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地雷を踏んだらサヨウナラ 1999 日本
シネカノン
ストーリー  1972年、カンボジア。戦場カメラマンに憧れて東南アジアを駆け回るうち、聖域アンコール・ワットにとりつかれた。
監督 五十嵐匠
出演 浅野忠信 川津祐介 羽田美智子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  日本映画でもこれだけのものを作れるというパワーを感じた。カンボジアの自然、純朴な子供たち、もちろん神秘的なアンコールワットも上手く表現されています。ドキュメンタリー映画ではないので、若干迫力には欠けるものの、フリーカメラマンがどういう立場だったとか、当時のカンボジア情勢も少しは理解できる貴重な映画だ。
 しかし残念なことに、実在の人物一ノ瀬泰造そのものが表現し切れていないような気がする(本人についても知らないのだが・・・)。反戦思想を持っているわけでもなく、キャパに憧れるという基本姿勢と名声と生活のため・・・それだけで命を賭してまでアンコールワットに執着するのか、映画を見ただけでは理解できない。
(2004.5)

知りすぎていた男 1956 アメリカ
PAR
THE MAN WHO KNEW TOO MUCH
ストーリー  マラケシュで知り合ったばかりのフランス人が殺された。マッケンナ夫妻と息子ハンク。医師のベンはそのダイイングメッセージを受け取り、警察で取り調べを受けているときにハンクが誘拐される。。。
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 ジェームズ・スチュアート ドリス・デイ ラルフ・トルーマン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  ストーリーがわかりやすいが、わかりやすいが故にヒネリを疑ったりしてみた。しかし顔が覚えられないという難しさくらいで、それほどのめり込めない。音楽にかなり神経を注いだと思われる映画で、オープニングの交響楽団、シンバル、「ケ・セラ・セラ」と終盤のコンサート中の暗殺計画。この音楽を基調としたことが唯一素晴らしいと感じる点であり、想像できるストーリー展開はそれほどの脚色を加えてないのだろう。。。
 『ゴッドファーザー3』なんかもこれを参考にしたのかなぁ・・・

1956年アカデミー賞歌曲賞「ケ・セラ・セラ」
(2004.11)

死霊伝説 1979 アメリカ
WB
SALEM'S LOT
ストーリー セイラムロットという町の吸血鬼伝説。故郷に戻ってきた作家が館の謎に挑む。
監督 トビー・フーバー 原作:スティーヴン・キング
出演 デヴィッド・ソウル ジェームズ・メイソン レジー・ナルダー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★
コメント  キングらしいストーリー構成だ。しかし前半の展開が映画としては緊迫感の無い雑な作り。人物描写が大事なんだけどな。。。とにかく前半が細切れで魅力が無いので長すぎると感じます。ホラーファンの間では評価が高いらしいが、純粋に映画の出来を期待する者にとっては満足できません(キング作品はどの映画のレビューを見ても最高峰と書いてある気もする)。
(2004.5)

死霊のしたたり2 1989 アメリカ
劇場未公開
THE BRIDE OF RE-ANIMATOR
ストーリー  ミスカトニック医学校の殺戮から8ヶ月後、マッドサイエンティストのH・ウエストとD・ケインの二人は内戦下で医療班として研究を続けていた。学校に戻った二人は・・・
監督 ブライアン・ユズナ
出演 ジェフリー・コムズ ブルース・アボット デヴィッド・ゲイル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント  『ZONBIO/死霊のしたたり』の続編。体の一部分にも意識があると証明したウエストが今回は蘇生のみならず、バラバラになった肉体を繋ぎ合わせて現代のフランケンシュタインになろうとしている。運良くメグの心臓が残っていたため他の身体を繋ぎ合わせることに・・・
 全体的にコミカルで笑えます。Dr.グレイヴスもわざわざヒルを蘇らせるんだから・・・まったく。犬に人間の手をくっつける事も出来るんだから、何でも有りだな(笑)。嫉妬に狂った刑事の妻も笑えるし、もうはちゃめちゃです。繋ぎ合わせたら、人口皮膚等で綺麗に仕上げてほしいものだ。
(2004.4)

死霊のはらわた 1983 アメリカ
ヘラルド
EVIL DEAD
ストーリー  5人の若者たちが山荘に辿り着いた。地下室で見つけた「死の書」とテープレコーダーによって死霊が蘇ってしまったのだ。スプラッター映画を確立させた記念すべき映画だ。
監督 サム・ライミ
出演 ブルース・キャンベル エレン・サンドワイズ ベッツィ・ベイカー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★★ ★★ ★★★★
コメント  得体の知れない魔物目線のカメラワークが斬新でした。低予算であるにもかかわらずの恐怖映像と見事な音響効果。単純な設定ながら脚本も面白い。悪魔憑きとなったアッシュの妹シェリルをずっと地下に閉じ込めるところなどがそうだし、めずらしく女性陣が先にやられてしまうのだ。乗り移った悪魔の様相は『エクソシスト』の影響があるものの、宗教くさくないことや全てスプラッターで解決させる手法はまさしく一流ホラー!終盤は血だらけです。
 ピーター・ジャクソンにしろ、このサム・ライミにしろ、B級ホラー出身の監督は観客を楽しませるコツを知っていますなぁ。クレジットの編集者名にジョエル・コーエンの名前を発見できることもある意味すごいです。
(2004.5)

死霊のはらわたU 1987 アメリカ
松竹富士
EVIL DEAD U
ストーリー  アッシュは恋人とともに山荘に辿り着くが、「死の書」により死霊にとりつかた恋人を切り刻んで埋める。そこへ「死の書」を解読した博士の娘たちがやってくる。
監督 サム・ライミ
出演 ブルース・キャンベル サラ・ベリー ダン・ヒックス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  続編ではなく、セルフリメイクした作品だ。もちろん前作同様怖いのだが、コミカルな場面も多く、笑ってしまう。カメラワークは一段と悪乗りし、実験的でさえあります。何と言っても今作ではブルース・キャンベルの一人芝居が秀逸!チャップリンのようでもあり、ジム・キャリー+ランボーなのだ。そして、ラストはSFで締めくくる面白さ。この続きは『キャプテン・スーパーマーケット』で。
(2004.5)

シルミド 2003 韓国
東映
SILMIDO 実尾島
ストーリー  1968年、北朝鮮特殊工作部隊による襲撃未遂事件に対抗すべく、韓国KCIAは死刑囚らを集め金日成を暗殺するための684部隊組織するのであるが、決行前夜に突如中止の命令が下される。。。
監督 カン・ウソク
出演 アン・ソンギ ソル・ギョング ホ・ジュノ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  死刑を免れ成功報酬を得るという目的のために過酷な訓練を耐える元囚人たち。暗く、重く、悲しい実話なのだ。国家権力に振り回されて、人間の尊厳さえも奪ってしまう軍隊を推測も含まれるが如実に語っていると思われます。
 残忍とも思えるほど厳しい訓練を受ける兵士を映し出す前半は、それほどいい出来の映画じゃないと感じたのだが、途中から重大なポイントに気付いてしまう!誰に感情移入しようかな〜と凝視すると、訓練兵の名前がわからないのだ!・・・そう、この名前に関するテーマがかなり大きく、殺人マシーンとしての人間、暗殺集団の彼らにはアイデンティティが与えられていないことを表現していると感じさせます。そして、その個性の象徴“名前”がラストに結びつくという伏線の素晴らしさを痛感しました。
 しかし、KCIAがもっと残忍であるという事実や、実際の684部隊はもっとひどかったという裏話、人質に対する無神経な扱い、思想がイマイチわからない点などを考慮すると、減点要素も大きい。それでもかなりいい出来なのですけどね・・・

見所は、律儀なチョ軍曹!!・・・飴玉買ってきてくれたのね・・・
(2004.6)

ジルリップス 2000 アメリカ
ギャガ
JILL RIPS
ストーリー  元警官マットの兄マイケルがロープを巻きつけられ殺された。犯人はSMプレイヤーのようであったが、建設業者ジム・コンウェイが怪しいと睨んだ。。。
監督 アンソニー・ヒコックス
出演 ドルフ・ラングレン ダニエル・ブレット リチャード・フィッツパトリック
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  かなりグロいシーン有り。赤いレザースーツの女にはドキドキしました。でもこれってヒーローものに出てくるような衣装?エロチックという雰囲気じゃないかも(笑)
 でも映像表現が違う方向に向くと単なるアメリカンポルノになりがちな映画でした。犯人も最初から読めてしまうし・・・
(2004.3)

白い犬とワルツを 2002 日本
東映
TO DANCE WITH THE WHITE DOG
ストーリー  結婚40周年となった直後、樹医の中本英助の妻光恵が亡くなった。通夜の後、英助の前に白い犬が現れるようになり、彼に近づくようになる。
監督 月野木隆 原作:テリー・ケイ
出演 仲代達矢 豊原功補 若村麻由美
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  淡々としているところがリアル。通夜、葬式、残された娘夫婦とバツイチの娘。そして英助の老いと自分の死期。在日韓国人と差別問題。田舎の家族の風景が暗く語られる。
 仲代達也の台詞に抑揚がなく、暗い気分にさせられるが、たまに犬がらみで笑わせることで緊張を保っている。結局、死んだ妻が犬に乗り移って、残された夫に社交的になってもらい、秀一との確執を取り除いて欲しいと願うストーリー。死期が迫っていて、人間らしさを取り戻すために犬が必要だとは、田舎にも殺伐とした人間模様があるのだなぁと逆説的に考えてみたくなった。
(2004.12)

白いカラス 2003 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
THE HUMAN STAIN
ストーリー  1998年、マサチューセッツ州アテナ大学の学部長コールマン・シルクが講義中に「スプーク」という差別用語を使ったために退任に追い込まれ、妻はショックで死んでしまう。。。
監督 ロバート・ベントン
出演 アンソニー・ホプキンス ニコール・キッドマン エド・ハリス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  講義の内容はギリシアの戦士アキレスだ。あたかもコールマン(ホプキンス)に自ら喩えるような展開ではあるが、バイアグラに頼らざるを得ない戦士アキレスなのだ。人種差別問題を彼の女性遍歴、過去(スティーナ)、現在(死亡した妻)、未来(不倫相手フォーリア)の関係を、秘密を告白するかどうかで見事に対比させて表現している。まるで小説「破戒」のように自分の素性をばらしてしまうかどうか、隠しとおすことの美徳と罪を観る者に問うているように思える。
 ストーリーの中心は、ホプキンスとキッドマンの二人がお互いの傷を優しく舐めあうかのような関係になるのだが、二人の展開にもっとサスペンス要素を取り入れてほしい。妻に逃げられた男エド・ハリスの狂気の沙汰を表現できていないこともつまらなくしている原因であろう。ゲイリー・シニーズは良かった(一瞬、ヴァル・キルマーかと思った)。
 褒め称える点は、邦題『白いカラス』!お見事です。
(2004.6)

白い巨塔 1966 日本
ストーリー  浪速大学病院の第一外科教授の東医師が退官するにともない、財前助教授が有力であった。
監督 山本薩夫
出演 田宮二郎 東野英二郎 田村高広
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  子供の頃にTV版白い巨塔を見てからというもの、大学病院や大きな病院にかかりたくなくなった記憶がある。実際にプロパーとして医療業界に携わったことのあるので、大学病院内にある実情には今も昔も変わらない体質があることにリアルさを感じる。教授と助教授には金銭的にも名誉的にも雲泥の差があることは事実であるし、教授選挙の裏で蠢く陰湿な部分もリアルに描いてあると思われる。TV版の再放送時にはある病院の医局で医者とともに鑑賞したが、レントゲン写真にはリアルさを欠いていたらしい。
 後半の誤診に関する訴訟問題については、充分な検査をしなかったという点も取りざたされているが、医療保険でどこまでの検査ができるのかという社会問題もテーマに取り上げられれば最高の作品になったであろう。

1966年ブルーリボン賞作品賞、脚本賞(橋本忍)
(2004.4)

白い恋人たち 1968 フランス
東和
13 JOURS EN FRANCE
ストーリー  1968年グルノーブルで行われた冬季オリンピックのドキュメンタリ。
監督 クロード・ルルーシュ  音楽:フランシス・レイ
出演      
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★  評価を控える ★★★★ 評価を控える ★★★★
コメント  中学生の頃、TVで見た記憶がある。NHKで見ていたオリンピック競技の映像と全く違っていたことに驚きでした。この4年後の札幌オリンピックで怪鳥トリオが誕生したという記憶の方が鮮明に残っていますけど・・・
(2005.1)

白い刻印 1998 アメリカ
東北新社
AFFLICTION
ストーリー 雪深い田舎町、警官ウェイドは離婚問題で忙しい最中、鹿狩りをしていた組合幹部が事故死してしまう。疑問に思ったウェイドであったが、捜査もできずイライラが募り、母親の死にも直面する。。。
監督 ポール・シュレイダー
出演 ニック・ノルティ ジェームズ・コバーン ウィレム・デフォー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  父親から虐待を受けたトラウマを持つ男ウェイド。しかし、再婚相手を親に合わせるなど、かなり親想いなのだ。町の腐敗した部分を解決して、ダメ人間を返上しようと頑張るのだが、やることが単なる威しだったり、親権争いの問題のせいでチグハグになったりで、どん底に落ちていきそうな男・・・サスペンスタッチな映画の中でこれだけ解決に向かわないものもないだろう・・・しかも、徐々にダーティなイメージを曝け出し、父親のほうがマトモな人間に思えてくる。
 不器用な男、トラウマを克服できなくてやがては精神異常者となる男、社会悪も暴けずに逆に翻弄されてしまう運命を描いて、気持ちの良い映画ではないが、反面教師であるかのような深い映画だ・・・(ほんとかよ)

1998年アカデミー賞助演男優賞(ジェームズ・コバーン)
同主演男優賞ノミネート
1998年全米批評家協会賞主演男優賞
1998年NY批評家協会賞男優賞
(2004.3)

白い風船 1995 イラン
パルコ
BADKONAK-E SAFID
ストーリー  新年を祝うのに必要な金魚を欲しがる少女ラジエ。家の池にもいるのだが、店で売っている踊っているかのような金魚が欲しいのだ。お兄ちゃんが母に何とか交渉してお金を預かり金魚を買いに行くことになったのだが・・・
監督 ジャファル・パナヒ 脚本:アッバス・キアロスタミ
出演 アイーダ・モハマッドカーニ モーセン・カリフィ フェレシュテー・サドル・オーファン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  1匹100トマーン、映画を2本観られる金額の金魚。イスラム暦での大晦日は日本の大晦日ほど慌しくなく、ごく日常の生活をしている家族。家にはお金はないのだが、お年玉用の500トマーンはある。いざ金魚を買いに行くラジエだったが、まず詐欺師まがいの蛇使いに500トマーンを騙し取られそうになり、店に到着するとお金を落としたことに気付く。。。
 微笑ましい光景と、子どもと大人の視点の違い・・・知らない人への疑心暗鬼と親切な人。人物の描き方もコントラストが効いている。カメラの目線の切り替えが絶妙なのだ。そして、ラジエの表情がすごくいい。困った顔、泣きそうな顔、そして微笑みと、どうしてこんなにいい表情が出せるのかとうなってしまいます。
 そしてこのタイトル「白い風船」の意味は・・・風船売りの少年が可哀想(笑)

1995年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール、国際映画批評家連盟賞
1996年NY批評家協会賞外国映画賞
(2004.8)



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