サンゲリア | 1979 イタリア/アメリカ 東宝東和 SANGUELLIA |
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ストーリー | カリブ海に浮かぶ孤島でゾンビが暴れるの。。。ブードゥーがらみの一作。 | |||
監督 | ルチオ・フルチ | |||
出演 | イアン・マカラック | ティサ・ファロー | リチャード・ジョンソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★ | ★★ | ★ | ★ |
コメント | 人食い鮫対ゾンビのシーンが圧巻だ!というより、すごい発想だ(笑)。もうこれだけでいいよってな感じなのに、ストーリーがつまらない。2度目の鑑賞ではあったが、特撮シーン以外は見るべきものがない。。。眠くなった。 (2004.5)
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サンゲリア2 | 1988 イタリア 劇場未公開 ZONBI3 |
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ストーリー | 細菌兵器デス・ワンをテロリストに奪われ、軍部は焼却するも灰が鳥に感染し、そして人間へ・・・ | |||
監督 | ルチオ・フルチ | |||
出演 | デラン・サラフィアン | ビアトリス・リング | アレックス・マクブライト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
コメント | サンゲリアは1の方が評価は高いみたいだが、個人的にこちらのほうが好きだ。音響効果なんかは恐怖感を煽るし、映像も比べ物にならないくらいにどぎついからだ。『バタリアン』の影響も受けているのか、軍批判の要素も織り込んであります。「暴力よりもワクチンで解決」なんて言葉は臭く、ラストも『バタリアン』に比べるとおとなしい。強いて批判的になるとすれば、ぱくりすぎってところか・・・(妊婦から・・・ってのもあるし、もろ『鳥』だし)。 (2004.5)
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サンシャイン・ボーイズ | 1975 アメリカ 劇場未公開 THE SUNSHINE BOYS |
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ストーリー | 芸人ウィリー・クラークはポテトチップスのCM俳優のオーディションを受けるが落ちてしまう。甥でエージェントのベンはかつてのコンビ、アル・ルイスと組んでコメディを演じてほしいと頼むが・・・ | |||
監督 | ハーバート・ロス | |||
出演 | ウォルター・マッソー | ジョージ・バーンズ | リチャード・ベンジャミン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 日本で公開されなかったのは何故なんでしょうか?ボケ中心の漫才そっくりですよ、これは。もしかすると「日本人め、敗戦の仕返しに不良品を・・・」という台詞がいけなかったのかもしれない。ウィリーとアルが揃うと、ボケ合戦のようなバトルが繰り広げられて大爆笑なのになぁ。 しかしこの2人、リハの舞台に立つと、途端につまらなくなるというのが哀愁を感じます。毒舌とボケが中心なのにしっかりし過ぎているのは違和感ありますが、微笑ましいおじいちゃん達でうらやましくも感じます。しかし、enterとcome in だけでこれだけ険悪になるとは・・・ 「もはやネタと現実の区別がつかん」という台詞・・・おもろい。 1975年アカデミー賞助演男優賞(ジョージ・バーンズ) 同主演男優賞、脚色賞、美術監督・装置賞ノミネート 1975年ゴールデングローブ賞作品賞、男優賞、助演男優賞 (2004.3)
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39 刑法第三十九条 | 1999 日本 松竹 |
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ストーリー | 殺人容疑で逮捕された柴田には犯行当時の記憶が無く、弁護側は被疑者の心神喪失を主張。 | |||
監督 | 森田芳光 | |||
出演 | 鈴木京香 | 堤真一 | 岸部一徳 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | (2004.6)
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三十九夜 | 1935 イギリス ヘラルド THE 39 STEPS |
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ストーリー | Mr.メモリーのショーを見ていたカナダ人ハネイは謎の女に助けを求められ自室に連れ込んだが、翌朝彼女は殺されていた。ハネイは殺人犯として疑われ、追っ手をかわすためにスコットランドへ向かう。 | |||
監督 | アルフレッド・ヒッチコック 原作:ジョン・バカン | |||
出演 | ロバート・ドーナット | マデリーン・キャロル | ゴッドフリー・タール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 逃亡ものの原点のような内容だ。原作も面白いのであろう、プロットとカメラワークの織り成す技は現代の映画に引けを取らない。この映画がきっかけになってハリウッドへと進出したヒッチコックであるから、かなり力が入ってると思われる。 (2005.1)
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三十四丁目の奇跡 | 1947 アメリカ MIRACLE ON 34TH STREET |
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ストーリー | ニューヨーク、メイシー百貨店のドリス・ウォーカーはパレードでサンタの代役クリスを雇うが、意外な活躍をする。 | |||
監督 | ジョージ・シートン | |||
出演 | モーリーン・オハラ | ジョン・ペイン | エドモンド・グウェン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 何でも裁判にするというアメリカという国も面白いが、これが戦後直後の作品だと考えると、当時の日米の差はすごかったのだな、と改めて感じます。クリスマス映画というジャンルはイマイチ好きではないのだが、この映画だけは充分楽しめる作品です。 俳優ではサンタ役のエドモンド・グウェンも良かったのだが、子役のナタリー・ウッドが素晴らしい。 1947年アカデミー賞助演男優賞、脚色賞、原案賞 同作品賞ノミネート (2004.2)
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サンセット大通り | 1950 アメリカ PAR=セントラル SUNSET BOULEVARD SUNSET BLVD. |
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ストーリー | 売れない脚本家ギリスは家賃を滞納、信販会社からも追われる立場。今日も逃げ回って辿り着いた先が、元大スターのノーマ・デズモンド邸であった。 | |||
監督 | ビリー・ワイルダー | |||
出演 | グロリア・スワンソン | ウィリアム・ホールデン | エリッヒ・フォン・シュトロハイム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 観客をストーリーに引きつけるテクニックは最高です。最初から台詞が多いということもあるが、笑わせるテクニックやサスペンス要素(チンパンジーが最高だ)満載だからですよね、これは。また、他の映画のタイトルがいっぱい出てくるのも興味深い。 それより何といってもデミル監督やキートンがそのまま本人として出演ってのも面白い。チャップリンのパロディーもいいし、女優にこだわり続ける狂気とも言える演技が最高でした。 1950年アカデミー賞脚本賞他4部門 1950年ゴールデンクローブ賞作品、女優、監督、音楽 (2004.1)
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三大怪獣 地球最大の決戦 | 1964 日本 東宝 |
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ストーリー | 1月だというのに夏のような異常気象。金星人と名乗る予言者。夏木陽介演ずる刑事と放送記者の妹を軸に、予言された阿蘇。インファント島の双子は予言者の言葉で難を逃れる。。。ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラと登場するが、金星を破壊したキングギドラに対抗するにはモスラ、ラドン、ゴジラと力を合わせるしかなかった・・・ | |||
監督 | 本多猪四郎 | |||
出演 | 夏木陽介 | 小泉博 | 星由里子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ |
コメント | サルノ王女専用機が撃墜された事件よりも、予言者の出現の方が特ダネになる世の中なんて・・・今もそんなに変わらないか(笑)。異常気象もあって、大変な日本になっています。「あの方はどうしているのでしょう?」という番組も面白い。今の世の中と変わらない(笑)。防衛軍が核攻撃するのをためらっていることに良心を感じるし、平和のインファント島のモスラに解決を委ねるところもいいことなのかもしれない。 見所は、双子のピーナッツがモスラがゴジラ・ラドンを説得する様子を通訳するところだ。思わず失笑するのだが、実に楽しい。シリーズ第5作。 (2004.11)
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サンタクローズ | 1994 アメリカ ブエナ THE SANTA CLAUSE |
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ストーリー | おもちゃ屋勤務のエリート・サラリーマン、スコットが離婚して離れ離れとなった息子とイブを過ごすが、七面鳥調理の失敗でデニーズで食事をすることになった二人。寝静まった頃、サンタが屋根から落ちてきてスコットがサンタ役をすることになった・・・ | |||
監督 | ジョン・パスキン | |||
出演 | ティム・アレン | ジャッジ・ラインホルド | ウェンディ・クルーソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | サンタになったお父さん。北極の妖精たちのおもちゃ工場の雰囲気もよかったね。さすがディズニーといった感じです。 しかし激務ですなぁ。1年に1度の仕事で世界中にプレゼントを配るんだから。煙突の謎もわかったし、よかったよかった。だけど、お父さんはこのまま一生サンタになるのでしょうかね。最初に消えてしまったサンタもどこへ行ったのやら・・・ 1995年MTVムービーアワードブレイクスルー演技賞、コメディ演技賞ノミネート (2004.12)
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サンタクロース・リターンズ!クリスマス危機一髪 | 2002 アメリカ ブエナ THE SANTA CLAUSE 2: THE MRS. CLAUSE |
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ストーリー | 前作から8年経った続編。妖精の国で活躍していたサンタはクリスマスイブまでに結婚しないとサンタでなくなると言われ、息子のチャーリーが悪い子リストに入れられてしまうという二つの悪いニュースが飛び込んできた。 | |||
監督 | マイケル・レンベック | |||
出演 | ティム・アレン | エリザベス・ミッチェル | エリック・ロイド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 前作から続けて観ると面白い。格段にパワーアップしたティム・アレン・サンタを楽しむことができる映画だ。サンタの仕事をいきなり契約されてしまう奇想天外なストーリーよりは、大人も楽しめるラブ・ファンタジーと仕上がった感があります。8年も経っているのに、ニールが着ていたセーターが同じだったのは嬉しくて笑えた。 前作でも感じたが、アメリカの家庭においての離婚と親権の問題。定着しているというよりは、自然な人間関係として捉えている。元夫スコットと現夫ニール、二人の関係は良好で異父兄妹であるチャーリーとルーシーの関係もいい。クリスマス映画となると、『クリスマスに万歳!』や『ホーム・アローン4』など、離婚した夫婦がよりを戻すストーリーが多いものだが、この映画は意図的に現代流行の新しい家族関係を描いているのだ。 コミカルな前作とは違って、コピーサンタが軍隊まで作り上げるという社会風刺も効いているし、校長先生とのラブロマンスは普通のラブコメ並の出来の良さがあります。まさしく家族そろって楽しめるファミリームービーだと思います。 (2004.12)
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サンダーバード | 2004 アメリカ UIP THUNDERBIRDS |
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ストーリー | 謎の組織、国際救助隊IRのトレーシー一家の末っ子アランは隊員になれる日を夢見ていた。ある日、フッドの一味がサンダーバードのメカを乗っ取って復讐と銀行強盗を企み、トレーシー・アイランドに潜入する。。。 | |||
監督 | ジョナサン・フレイクス | |||
出演 | ブラディ・コーベット | ソフィア・マイルズ | ベン・キングズレー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | サンダーバード2号には思い入れがある。子どもの頃、お小遣いの範囲で買えるプラモデルや模型は、2号のコンテナが脱着できないほどの安いモノだけだったので悲しい思いをしていた(裕福な子は基地のジオラマや合体できる高価なモノを持っていた)。やはり2号にはコンテナが必要なのだ!そして、コンテナを降ろし抜け殻となった2号は機体の腹に空洞が出来て哀愁漂わしているのが正統派だった。合体や分離によって情けない姿になるものと言えば、アイスラッガーを放った後のウルトラセブンの頭とサンダーバード2号が代表選手だったのだ!そ、それが、みっともない姿にならないなんて・・・ ストーリーは子供向けである。活躍するのは末っ子アランとファーマット、ティンティン、そしてペネロープとパーカーである。お兄さんたちは台詞がほとんど無いくらいに活躍しない。そして更にまずいことに、メカが主役にならなければならないのに、人間中心のストーリーなのだ。これはサンダーバードに憧れた世代に対する冒涜とも言える行為であり、「今から子供ファンを育てるぞ!」みたいな戦略が見え隠れする。ということで、大人のファンには残念な結果となりましたが、子供向け冒険活劇としてはまぁまぁの出来でなのでしょう。しかし、子供たちはガッシュベル、ポケモン、に足を運ぶぞ・・・ パーカー役はやはりローワン・アトキンソンにするべきでしょう。これじゃ、小型化したアーネスト・ボーグナインという雰囲気だ。個人的見解では、みのもんたに見えてしょうがなかったが(笑) (2004.8)
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サンダーバード6号(劇場版) | 1968 イギリス UA THUNDERBIRD 6 |
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ストーリー | 新たに開発した飛行船スカイシップが陰謀団によって爆発の危機にさらされる。 | |||
監督 | デヴィッド・レイン | |||
出演 | 中田浩二 | 宗近晴美 | 菅沼久義 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★★ |
コメント | ペネロープは黒柳徹子なのだが、35年も前なのに、今よりも老けた声だ。インドの蛇つかいが吹く笛の音もサンダーバードのテーマソングになっているところが面白い。 本来のメカはそれほど動かずに、セスナ機中心に活躍してる。しかもかなりの実写を使っている。 ストーリー自体は大した事ないが、ペネロープの声を録音しそれを繋ぎ合わせてサンダーバードをおびき寄せるという、当時としては画期的な内容・・・この遊びよくやったなぁ・・・時代の先端を行っていた? (2004.8)
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三人三色 | 2004 韓国 アップリンク |
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ストーリー | チョンジュ映画祭のプロジェクトである3人の監督によるオムニバス。 | |||
監督 | ポン・ジュノ ユー・リクウァイ 石井聰互 | |||
出演 | ユン・チェムン | ナ・レン | 市川実和子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 『インフルエンザ』 監督:ポン・ジュノ(ほえる犬は噛まない、殺人の追憶) 全編、ソウル市内に設置された監視カメラの映像。一人の男があたかもインフルエンザに感染して暴力の道へ無感覚にまで暴走してしまう姿を曝け出している。最初の駅のトイレでの映像は、男がTVショッピングに出演するための練習風景が映し出され、思わず失笑を呼んでしまうのだが、その後が凄い!銀行ATMに来る客を襲う!駐車場で待ち伏せして襲う!等々息を飲んでシーンとなってしまう会場が一転して女性の悲鳴や驚きの声があがります。映画館の方が面白い。。。。マヂすご!眠れなくなるぞ! ★★★★★ 『夜迷宮』 監督:ユー・リクウァイ(天上の恋歌) インフルエンザで熱くなった後にクールダウンさせるのに最適な短編だ。ただただ眠くなってきます。。。。『2046』のときの感覚と似てたか?? ★・・・・ 『鏡心』 監督:石井聰互(逆噴射家族、狂い咲きサンダーロード、五条霊戦記) 石井監督の元恋人が経験したという不可思議な体験を映像化。バリでロケしたらしい美しすぎる背景。気持ちいいです。何を言ってもネタバレになりそう・・・ 「制作費800万円」との劇中台詞があることから、低予算でもこのくらいの映画は撮れるんだぞというアピールもあったのかもしれない。また、このプロジェクトのテーマが「フィクション/リアリティ」の境界線を描くことらしいので、元恋人という設定もあやしいのだ(笑) ★★★・・ (2004.11)
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サン・ピエールの生命(いのち) | 1999 フランス シネカノン LA VEUVE DE SAINT-PIERRE |
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ストーリー | 1849年、仏領・サン・ピエール島。死刑の判決を受けたニールはギロチンが島に届くまでの間、隊長ジャンの妻ポーリーヌの手伝いをすることになった。 | |||
監督 | パトリス・ルコント | |||
出演 | ジュリエット・ビノシュ | ダニエル・オートゥイユ | エミール・クストリッツァ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 濃霧の中でのタラ漁。漂流中に助けられたルイとニールはクパール船長が「単にでかいのか、デブなのか」を確かめようとして殺害してしまう。裁判の結果監獄送りとなったルイは護送中、事故で死んでしまう。 根っからの悪人はいないと信じて慈善を施すポーリーヌ。夫ジャンも進歩的でリベラルな考えの持ち主だが、下着の匂いを嗅ぐというちょっとアブノーマルな性癖の持ち主。馬につけた名前が“塩ダラ”というのも面白い。全編通して常にシリアスなドラマを作るのではなく、ちょっとした笑えるキャラや設定がルコント監督の重要な要素だと思う。 ギロチンの処刑執行まではかなり自由・・・ジャンヌ=マリーと結婚までしてしまうニール・・・まるで潔く罰を受ける聖職者のようである。そして厳しい軍の規律にも背いてしまうほど信念が強かったジャン隊長。島民たちの純朴なニールへの思いも伝わってくる。惜しいのは処刑直前に民衆パワーが炸裂しなかったところだ。ニールとジャンの崇高さには感動するものの、涙が出るほど感動できなかった。 2000年ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート (2004.9)
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三匹の侍 | 1964 日本 松竹 |
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ストーリー | 悪代官の圧政に苦しむ農民3人が代官の娘を人質にとって立て篭もってところへ、旅の浪人、柴左近(丹波)が現われる。百姓出身の侍、桜京十郎(長門)を仲間にして代官に立ち向かう。また、浪人桔梗鋭之助(平)も代官に裏切られ。。。 | |||
監督 | 五社英雄 | |||
出演 | 丹波哲郎 | 平幹二朗 | 長門勇 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | TV時代劇『三匹が斬る』は好きだった。基本設定はこの映画のアイデアをもらっているものだったのだろう。しかし、この映画、かなり重いかも。 百姓の代わりに百叩きの刑を受ける柴は男らしく慈愛の精神に満ちてはいる。有りえないとは思いつつも、画面に釘付けになるほど面白い。しかし、せっかく民衆側から描いたストーリーも、ラストには侍たちの酔狂であったかのような展開になり、虚しささえ残ってしまうのだ。。。 (2004.5)
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秋刀魚の味 | 1962 日本 松竹 |
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ストーリー | 小津晩年の作品。平山周平(笠)の娘路子の縁談が持ち上がった。河合と堀江でクラス会へと参加して恩師に40年ぶりに出会うが、一人娘を嫁に出せない恩師と自分を比べてしまい、娘のことを考える。 | |||
監督 | 小津安二郎 | |||
出演 | 岩下志麻 | 笠智衆 | 佐田啓二 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ひょうたんとあだ名された先生・東野英治郎の泥酔演技はさすが。素面の時の平身低頭姿勢も哀愁を漂わせていい雰囲気だ。掃除機、冷蔵庫、高度経済成長期における三種の神器と呼ばれる家電と生活臭が懐かしさいっぱい。といっても知らない時代ですが。 見合いでもなく、周りでどんどん縁談をすすめる昭和の良き時代。兄の同僚の三浦にちょっと気があっただけだったのにすれ違いで・・・と、その後があっさり決まってしまう。子どもたちの目線はほとんどなく、父親と親友2人の描写が中心。 「(人生は)ひとりぼっち」という言葉で、小津の人生観を象徴する。結婚させた方が娘の幸せになるんだという思いが伝わってくるが、それよりも寂しく死に行く前に身辺整理をしただけのような気がしてならない。日本の敗戦についての考察も興味深いところだ。 (2005.3)
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三文役者 | 2000 日本 東京テアトル=近代映画協会 |
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ストーリー | 戦後バイプレーヤーとして活躍した殿山泰司のエピソード。 | |||
監督 | 新藤兼人 | |||
出演 | 竹中直人 | 荻野目慶子 | 吉田日出子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 新藤兼人監督と殿山泰司の出演映画の回想+メイキング+宣伝映画のような気もした。音羽信子がナレーションしてるし、過去フィルムをそのまま使っているし、かなり内輪だ。それでも面白いし、観たい映画が増えてしまった。『裸の島』『人間』『母』『鬼婆』『悪党』『落葉樹』その他いろいろ・・・そして晩年の『黒い雨』『花物語』『さくら隊散る』・・・全部見たくなってきた。 荻野目慶子の色っぽくないヌードも中々のものだが、側近と呼ばれて可愛そうだ。年老いても女好きだが、憎めない三文役者。二人の女を幸せにはできなかったのか? 2000年日本アカデミー賞主演男優賞ノミネート 2000年日本映画プロフェッショナル大賞7位 (2004.12)
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