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さらば愛しき女よ 1975 アメリカ
UA
FAREWELL, MY LOVELY
ストーリー  ロスで謎の女を探す私立探偵フィリップ・マーロウ。
監督 ディック・リチャーズ 原作:レイモンド・チャンドラー
出演 ロバート・ミッチャム シャーロット・ランプリング ジャック・オハローラン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ヤンキースのディマジオが打てばいいのさ、ふっ。連続試合安打は難しいんだよな・・・プレッシャーがかかるし。事件よりもディマジオの記録の方が大事なのさ。
 ムース・マロイという出所した男もよくわからない。もう、わからない人物だらけの中で新たに殺人が起こる。雰囲気と台詞だけで楽しむべきチャンドラーの世界だ。

1975年アカデミー賞助演女優賞(シルヴィア・マイルズ)ノミネート
(2004.8)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 1978 日本
東映
ストーリー  西暦2201年。ガミラスとの戦いも終わり、地球は順調に回復していった。しかし、宇宙征服をたくらむ白色彗星帝国が接近していたのだ。一方、古代は未知の星からテレサという女性の救助を求めるメッセージを受け、発信源の星を目指す・・・そして死んだはずのデスラー総統が再び戦いを挑んできた。『宇宙戦艦ヤマト』の続編。
監督 舛田利雄
出演 富山敬 仲村秀生 麻上洋子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★
コメント  この続編が公開されたとき、賛否両論の反響が凄かったのを覚えている。特攻隊がどうとか、侵略戦争がどうとか、そんな議論の前に、非常につまらないストーリーです。デスラーが生きていたという事実と彼との葛藤が面白かっただけです。
(2005.3)

さらば冬のかもめ 1973 アメリカ
COL
THE LAST DETAIL
ストーリー  海軍で募金箱から40ドルを盗んだ罪で8年の禁固刑と不名誉除隊になったメドウズ(クエイド)をポーツマスまで護送する任を命じられたバダスキーとマルホール。
監督 ハル・アシュビー
出演 ジャック・ニコルソン ランディ・クエイド オーティス・ヤング
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント 【ネタバレ注意】
 南妙法蓮華経ネタをかなり引っ張ってるな(笑)。このギャグは日本人以外でもウケるんだろうか?
 大した罪じゃないのに投獄される若者に人生の楽しみを教えてやろうとする二人に感動しました。そして最後には、逃げるメビウスに怪我をさせたのに、逃げたわけじゃないと彼をかばう息の合った二人。殺伐とした軍隊の中にもいいおっさんがいるもんだ。

1973年アカデミー賞主演男優賞、助演男優賞、脚色賞ノミネート
1974年カンヌ国際映画祭男優賞(ジャック・ニコルソン)
その他
(2004.7)

さらば、わが愛/覇王別姫 1993 香港
ヘラルド
覇王別姫 FAREWELL TO MY CONCUBINE
ストーリー  1925年、娼婦の母親が京劇の養成所に小豆シャオトウを預ける。卑しい息子としていじめられる中、石頭シートウだけは可愛がった。やがて二人は「覇王別姫」の名コンビとなる。
監督 チェン・カイコー
出演 レスリー・チャン チャン・フォンイー コン・リー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  「男として生まれ」なのか、「女として生まれ」なのかわからなくなってきた(笑)。しかし、これだけ長時間の映画なのに時間を感じさせないくらいに京劇に魅入ってしまうという一大叙事詩なのだ。日本の占領、国民党、共産党と時代が変わる中で、芝居の中で生き続ける二人。中国近代史の勉強にもなる。
 文化大革命の後は、台詞さえも変えられてしまったのかな?よくわからないが。

1993年アカデミー賞外国語映画賞、撮影賞ノミネート
1993年カンヌ国際映画祭パルムドール、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞
その他多数
(2004.7)

サラマンダー 2002 アメリカ/イギリス/アイルランド
東宝東和
REIGN OF FIRE
ストーリー  ロンドンの地下でドラゴンが発見された。それ以降ドラゴンは猛威をふるい世界を炎と化してしまった。そして2020年、荒廃したロンドン近郊のクインたちの砦にアメリカ義勇軍の奴らがやってきた。
監督 ロブ・ボウマン
出演 クリスチャン・ベイル マシュー・マコノヒー イザベラ・スコルプコ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  これは映画館の迫力ある画面で観るべき映画だ。wowowで放映されたのを見てみると、迫力が全くなかった。何とかスクリーンで観られたことはラッキーだ。しかし、あの時、火がトラウマになりそうなくらい怖くなり、自宅でタバコの火をちゃんと消したかどうか気になってしょうがなかった。
 結局、核を使ってしまったため世界中が無茶苦茶になってしまった。無情なる世界観は中々いい映像になっているが、最初のドラゴン捕獲の映像がイマイチ。ラストの雄ドラゴンの迫力はすごかったな。
 要塞の中、こどもたちに『スターウォーズ』の劇を見せるシーンが好きだな。『ジョーズ』もやるんか?
(2004.10)

ザ・リング 2002 アメリカ
アスミックエース
THE RING
ストーリー  鈴木光司原作リングのハリウッドリメイク版
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演 ナオミ・ワッツ マーティン・ヘンダーソン ブライアン・コックス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  日本版と見比べると、前半はかなり忠実。あまりにも忠実すぎて笑えるかもしれない。日本人の評価はほとんどの人が日本版に軍配を上げているが、アメリカ人が見るとどう映るのであろうか。。。
 日本版の場合は、超能力を発揮する山村静子に対する一種の魔女狩りの要素があり、迫害を受ける人に対する同情心というのも隠せなかったと思うのだが、本作は極めて個人的な家族愛の崩壊がテーマだったのか。しかし、馬が登場するのには一瞬引いてしまった。。。これだけは頂けない。

2003年MTVムービー・アワード悪役賞(デイヴィ・チェイス)
(2003.12)

ザ・リング2 2005 アメリカ
アスミック・エース
THE RING TWO
ストーリー  あれから半年後、田舎町に引っ越した母と息子。再びあのビデオテープによる事件が起き、テープを焼却したものの二人の周りに奇妙な出来事が・・・
監督 中田秀夫
出演 ナオミ・ワッツ サイモン・ベイカー デヴィッド・ドーフマン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★
コメント  『ザ・リング』の裏のテーマが「馬」だとすると、『ザ・リング2』の裏テーマは「鹿」だ。1作目、2作目と続けて鑑賞すると、「馬鹿を見る」という落ちがつく・・・
 予告編を何度も見てしまうと、「次はあのシーンだな!」と想像できてしまう。もっと驚愕のシーンを期待していたのですが、睡魔とも闘っていたため、恐怖感がやってこなかった。せめて、時代を反映させて、ビデオテープじゃなくDVDに焼き付いてしまうといったオリジナリティがあれば目も覚めたであろうに・・・斬新だったのは「鹿」だけでした(鹿に対するイメージも変わるかもしれない)・・・
 ホラー映画を語るには、まだ未熟なのでいい文章は書けませんが、ジャパニーズ・ホラーをアメリカ流にするのは難しいのでしょうね。シリアル・キラーやゾンビが活躍する映画であっても、一番怖いのは人間の心の奥に潜む「悪」だったりするから、驚かされるばかりの映画では心にも残りません。それでもオープニングの男女の心理ゲームのようなやりとりがあるため、全体の構成としても面白かったです。
(2005.6)

猿の惑星 1968 アメリカ
FOX
PLANET OF THE APES
ストーリー 未知の惑星に漂着したテイラーを始めとする宇宙飛行士たち。しかし、彼らは猿に捕らえられる。脚本:ロッド・サーリング、マイケル・ウィルソン
監督 フランクリン・J・シャフナー
出演 チャールトン・ヘストン キム・ハンター ロディ・マクドウォール
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント 【ネタバレ注意】 
 60年代SFの最高峰だと思います。斬新で独特の設定、素晴らしいメイクアップ、アっと驚くラストシーン(これだけが面白いという評もあるが・・・)!しかも、人間の愚かな行為によって人類が破滅してしまったという社会性も無視できません。戦争や核兵器の使用などによって一度人類が絶滅してしまうという設定の草分け的な脚本ですよね。
 だけど、その発想が生まれて新しいこともあってか、猿が銃を持ってることやゴリラに象徴される軍などの説明もなく、納得はいかない点は多い。続編によりどんどんつまらなくなっていくため、とりあえずは満点評価です。
『続・猿の惑星』
新・猿の惑星
猿の惑星征服
最後の猿の惑星

1968年アカデミー賞作曲賞(ジェリー・ゴールドスミス)ノミネート
同名誉賞受賞
(2004.1)

猿の惑星・征服 1972 アメリカ
FOX
CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES
ストーリー  前作でサーカス団のアルマンドに助けられていたマイロは成猿していた。生き残っていた未来から来たチンパンジーに気づいた警察はアルマンドを捕え、マイロ=シーザーの行方を追っていた。
監督 J・リー・トンプソン
出演 ロディ・マクドウォール ドン・マレー リカルド・モンタルバン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  宇宙ロケットが地球に持ち込んでしまったウィルスにより犬や猫が死滅し、人と猿だけが生き残っていた。猿は最適な代替ペットや奴隷とされていたが、喋れないものの知能は高かった。
 1作目を超えるくらいの猿メーキャップの数。これだけで制作予算の半分以上を使っていたのではないかと思われるくらい。当時から見た近未来の都市がかなり狭い範囲で室内で虐待される映像が多くなっている。
 反乱軍を組織するまでの過程も描写が少なく、ほとんどマイロの目力で仲間を集めていたのか?それよりも、マイロ捜索に精を出す割に、わずか20年で知能が高くなった猿をほとんど野放しにしておくのはいかがかと思う。
 しばらくシーザーを飼っていた黒人のマクドナルド(ハリー・ローズ)はやがて処刑されることになった彼に同情して逃がしてしまう。そしてシーザーは猿を引き連れて革命を起こすのだ。しかし、迫力はあれども一つのプラザ内だけの舞台。革命が世界的規模に発展する描写が少しでもあれば・・
 マクドナルドの“復讐の連鎖を生む”といった言葉。これだけを見ると、人間も猿も悪いように扱われているけど、どこかに違いはないものなのだろうか・・・

猿の惑星
続・猿の惑星
新・猿の惑星
本作
最後の猿の惑星
(2007.11)

PLANET OF THE APES 猿の惑星 2001 アメリカ
FOX
PLANET OF THE APES
ストーリー  西暦2029年、米空軍宇宙ステーション。空間の異常地帯にチンパンジーを送るが行方不明となり、レオは後を追うが彼の宇宙船が地球ソックリの惑星に不時着した。
監督 ティム・バートン
出演 マーク・ウォールバーグ ティム・ロス ヘレナ・ボナム=カーター
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  かなり人間風刺の効いた作風になっていると感じます。人種差別・虐待・人権問題等々。オリジナルと比べて違ってる点は、人間がしゃべれることと銃に対する考え方だろうか・・・チャールトン・ヘストンがかつての武器を隠し持ってるところも笑える。
 舞台がティム・バートン独特のゴシックホラーの世界を利用して、アクションにもワイヤーを使う面白さがある。ただ、飛行船を見つけるまではスリリングで楽しめたのだが、その後の戦闘までは面白くなかった。などと言いつつ、ラストは面白かった。

2001年英国アカデミー賞衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアー賞ノミネート
2002年ラジー賞ワーストリメイク賞
その他
(2005.1)

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 2001 アメリカ
ブエナビスタ
THE ROYAL TENENBAUMS
ストーリー  天才一家として脚光を浴びながら家庭崩壊してしまったテネンバウムズ家。父ロイヤルが末期ガンだと偽って家族の絆を取り戻そうとする。
監督 ウェス・アンダーソン 脚本:オーウェン・ウィルソン
出演 ジーン・ハックマン アンジェリカ・ヒューストン ベン・スティラー
グウィネス・パルトロー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★
コメント  最初はコメディだと思ってずっと観ていたのだが、所詮この手の静かでブラックなコメディは個人的に評価できなかった。終ってみるとコメディ色よりはハートフルドラマというイメージが強く感じられました。予告編の面白さは明らかに爆笑ものだぞと訴えているように捉えられるのだが、見事に騙されたとしか言いようが無い。
 そして、家族の死をここまでジョークにされると引いてしまうのが日本人なのでしょう。どうせなら思いっきり笑わせるような内容であってほしかったです。
 しかし、俳優陣は豪華!ルーク・ウィルソン(オーウェンの弟)の演技も良かったです。

2001年アカデミー賞脚本賞ノミネート
2001年ゴールデングローブ賞男優賞(ジーン・ハックマン)
2001年全米批評家協会賞男優賞
(2004.3)

ザ・ロック 1996 アメリカ
ブエナ
THE ROCK
ストーリー  ハメル准将(ハリス)はアルカトラズ島に人質をとって立て篭もった。要求は、粗末に扱われた戦死した兵士への金。
監督 マイケル・ベイ 
出演 ニコラス・ケイジ ショーン・コネリー エド・ハリス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  軍人がテロリストをやったら怖いよなぁ・・・と、思わせる映画だ。軍事クーデターや、民衆に悪政を訴えるという謀反は通用しない時代なのかもしれない。全てテロで解決!怖い怖い。
 確かにこの映画は面白いんだけど、前半のショーン・コネリーのアクションが無駄なような気がして仕方ない。どうせならば、元英国諜報部員を生かして、実は007だったなどというパロディ部分があったほうがよかった。
 それにしても、国防総省や軍部のやり方が酷いですよね。だから途中で惨殺された海兵隊員も心がゆれなかった。しかし、ラストはニコラス・ケイジの迫真の演技に引きずられて・・・良かった。発煙筒を両手で掲げるシーンがかっこいい。
 デヴィッド・モースが反乱軍側というのは似合わないなぁ。

1996年アカデミー賞音響賞ノミネート
1997年MTVムービーアワードコンビ賞
(2004.12)

サロメ 2002 スペイン
日本ヘラルド
SALOME
ストーリー  オスカー・ワイルドの戯曲をドキュメンタリー・タッチに描く。
監督 カルロス・サウラ
出演 アイーダ・ゴメス パコ・モラ ペレ・アリキリュレ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント  官能的フラメンコ。綺麗すぎて映画とは思えない。赤中心から青中心に変わったとき、ぐさりと心を奪われた。そんな感じ・・・
(2005.1)

















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