THE 焼肉 MOVIE プルコギ | 2006 日本 ファントム・フィルム |
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ストーリー | 人気料理番組“焼肉バトルロワイヤル”で連勝を続ける焼肉チェーン店“虎王”の御曹司片岡トラオ。虎王が北九州地区だけは業績不振が続き、偵察に出向いたところ、焼肉の達人である老人が営むホルモン焼き屋の存在に気づく・・・ | |||
監督 | グ・スーヨン | |||
出演 | 松田龍平 | 山田優 | ARATA | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | サンチュで包んだカルビの味を思い出した・・・腹減った。 大学生の頃にはバイト帰りに焼肉食い放題の店によく行ったものだ。1,500円で焼肉、ご飯、デザートのアイスクリームが食い放題だった。当然のごとく、高級カルビなんてものはなく、白肉メイン、赤肉などは色が悪くなりそうなモノしか置いてなかったのに、それでも食欲旺盛な年代だけに食い溜めするかのように貪ったものでした。さすがに社会人になると、食い放題の店よりは美味いと評判の店に通うようになりましたが、焼肉はやはり一緒に食べる人と仲良くなるための手段となっていたのかもしれません。 映画のストーリーは単純明快であり、予想できる展開と感情移入しにくい漫画チックな俳優の演出でしたが、料理の映像と音の演出が際立っていました。このあたりはチャウ・シンチーなんかが描く香港料理映画とは違い、いかに美味そうに魅せるかということに力を入れていたようです。焼肉料理対決することとなる松田龍平とARATAの二人とも、感情表現よりもコミカルな静止画が冴えていて、そこへ表情豊かな怪優田口トモロヲが絡んでくる。脇役陣の豪華さもさることながら、静かな演技で圧倒的な存在感を見せつけてくれた、これが遺作となった田村高廣が印象に残るのです。エンドロール後の字幕には思わず目頭が熱くなってしまいます。 監督のグ・スーヨンは『偶然にも最悪な少年』に次いで2度目の長編作品となるそうですが、とんでもないストーリーの前作とは打って変わり、今回はストーリーは誰でも思いつきそうな内容を独特な構成にしてしまったというユニークさがありました。山田優のデートの相手とか、ムッシュかまやつの正体とか、倍賞美津子の存在とか、意味不明もしくは不要なシーンを挿入することによって、勝手に想像してくれと丸投げしてるところが面白かった・・・です。無駄といえばランボルギーニも無駄・・・ですか? 松田龍平は苦手な俳優の一人なんですけど、コメディタッチの『恋の門』とかこの作品に関しては全くOK。無表情さの中に真価を発揮するタイプなのかもしれません。無表情といえば、ARATAの助手を務めた矢沢心も凄い!『偶然にも最悪な少年』では死体を演じてましたが、今回は死体並に無表情を装ってました。 そういや焼肉屋なんて久しく行ってない・・・シロなんて好きじゃなかったのですが、ちょっと考えを改めます。カルビ、タン、ユッケ・・・あ、ケンニップもね。 (2007.5)
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サヨナラ | 1957 アメリカ MGM=WB SAYONARA |
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ストーリー | 朝鮮戦争時、撃墜王と呼ばれたロイド・グルーバー少佐は神戸へ転勤となり、マツバヤシ歌劇団に通う・・・ | |||
監督 | ジョシュア・ローガン | |||
出演 | マーロン・ブランド | レッド・バトンズ | ナンシー梅木 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 優秀な部下のケリー(バトンズ)が日本人女性カツミ(梅木)と結婚するという話を聞き、なぜアメリカ人が日本人と結婚するんだと口論になる。下手するとアメリカの市民権も剥奪されるかもしれないのだ。そういうロイド少佐は神戸駐在の将軍の娘アイリーンと婚約中だが、正式な求婚はまだだった。「ほんとに私を必要としてるのか」と詰め寄られる・・・ ロイドはマツバヤシ歌劇団のハナオギ(高美衣子)に熱をあげ、相思相愛の中となった。しばらくすると日本人と結婚したケリーに本国送還命令が下るが・・・彼らは心中。そしてハナオギもロイドのもとを離れるのだった・・・ 人形劇を4人観て「心中が美しい文化」だと教えるところなんて、ぞっとするが、昭和20年代というと自殺が極端に多かった時代だ。米軍嫌いの日本人からの攻撃も受けたりして、思い悩むロイド・・・ 日本文化の紹介映画としてはそれほど間違ってはいないと思うが、ハリウッドが日本映画界に進出して映画も占領下に置いていた時代。単なる恋愛映画、国際結婚の障害などと考えれば普通なのかもしれないけど、父親が米軍に殺されたトラウマがあるのにそこまで心が変わるかどうかという不自然さも・・・・ 1957年アカデミー賞助演男優賞(バトンズ)、助演女優賞(梅木)、美術監督・装置賞、録音賞 同作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞ノミネート 1957年ゴールデングローブ賞助演男優賞 他 (2007.3)
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さよならゲーム | 1988 アメリカ Ori=WB BULL DURHAM |
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ストーリー | マイナーリーグのチーム“ダーラム・ブルズ”に、豪速球を投げるがコントロールが悪い新人投手のエビーと、彼の指導を頼まれたベテラン捕手クラッシュが加わった。チームの大ファンで、選手の面倒を公私共にみてメジャーリーグに送り出すことが生きがいの女性アニーは二人に興味を持つのだが・・・(NHK BSオンライン) | |||
監督 | ロン・シェルトン | |||
出演 | ケヴィン・コスナー | スーザン・サランドン | ティム・ロビンス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 最初はエビー(ロビンス)と付き合うことになったアニー(サランドン)。この最初の流れがよくつかめない。クラッシュ(コスナー)はそれで満足だったのか? チームメイトの公衆便所と化しているミリーも可愛かったけど、敬虔なクリスチャンのビリーと結婚することになったし、ブードゥーを信じてるホセなど愉快なメンツがなかなか。逆らうと調子を崩すピッチャーと教育係のようなキャッチャーのコンビも面白い。 連戦連勝でセックスがおあずけとなったアニー。ついにエビーがメジャー昇格。しかし、一方でクラッシュは解任だ。野球人生の悲哀が鋭く、単なるスポーツ映画ではない雰囲気。この後半は良かったんだけど・・・ この映画がきっかけとなって結婚したサランドンとロビンス。だけど、この映画の中ではけヴィン・コスナーとの濡れ場のほうが過激だった〜 1988年アカデミー賞脚本賞ノミネート 1988年ゴールデングローブ賞女優賞、歌曲賞ノミネート 他 (2008.6)
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