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タキシード 2002 アメリカ
UIP
THE TUXEDO
ストーリー  タクシーの運転手だったジミー・トンは運転の腕を見込まれて秘密機関エージェントのデヴリン氏のお抱え運転手にスカウトされた。しかしスケボー爆弾の被害に遭い、トンはデヴリンの身代わりを務めるハメになり・・・
監督 ケヴィン・ドノヴァン
出演 ジャッキー・チェン ジェニファー・ラヴ・ヒューイット ジェイソン・アイザックス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  ほとんどのジャッキー映画には4点乃至3点を付けてきたが、この作品はつまらない。。。アクションは斬新でカメラワークも面白いが、脚本が全くダメなんでしょう。映画の目的がコメディなのか知らないけど、それならばもっと徹底したほうが良かったのでは?と感じました。水を使った世界征服や最新技術を駆使したようなタキシードなんかも、子供向けにしたいのか、ワクワクさせてくれません。
 スピルバーグがジャッキーしかこの役を出来ないとして選んだらしく、ジャッキーがいてこそという映画ではないことに納得。
(2004.10)

ダーク・ウォーター 2005 アメリカ
東宝東和
DARK WATER
ストーリー  離婚調停中のダリアは娘セシリアを連れてNYのルーズベルト島へアパートを探しに行った。即決で決めたアパートの天井には黒いシミがあり、水がしたたり落ちて・・・
監督 ウォルター・サレス 原作:鈴木光司
出演 ジェニファー・コネリー ジョン・C・ライリー ティム・ロス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  またJホラーのリメイクかいな・・・と、ナメてかかっていた。エンディングを迎えたとき、仄かに涙が頬を伝わるのを感じた・・・もちろん黒い涙・・・(海賊盤撲滅!)
 元々はホラー映画なのにウォルター・サレス監督の手にかかると、主人公ダリア(ジェニファー・コネリー)の泣ける悲劇へとジャンルを超越した映画となった。母娘の新居を中心としたルーズベルト島の暗い映像。天気はいつも雨模様。徹底した暗さと、低所得者層の失業問題を上手く絡ませ、ずしりとくるほどのダーク映像美でした。
 それほど覚えているわけではないのですが、日本版オリジナルではエレベーターに映る幽霊を中心に観客を驚かせるホラーだったように思います。しかも恐怖感を感じない、終盤のエレベーターでの派手なCGだけが印象に残る映画。それがなぜかジェラルメール・ファンタスティック映画祭でグランプリを取ったのだから、その事実こそ一種の心霊現象を想像させるほどの恐怖を感じたものだった・・・
 この『ダーク・ウォーター』では、小賢しい恐怖映像よりはダリアの悲しき人生を見事な心理描写で映像化し、ハリウッドっぽくないほどの暗い映像を追及したものだと思います。何しろキャスティングでもアカデミー賞女優やアカデミーノミネート俳優を多用しているものの、暗い映画の得意な俳優が多い。ジェニファー・コネリーは『砂と霧の家』で暗い雰囲気を培っているし、ジョン・C・ライリーは妻を寝取られた役や離縁状を叩きつけられるのが似合った俳優だし、ヴェック役のピーター・ポスルスウェイトがノミネートされたのは暗い『父の祈りを』だし・・・まさしくダークなのだ。
 友達のいない子供が“想像上の友達”を作るという設定は、どうしてこうもホラー映画の材料になるのでしょうね。最近では『ハイド・アンド・シーク』が記憶に新しいけど、もっと楽しくなるような友達を作ってもらいたいものだ。『僕のボーガス』のジェラール・ドパルデューのように・・・
(2005.11)

TAXi 1997 フランス
コムストック
TAXI
ストーリー  マルセイユ、ダニエルはリリーとの生活のためタクシーの運転手を始める。初めての客がエミリアンの母親であったことから、窃盗団メルセデスを捕まえるために協力させられる。。。
監督 ジェラール・ピレス 製作:リュック・ベッソン
出演 サミー・ナセリ マリオン・コティヤール フレデリック・ディフェンタル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  最初からシリーズ化を企んだかのようにTAXIシリーズが始まるぞ!といった感じのオープニング映画。期待していたよりも笑いの場面がそれほど多くなかった気がする。登場人物の設定だけでも楽しめるのかもしれない。
 終盤の信号機の作戦がよくわからなかったのも原因して、のめり込めなかった。火事のネタも好きではない・・・
(2004.3)

TAXi 2 2000 フランス
ヘラルド
TAXI2
ストーリー  将軍であるリリーの父親に会うが、緊急の用事で運転手を買って出るダニエル。日本から来仏する長官を出迎えるためだったのだが、日本のヤクザに狙われているのであった。。。
監督 ジェラール・クラヴジック 製作:リュック・ベッソン
出演 サミー・ナセリ マリオン・コティヤール フレデリック・ディフェンタル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  「コンニショワ〜」には笑えるが、前作よりもマンガチックになってしまい、編集が良くないせいでつなぎの間が悪いのだ。笑いのツボは最初の部分だけであり、見所はカーチェイスのみになってしまった感がある。。
(2004.3)

TAXi 3 2003 フランス
アスミック・エース
TAXI3
ストーリー  マルセイユ。警察はサンタに扮装した強盗に手を焼いていた。折りしもダニエル、エミリアンとも彼女が妊娠してパパになる自覚を持ち始めていた。
監督 ジェラール・クラヴジック 製作:リュック・ベッソン
出演 サミー・ナセリ マリオン・コティヤール フレデリック・ディフェンタル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  初っ端のシルベスタ・スタローンの登場に笑い、007をモロにパクったタイトルバックに大笑いしてしまった。サンタに扮装して潜入捜査していた署長を逮捕するエミリアン。相変わらずエミリアンのオマヌケぶりが楽しめると思っていたら、今回はむしろ署長の方に笑えました。
 何だかタクシーの活躍も少ないし、犯人逮捕に繋がるシーケンスがかなり手抜きだ。短すぎるのかな?軽い気持ちで見れます。
(2004.9)

TAXi 4 2007 フランス
アスミック・エース
T4Xi
ストーリー  マルセイユの警察に“ベルギーの怪物”と呼ばれる極悪犯人を護送するよう任務が与えられた。署までは連行したが、エミリアンのドジっぷりで逃げられてしまう。ダニエルの協力でモナコの別荘を見つけるが、そこにはエミリアンの妻が極秘捜査にあたっていた・・・
監督 ジェラール・クラヴジック
出演 サミー・ナセリ フレデリック・ディフェンタル ベルナール・ファルシー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  ジブリル・シセよりも署長がスーパープレイを・・・
 う〜む、本物のフランス代表サッカー選手だったのですね・・・知らなかった。頭が白いので爺ちゃんかと思ったよ(汗)。と、ダニエルとエミリアンのご子息も活躍するサッカーネタで攻めてくるストーリー。前作から、署長が一番面白いキャラになってきてますが、やはりエミリアンも面白い。
 しかし!いつもよりカーチェイスが少ないではないですか!プジョー407の変形シーンなんてシンプルでカッコよく、『トランスフォーマー』よりも好きなのに。それにランボーみたいになったジベール署長。前作でシルベスタ・スタローンが登場したことへのオマージュなのか?
 今回はサッカースタジアムに人と金と時間を費やしすぎたのでしょうか。まぁ、それでも充分笑わせていただきました。
(2007.8)

TAXI NY 2004 アメリカ/フランス
FOX
TAXI
ストーリー  タクシー運転手の資格を得た走り屋バイカーのベル(ラティファ)は早速特殊仕様のタクシーで走り回る。
監督 ティム・ストーリー 製作:リュック・ベッソン
出演 クイーン・ラティファ ジミー・ファロン ジゼル・ブンチェン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  スーパーマンにはクリプト、インディー・ジョーンズには蛇、W・ヒューストンにはボビー・ブラウン。苦手なものは誰にでもあるけど、警官ウォッシュバーンの苦手なものは車の運転。アメリカ版だとアクションもハデだ。
 変更点は主人公のタクシードライバーが黒人女性のラティファ。強盗団はブラジルからきたセクシー美女軍団。歌わなきゃ運転できない癖がついちゃった・・・

2005年ワールドスタントアワード 最優秀スタント賞
(2006.3)

タクシードライバー 1976 アメリカ
COL
TAXI DRIVER
ストーリー  ベトナム帰りの青年トラヴィスはタクシー運転手となり、大統領選挙事務所のベッツィーと仲良くなる。やがて世の中への不満が募り大統領候補を銃撃することを計画するが失敗に終る。。。
監督 マーティン・スコセッシ
出演 ロバート・デ・ニーロ シビル・シェパード ジョディ・フォスター
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  20数年前の映画にしては画像が綺麗だったなぁ。ジャクソン・ブラウンの「Late for the sky」もしぶい(テーマ曲には負けてるが)。デ・ニーロもジュディ・フォスターも若いなぁ(笑)

 この映画って酒飲んでタクシーに乗って帰る雰囲気になれますよね。気持ち良かった〜
グロい場面もあるけどさ(笑)

1976年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演女優賞、作曲賞ノミネート
その他いろいろ受賞
(2003.10)

ダーク・スティール 2002 アメリカ
劇場未公開
DARK BLUE
ストーリー  1991年に起きた警官によるロドニー・キング牧師暴行事件の公判が行われていた頃、街は不穏な雰囲気に包まれていた。スーパーを襲った強盗二人組の目星をつけていたのに、ペリーとボビーが上司に報告すると、別の人間をでっちあげろと命令される・・・
監督 ロン・シェルトン
出演 カート・ラッセル スコット・スピードマン マイケル・ミシェル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ペリーとボビーもロバートソン射殺に関する裁判を受けていたが、職務権限内であるとの判決が下った。白人と黒人。被害者の人権など社会派テーマを打ち出していて、ボビーは黒人女性警官と付き合っている。
 でっちあげばかり・・・警官の良心はどこへ行ったのだ。日本の冤罪事件をも思い出してしまうほどだが、この映画は当事者の警官に焦点を当てすぎ。アメリカではそれだけ捏造事件が当たり前になっているのかもしれない。
 最後にはカート・ラッセルも相棒を殺されたため正義を振りかざすが、最初っからまともな考えを持ってろよ、と言いたくなる。ラストの演説は胸がスーっとし、ジャック(ブレンダン・グリーソン)の顔が真っ赤になって焦る演技が最高だ。ここだけ見ればすごく面白そうな映画だけど、黒幕も最初からわかっていて前半のつまらない展開が災いした・・・暴動シーンも、頭の悪そうな奴等ばかりだったのが残念。
(2005.5)

ダークネス 2002 スペイン/アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
DARKNESS
ストーリー  マークの一家は精神療養のためアメリカからスペインに移ってきた。その館は人里離れた一軒家、しかし暗く今にも闇にのまれそうである。
監督 ジャウマ・バラゲロ
出演 アンナ・パキン レナ・オリン イアン・グレン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  これはホラー映画だったのか。。何も知らずに観てしまった。冒頭からサブリミナルもどき効果と音響効果の連発。目が疲れました。
 謎を追い求めていくまではサスペンス要素も満載でハラハラさせられたのだが、謎が解けたときから「はて?」と首をひねる会話が多くなった。うーん、ビデオなんだけど翻訳者にも問題ありそうだなぁ。
 しかし、恐怖感はあったので、満足度は普通でした。
(2003.11)

ダークマン 1990 アメリカ
Uni=UIP
DARKMAN
ストーリー  人口皮膚を研究する科学者ペイトンが事件に巻き込まれ、研究室ごと爆破され、彼は一命を取りとめるが大火傷を負ってしまう。そこで他人の顔を拝借して復讐の鬼となる・・・
監督 サム・ライミ
出演 リーアム・ニーソン フランシス・マクドーマンド ラリー・ドレイク
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  99分しか持たない細胞組織。暗闇では持続する。死んだものだと思われたペイトン(ニーソン)は自分の顔を作って恋人に会う。99分間のデートだ。その間にも悪人になりすまして、仲間割れさせるという復讐を続ける。
 リーアム・ニーソンの特殊メイクアップが不気味ですごい。包帯を巻いた姿は『エレファントマン』。歯が剥き出しになる姿は『呪怨』よりも気持ち悪い。怪力をも身につけ、ヘリコプターにぶらさがるなんてのも『スパイダーマン』に通ずる特撮アクションだ。
(2005.12)

TAKESHIS' 2005 日本
松竹=オフィス北野
ストーリー  大物タレントとして多忙な毎日を送るビートたけし。一方、オーディション落選の常連であるコンビニ店員北野は彼にサインをもらった日から、ビートたけしの演じる世界へ現実とも夢ともわからぬまま入りこんでしまう。。。 
監督 北野武
出演 ビートたけし 京野ことみ 岸本加世子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  ヴェネチア国際映画祭で拍手喝采だったらしいこの映画。ひょっとすると『ハウルの動く城』に登場した“荒地の魔女”の本物を見たという驚きが原因だったのかもしれない。
 現実と夢・妄想とが交差して、大物俳優ビートたけしとオーディションに落ちまくっているコンビニ店員北野が不思議ワールドに突入してしまう、といった内容で、セルフオマージュ満載のこの映画。北野作品を全て観たわけではないが、特に『HANA-BI』や『座頭市』に思い入れがあるような気がする。日本で好評だった『KidsReturn』や『菊次郎の夏』などへのオマージュが見られないことからも、ヴェネチア映画祭向けに作られていると言えるかもしれない。
 フラッシュバックを効果的に使って、現実ともう一方の自分の世界を行き来するのですが、たけしが二人いること以外に、京野ことみ、大杉漣、寺島進も二人いるからややこしい。「この人物がこっちの世界ではこうで、あっちでは・・・」などと左脳を働かせて観るべき内容ではなく、右脳の感覚に頼って何となく理解できればいいのでしょう。簡単に言えば「王様と乞食」の意識版なのだろうか、どっちの世界に行っても、そんなにいいものじゃないよ、といった趣旨が見えてくる。
 「わからない」と評した人が多かったらしいけど、わかりにくくしている人物設定が岸本加世子。二つの世界で同じ性格を持っているため、どうとらえればいいのかがわからなくなるのです。1万円札で10円のガムを買う行為は印象的なのですが、2度やっちゃいけませんよね(笑)両替機のないゲームセンターではあり得るかもしれないけど・・・
 松村邦洋と内山信二の“コント300kg”は面白かったし、寺島進がかなり笑えた。タクシーで死体の道を進むシーンにバイク事故の自虐パロディーがあればもっと良かったのに、ここはちょっと残念。
 この後で観た『エリザベスタウン』のオードリー映像を楽しんでいたときに鳳圭介を思い出してしまった・・・ううう。

2005年ベネチア国際映画祭特別出品
(2005.11)



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