戻る》 《index

ルナハイツ 2005 日本
ルナハイツ委員会
LUNA HEIGHTS
ストーリー  結婚のため若くしてマイホームを建てた南條隼人(柏原)はいきなり婚約者に逃げられ、ショックを隠せない。そんなとき同僚の大月まどり(安田)がその家を会社の女子寮にしようと押しかけてくる・・・
監督 初山恭洋  原作:星里もちる
出演 安田美沙子 柏原収史 上野未来
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★ ★★
コメント  原作がコミック。グラビアアイドルの映画。しかし安田美沙子にはパチンコ「CRホワイトエンジェル」でお世話になった。
 実は会社の上司である乱一世と飲んだときに約束してしまったため。しかも一挙に4人の女の子がやってくるのだ。ハーレムと化しているのに、婚約者に逃げられたことはかなりあとに残る。そのうち、りんちゃん(上野未来)に告られたり、重子(山口由紀子)は子持ち男と同居してたり、もう1人の裕子(斎藤優)は部長と不倫して怪文書騒ぎになったりで、男女関係も複雑に・・・
 生理用品を作っている会社なので、生理がどうとか、ナプキンがどうとかいう話がぽんぽん飛び出してしまう。バスタオル姿のお色気シーンはあるけど、もうちょっと何かがあればなぁ。
 しかし最後は予約を取り消してなかった結婚式場にてまどりがウェディングドレスを着て待っている。いきなりの告白、というか結婚かよ!と思っていたら、そこへ婚約者だった友美(後藤ゆきこ)が現れて「おなかの中に子供がいる」と・・・次が見たくなる終わり方。まるでTVドラマです。
(2006.11)

ルナ・パパ 1999 ドイツ/オーストリア/日本
ユーロスペース
LUNA PAPA
ストーリー  タジキスタンの村、17歳のマムラカットは劇団の27歳の俳優と名乗る男と一晩過ごして妊娠してしまう。堕胎も失敗し、厳格な父と兄ナスレディンを巻き込んでお腹の子の父親を探し出す。
監督 バフティヤル・フドイナザーロフ
出演 チェルパン・ハマートヴァ モーリッツ・ブライブトロイ アト・ムハメドシャノフ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  村のオープンエアの劇場や、飛び交うセスナ機や戦車、幻想的でもある夜の描写と漁業中心の村人とのコントラスト。暗闇でのセックスだったので、相手の男の顔も名前もわからないのだが、娘の苦悩とは裏腹に真剣に怒る父がかなりコミカルなのだ。細かい描写だけど、兄の行動もかなり笑えます。
 劇場や旅芸人を当り、途中、かなりドタバタとなるのだが、時折、語り手が未来の子どもの声となり、ドラマ性を取り戻す。決してコメディを基調とした映画ではないのだが、今まで見たこともないような映像で笑わせてくれるのだ。また、何が起こるかわからない展開にホラー映画に似た感覚の驚愕が待っています。ドッキリさせるなヨ!ラストなんかは宮崎アニメのような雰囲気だし・・・圧巻ですよ。
(2004.8)

ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション 2003 アメリカ
WB
LOONEY TUNES: BACK IN ACTION
ストーリー  バックス・バニーばかりが目立ってしまう映画を作るWBに対し、相棒のダフィ・ダックは会議上で訴えるが、コメディ部部長ケイトはダフィをクビにしてしまう。ダフィを捕まえようとして警備員DJ(フレイザー)までクビになってしまう・・・DJの父親はスパイ映画スターだったが、実は本当の諜報部員だったのだ。
監督 ジョー・ダンテ
出演 ブレンダン・フレイザー ジェナ・エルフマン スティーヴ・マーティン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  「リーサル・ウェポン・ベイビー」って・・・こわい。ハリウッドスタジオ内の映像は映画ファンにとってうれしいけど、アニメと人間が巧く噛み合ってるなぁ〜と感心する。バットモービルを乗りまわすシーンもうらやましい限り。ロジャー・コーマンやマシュー・リラードが本人役としてちょっとだけ出演するというのもいいですね。ワーナー・マイカルで見ることのできるお馴染みキャラを楽しむには、そのまま吹替えで観るのがベスト。「どったのぉ?先生」が何度も聞ける。
 『ハムナプトラ』でブレンダン・フレイザーのスタントマンをやったと自慢するDJに笑ってしまう。『サイコ』のパロディもいい。ダイヤを求めてラスベガスに到着してからは、もうハチャメチャ。子供であっても目がチカチカしてくるだろうなぁ・・・後半は真剣に見なかった。
 最近にしては珍しく、オーケストラがスクリーンに合わせてサウンドトラックを作っていると思われます。聞いたことのある曲が随所に出てくるのでパロディもわかりやすいかも・・・でも咄嗟には思い出せない。
(2005.8)

ルネッサンス 2006 フランス/イギリス/ルクセンブルグ
ハピネット=トルネード・フィルム
RENAISANCE
ストーリー  2054年のパリ。医療関連の大企業アヴァロン社の女性研究員イローナが何者かに誘拐された。カラス警部は捜査を開始するが、参考人が次々と狙われ、事件の背後にある巨大な陰謀を感じ取る・・・
監督 クリスチャン・ヴォルクマン
出演 ダニエル・クレイグ ロモーラ・ガライ イアン・ホルム
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  研究員が誘拐されるという難事件。犯人は白黒つけがたい・・・
 新世代映像“デジタル・モーション・グラフィック”を体験してきました。モーション・キャプチャーの俳優名もクレジットされていたし、登場人物の動きはとてもリアル。ゼメキスがやってのけたアニメから彩度を無くしてしまっただけなのか?と考えてもみるのですが、主役級の人はみなアメコミキャラのようなマンガチックさが感じられるのです。
 近未来の映像は、『マイノリティ・リポート』に出てきたようなハイテク機器がみなモノトーンになっているし、ホログラムや透明化する人間(ステルス・スーツ?)が不気味に映像に溶け込んでしまっている。監督が『AKIRA』(じいさんと早老病)や『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の影響も受けていると語っているし、『ブレードランナー』や『シンシティ』にも雰囲気を似せてある。また、1950年代のフィルム・ノワールを基本にして、現代社会の不安要素を浮き彫りにさせているため、人間の温かさはなかなか感じられない。被害者の姉ビスレーンやムラー博士に感情移入させることだってできたのに・・・
 2Dの絵に欠かせない輪郭の線。それを排して、光と影が3D感を一層高めてくれる。そして、この輪郭の欠如が不安感を煽り、サスペンス度をも増しているのです。唯一人間の温かさが感じられるのは、老人たちの皺の影だったりするのですが、不老不死を求めてやまない女性研究員と対照的なのが面白い。不老不死を悪事に利用するという敵の存在よりも、人間らしく生きることの大切さを訴えているかのようでした。監督は言及してなかったようですが、『カリオストロの城』も参考にしたのかなぁ・・・
 斬新なモノクロ映像にはしばらくすると慣れてくる。次第に、女性研究員を誘拐したのは誰なのかとワクワクもしてくるのですが、アヴァロン社の透明人間がうざすぎる。こんなのが作れるんだったら、もう充分だろうに・・・
(2007.9)



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送