次郎長三国志 次郎長売出す | 1952 日本 東宝 |
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ストーリー | 居酒屋の喧嘩出入りで海に相手を放り込んだ次郎長こと米屋の長五郎は清水をしばらく離れる。 | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 若山セツ子 | 田崎潤 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | ちゃっきり節のアレンジによるテーマソング。 大熊のお蝶(若山)から預かった簪を持って清水に帰ってきた次郎長。その頃、海に投げられて死んだと思っていた小富と武五郎は次郎長を探しまわっていた。そして、旅先で文無しになったのを助けられた桶屋の鬼吉(田崎)が次郎長を訪ねてきて最初の子分となった。 鬼吉が惚れたお千(豊島美智子)が暴漢に襲われたことから、彼は毎日夜回りをする。そして旅人関東綱五郎が小富、綱五郎の喧嘩口上を告げに来た。喧嘩口上の死者として鬼吉が三保へ向かうが、自分が次郎長に無事に帰されたことに義理立て、綱五郎は小富らの卑怯なやりくちに反旗を翻し、第二の子分となった。 ちょっとしたいざこざで侍の伊東政五郎と知り合う。一触即発か?と思いきや、次郎長たちの稽古の相手をする。彼は婿養子の侍で、武士階級から抜け出したかったのだ。追いかけてきた妻ぬいの未練を断ち切り、彼も渡世人の道を歩むことに・・・大政と呼ばれるようになった政五郎は義理で喧嘩の助っ人に向かおうとする大熊と次郎長に「仲裁に入れ」と進言する。大物になるには「博打をしない。人を殺しちゃいけない」と諭すのだ。“売出す”とは喧嘩が強いだけじゃなく、こうした手腕がモノを言うのだなぁ。 コメディタッチだけど要所を締める見やすい次郎長モノ。全9作の序章といった感じなのでストーリーこそダイナミクスはないが、次郎長、鬼吉、綱五郎、政五郎の性格がそれぞれ個性的で面白い。 (2008.11)
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次郎長三国志 初旅 | 1953 日本 東宝 |
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ストーリー | 庵原川の喧嘩のあと仕末のため次郎長はお蝶と二世のちぎりの盃をしたその足で、鬼吉、綱五郎の二人をつれて旅へ出た | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 若山セツ子 | 河津清三郎 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ |
コメント | 佐太郎がそそのかされて次郎長一行の着物を質に入れて賭場ですってしまう。そこまで暗い雰囲気だったが、裸の一行を見ていると楽しくなってしまう。 仙右衛門とおきくの恋を取り持ったおかげで古着を得て、仙右衛門と因縁の金平一家との喧嘩となる。次郎長一家として初の喧嘩。喧嘩の後、いづみ屋という茶屋でどもりの森の石松(森繁久弥)と出会う。 喧嘩のシーンはすぐにカット。結末がどうだったかさっぱりわからない。メインが仙右衛門と石松との出会いだっただけ・・・ (2008.11)
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次郎長三国志 次郎長と石松 | 1953 日本 東宝 |
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ストーリー | 石松は次郎長一家と別れ、一人旅を続けることにした。追分三五郎と同宿するが、艶やかな壺師お仲にみとれて賭場ですってんてん。流れ者のお仲が次に向かった賭場では次郎長にいかさまを見つかる。 | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 森繁久彌 | 久慈あさみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ |
コメント | 次郎長たちは役人に捕らえられ牢に入れられる。病に伏した老人に居た堪れなくなった次郎長は堅気を装っていたが牢主と対立。尻叩きで自己紹介ってのも面白い。このときのメンバーが清水の次郎長、大政、桶屋の鬼吉、関東綱五郎、法印大五郎、増川の仙右衛門。張子の虎三が、大熊の縄張りが黒駒の勝蔵に荒らされそうになっているのを伝えにきた。尻百叩きの刑にて無罪放免となった次郎長一家・・・ 一方、三五郎を追ってきた女は黒駒の代替大岩の妹。 (2008.11)
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次郎長三国志 勢揃い清水港 | 1953 日本 東宝 |
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ストーリー | 清水に勢ぞろいした次郎長一家。 | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 森繁久彌 | 久慈あさみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 清水に戻ってきた次郎長一家。引っ越し祝いにと宴を盛り上げるため魚を買おうとしていると、豚松(加藤大介)が丁半博打で1両で売りつける。彼もまた次郎長の杯をもらいたかったのだが、地元の堅気の者は取らない方針。 甲州との関係が険悪な雰囲気だったが大政が一人話し合いに行く。そんな折、石松と三五郎が腹を空かした大阪の相撲興行団体に出会い、次郎長親分の元へ連れて行く。そして次郎長は相撲興行を打ち、各地の親分衆を迎えるのであった。 首尾よく興業・花会を終えて、石松と三五郎が帰る途中、大岩に妹の仇だと襲われる。お仲も仲裁に入って、三五郎を次郎長のもとに連れていくが、黒駒といい関係になったばかりなので難しい。しかし「売られた喧嘩は買う男だぜ」と引き渡しも首を差し出すこともしない次郎長。ラストには大岩一家が夜襲をかけるが見事に追い払ったのだった・・・ 前作ではお仲の入浴シーンもあったりして、かなりいい女ぷりを発揮していたけど、今作では殺陣がイマイチ。ただ、二人のいい男に惚れられて・・・などと言ったところはなかなか・・・ (2008.11)
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次郎長三国志 殴込み甲州路 | 1953 日本 東宝 |
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ストーリー | 秋祭り、次郎長一家にも喧嘩がなく楽しそうな雰囲気であったが、甲州で賭場が荒らされているとの情報が入って来た。 | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 森繁久彌 | 久慈あさみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | たるんでいる雰囲気そのままで、鬼吉と綱五郎がお千に振られるところが哀愁ただよっている。賭場へ潜り込んだのはお仲。やがて、旅人である大野の鶴吉が賭場でお仲が拘束されていると伝えにきた。 お仲が賭場で捕まるところは面白いと感じるけど、その他のエピソードがつまらなすぎ。祭り、ケンカ、博打・・・と、なんだかヤクザ稼業を推奨している気もして、なんだか庶民的じゃなくなってきたのだろうか。 (2008.11)
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次郎長三国志 旅がらす | 1953 日本 東宝 |
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ストーリー | 甲州からの旅。途中で次郎長の恋女房お蝶が病に倒れてしまう。 | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 森繁久彌 | 久慈あさみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 前作最後の喧嘩で石松が左目を斬られたシーンが痛々しかった。そのおかげで?どもりが治ってしまった。なぜだか、今までのシリーズに比べると人物のアップが多く、心理描写も比べ物にならないほど。まぁ、世間の目も冷たくなり、お蝶も死んでしまうんだから、暗さを強調してはいるが・・・ 落ち目となった次郎長一家をつぶそうと狙う者。そして、再興をはかろうとする子分の面々。とくに大政が自宅に帰るシーンは印象的。豚松、そしてお蝶の死に際・・・ (2008.12)
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次郎長三国志 初祝い清水港 | 1954 日本 東宝 |
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ストーリー | お蝶の百カ日が経ったら保下田の久六を討つといきまく次郎長一家を恐れて、久六は行方をくらました | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 森繁久彌 | 久慈あさみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 大親分津向の文吉が島流しにあった時生れた喜代蔵少年が物語に加わる。お仲をよき姉さんとして慕ってくる喜代蔵(長門裕之)。お蝶が死んでからの百カ日。お仲さんが次郎長と結婚すればいいのになぁ〜と願う長門裕之は桑田圭介そっくり・・・ 丁半賭博の修行?に打ち込む子分たち。そして、『忠臣蔵』の話をモチーフにして襲ってくるヤクザを撃退するところが面白い。ふぐ料理で盛り上がるシーンも面白いが、毒にあたって動けない演技も見ものだった。 (2008.12)
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次郎長三国志 海道一の暴れん坊 | 1954 日本 東宝 |
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ストーリー | お蝶と豚松の法事。次郎長の愛刀を讃岐の金比羅様へ納める事になり石松が旅立つ。 | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 森繁久彌 | 久慈あさみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 女郎屋のシーンがかなり艶っぽい。しかしまぁ、石松は自分を惚れてくれる女を探す旅に出てたんだなぁ〜 今回は石松の物語。純情なのか馬鹿なのか、女郎を引受ることしか頭にない。それでも夕顔という女郎がなんとも魅力的に描かれていて、身受山鎌太郎(志村喬)も魅力的な親分に描かれている。死ぬわけにゃいかねー、死ぬはずがないと、騙し討ちにあいながらも斬られてしまった石松であった・・・ (2008.11)
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次郎長三国志 荒神山 | 1954 日本 東宝 |
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ストーリー | シリーズラスト | |||
監督 | マキノ雅弘 原作:村上元三 | |||
出演 | 小堀明男 | 千秋実 | 若原雅夫 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 本物の侠客というのは百姓や弱い者の味方。火を放たれたと清水一家に談判する百姓たち。 あ・・・いつの間にか終わってしまった・・・という感じ。 (2008.12)
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