟奇的すぎる。ブラックで笑わそうとする努力は認めるが、かなり冷めた目で見てしまう映画なのだ。その中でも、レトロな試作品とミイラ化した試作品、募金集めのためのショーで雑技団のごとく「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」をバイオリンで演奏するシーンが印象に残る。
 俳優ではファックス博士役のベリンダ・バウアーがマッド・サイエンティストぶりを発揮していて良かったのかもしれない。本筋は面白くない・・・スプラッター部分だけ前作を受け継いだという感じだ。
(2004.7)

ロボコップ3 1992 アメリカ
Ori=COLTRI
ROBOCOP3
ストーリー  未来都市デルタ・シティを建設するため、オムニ社が雇った地上げ屋リハッブ隊。旧市街地ではホームレスと化した人たちとオムニ社側との戦闘状況が続く。
監督 フレッド・デッカー
出演 ロバート・バーク ナンシー・アレン ジル・ヘネシー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★
コメント  こういう民衆の怒りを映画にするのは好きだ。古い建物を撤去され逃げ場を失った人たち。オムニ社側では彼らをテロリストと言い、徹底抗戦の構えを見せる。そして、マーフィは同僚を救うという一心で彼らの側に参戦するのだ(元々単純なプログラムがインプットされているため)。
 前作では、主人公側の怒りが全く伝わってこなくて駄作となったが、今回はその反省を踏まえて(?)、同僚のルイス刑事が惨殺される設定だ。これによって映画を観る者の怒りも爆発するのだ。そして、終盤には警察仲間がバッチを捨てて民衆側につき、リハッブ隊と戦う・・・やはり心拍数が上がってしまいます。しかし、戦うシーンの特撮がイマイチな点と空飛ぶマーフィの合成映像がB級感を生み出し、ボルテージが下がってしまう。1作目からみると、かなり予算が削られているように思えてしまうのだ。変てこりんな忍者も日本での評判を落としていますね。。。立入禁止の札も。。。
 マリー・ラザラス博士役のジル・ヘネシーは良かった。
(2004.7)

ロボコン 2003 日本
東宝
ストーリー  高専に通う落ちこぼれの里美は課題のロボット製作をなまけたことにより、ロボコン出場することになった。
監督 古厩智之
出演 長澤まさみ 小栗旬 伊藤淳史
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  地区予選は1回線負けだったのに、独創性が認められ全国大会に推薦されることになった。マスの上にブロックと積み上げるこの競技。負けたことをバネに真剣に取り組むようになった3人に竹内も加わり合宿することになった。
 全国大会。一度に運べる数を増やすためのゴムのコンベアは重くて重心がとれない。改良を加え試合に臨むが、1回戦、2回戦と相手のミスにより勝ち進む。途中、故障などのアクシデントも携帯を使って切り抜ける。
 なんだか音楽が眠くなるほど気だるい感じ。ストーリー自体も抑揚がなく、本物のロボコンを見る方が緊迫感があると思う。実況中継の人もだらだらしていた。

2003年日本アカデミー賞新人俳優賞(長澤)
同脚本賞ノミネート
(2005.11)

ロボッツ 2005 アメリカ
FOX
ROBOTS
ストーリー  リベット・シティのロドニーは食器洗いロボットの息子で部品はお下がりばかり。発明家を夢見て、ビッグフェルドのいるロボット・シティへと旅立った。
監督 クリス・ウェッジ
出演 ユアン・マクレガー ハル・ベリー ロビン・ウィリアムズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  ジャズとファンクを融合して・・・座布団1枚!
 子ども向け映画だとバカにしてすみません。序盤から、『オズの魔法使』のブリキ男が登場するもんだから、涙が出るほど嬉しくなってしまいました。その後、この踊り・・・どこかで見たことがあるぞと思っていたら、やはり歌い出しますか・・・しかも「油に唄えば」だった。観客の中で笑ってたのは一人だけでした・・・すみません、おっさんで。色んなパロディがあるとは聞いていましたけど、こんなに笑えるとは思いませんでした。しかし、ダースベーダーを出すのならR2D2やC3POもいるはずだ!と信じて探してみたけど、見つかりませんでした・・・エンドロールにはルーカス・フィルムの文字をはっきり確認したのに・・・
 フェンダーの『ストーカー』か?という台詞でも笑ってしまいました。声を出してもいいのなら、「そりゃ、あんただろ。ロビン・ウィリアムズ」とつっこみたかったくらいです。このフェンダーという赤くて細い唐辛子のようなロボット、細かい仕草やオーバーアクションが全てロビン・ウィリアムズのために作られたキャラのような感じがしましたよ、ほんとに。日本語吹替版では山寺宏一らしいですけど、フェンダーの細長い顔からすると高田純二が似合っているかもしれませんね。
 この映画のストーリーの良さは貧富の差という社会問題をはっきりと描いていることかと思います。利益を優先する大企業に立ち向かうスラム街(?)のジャンク製ロボットたち。どこかの政治家みたいに「貧乏人は死んでください」と言わんばかりのラチェットとその母親がだんだん憎たらしく思えてきます。そういえば、この巨顔の母親は『千と千尋の神隠し』の銭婆のパロディのような気がしました。
 予告編を見たときにはロビン・ウィリアムズが目立ってなかったので、つまらないのかなぁ〜と思っていたのですが、はっきり言って彼のための映画じゃないですか!いい意味で騙されました・・・
(2005.8)



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