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サーカス 1928 アメリカ
東宝東和
THE CIRCUS
ストーリー トランプはスリと間違えられサーカス団の中に紛れ込むが、そこで座長にスカウトされ、そのままサーカス団のピエロとして活躍する。。。
監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリン マーナ・ケネディ アラン・ガルシア
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  警官に追われながら人形に化けるところや、綱渡りで猿にからまれるところは大いに笑った。チャップリン初期の集大成とも言えるほど笑いのエッセンスが詰まった作品だ。ラストシーンでの彼の背中には驚くべきほどの哀愁が漂っているところが印象的であり、このシーンだけでも観る価値があるだろう。

1928年アカデミー賞主演男優賞、喜劇監督賞ノミネート
同特別賞受賞
1928年度キネマ旬報ベストテン3位
(2004.2)

魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE 2004 日本
メディア・スーツ
ストーリー  中学のときに助けてくれた山本が進むというので、不良の巣窟であるクロマティ高校に入学した神山。頭が極端に悪い林田と存在感の薄い前田と友達になるが、様々な事件が起こる。
監督 山口雄大
出演 須賀貴匡 虎牙光揮 山本浩司
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★★
コメント  あれ、野球の漫画じゃないのか・・・クロマティという名前もそうだが、てっきり『緑山高校』と勘違いしていた自分に気がついた。
 『地獄甲子園』が完全な駄作だと思っていたので、この映画も全く期待しないで観たのです。もちろん事前情報を全く仕入れずに鑑賞すると・・・あ、ちょっと琴線に触れた。だ、ダメなんです。円谷プロのウルトラシリーズなんかよりも『スペクトルマン』を愛していた自分にとって、ゴリとラーが出てきただけで涙モノなんです。ず、ずるい・・・彼らが出てこなければ、2点路線だったのに!思わずテーマ曲を口ずさんじゃったじゃないですか。もちろん、『宇宙猿人ゴリ』『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』『スペクトルマン』とシリーズ途中でタイトルまで変えてしまうスペクトルマンはヒーローだったんですよ。歌も歌えます。一緒にカラオケ行くと、ネタ切れ時には歌っちゃいます。最初のシリーズで“最終回”の文字を見た途端に涙を流し、その直後に“来週からは『スペクトルマン』を放送します”というテロップを見たときには、ちゃぶ台をひっくりかえすほど大笑いしながら激怒した幼き日々を思い出してしまうのです。
 映画のほうがどうかというと、高校生たちが大笑いしているのに全くついていけないのに、ドラッグやUFOを呼ぶシーンでは、彼らには負けじと大笑いしている自分がいました。彼女たちは渡辺裕行のフレディや板尾創路のマスク・ド・竹之内に腹をかかえて笑っているようでしたけど、松崎しげるのシーンでは笑わないんですね・・・これもジェネレーション・ギャップなのかと、しみじみと老いを感じました。でも、阿藤海が地球防衛軍に加入したことは、若者も大人も笑っていませんでした。ちょっと可哀想・・・
(2005.11)

さくら 1994 日本
クレスト=ヘラルドエース
ストーリー  昭和41年。「人の喜ぶことがしたい」と名古屋と金沢を結ぶバス路線に停留所ごとに桜を植樹することを誓うバスの車掌。佐藤良二という実在の人物を描く。
監督 神山征二郎
出演 篠田三郎 田中好子 鈴木ヒロミツ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  丁度、桜の開花宣言が発表された日。何かをやり遂げることなんて、そろそろ人生を考える上で大切なことだと思う今日この頃。
 国鉄名金線は文字通り名古屋と金沢を結ぶ長距離バス路線だったが、民営化後には西日本JRバスが金沢〜福光間、JR東海バスが名古屋〜鳩ヶ谷間を運行。今は金沢のわずかな区間を残すだけとなった。
 町の薬局で「ガンの薬くれ」と飛びこんだ佐藤良二。めまいを時折おこし、体重が5キロ減ったことを気にした結果だ。病気とわかって入院が決まっても、庄川桜の苗木を毎日植え続ける一途な思い。8年目に千本植え、テレビニュースで放送された。娘の学校での講演などをやっても、娘からは無視される。
 民宿を切り盛りする佐藤家に輪島の小学校の先生がやってきて交流ができ、桜の先生からも萎えの育て方を学ぶ。命を削ってでも生涯さくらを植え続けること。まるで桜の精の生まれ変わりのような佐藤良二なのです。自分が死んでも400年の命をもった巨木となって毎年花を咲かせるという夢の世界。御母衣ダムに沈むところだった庄川桜を移植されたことから、生き甲斐となった「太平洋と日本海を結ぶ桜」の道を作ること。映画の映像よりも想像の世界が脳内に広がっていくことのほうが感動を呼ぶ。
 志半ばにして若死にしてしまうが、同僚のこうちゃんが意志を継ぐ。人を喜ばすことにも限界があるが、信念だかは受け継がれることがいいですね。ただ、脚本が弱いのか、ドラマとしては面白味に欠ける。
(2006.4)

櫻の園 1990 日本
アルゴプロジェクト
ストーリー  櫻華学園高等学校の演劇部は創立記念祭にチェーホフの演劇「桜の園」を上演するのが恒例だ。当日の朝、前日に3年の杉山が他校生徒と喫煙のため補導されたことにより、上演中止の危機となり演劇部員の間に小さな騒動が・・・
監督 中原俊 原作:吉田秋生
出演 中島ひろ子 つみきみほ 白鳥靖代
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  大勢の演劇部員が練習場をぐるりと囲んでアイスクリームを食べるシーンに代表されるように、一ヶ所で数人が会話する一方で、他の数人も会話するような同時進行劇。どこまでが演出で決められているのかわからなかったが、この舞台劇と映画劇の融合とでも言うべきダイナミクスに驚かされる。ストーリーはあってもなくてもいい程の些細なプロット。劇が始まるまでの2時間ちょっとの話なんですからね・・・
 劇が始まる直前には、実は女子生徒同士の三角関係も見え隠れするが、ここではつみきみほの大人びた繊細な演技がすがすがしい。ほんとにタバコを吸いたかったんだろうなぁ〜と思わせる絶妙な演技にも注目だ。

1990年日本アカデミー賞編集賞、新人俳優賞(中島ひろ子)
同作品賞、監督賞、脚本賞
1990年度キネマ旬報ベストテン1位
(2005.1)

櫻の園-さくらのその- 1990 日本
アルゴプロジェクト
ストーリー  バイオリンの道を諦め、櫻華学園高等学校に編入してきた結城桃。立ち入り禁止の旧校舎で11年前まで創立祭の恒例だった演劇部の“櫻の園”の台本を見つけ、その演劇を復活させようとする・・・
監督 中原俊 原作:吉田秋生
出演 福田沙紀 寺島咲
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  なぜかセルフリメイク。
 セルフリメイクといえば故市川崑監督の『ビルマの竪琴』や『犬神家の一族』を思い出してしまいますが、この中原俊監督の『櫻の園』は設定だけを再利用した大林宣彦監督の『転校生』のように全く違う作品になっています。もちろんオリジナルが高い評価を得たことが条件であるかのようで、これをこなせば巨匠の仲間入りというステータスがあるのかもしれません・・・もしかすると『エヴァ』なんてのもそうなのかも・・・
 吉田秋生の原作は知らないけど、オリジナル劇場版では劇中劇を巧みに散りばめ、演劇開演直前の2時間をほぼオンタイムで展開する独創性が素晴らしい出来でした。時折、劇中劇の台詞がそのまま登場人物たちの心情を表してるかのような演出があったり、同時進行する別の場所の女子高生たちの行動が繊細に描かれていることに緊迫感さえあったように覚えています。
 ところが・・・なぜリメイクしたんでしょう?と疑ってしまいたくなる展開。バイオリンの道をさっさと諦め母と姉も卒業生である櫻華学園高等学校へ編入してきた主人公の桃(福田沙紀)。行き当たりばったりで11年前から封印されていた演劇部恒例の“櫻の園”を復活させることになる。しかし、今は廃部となっていたが、かつての演劇部員だった担任の先生(菊川怜)や教頭(富司純子)から猛反対。劇を演ずることさえ禁止だという、まるで野球を禁止される難局ばかりの「ROOKIES」のようで、本題にすらなかなか入れない・・・
 何が問題かというと、演劇を出来るようになる展開において、それぞれのキャラの心理変化がほとんど描かれてないこと。一話一話の流れが大切な連続TVドラマとは違うのだ。台詞の練習シーンや細かな脚本は良かっただけに残念です。それに無駄な部分が多くて、どこかに伏線があるはずだと深読みしようにも全て裏切られる・・・まぁ、上戸彩はよかったけど。
 そんなこんなでオリジナルには及ばないものの、細かなところでいいシーンがありました。特に印象に残ったのが桃の姉(京野ことみ)がシュークリームの差し入れするところ。オリジナルにもアイスクリームの差し入れがあったし、女子生徒のリアクションが細かく演出されてたなぁ・・・
(2008.11)

ザ・グリード 1998 アメリカ
東宝東和
DEEP RISING
ストーリー  嵐の中、金で密輸を引き受けた船が豪華客船アルゴノーティカ号に遭遇する。だが、そこにはスリの罪で軟禁されていたトリリアン(ヤンセン)しかいなかった・・・
監督 スティーヴン・ソマーズ
出演 トリート・ウィリアムズ ファムケ・ヤンセン ケヴィン・J・オコナー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  巨大豪華客船だから高層ビル並のエレベーター。やっぱり定番の「イパネマの娘」がかかってるんだ。でも落下・・・最下層までいくと死体の山。グロ、グロ、グロのオンパレード!かなりのB級なのに、心臓がバクバクいいそうなくらい緊張する場面だ。
 密輸した武器と客船を襲うグループ。それぞれの思惑はあるものの、今となっては敵は無気味な生物だけだ。客船のシステムを破壊したのは、なんと全財産をつぎ込んだという船主キャントン(アンソニー・ヒールド)だったけど、この際そんなことはどうだっていい。生きて帰れるかどうかが問題なのだ。そんな中でも「イパネマの娘」を口ずさんでしまう助手のパストゥーチ(オコナー)。「俺をエサにするんじゃねー!」などと名言も残すが、彼の恋人である東洋人レイラ(ウナ・デーモン)がよかったのにすぐ死んでしまうなんて・・・残念。
 海洋もの映画では、これまた定番の素もぐりシーン。『ポセイドン・アドベンチャー』にそっくりでした。しかし、襲ってくるのは火災ではなく、ミミズの化け物。末端は触手を持ったミミズだったが、本体はタコ?『エイリアン4』のクイーンを思い起こさせる怪物だった。
 脱出方法も見所のひとつだが、横付けした自分の船に積まれていたミサイルを沈没寸前の豪華客船に向けて発射して反動で逃げるというもの。南海の孤島にジェット・スキーで辿り着き、めでたくパストゥーチも泳いできたが、島には新たな怪物が・・・と、シュールな終わり方。満足いくパニック映画でした。
(2006.5)

さくや 妖怪伝 2000 日本
ワーナー
ストーリー  宝永四年、霊峰富士が噴火し、妖怪が世に溢れ出した。幕府は榊備前守芳明に妖怪退治を命じる。しかし妖刀村正に魂を吸い取られ、一人娘咲夜に村正を託す。
監督 原口智生
出演 安藤希 山内秀一 嶋田久作
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★
コメント  河童の赤ん坊を引きとって太郎と名付け弟として育てる。頭が皿になってるからイジメられっ子になっているが、3月で10歳の子どもになったのだから不思議。
 脇役はベテラン俳優を使っているというのに、姉弟の演技が一番だめ。にがらすとましらぎも助けてくれるのはいいが、いつ出てくるのかわからない存在だ。造形やCGは中々のものだけど、所詮は子供だまし。妖怪を扱うのだから、もっとおどろおどろしい効果が欲しいところ。
 それにしても一番の難点は、大人が楽しめない内容だということだ。
(2005.5)

サークルゲーム SURVIVAL1 2002 日本
ENGEL
ストーリー  失恋して自殺しようとしている伊藤なつきを止めた栄作。彼女をサークルに誘ったが、初恋の女性操も入部したため、なつきを選ばなかった栄作。しかし、ずるずると2人と関係を持ってしまった・・・
監督 多胡由章  原作:村生ミオ
出演 藤田瞳子 中山弟吾朗 吉野瑠衣
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★
コメント  Vシネマか深夜ドラマのような雰囲気。なつきが操のグラスに下剤を入れるという、他愛もないようなサスペンス。音響効果がなかなかいい。
 しかし、なつきの目的が操や長瀬を眠らせてセックスするだけ。一応、「2人だけにしたら何するかわからないわよ」と緊張感を出そうとしているけど・・・なんだかなぁ。
 藤田瞳子だけは良かったです。
(2005.4)

サークルゲーム SURVIVAL2 2002 日本
ENGEL
ストーリー  合宿で気まずい事件が起こったが操と寄りを戻した栄作。諦めきれないなつきはヤケクソで長瀬と付き合ったりしてみる。男たちはもやもやを解消するためホテトル嬢と遊んでみるが・・・
監督 祷映  原作:村生ミオ
出演 藤田瞳子 中山弟吾朗 吉野瑠衣
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★ ★★
コメント  「女は男の最初の女になりたがる」「他の女と寝た男が許せない」という操の言葉に悩む栄作。ホテトル嬢の中になつきが“みさお”という名前で登録していた。止めさせようとしてホテトル嬢になったなつきを指名した栄作だったが、逆に威されて言いくるめられてしまう。まぁ、説得力のない男が説教しようとしてもねぇ・・・女たらしの江崎まで説得に参戦してるし、こりゃ長瀬が可哀想だ。しかもなつきの策略でホテルで目を覚ます長瀬と操・・・このなつきの悪女ぶりは面白い。
 所詮は「ヤルことだけしか考えていなかった男たちに天罰を加える悪女なつき」ととらえれば、別にドロドロ感もひどくはない。ただ、映画の撮り方を考えてみたら、感情線がバラバラになっているため特定の一人に無理矢理感情移入しなければストーリーとして成立しない。設定やシチュエーションを大胆に変えると、いい映画になるかも。
(2005.4)

ザ・コア 2003 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
THE CORE
ストーリー  ペースメーカーを使用している人間が同時に死んだり、鳥の大群がいきなり方向感覚を失うといった事件が起こっていた。
監督 ジョン・アミエル
出演 アーロン・エッカート ヒラリー・スワンク デルロイ・リンドー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★
コメント  発想は面白い。未知なる地球の内部に対する好奇心を喚起させてくれる。ある意味『ミクロの決死圏』と似たような発想であるが、ストーリー自体は『アルマゲドン』に似すぎている(地底内部を表現したCGはミクロ・・にそっくりだ)。しかし、地球を救うという大義名分はあるものの、核爆弾を安易に扱うことは許されない(使用するのは民間人だし、こわいよね)。細かな設定も施されてはいるが、「デスティニー」の説明も不十分に感じるし、電磁波が異常な状況なのに地上と地中との通信だけは可能な点、それと地中内部に向かうのが学者たちといった点に納得いかない。
 結局、仮想敵国のために「デスティニー」を開発し、そのことによって地球のコアが止まってしまい地球規模の大混乱を起こす。自分のミスの後始末をするために核弾頭を数発ぶちこんで、何とか体裁を保つ。しかも、ハッカーを雇って情報操作するといったアメリカの極悪人ぶりを批判した映画ととればよいのだろうか・・・
 翻訳もちょっと許せない気がする。核(コア)と核(ニュークリア)の違いをもっと書かないと、お子様は勘違いしますよ。“原爆”という訳でもいいのだから・・・
(2004.1)

ザ・コミットメンツ 1991 イギリス
ソヴリン・ピクチャーズ=WB
THE COMMITMENTS
ストーリー  ダブリンの労働者階級の若者、ジミー・ラビットがソウルをやるためにバンドメンバーを集める。
監督 アラン・パーカー
出演 ロバート・アーキンズ マイケル・エイハーン アンジェリナ・ボール
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  募集広告を出してもロクな奴が集まってこない。まぁ、イギリスでソウル・ミュージックなんて興味もつ若者はいないのかもしれない。ジェームズ・ブラウンを歌っても人は集まるのか・・・
 素人バンドとして、最初は身内ばかりのコンサート。感電事故などもあって、生々しい部分もあった。メンバーの会話は下ネタばかり。誰がリーダーか、ともめるところもあるが、発起人のジミーが裏方だからしょうがないのか・・・
 色んなミュージシャン名が出てくるので楽しいのだけれど、ブルー・スウェード・シューズなんかをそのままカタカナ表記してもらいたかった、等翻訳も疑問。
 なんだか、ミッカーが一番いい方向へ行ったのか??

1991年アカデミー賞編集賞ノミネート
1991年ゴールデングローブ賞作品賞ノミネート
1991年英国アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞
(2005.9)

ザ・コンテンダー 2000 アメリカ
日本ヘラルド映画
THE CONTENDER
ストーリー  米副大統領の急死によりジャック・エヴァンス大統領は女性議員ハンソンを副大統領に指名し、それを阻止しようとするラニヨン議員がセックス・スキャンダルを突きとめるが・・・
監督 ロッド・ルーリー
出演 ゲイリー・オールドマン ジョーン・アレン ジェフ・ブリッジス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★ ★★★★ ★★
コメント  民主党ハサウェイ知事は川に転落した車の人を救おうとして、命を省みず川に飛びこんだが車の女性は死んでしまう。マスコミからも英雄視された知事は副大統領に一番近いとされていたが、人が死んだことにより候補から外されてしまったのだ。
 ハンソン上院議員は大学生時代に派手なセックスショーを仲間内で楽しんでいたことがスキャンダルネタとして取り上げられ、反対派が活気付いていた。こういう女が政界に進出すること自体不思議な国アメリカ。乱交やフリーセックスの問題から二大政党のテーマ“中絶の擁護”へのすり替えなどはばかばかしくて見ていられない。
 後半にどんでん返しが待っているのですが、何となくそんな気がしていました。ハサウェイも許されないことだけど、だからといって、ハンソンが選ばれるというのも・・・最終的にはやはり二大政党万歳、アメリカ大統領万歳になるのか、「姑息じゃない」という理由だけで副大統領に指名するというのもばかばかしかった。しっかりと軍備増強を謳っているし、アメリカ人以外が見たらむかつくのでは・・・
 ゲイリー・オールドマンの頭って、あんなに禿げ上がっていましたっけ?FBI記者のキャサリン・モリスが眼鏡が可愛い。

2000年アカデミー賞主演女優賞、助演男優賞ノミネート
その他
(2005.7)



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