ジーザス・クライスト・スーパースター | 1973 アメリカ CIC JESUS CHRIST, SUPERSTAR |
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ストーリー | イエス・キリストの最後の7日間を描いたロック・ミュージカル | |||
監督 | ノーマン・ジュイソン | |||
出演 | テッド・ニーリー | カール・アンダーソン | バリー・デネン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 主人公はイエスなのかユダなのかわからなくなるほど目立つ黒人カール・アンダーソン。とにかく冒頭から奇抜な発想。砂漠に撮影隊のバスが止まり、そのまま演劇の練習でも始りそうな雰囲気。出演者の服装も時代考証に全くこだわりのないものであった。それが斬新すぎて歴史スペクタクルとはかけ離れてしまっている・・・だけど、好き。 最後の晩餐から、歌っている途中に突如シャウトするイエスが素敵だ。雰囲気からしてもドゥービーブラザーズのパット・シモンズを思い起こす。ユダの英語発音はジューダスなので、ジューダス・プリーストの音楽を思い出してしまう・・・ ユダがどうして裏切ったのか?突如現れる戦車に追われるところなんて当時の反戦気運の影響なのだろうか・・・ 1973年アカデミー賞ミュージカル音楽賞ノミネート 1973年英国アカデミー賞音響賞 (2008.9)
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シザーズ 氷の誘惑 | 1990 アメリカ 劇場未公開 SCISSORS |
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ストーリー | アンジェラ・アンダーソンはエレベーターでレイプされかけ、鋏でなんとか撃退する。隣室のアレックス(レイルズバック)が世話を焼いてくれるが車椅子の弟コール(二役)がいた。 | |||
監督 | フランク・デ・フェリッタ | |||
出演 | シャロン・ストーン | ロニー・コックス | スティーヴ・レイルズバック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | アンジーはセカンドショップの人形をリペアする職業。部屋に閉じこもって黙々と人形の修復するシャロン・ストーンは素敵なんだけど、修復を待つ人形は不気味なものばかり。チャッキーがいっぱいいる雰囲気なのだ。 アレックスは26歳でヴァージン。幼い頃のトラウマが原因で常に誰かが近くにいるような錯覚になり、精神科医カーター(コックス)のセラピーにも通っている。車椅子のコールは自室で絵を描いているが、新作はアンジーが何者かに襲われている絵だ。 次に襲われたのは暗い映画館。相手はハサミを持っていた。そして、ある部屋に閉じ込められた彼女はそこにハサミで殺された死体を発見。脱出しようと試みるがことごとく失敗する。ここは政治家であるカーターの妻の愛人宅。カーターがリチャードを殺し、アンジーを精神異常にするよう仕組んだものだった。 アンジーには殺害計画を立てたカーターは見えない。夫の計画に巻き込まれた妻だってそうだ。見事に狂ったアンジーを演ずうストーンの演技がすごく怖い。しかも閉じ込められるまでは可憐な少女のような美しさだったのだ。 TV題「狙われた柔肌・官能のシザース/氷の誘惑」 (2006.5)
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シザーハンズ | 1990 アメリカ FOX EDWARD SCISSORHANDS |
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ストーリー | エイボン化粧品のセールスウーマン・ペグが丘の上の屋敷を訪れると手がハサミの男に遭遇した。可哀想に思った彼女は家に連れて帰るが、エドワードは彼女の娘キムに恋をする・・・ | |||
監督 | ティム・バートン | |||
出演 | ジョニー・デップ | ウィノナ・ライダー | ダイアン・ウィースト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 白と黒に統一された風景のダークな屋敷。対して町はパステル調のカラフルな世界。おとぎばなしのようなストーリー。犬の毛のカットや髪のカットの技術の素晴らしさを見せつけけられたときにはもてはやし、人を誤って傷つけてしまったときには犯罪者扱いしてしまう。人間の愚かで浅はかな心の揺れ具合と純粋なハサミ男の対比。『美女と野獣』のような描写で、心打たれました。 最初に観たときは童心に帰って見たけど、改めて見るとやはりティム・バートンはいい。オートメーション工場でクッキーをつくるマッド・サイエンティストの雰囲気はチャップリンの『モダンタイムス』を思い出すし、機械に心を与えるなんてのはフランケンシュタインの物語のようだ。ファンタジー、恋愛映画としても楽しめます。 1990年アカデミー賞メイクアップ賞ノミネート 1990年ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート 他 (2005.7)
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史上最大の作戦 | 1962 アメリカ FOX THE LONGEST DAY |
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ストーリー | 44年6月、ドイツ占領下にあったフランスのノルマンディ。連合軍の上陸を迎え撃つロン・メル将軍、上陸のDデイをいつにするかと最終的に絞り込んでいたアイゼンハワー側。 | |||
監督 | ケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートン | |||
出演 | ジョン・ウェイン | ヘンリー・フォンダ | ロバート・ライアン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 冒頭からあちこちの状況を描き、登場人物が多すぎて困ってしまう。それでも英語とドイツ語、そしてフランス語を使い分けているのでどちら側かはわかりやすい。落下傘で投下されたゴム人形のルパートなんて面白い。 熾烈を極めたオマハビーチ上陸作戦。『プライベート・ライアン』ほど悲惨には描かれてなかったけど、オマハだけが被害甚大だと何度も言うので思い出してしまった。海岸での銃撃戦より市街戦のほうが派手で、空撮も取り入れかなりのスペクタクル。個々の俳優をクローズアップすることもなく、戦争の激しさを伝えてくれる。 連合軍、ドイツ軍も均等に描いているので、アメリカ万歳も感じられないが、欲を言えばレジスタンスやフランス市民をもう少し描いてほしいところだ。 1962年アカデミー賞モノクロ撮影賞、特殊効果賞 同作品賞、美術監督・装置賞、編集賞ノミネート 1962年ゴールデングローブ賞撮影賞 (2008.8)
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死者の書 | 2005 日本 桜映画社 |
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ストーリー | 8世紀半ば、処刑された大津皇子の霊がさまよい、藤原南家郎女が一途な信仰で鎮めようとする・・・ | |||
監督 | 川本喜八郎 原作:折口信夫 | |||
出演 | 宮沢りえ | 観世銕之丞 | 榎木孝明 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 海外で公開される際には「DEATH NOTE」になる・・・(ウソ) 日本史は苦手です。かいつまんでみると、「奈良時代、東大寺の大仏殿が完成した頃。藤原南家の郎女が浄土教の千部写経を終え、何かに取り憑かれたかのように女人禁制の当麻寺へ来てしまった。そして50年前に処刑された大津皇子の魂と出会い、その魂を鎮めようとする・・・」といったストーリーらしいです。 オープニングは教育ビデオのように奈良時代の説明が十数分。一瞬、映画を間違えたんじゃないかと思いましたが、このプロローグがないと人物関係もわかりません。これがわかったからといって、日本史が好きになるわけでもなく、“郎女”と書いて“いらつめ”と読むんだとわかっただけで満足しました。 人形アニメの美しさだけが心地よくて、大津皇子の亡霊にしてもおどろおどろしいわけじゃなく、むしろ少女漫画に出てくる王子様のような雰囲気でした。郎女と大津皇子の亡霊が互いに惹かれあって、もしかすると恐ろしい展開になるかと思えば、なんとかそれを鎮めようとするだけだったし、その手段にしても蓮の糸を紡いでいくという理解不能な方法でした。大津皇子の霊を呼び覚ましてしまう9人衆も理解不能です・・・ 時折現れる老婆が黒柳徹子の声。あぁ、黒柳さんだとすぐにわかるのですが、郎女の乳母がタマネギ頭なんだから、声優の選択を間違ってるんじゃないかと余計なことまで考えてしまいます。それにしても、大津皇子はなぜ処刑されたのか、わかりませんでした・・・ (2005.7)
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シーズ・オール・ザット | 1999 アメリカ 松竹 SHE'S ALL THAT |
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ストーリー | 学園で一番いけてる男ザックは一番いけてない女レイニーをプラムクイーンにできるかどうか賭ける。 | |||
監督 | ロバート・イスコヴ | |||
出演 | フレディ・プレンゼ・Jr | レイチェル・リー・クック | ケヴィン・ポラック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 青春ハリウッドスター大集合!といった雰囲気の学園ドラマ。マシュー・リラードやポール・ウォーカーも脇役だ。 理解できないようなアートな演劇が印象的で、大きなめがねをかけてるレイニー(クック)が可愛く見える。しかもかなりの巨乳ちゃんだ。パッとしない女の子が徐々に綺麗になっていくという青春ドラマの王道をいくような映画。 とにかくレイチェル・リー・クックの愛らしい目が素敵だ。弟役のキーラン・カルキンもなかなかの子役ぶり。それに『バタフライ・エフェクト』でもい演技だったエルデン・ヘンソンがいい味出してる。 安易にレイニーがプロムクイーンに選ばれないところもいい。ディーン(ウォーカー)がライバルとなって発表後にホテルに誘う。焦るザック・・・という展開はなかなかのもの。賭けに負けた罰ゲームという落ちや、難聴になったディーンという笑いも・・・ 1999年MTVムービーアワード ブレイクスルー演技賞、コンビ賞ノミネート (2007.3)
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静かな生活 | 1995 日本 東宝 |
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ストーリー | 大江健三郎の息子光をモデルにした映画。両親が大学に招かれてオーストラリアへ行き、知的障害者の兄イーヨーとともに日本に残ったマーちゃん。近所で痴漢事件が起きるが・・・ | |||
監督 | 伊丹十三 | |||
出演 | 渡部篤郎 | 佐伯日菜子 | 山崎努 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 普通ならば、障害者の触れたくない性的な部分。家族がみな理解し、音楽の才能からイーヨーの心の奥を垣間見る。水泳の先生荒井(今井)の計らいでお天気お姉さんとのデートのエピソード。その荒井とは一人では会うなという父の忠告。ある事件について語られるときにはゾッとしてしまう。 どこまでが原作に忠実なのかはわからないけど、「M字開脚ってどんなかなぁ〜」てところが一番印象に残るなんて・・・やばいか、自分。 1995年日本アカデミー賞新人俳優賞(渡部) 同主演男優賞(渡部)、助演男優賞(今井雅之)、音楽賞(大江光)ノミネート (2005.12)
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静かなる決闘 | 1949 日本 大映 |
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ストーリー | 1944年に野戦病院で梅毒に感染した医師が戦後復員して、婚約者に理由も言わず遠ざけるようになった・・・ | |||
監督 | 黒澤明 | |||
出演 | 三船敏郎 | 三條美紀 | 志村喬 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 冒頭は野戦病院の手術シーン。降りしきる雨が戦争の重さを語り、三船の真摯な医師ぶりが見事な演出。なにしろ指先を見ていると縫合している様子が真に迫っているのだ。 復員してからは三條美紀の効果もあってかメロドラマ風。どうも途中が中だるみしているようでのめり込めない。彼女に感染させてはいけないと、相手の幸せだけを願う三船の演技は今までの野性味あふれたイメージと違う。結婚が決まったと聞いたとき、そして涙が出たと言われるシーン。震えがくるとの評判通り、いい! (2008.6)
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シーズン・チケット | 2000 イギリス シネカノン PURELY BELTER |
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ストーリー | ジェリーとスーエルは大好きなサッカーチーム、ユナイテッドのチケットを得るために様々な小さな仕事にチャレンジする。 | |||
監督 | マーク・ハーマン | |||
出演 | クリス・ベアッティ | ロイ・ハッド | グレッグ・マクレーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 1パウンドショップがあるというのも驚きだったが、この盲人とオトリの万引きテクニックって真似されそうだなぁ。ちょっとオバカだけども(笑)。母子家庭やDVのような設定は庶民的で好きなのだが、少年二人にこのお笑いネタを演じさせるのは辛い。台詞が棒読みっぽいのだ。 行きたくなかった学校を2週間ガマンして手に入れたフリーチケットは、敵チームサイドの席だったという件だった。初めてサッカー観戦というスーエルとジェリーの話が面白い。スーエルがいつもジェリーに聞かせていたのだろうと想像させるのだ。 「紅茶には砂糖二つとミルクたっぷり」というネタはしつこいかもしれないが、ストーリーは素晴らしい。唐突すぎる部分はあるが・・・ (2004.5)
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