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サバイバルガイド 1995 アメリカ
劇場未公開
BUSHWHACKED
ストーリー  宅配屋のマックスは仕事中に放火殺人犯に間違われ指名手配されることになった。逃亡するため盗んだ車がボーイスカウトの隊長のものだったために隊長と勘違いされて登山することに・・・
監督 グレッグ・ビーマン
出演 ダニエル・スターン ジョン・ポリト ブラッド・サリヴァン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  あらすじを読んだだけで笑ってしまう面白さ。ボーイスカウトは好きじゃなかったけど、この映画を観ると好きになりそう。6人の子どもたちが生き生きしていて、マックスについていく。殺人犯だと気づいてから、実は違うんだとわかるまでが短いので、信頼回復という感動は少ないけど、そのあとの迫力ある登山シーンがカバーしてくれた。
 ダニエル・スターンのコミカルな演技は下手をするとくどくなりがちだけど、子供たちも結構面白く演技してるのでよかった。『ホームアローン』の間抜けな泥棒の彼だ。
(2005.5)

サバイビング・ピカソ 1996 アメリカ
WB
SURVIVING PICASSO
ストーリー  1943年、ナチ占領下のパリ。画学生のフランソワは誘われるままピカソの画廊へ行き絵を習う。妻もいるし、二人の愛人もいるピカソ。
監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演 アンソニー・ホプキンス ナターシャ・マケルホーン ジュリアン・ムーア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★
コメント  ピカソの生き方の上っ面だけを表現しているかのような映画。しかも全編英語だ。ホプキンスやらムーアやら、贅沢に使ってはいるものの心の内面が見えないんですよね。作品は女性がらみのモノばかりだし、せっかく時代のスタートを占領下のパリにもってきたことが生かされてない。。ピカソについて詳しい人ならそれなりに評価できるのかもしれないけど、これじゃ女好きやわがままな面ばかり強調されているような・・・ 
(2004.9)

SURVIBE STYLE5+ 2004 日本
東宝
ストーリー  殺しても殺しても生き返る妻との展開を軸に、殺し屋とCMディレクター、催眠術にかかる男と徐々に彼らが意外な接点で繋がってゆく。
監督 関口現
出演 浅野忠信 小泉今日子 貫地谷しほり
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★
コメント  CMプランナー、CMディレクターたちが集まって長編映画を作ろうと思ったら・・・こうなってしまった。CM製作って儲かるんだなぁ、としみじみ思う。CMで儲けた金で映画界に殴り込みをかけたという雰囲気が滲みでています(しかも、いい俳優を使って・・・)。
 この映画の中の小ネタの数々も、30秒くらいのストーリーにしておけば、そりゃ面白いでしょうよ。とても長編に耐えるモノではありません。ほめるとしたら、映画らしく5つの群像劇風作品にしたことで、いくらか観客の集中力を保てるような努力をしたという点でしょうか。しかし最後の意外な展開まで読めてしまいます。。。
 
(2004.9)

砂漠は生きている 1953 アメリカ
大映
THE LIVING DESERT
ストーリー ディズニーの記録映画第一作。
監督 ジェームズ・アルガー
出演 砂漠 動物  自然 
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ 評価できず ★★★★ 評価できず ★★
コメント  当時の映画としてはカラーも綺麗。次年度作品の『滅びゆく大草原』の方が動物のドラマ性をよく撮っているように思う。それでも自然界には捕食、弱肉強食のドラマが無限大にあるということを感じざるを得ない。

1953年アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞
その他多数
(2004.3)

サハラに舞う羽根 2002 アメリカ/イギリス
アミューズピクチャーズ
THE FOUR FEATHERS
ストーリー  1884年、世界の4分の1を支配下に置いていたイギリスで、軍将校の息子ハリーがスーダンへ徴兵されることになったが、苦悩の末除隊を決意する。仲間からは臆病者を意味する白い羽根が送られてくる。
監督 シェカール・カプール
出演 ヒース・レジャー ウェス・ベントリー ケイト・ハドソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  これは女性向き映画なんだろうなぁ、やはり。レディースデーに見ただけあって、女性が9割の50人くらいでした。ジャックがやられた時にはすすり泣く声が聞こえてきたし・・・
私はと言えば、全く冷ややかな目で見てしまいましたね。。。唯一共感できたとシーンが「もう血を見たくない!」と叫んで戦士した仲間。それと男の友情(笑)、と言っても、ジャックとハリーの関係ではなく、ハリーとアブーの友情だなぁ。ちょっと設定に無理はあるが。。。(汗)
 しかし、イラク・アフガン問題がある中、このテーマは良くないでしょ。結局はイギリスの侵略戦争なわけだし、誰のために戦うって?「国のためでも軍のためでもなく、戦友のため」って。。。ちっとも感動できません。監督は反戦主義者らしいけど、何故だか帝国のご都合主義による穏健派というイメージの映画の仕上がりになってしまっている。原住民の残酷性ばかりを描写すると結局は反イスラムというイメージしか残りません。
 もし日本でも徴兵制が始まってしまう事態となったら、こういう映画を見せられるのかな〜と考えるとぞっとします。あと、主人公が稲垣吾郎そっくりに見えるシーンがいっぱいでした(笑)
 あっ、そんなことよりも、小泉批判してくびになったレバノン前大使の天木直人さん、立派ですね〜
(2003.10)

ザ・ハリケーン 1999 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
THE HURRICANE
ストーリー  無実の罪によって30年投獄された実在の黒人ボクサー。彼が獄中で書いた自伝を読んだ少年レズラは、その背後に人種偏見があることを知り、彼の釈放運動に立ち上がる。
監督 ノーマン・ジュイソン
出演 デンゼル・ワシントン ヴィセラス・レオン・シャノン デボラ・カーラ・アンガー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  ボブ・ディランも解放運動に参加して歌を作った。デンゼル・ワシントンがこの映画のために27キロも減量して臨んだなどと話題が尽きない映画。
 レズラ少年がルービン・カーターを知ったのは中古本市。自伝が発売された当時じゃなかったということも過ぎ去った年月の重さを感じます。最初の州法廷では陪審員が全員白人だったことに背筋が凍るような気がしました。また、法廷で闘う弁護士や市民団体が活躍するものだと思っていたら、レズラ少年と彼を受け入れたカナダの家族の情熱が熱かった。
 憎まれ役の刑事を演ずるダン・ヘダヤ・・・多くの映画の脇役であるが、すごくいい演技・・・ブルドッグが眼鏡をかけたような、と表現されているのが面白かった。今回、地上波TVで観たので、ノーカット版が観たくなった(カットされすぎだ・・・)。

1999年アカデミー賞主演男優賞ノミネート
2000年ベルリン国際映画祭銀熊賞
1999年ゴールデングローブ賞男優賞
(2004.8)

ザ・ビーチ 1999 アメリカ
FOX
THE BEACH
ストーリー  刺激を求めてバンコクへやってきたリチャード。そこで地上の楽園と言われる伝説の孤島の話を聞いた。人に知られてはならない島はコミュニティをなしていて、エチエンヌとフランソワーズもすぐに仲間になった。
監督 ダニー・ボイル
出演 レオナルド・ディカプリオ ティルダ・スウィントン ロバート・カーライル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★
コメント   「恐怖のフライドポテト」と同じなんだ。ん?島民はみなフライドポテトか?

2000年ラジー賞ワースト主演男優賞ノミネート
(2005.3)

ザ・ビッグ・ワン 1997 アメリカ/イギリス
劇場未公開
THE BIG ONE
ストーリー マイケル・ムーアのアポなし取材
監督 マイケル・ムーア
出演 マイケル・ムーア    
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ 評価できず ★★★★★ 評価できず ★★★★★
コメント   現代アメリカでの失業問題、政治問題を鋭くえぐる!何と痛快なドキュメンタリーなんだ。今の日本が抱える問題にもかなり共通点がある。大企業の横暴なリストラにはかなり腹が立つけど、真正面から取り組んでいる監督には恐れ入った。『ボウリング・フォー・コロンバイン』と基本姿勢は同じだったので納得できました。
 アメリカ国歌を“We will rock you”、国名をビッグワンにすればいいなんて大笑い!最高です。
(2004.1)

SABU さぶ 2002 日本
キネマ旬報社
ストーリー  芳古堂の表具職人の英二とさぶ。ある日、英二は金の布を盗んだという無実の罪で石川島へ島流しとなった。
監督 三池崇史 原作:山本周五郎
出演 藤原竜也 妻夫木聡 田畑智子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント   若き職人の篤き友情と謳われていたが、かなりプロット勝負の内容。単純であるためかなりの演技力が要求されるが、二人には荷が重かったような印象を受けた。しかし、大胆なカメラワークで長まわしした映像は、周りの役者にも助けられ雰囲気は良かった。
(2005.2)

ザ・ファーム/法律事務所 1993 アメリカ
Par=UIP
THE FIRM
ストーリー  法科大学生ミッチは条件のよいメンフィスの法律事務所に就職したが、社員が何人も死んでいる事実を調べ始めた。。。
監督 シドニー・ポラック
出演 トム・クルーズ ジーン・ハックマン ジーン・トリプルホーン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★★
コメント   原作はジョン・ギリシャム、音楽はデイヴ・グルーシン、共演はジーン・ハックマン、これで楽しめないはずがない。途中までは緊張感溢れる展開でしたが、これだけ長時間の映画にするのであれば殺人事件少なすぎる。殺されるかもしれないという緊迫する場面がないとゾクゾクしなくなったのも良くない傾向だが、マフィアや殺人事件がからむ映画なんですからね・・・途中まではもしかするとミッチの単なる被害妄想なのかとも考えちゃいました。

1993年アカデミー賞助演女優賞(ホリー・ハンター)、作曲賞ノミネート
その他
(2004.5)

ザ・フォッグ 1979 アメリカ
ヘラルド
THE FOG
ストーリー  4月30日午前0時、カリフォルニア、アントニア・ベイ。ニックの車の窓が突然割れ、船は遭難してしまう。ちょうど100年前に帆船エリザベス・デイン号が海に沈んだという事実も明らかになった・・・町の創立記念日は惨劇の記念日でもあったのだ。
監督 ジョン・カーペンター
出演 エイドリアン・バーボー ジェイミー・リー・カーティス ジャネット・リー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★
コメント  深夜ラジオのDJスティーヴィー・レイ(バーボー)が静かに語る。恐怖映画にはこういった深夜のDJが似合うなぁ。「KAB1340アントニオ・ベイ」というプロモテープもしつこく流れ、いつしか覚えてしまった。
 CGのない時代にこれほど綺麗なホラーを作っていたとは驚きだ。岬を徐々に霧が覆い尽くす光景や死者が登場するシーンは見事な出来映え。そして70年代のホラー・パニック映画では神父がヒーローのように扱われる流れをしっかりと受けている。ストーリー的にはいきなり「教会が安全」という無理な流れ、「6人が死ぬ」という重要な部分が弱い。
 ニックの車にヒッチハイクで乗ったエリザベス(ジェイミー)と式典の準備をするキャシー(ジャネット)は実の母娘なのですね。

1980年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭批評家賞
(2004.12)

ザ・フライ 1986 アメリカ
FOX
THE FLY
ストーリー  『蜘蛛男の恐怖』のリメイク。
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
出演 ジェフ・ゴールドブラム ジーナ・デイヴィス ジョン・ゲッツ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  何度観ても面白いと思う。『蜘蛛男の恐怖』も良かったのだが、メイクに雲泥の差があります。白黒版だと恐怖感のみしか感じられず、グロ、ホラー、アクション、恋愛と、様々な要素を盛り込んだ本作はかなりの秀作。
 人間に戻れなくなったセス・ブランドルが可哀想で涙が出てきた。

1986年アカデミー賞メイクアップ賞
1987年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭審査員特別賞
(2004.8)

ザ・フライ2/二世誕生 1988 アメリカ
FOX
THE FLY U
ストーリー  前作で死んだ科学者と女性記者の間に生まれた子どもを研究材料にして物質移転装置を完成させようとする。
監督 クリス・ウェイラス
出演 エリック・ストルツ ダフネ・ズニーカ リー・リチャードソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★ ★★
コメント  前作、オリジナルから見ると脚本がおそまつだ。SFホラーであるはずの映画が淡々と進み、人間ドラマとしてとらえようとして失敗したのだ。研究所所長バルトークに対してはもっと怒りを見せないと面白くないし、前半の超人的体質も成長してからは並みの人間になってしまう。そして犬を化け物にさせられた悲しみも弱い。
 しかし、視覚特殊効果は前作にひけをとらず、グロテスクで素晴らしい。それだけ。
(2004.7)

サブリナ 1995 アメリカ
Par=UIP
SABRINA
ストーリー ララビー家のデヴィッドに子供の頃から恋してるサブリナはパリに旅立つことになって、垢抜けて帰ってくる。オードリー主演の『麗しのサブリナ』のリメイク版。
監督 シドニー・ポラック
出演 ハリソン・フォード ジュリア・オーモンド グレッグ・キニア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★ ★★ ★★ ★★
コメント  サブリナの女の子がそれほど魅力を感じない。大財閥を描いた物語としても不自然なところがいっぱいある。これだけの資産がある人物ならばシークレット・サービスが居そうだし、会社の内部にも重要ポストの役員が居そうなものなのに・・・金持ちと庶民を扱うには、もっとリアルに描いて社会性を持たせないと面白くないですね。
 モンゴル料理を食べるシーンは『魔宮の伝説』を彷彿させてくれます。また、良かったところはパリの芸術イメージと会社の内部の無機質なデザインがコントラストを上手く表現されていたことくらいだろうか。

1995年アカデミー賞歌曲賞ノミネート
(2004.1)

サボタージュ 1936 イギリス
劇場未公開
SABOTAGE
ストーリー  停電により上映中止となり、映画館の料金を返せと客が騒いでいた。劇場主バーロックはテロリストたちの片棒をかつぎ、バス爆破の計画を立てていた・・・
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 シルヴィア・シドニー オスカー・ホモルカ ジョン・ローダー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  サボタージュとは社会を不安に陥れるための建造物等の破壊活動(テロと同義か?)。元の意味は「サボる」という言葉とは若干違っているようである。
 善良な夫を装い、残虐なテロを続けるグループに金で雇われ、爆発物をバスに置く計画。隣の八百屋の青年はかなり怪しかったのに、バーロックを監視する刑事だった。映画館の裏側を調査する刑事テッド、起爆予定の1時45分、行動を邪魔する刑事や妻の弟スティーヴィーなどスリリングな展開が繰り広げられる。犯罪映画の基本を見事に演出しているが、少年を殺してしまうなどヒッチコックらしからぬ内容となった。
 ラストに向かって、夫殺害や、刑事と妻のキスシーン、爆弾作りの小鳥屋の怪しげな行動など、予想もつかない展開だが、虚しさだけが残る映画だ。
(2005.6)








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