シャフト | 2000 アメリカ Par=UIP SHAFT |
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ストーリー | NYの刑事ジョン・シャフトは傷害致死事件の容疑でウェイドJR(クリスチャン・ベイル)を逮捕するが、彼の父親は不動産王で、金にものを言わせて釈放させ、ウォルターは海外に逃亡する。『黒いジャガー』のリメイク。 | |||
監督 | ジョン・シングルトン | |||
出演 | サミュエル・L・ジャクソン | ヴァネッサ・ウィリアムズ | ジェフリー・ライト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 人種差別主義者であったウェイドJrを殴って刑事をクビになったシャフト。2年後、麻薬組織殲滅を狙う警察グループ。そして、こっそりと帰国したウェイドを再逮捕するも保釈になってしまう。ウエイドとピープルズ、麻薬組織が絡み、汚い手を使っても悪をこらしめようとする組織を離れたシャフト。もう終盤はかなりハチャメチャ。 女に証言させ、正当な裁判にて罪を償わせればいいのに、わけのわからない方向へ持っていくのはどうかと思う。悪い奴を裁くためにも暴力が必要だとは思えない・・・「町の掃除さ」とつぶやくサミュエル・ジャクソンが怖い。やはり、同時多発テロ以前の作品だ。 2000年MTVムービーアワード 衣装賞ノミネート (2005.7)
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シャンハイ・ヌーン | 2000 アメリカ 東宝東和 SHANGHAI NOON |
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ストーリー | 1881年、中国からペペ姫が誘拐された。身代金の交換場所をアメリカに指定されたが、一行は列車強盗に遭遇。チョンはそこでオバノンと知り合い意気投合する。続編は『シャンハイ・ナイト』 | |||
監督 | トム・デイ | |||
出演 | ジャッキー・チェン | オーウェン・ウィルソン | ルーシー・リュー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 最初の勇者にはチョン・ウェンが選ばれなかった。おじさんの従者としてついていくが、おじさんは強盗団の一味に殺されてしまう。「太陽はここでは海に沈む」・・・日本海側でもそうです。 ラストシーンは『明日に向かって撃て』へのオマージュかな。 (2005.7)
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13日の金曜日 | 1980 アメリカ WB FRIDAY THE 13TH |
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ストーリー | 1958年、クリスタルレイクで若者2人が殺された。それから、毎年不可解な事件が起こるが、今年もまた6月13日金曜日がやってきた。 | |||
監督 | ショーン・S・カニンガム | |||
出演 | ベッツィ・パルマー | エイドリアン・キング | ハリー・クロスビー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | ホラー映画に若者のセックスシーンが必ず登場することを定着させた映画・・・なのか?ガキどものキャンプの世話をするためにやってきた若者たち。管理人スティーヴは13日の金曜日ということで頭がいっぱいだ。 料理人として一人参加しようとしていたアニーはヒッチハイクでキャンプに向かうところ、村の人に乗せられ、その後殺されるのだが、その乗せた人物の正体がわからない恐怖。『サイコ』のシャワーシーンにも通ずる残虐な殺害シーン。今後のホラーには必ず登場するセックスシーンに絡んだ殺人。目立ったヒロインが存在しないのも特徴だ。基本的には「脱がない女性が最後まで生き残るヒロイン」というパターンが多いような気もする。 ジェイソンという悪役が定着する前の作品であるため、ある程度犯人当てをするという楽しみもある映画です。もしかして、スティーブが?いやはや、あの怪しげな警官が?といったように。しかし、1957年に湖で溺れた少年ジェイソンを協力員たちが助けなかったことを恨んでいる母親ミセス・ポリーズが犯人。2度目以降の鑑賞では、この母親の登場シーンがかなりとドキリとさせられる。そして、エイドリアン・キングがボート上でうたた寝しているラストシーンも強烈!まさかシリーズがこれほど続くとは思わなかったですけどね・・・ (2005.8)
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終電車 | 1980 フランス 東宝東和 LE DERNIER METRO |
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ストーリー | ナチス占領下のパリ。モンマルトル劇場を切り盛りするマリオン。彼の夫はユダヤ人で南米へ逃げたとされていたが、実は劇場の地下に立て篭もっていた。そこへ怪奇劇俳優ベルナール(ドパルデュー)が入団してきた。 | |||
監督 | フランソワ・トリュフォー | |||
出演 | カトリーヌ・ドヌーヴ | ジェラール・ドパルデュー | ジャン・ポワレ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | ジェラール・ドパルデューが若くてプレイボーイ風。冒頭では、劇団員の男嫌いの女優をナンパしようとして、次は若手の女優。しかし、その実態はユダヤ批判に真っ向から反対するレジスタンス。それにしても怪奇劇という劇団が気になるところだ。ベルナールが入団し、マリオンの共演を見事に務めて大成功。ナチと通じてる批評家とケンカしたりして、すったもんだの末、パリ開放。劇中劇というラストシーンの面白さで救われる思いはするが、戦時中とは思えないくらいの緊迫感の無さはどうしようもない。 (2005.7)
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17歳の処方箋 | 2002 アメリカ エスピーオー IGBY GOES DOWN |
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ストーリー | 裕福な家庭に生まれながら兄とは違い、高校を転々とし、ドラッグ売人までやってしまう弟イグビー。名付け親DH(ゴールドブラム)NYに住むことになり、レイチェルとスーキーという女性と知り合う・・・ | |||
監督 | バー・スティアーズ | |||
出演 | キーラン・カルキン | クレア・デインズ | ジェフ・ゴールドブラム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ |
コメント | 冒頭、母親(スーザン・サランドン)がいびきをかいている。兄オリバー(ライアン・フィリップス)と弟イグビー(カルキン)は睡眠薬を飲ませ、殺害しようとしていたのだ。 17歳になるというのに反抗期を脱しきれない男だ。俳優マコーレー・カルキンの弟キーランだが、兄と同じくドラッグの映画か・・・とはいえ、再生を目指す青春物であったり、女性を知る男の成長物語であったり、と豪華俳優のため、いい映画のような気にもなってくるが、17歳だとちょっと遅いような気もする。 父親がビル・プルマン。彼がヤク中になっているのに、どうして息子が?と、納得のいかないことも多い。それでも俳優のおかげでかなりのめり込んでしまう不思議な映画。イグビーの幼少期がまたまた弟のロリー・カルキンであり、キャスティングだけは素晴らしいと思う。 2002年ゴールデングローブ賞男優賞、助演女優賞(スーザン・サランドン)ノミネート 2002年インディペンデント・スピリット賞新人脚本賞ノミネート その他 (2005.11)
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十二人の怒れる男 | 1957 アメリカ 松竹セレクト 12 ANGRY MEN |
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ストーリー | 17歳の少年が父親殺しで裁かれて、12歳の陪審員の審議に入った。最初は皆有罪を確信していたのであるが・・・ | |||
監督 | シドニー・ルメット | |||
出演 | ヘンリー・フォンダ | リー・J・コップ | エド・ベグリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 強いアメリカを強調する台詞。民主主義を強調する台詞。そして白人男性のみの陪審員という点ではTV版リメイクの方が優れているように感ずるが、時代背景も考えると古典的名作になる映画だ。 ヘンリー・フォンダの飄々とした態度。彼の隣にいるおじいさん。中盤で有罪、無罪が6対6になったあたりが心理描写の最高潮。あくまで最後まで有罪を主張する男の根拠のない偏見に満ちた態度などは迫真の演技だった。時系列とほぼシンクロして進む展開、ナイフ、電車越しの目撃、音を聞いた老人のあやふやな証言、等々それぞれの疑問に心を変える個々の陪審員たちの描写も面白い。顔を見ているだけで、「ああ、ここで考えを変えた」と見ていてもわかるくらいが心地よい。 裁判所を出たときの爽快感も忘れられない。 1957年アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞ノミネート 1957年ベルリン国際映画祭金熊賞、国際カトリック事務局賞 その他 (2005.7)
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ジュリアン・ポーの涙 | 1997 アメリカ 東北新社 JULIAN PO |
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ストーリー | 車が壊れて田舎町に滞在することになった男ポー。海に行きたいだけなのに、町の人から犯罪者だと疑われて・・・ | |||
監督 | アラン・ウェイド | |||
出演 | クリスチャン・スレイター | ロビン・タネイ | チェリー・ジョーンズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 挙動不審というか、ただ単に「こんな田舎町に何しに来たんだ?」と疑われ、問い詰められたジュリアン・ポー。死ぬ気などないのに「自殺したい」と漏らしてしまい、同情を買って訪れる者、何故自殺するのか知りたがる者、興味本位の男、そして神父、等々が次々と訪れてきて、町中の人から注目されることになってしまった。 誰でも自殺するシーンを見学したいものなのか、のんびりした田舎町なので自殺者が出たことがないのだろうか。止めようとする者よりも圧倒的に幇助しようとする者が多いって・・・かなりブラックなコメディだ。この町で初めて愛することになった女性サラとも知り合うが、彼女が先に自殺してしまい・・・と、ラストはよくわからない展開だ。ショートショートのような面白さといったところか・・・ (2005.11)
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情事 an affair | 1998 韓国 ギャガ・コミュニケーションズ AN AFFAIR |
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ストーリー | 建築家の夫と子どももいる主婦ソヒョン。妹ジヒョンの婚約者とウインと新居を探すために会っているうちに次第に惹かれ合う二人・・・ | |||
監督 | イ・ジェヨン | |||
出演 | イ・ジョンジェ | イ・ミスク | ソン・ヨンチャン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 全編通して「黒いオルフェ」が流れる。最後にウインがリオに旅立つところから、いい繋がりになっている。内容は普通の不倫もの。決して美化するわけではなく、誰にも迷惑をかけずに済ませたかったが、家族の崩壊という犠牲がつきものであると道徳に訴えているような・・・ (2005.10)
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少女たちの遺言 | 1999 韓国 オンリーハーツ MEMNTO MORI |
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ストーリー | コーラス部のヒョシンと陸上部のシウンは交換日記をはじめた。2人はレズビアンと噂されていたが、ヒョシンは学校の屋上から飛び降り自殺をする。ミナは2人の交換日記を見つけた・・・ | |||
監督 | キム・テヨン | |||
出演 | パク・イェジン | イ・ヨンジン | キム・ミンソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 学校の授業をビデオで撮るシーンがあった。女子高生徒の等身大の姿をドキュメンタリー風に描く手法もあり、最初はホラーじゃないように感じる。トイレ掃除、鹿のウンコ掃除。ウンコという言葉も平気でポンポンと飛び出すほど、リアルな女子高生活。 “メメント・モリ”とは「死を記憶しろ」という呪文。ミナの周りに不思議な事象が起こりはじめ、死んだヒョシンとシウンの身の回りを調べ始める。ヒョシンが自殺したのは、教師との子を身ごもったためと思われたのだが、実はシウンにつめたくあしらわれた事が原因のようだ。終盤まで、学園内の愛憎劇が中心となる映画であり、ホラーっぽいところはほんのわずかしかない。ラスト10分で学園がパニックとなり、教師は自殺。シウンも後追い自殺するのかと思ったけど、楽しかったことを思い出すだけだ。 それにしても、ミナとシウンがテレパシーを交わすことができるという伏線には意味があったのだろうか?ジウォンとか他の生徒、絡んできそうなのに意味のないキャストも理解できない。 (2005.7)
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少女の髪どめ | 2001 イラン 日本ヘラルド BARAN |
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ストーリー | 冬のテヘラン。少年ラティフは親方マメールのもとで働いていた。怪我をした従業員の代わりにアフガン人ラーマトが働くことになるが、ラーマトは女だった・・・ | |||
監督 | マジッド・マジディ | |||
出演 | ホセイン・アベディニ | モハマド・アミル・ナジ | ザーラ・バーナビ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 親方は厳しそうだけど、難民については理解がある。ラティフだって生活は苦しいのにラーマトをかばうようになる。心の優しさが目に沁みます。 (2005.8)
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処刑前夜 | 1961 日本 日活 |
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ストーリー | 酒屋店員の高村は交通事故の示談金を払えず、金を奪い、主人夫婦を殺害してしまった。そして、死刑判決が出た。 | |||
監督 | 滝沢英輔 | |||
出演 | 川地民夫 | 北林谷栄 | 浅丘ルリ子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 日本にも死刑囚の物語があったのだな。拘置所に送られ、死刑執行までの時間をリアルに描いてはいるものの、若者であったためか、高村のさばさばした性格には何の感情もわかず、母親と妹の切ない思いだけが伝わってくる。それなら、視点を家族に変えて描いた映画のほうがいいだろうし、罪そのものについては事実だけを描き、深く掘り下げていないことにも納得がいかない。 原作はベストセラーになったらしいが、忠実すぎたのかな?宇野重吉は存在感がある。 (2005.9)
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女校怪談 | 1998 韓国 シネカノン WHISPERING CORRIDORS |
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ストーリー | 新学期の深夜の学校。女教師パクはジンジュの幽霊に悩まされ殺される。パクの最後の電話に異常を感じ、やってきた新任教師ウニョンはジンジュの友達だった。 | |||
監督 | パク・キヒョン | |||
出演 | イ・ミヨン | キム・ギュリ | チェ・セヨン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 幽霊の仕業なんだろうけど、首吊り自殺に追い込み、さらに死体を引きずってゆく・・・実は人間が犯人か?とも思わせておいて、さらに怪奇現象が続く。翌朝、ジオとジェイは首吊り死体を発見。机には呪いの文字と血の痕。当番でもないのにジョンスクが一番に登校していた。 9年前に占い師として嫌われていたジンジュは美術室に閉じ込められて自殺。ジンジュの友達だったウニョンも仲間はずれにされたくなくてイジメに加担した形になってしまった。ジオも同じく霊媒師。休み時間に「コックリさん」なんかをやっている。映画『コックリさん』と同じく「プンシンサバ、プンシンサバ、オイデクダサイ」の呪文だ・・・ 後半になるまで、人物紹介のような描写ばかり。かなり淡々と進む。そして、学年一の優等生スオンやクラスで2番のジョンスクの存在が話をややこしくする。実は○○が幽霊だというミスリードと、狂犬=変態教師のエピソードで幽霊に関する注意力を散漫にさせられる。しかし、ジオが謎を秘めた美少女なので集中してしまうのだ。 途中で、一人の生徒がほとんど目立たなくなるので、何となくわかってくるが、ミスリードが上手いため、引っかかってしまう。誰が幽霊なんだと犯人当てのような楽しみ方をすると面白いのかもしれない。 女子高における体罰やイジメの問題を訴えてもいるし、ちょっとした友情の物語でもあるので、気持ちだけ加点。 女校怪談シリーズ第2弾『少女たちの遺言』 女校怪談シリーズ第3弾『狐怪談』 (2005.11)
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