ザ・シークレット・サービス | 1993 アメリカ COL=COLTRI IN THE LINE OF FIRE |
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ストーリー | 大統領暗殺を企む男と老練なシークレット・サービスのフランクが対決する。 | |||
監督 | ウォルフガング・ペーターゼン | |||
出演 | クリント・イーストウッド | ジョン・マルコヴィッチ | レネ・ルッソ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ジャズ・ピアノを弾くイーストウッドの姿がいい。JFKのお気に入りだったという設定も面白いが、ケネディ暗殺シーンの合成映像はイマイチだ。最大級のVIPのシークレット・サービスにこれだけの年齢の人が雇われてるかどうかというのも疑問だが、JFK暗殺の警護失敗というのも設定に無理があるような気がする。『スペースカウボーイ』も一緒かもしれないが・・・スリリングなサスペンスをテーマとしたかったのか、「老い」をテーマにしたかったのか・・・ま、映画の製作意図は名優のぶつかり合いを描くことなんだろうけどね。それにしても、マルコヴィッチは凶悪犯の役がよく似合う。 1993年アカデミー賞助演男優賞、脚本賞、編集賞ノミネート その他 (2004.9)
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サージェント・ペッパー ぼくの友だち | 2004 ドイツ/イタリア/イギリス ハピネット・ピクチャーズ=ミラクルヴォイス SERGEANT PEPPER |
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ストーリー | 6歳のフェリックスは家でも学校でもトラの着ぐるみを着ている。ある日、庭で会話の出来る犬サージェント・ペッパーと出会い、飼い主が見つかるまで飼うことを許された。 | |||
監督 | サンドラ・ネットルブック | |||
出演 | ウルリク・トムセン | ヨハンナ・ステーゲ | ニール・トーマス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 犬には心配事があった。飼い主の伯爵の莫大な遺産を相続したために伯爵の姉弟から命を狙われることになったのだ。ばかげた話ではあるけど、犬が喋れるんだから何でもありかもしれない。 発明家の父、指揮者の母なんてのは結構面白いし、フェリックスがちょっと風変わりだってことも面白い設定・・・というか、犬だけを楽しむ映画はもうネタ切れなんでしょう。 (2007.12)
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ザ・シューター/極大射程 | 2007 アメリカ UIP SHOOTER |
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ストーリー | 元米海兵隊の狙撃手ボブ・リー・スワガーは山奥でひっそり暮らしていた。ある日、ジョンソン大佐(グローバー)が大統領暗殺計画が発覚したため、スワガーに暗殺はどこで行われるか調査を依頼する。 | |||
監督 | アントワン・フークワ | |||
出演 | マーク・ウォールバーグ | マイケル・ペーニャ | ダニー・グローヴァー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 買い物の腕前もプロだ! 引退したスナイパーが山奥でひっそり暮らしているところへ、突如重要任務を要請される・・・なんてのは『山猫は眠らない』のパターンかと思っていましたけど、スワガー(マーク・ウォールバーグ)はいきなりハメられちゃうんです。山猫の場合は政府・CIAの命令の言いなりになっている印象がありましたけど、映画の展開としては断然シューターのほうが面白い!こうしたアクション映画には主人公のピンチの連続なんてのが必要不可欠かと思います。 こうした伝統的な米アクション映画に登場する“敵”は、米ソ冷戦時代の始まりから一貫して米国外に求めていたように思われます。冷戦終結、9.11テロを経て、国内(テロリスト以外)の敵が徐々に増えてきているような気がします。今回の敵は政府やCIA、それにアメリカそのものといった雰囲気。しかも黒幕の上院議員のネオコンぶりを見ていると、いかにアメリカの政治経済が腐敗しているのかもわかり、腹立たしくもなってきます。 「民主主義の敵だ!」などとネオコンは言う。最近の政治家や権力者たちはなにかと「民主主義」という言葉を用い、都合の悪い者を排除しようとしている。人を「勝ち組、負け組」という短絡的な言葉で二極化しようとする態度もしかり、最近の世相をも反映しているかのような台詞も多い作品でした。しかし、ハリウッドライクな勧善懲悪的な流れをみると、社会派映画とはなっていないことに不満も残ります。 マーク・ウォールバーグのアクションぶりを見ていると、マット・デイモンと被って見えてしょうがなかったのですが、個人的には甲乙つけがたいところ。ストーリー的にはシューターのほうが面白いと思います。ダニー・グローヴァーはそれほど悪人にも見えないところに意外性があってよかったし、マイケル・ペーニャはそのまま“いい人”を演じていたようで良かった。 (2007.6)
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サスペクト・ゼロ | 2004 アメリカ SPE SUSPECT ZERO |
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ストーリー | ダラスから左遷されたFBI捜査官トム。そのニューメキシコで連続殺人事件が発生し、行方不明者のFAXが送りつけられるようになったが、死体のまぶたが切られ0に斜線のはいったマークに悩み次第に頭痛を起こすようになる・・・ | |||
監督 | E・エリアスマーヒッジ | |||
出演 | アーロン・エッカート | ベン・キングズレー | キャリー=アン・モス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 日曜特番「緊急生放送!元FBI超能力特殊捜査官による謎の未解決事件・失踪者追跡劇!全国の視聴者からの貴重な情報も随時受け付けます・・・」といった雰囲気の内容だ。 こうしたTV番組はアメリカにもあるのでしょうか?その手の番組をそのまま映画化したんじゃないかというような印象が残ってしまいました。しかも、猟奇殺人と行方不明となってる可哀想な子供たちを扱っているのです。ホラーとサイコのジャンルを超能力特番で料理するという画期的な設定だけは大変面白いと感じましたよ・・・設定だけは。 ベン・キングズレーは『羊たちの沈黙』のレクター博士をイメージしたのだろうか、それにしては鬼気として迫ってくるものがなかった。このキャスティングには、彼が少し可哀想にさえ思えてきました。キャリー=アン・モスにしたってインパクトが弱く感じられたし、この二人に関しては役作りに手抜きがあったのじゃないかなぁと思うほど。そんな中でも最も迫力ある演技だったのは、最初に殺されたセールスマンです(名前知りません)。映像面では、皮剥ぎ事件の『テキサス・チェーンソー』を想起させられる青い空と赤い空気、そしてあの“お面”が良かった。ただ、グロテスクな部分をかなり押さえてあるのか、おどろおどろしさはそれほど伝わってはきませんでした。 結局はサイコ系映画のいいところをつなぎ合わせたような映画で、衝撃の結末なるものを期待していたら肩透かしを食らっちゃいますね・・・徐々に謎を解決するのはいいけど、最後もちょっとひねってください・・・ (2005.2)
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ザスーラ | 2005 アメリカ SPE ZATHURA |
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ストーリー | 両親が離婚した兄弟ウォルターとダニー。弟ダニーが地下室で古いボードゲーム“ザスーラ”を見つけ、早速駒を進めると隕石が居間を直撃し始めた・・・ | |||
監督 | ジョン・ファヴロー | |||
出演 | ジョシュ・ハッチャーソン | ジョナ・ボボ | ダックス・シェパード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 『ジュマンジ』の姉妹編とか言われるけど、物語は姉妹じゃなく兄弟愛の物語だった。 『ジュマンジ』のようなラブストーリーもないし、ティム・ロビンスがロビン・ウィリアムズのようなお笑いキャラというわけでもない。ストーリーも似たような展開なのですが、何か物足りなく感じるのは中核となる部分に親が登場しないからだろうか・・・ 宇宙をテーマにCG満載で、スクリーンの中に吸い込まれるくらいの圧倒的な迫力。ゲーム開始直後に家が移動するのは土星(のような)輪っかのある惑星だ。スペース・ファンタジー映画ファンも納得できるほどの映像にうっとりしてしまいました。“ザスーラ”という古いボードゲームなだけに、ロボットのデザインも古臭くて良かったです。ゾーガンのスペースシップもよく宇宙空間を旅できるな〜というくらいオンボロだったり、お姉ちゃんリサのおとぼけぶりも最高でした。このリサ姉ちゃんは『パニック・ルーム』でジョディ・フォスターの娘役をやっていたクリステン・スチュアート。まだ15歳なので今後も楽しみです。猿にならなかったのは残念ですが・・・ やはり子供向け映画ということは否定できず、大人も楽しむためには伏線とタイムパラドクスをしっかり練ってほしいところです。 (2005.12)
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さすらいのカウボーイ | 1971 アメリカ CIC THE HIRED HAND |
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ストーリー | 7年一緒に旅を続けたハリーとアーチ。ダンという若者を連れてカリフォルニアに向かうはずだったが、ハリーは久しぶりに妻と娘のいる家に戻ることに決めた。家に辿りつくと、妻に冷たくされるが、使用人(hired hand)として働くことになった・・・ | |||
監督 | ピーター・フォンダ | |||
出演 | ピーター・フォンダ | ウォーレン・オーツ | ヴァーナ・ブルーム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | カウボーイのハリーとアーチ、ダンの3人が釣りをしていたときに少女の死体が引っかかる。冒頭の釣りのシーンといい、ダンが死んでからの旅といい、普通の西部劇とは違ったアートの世界。特に夕陽の赤、砂漠の白、大空の青を背景にした影絵のような映像だ。これが辛い旅と残酷なまでの死闘をも想像してしまうのだ。 父親は死んだと信じる娘ジェニー。旅することに疲れたと言うハリー。ハリーがいない間、他の男とも寝たと告白する妻。そして、やっぱり西海岸に向かうと言うアーチ。男は平穏な生活を求めつつも親友に誘われたら放浪の旅に出てしまう生き物なのだ。 ダンを殺した男を撃ったためにまた復讐が・・・アーチの指が切り取られ送りつけられたのだ。たとえ返り討ちにあっても、親友を助けに行かねば男が廃る。待つ方の女の気持ちも手に取るようにわかるし、意外とずしりと心に響く映画だ。 2002年ディレクターズカット版 (2005.4)
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さすらいのトラブルバスター | 1996 日本 松竹 |
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ストーリー | TVディレクターから庶務課に左遷されてしまった男。彼の新しい仕事はTV局の裏側で起こる様々な揉め事を秘密裏に処理せよというものだった。 | |||
監督 | 井筒和幸 | |||
出演 | 鹿賀丈志 | 久本雅美 | 村田雄浩 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 冒頭では、温泉を紹介する番組でハプニング。女の子のパンツが脱げてヘアが大写しになってしまったのだ。ディレクターの宇賀神には苦情の山積み、責任を取らされて庶務課に送られた・・・ 人気女優たまきがテレクラ遊びしていたことを隠したり、逆行性健忘症の男(村田)の世話をしたり、色々とやっかいなことばかり。彼の記憶喪失の謎を解明するためにテレビ局を利用して視聴者に呼びかける作戦。唯一の手掛かりは寝言で言った女の名前「あかね」。 結局は人気女優たまきがあかねだったわけだが、この展開が面白くなく、芸能マスコミの小ネタもオヤジギャグ風でノリが悪い・・・そこそこ笑えるのにプロットがだめだった・・・ (2007.5)
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ザ・セル | 2000 アメリカ ギャガ=ヒューマックス THE CELL |
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ストーリー | 溺死させて漂白するという猟奇的連続殺人事件が起こる中で、今度はジュリアが誘拐された。犯人は捕まるものの意識不明であるため、人間の潜在意識の中に入り込んで分裂症の治療をするという心理学者キャサリンに依頼する。 | |||
監督 | ターセム・シン | |||
出演 | ジェニファー・ロペス | ヴィンス・ヴォーン | ヴィンセント・ドノフリオ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | ミュージックビデオ出身の監督だけあって、映像だけの映画で終っている。グロい部分もかなり多かったが、全体を通してみればそれほどでもない。会話の中では、心神喪失で無罪になってしまう猟奇犯について触れてはいるが、キャサリンが心の中に潜入して犯人の悪しき部分だけを助けようとするところから、人権擁護派の気配を受け取れる。 犯人がすぐに捕まるところからサスペンス色が薄れてストーリーの緊張感が途切れてしまうが、特に結末が非常に面白くない!個人的には、犯人の悪しき心がキャサリンの心に残ってしまい、続編では彼女が殺人を犯すような展開を期待していた。。。 それにしても最後にあの犬を飼うなどと言っていたが、犬はどう見ても狼と豚とのハーフのようなブサイクさでしたよ。。。。 2000年アカデミー賞メイクアップ賞ノミネート (2004.3)
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サソリ 女囚701号 | 1998 日本 ビジョンスギモト |
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ストーリー | 外科診療所の娘が誘拐され殺された。時効が成立して犯人は姉ナミのいる病院へ運び込まれた。カッとなって持ってたメスでその男(宇梶剛士)殺してしまったが、殺した犯人は別にいると聞かされ・・・彼女は懲役10年。 | |||
監督 | 新井良二 原作:篠原とおる | |||
出演 | 小松千春 | 木内美穂 | 坂上忍 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 医者はあなたで二人目よ・・・と剣崎女子刑務所所長に言われるナミ。裸にされチェックを受け4人部屋へ。「何年だよ?」と聞かれ答えなかった奈美はさっそくイジメられる。 法務大臣が淫行の末女を殺してしまったがその身代わりに囚人となったさゆり。看守を一人殺してしまい死刑囚となるが、彼女と気が合うナミ。一緒に脱走しようと持ちかけ、ナミは女性看守と寝てせっせと小道具を仕入れる準備をするのであった。 OVのようなしょぼい映画かと思っていたら、意外とアクションや編集がしっかりしている。憎きは大臣秘書の田口トモロヲだ〜〜てなもんで、なかなかの社会派要素もあった? 入浴シーンでは時間ですよのようなヌードのオンパレードだが、ヒロイン小松千春は乳首をチラ見せ程度。医者という設定なので死刑執行されても蘇生させちゃう面白さもあった。最後には大臣に殺害の嫌疑がかかって、部分的にめでたしめでたし。続編を匂わせておきながら終わるというのもハリウッドの影響か・・・ (2006.10)
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ザ・センチネル/陰謀の星条旗 | 2006 アメリカ FOX THE SENTINEL |
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ストーリー | レーガン大統領を暗殺の危機から救った男ピート・ギャリソン。同僚が殺され、捜査を進めるうちに、大統領夫人との不倫をネタに脅迫され、罠にハマってゆく・・・ | |||
監督 | クラーク・ジョンソン | |||
出演 | マイケル・ダグラス | キーファ・サザーランド | エヴァ・ロンゴリア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 本来なら大統領役がよく似合うマイケル・ダグラスですが、光線の加減でブッシュに見えるカットがあるので降りたのかもしれない・・・ 大統領夫人との密会を写真に撮られて脅迫されるマイケル・ダグラス。かつてはシークレット・サービス内でも親友だったデイブ(キーファ・サザーランド)の妻を寝取ったという疑惑をかけられ今は不仲。とにかく不倫が大好きな男のようだ。なぜこうも不倫する男の役が似合うのか。強い男を演じたいからなのだろうか。などと考えるうちに、彼の父親カーク・ダグラスが『探偵物語』において妻の過去を知る哀れな男を演じたために、同じ轍を踏まないように心がけてるのかもしれません。 『24』は見てないのでキーファの魅力については語ることはできませんが、この映画では清廉潔白な男のようで何か暗い過去があるかのような表情がいいですね。新人部下のエヴァ・ロンゴリアに対しても、かなりいい上司ぶりでした。このデスパレートなエヴァさんも上司を信じていいのか、アカデミーの教官を信じていいのか戸惑ってしまう新人らしいとぼけ顔が良かったです。 ストーリーは不倫のために逃亡者となってしまうマイケルが中心の内容。キーファもエヴァも「やっぱり撃てないや」と心の奥底では彼を信じているといった友情物語風でもありましたが、逃亡を続けて、『ファイヤーウォール』のようにイナバウアーで決着つけたりすると面白いのにと期待は高まるばかり。しかし、イナバウアーではなくジャックバウアーだったようです。 (2006.10)
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