ターンレフト ターンライト | 2002 香港/シンガポール ワーナー TURN LEFT, TURN RIGHT 向左走、向右走 |
|||
ストーリー | 台湾。バイオリニストのジョンと翻訳家のイブ。二人はアパートの隣同士なのに会ったことがなかった。しかし二人は中学生のときからの運命の人。再会するものの、運命のいたずらが・・・ | |||
監督 | ジョニー・トー ワイ・カーファイ 原作は絵本 | |||
出演 | 金城武 | ジジ・リョン | テリー・クワン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | めぐり合わない二人。すれ違いムービー。中学時代のメリーゴーランドと電車の中。そのときには電話番号を渡すが紛失してしまった。大人になってから公園の噴水にて再会し、電話番号を渡すけれども、今回は二人とも雨で滲んでしまったり・・・ 家賃を徴収しにきた管理人同士がくっついてしまったり、料理屋の娘と医者がくっついてしまったり、ドジな二人にはなぜか縁がない。しかし『めぐり逢い』や『ワンダーランド駅で』よりもまだまし。だって2回も会っているのだ(笑) 学生番号だけが頼りで、お互い名前も知らない二人。序盤の再会場面では感動的だったけど、その後はコメディ色が強くなった。終盤、お互い留守電メッセージを聞く場面では泣けたのに、ラストが地震!?これほどコメディっぽくなるとは・・・ちょっとだけ残念。 (2006.1)
|
弾丸ランナー | 1996 日本 にっかつ |
|||
ストーリー | 何をやってもダメな男と罵られ続けた安田が銀行強盗を思い立つ。マスクを忘れ、コンビニに入って誤って発砲してしまい、シャブ中の店員相沢に追いかけられることになった。途中、山根組の武田が相沢を追いかけ、3人が走り続けることに・・・ | |||
監督 | サブ | |||
出演 | 田口トモロヲ | DIAMOND☆YUKAI | 堤真一 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 安田(田口)は武田(堤)から拳銃を仕入れ、相沢は武田からシャブを買っていたが金払いが滞っていた。3すくみの構図にプラスして、ヤクザの抗争がからみ、ある刑事が銃を無くしたことも絡んで、人間関係が絡みすぎの様相を呈している。 料理人として厨房でも馬鹿にされ、恋人にも振られた男。ヤクザの兄貴と組長を救えなかった自責の念を感ずる男。ヤクを止められなくて悩む男。3人それぞれが走るが、途中、ランニングハイになってどうでもよくなってくる。かなりコミカルで、ブラックユーモアたっぷり。爽快感あふれるとまではいかないけど、十分楽しめた。 もったいないと思うのは、通りすがりの主婦を殺してしまったことや、ヤクザ側の妄想まで取りいれてしまったこと。もっと3人中心のストーリーにすれば完璧だろう。 (2005.7)
|
弾丸を噛め | 1975 アメリカ COL BITE THE BULLET |
|||
ストーリー | 700マイルの西部横断競馬。賞金目指してつわものが揃う。 | |||
監督 | リチャード・ブルックス | |||
出演 | ジーン・ハックマン | キャンディス・バーゲン | ジェームズ・コバーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | バイクも走ってるくらいだからかなり最近?歯医者もやってるキャンディス・バーゲンが患者に薬莢をつめものにして治療する。これが「弾丸を噛め」というタイトルにもつながってますね。 どこの砂漠かわからないけど、砂が真っ白です。これは『スターウォーズ』のタトゥーン星のロケ地と一緒なのかと感じました。 1975年アカデミー賞作曲賞、音響賞ノミネート (2005.7)
|
ダンサー・イン・ザ・ダーク | 2000 デンマーク アスミック・エース DANCER IN THE DARK |
|||
ストーリー | セルマは遺伝性の病気(視力が落ち、終いには失明する)を持ちながら、女手一つで息子を育てている。ミュージカルに出演することを夢みて工場で働いていたのだが、ミスが多くなりクビを宣告された。。。 | |||
監督 | ラース・フォン・トリアー | |||
出演 | ビョーク | カトリーヌ・ドヌーヴ | デヴィッド・モース | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | いやぁ、これはいい!最初はミュージカルなんかじゃなくて、ドキュメンタリー風ドラマかと思いましたよ。最初の30分は「どうしようもなく暗い映画だな〜」と、途中で見るのを止めようかとも感じたんだけど、夜勤の工場でいきなりミュージカルになったもんだから、胸が躍る想いで没頭してしまいました。 カメラワークにも注目してたんだけど、ハンディーカメラと固定カメラを使い分けてますね。それが感情移入を誘うのだけれど、ミュージカルシーンはきちんと撮ってあり、驚かされます。60年代の移民問題を若干の風刺として扱っていたり、障害者の問題提起としても取られがちですが、そんなことは些細なことのような気がする。純粋な心を持った女性とミュージカルへの夢想癖を持った女性を描いただけの映画だと思いますよ。 子供のために「母」を取るか、「目」を取るかで議論しているレビューサイトもありましたが、そんな議論自体が不思議でしょうがない。「目」に決まってますよ(きっぱり)。それが信念であり、彼女の生きがいだったのですからね。犯した間違いは可哀想でしょうがなかったけど、工場をクビになった時点でそれは結果オーライになったと思います。この先、息子のために収入の無い生活を続けるなんて、考えただけでも恐ろしい。 ラスト近くでは、『サウンド・オブ・ミュージック』の「my favorite thing」が全てを象徴していました。また、最後から2番目の歌ってところにも。。。だから、最後のシーンは想像つきました(笑) 2000年アカデミー賞歌曲賞ノミネート 2000年カンヌ映画祭パルム・ドール、主演女優賞 (2003.12)
|
ダンジョン&ドラゴン | 2000 アメリカ ギャガ=ヒューマックス DUNGEONS & DRAGONS |
|||
ストーリー | 魔法使いメイジが支配権を握ったイズメール王国。女王サヴィーナ(ゾーラ・バーチ)がドラゴンを扱う宰相プロフィオンと対立する。中心は盗賊のリドリーたち。 | |||
監督 | コートニー・ソロモン | |||
出演 | ジェレミー・アイアンズ | ジャスティン・ワリン | マーロン・ウェイアンズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | CGが発達した中で、この程度のドラゴン。ダンジョン内や最後の戦いはパクリっぽいし・・・RPGやってないから偉そうなこと言えないけど、こんなストーリーでいいのか?子供向きなら、もっと夢のあるものにしなきゃダメだし。。。 (2004.5)
|
ダンシング・ハバナ | 2004 アメリカ ギャガ・コミュニケーションズ DIRTY DANCING: HAVANA NIGHTS |
|||
ストーリー | 1958年、18歳のケイティは父の転勤によって家族でキューバのハバナへやってきた。キューバ音楽に興味を持つなか、ホテルのウェイター、ハビエルの踊りに惹かれていった・・・ | |||
監督 | ガイ・ファーランド | |||
出演 | ディエゴ・ルナ | ロモーラ・ガナイ | ミカ・ブーレム | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | オープニング・タイトル・・・「えっ、DIRTY DANCING?」と驚きながらも、ストーリー展開も似ていることに気づき、さらにパトリック・スウェイジの登場で驚愕! オリジナルの『ダーティ・ダンシング』とは全く設定が異なるが、こちらはダンスシーン、音楽、ストーリにおいて、かなりパワーアップしている。時代もキューバ革命前夜という設定。圧政下においては、自国の音楽を聞くこともできない不自由な暮らしを強いられていて、庶民は欲求不満になるばかり。自由を歌う音楽を聴いただけで逮捕されかねないといった社会情勢。 家族は転勤によってハバナへやってきた。父の会社の社長の息子とのデート中にすったもんだがあって、ホテルのウェイターをしているハビエル(ディエゴ・ルナ)とのダンスに夢中になる18歳のケイティ(ロモーラ・ガナイ)。彼が自由のない国からアメリカへ渡るための資金として、出場して賞金をゲットしてやろう!という単純な目的でダンス大会にエントリーします。と、書くと全く味気ない青春ダンス映画だろうと感じるのですが、予定調和という言葉を許さないほどの展開へと進むのです。 こうしたダンス大会や音楽のコンクールの映画となると、必ず「予定調和」という言葉で酷評する方がいらっしゃいます。優勝すれば当然言われることだし、2位でも言われる。最近では出場できないピンチに立たされることも「ワンパターン」とされるし、ちょっとミスしても「マンネリ化した脚本」だとこき下ろされ、この手の映画は一体どうすれば新鮮に映るのだろうかと考えさせられる問題もあります。スカートを踏んで脱がしてしまわないと面白さが感じられなくなっている人が増えてきているのでしょうか・・・そんな中でこのダンス大会の結末は驚きの連続。銃声、民衆の歓喜の声、「カストロだかスカトロだか知らないけど、自由になったんだ〜♪」と、その音と映像がそのままキューバン・ミュージックであるかのように心躍る展開へと進みます。 しかし、音楽の自由、心の自由を勝ち取ったことと裏腹に、恋の行方は・・・。とにかく、オリジナルの『ダーティ・ダンシング』とはパトリック・スウェイジというスペシャル・ゲストでしっかり繋がって、豪華なラテン・ミュージシャンで盛り上げてくれる最高のダンス映画となりました。、 (2005.11)
|
箪笥 | 2003 韓国 コムストック A TALE OF TWO SISTERS |
|||
ストーリー | ソウル郊外の一軒家、スミとスヨンの姉妹は長期入院から帰ってきたが、継母は冷たい態度をとっていた。姉スミは継母を毛嫌いしていて、妹スヨンは継母に怯えていたのだ。 | |||
監督 | キム・ジウン | |||
出演 | イム・スジョン | ムン・グニョン | ヨム・ジョンア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | これは怖い。いや、怖いだけじゃなく謎だらけなのだ。その謎も公式サイトの掲示板に行かなければわからないの、トホホ。しかも、仮説が何通りもあって・・・悔しいのでもう一度行ってきます。何だか、近親相姦が根底にあるらしい・・・そんなん1回観ただけじゃわからん! 【ネタバレ注意】(2回目鑑賞) 「忘れてしまいたいこと、消してしまいたいこと」・・・忌まわしい記憶を消す事ができないことが恐怖や悲しみにつながる。2回目を観ると、重くのしかかるこの台詞。そして、「お前はこの一瞬のことを一生後悔するだろう」というおぞましいくらいの台詞と、この言葉の陰にある気付かなかった事実にずっと苛まれるスミ。そのトラウマが多重人格という病気を引き起こし、「聞こえなかったの?」という台詞が何度か出てくる伏線に繋がっているのだ。こうやって頭の中を整理すると、ホラーよりも悲惨な愛憎劇が浮き彫りになり、号泣ホラーというキャッチコピーにも頷けるのである。 結局、一軒家に訪れたのは父親と長女のスミの二人だけ。妹のスヨンは、スミの心を反映した妄想に過ぎなかったということが中盤以降にわかり、『ビューティフル・マインド』と同じような展開だったのだが、この作品はそこでは終らず、継母を演じていたのもスミ本人であったという驚愕の多重人格プロットで斬新さを打ち出しているのです。観客の多くは、ここで頭の整理を余儀なくされ、フラッシュバックのように流れる過去の事実に取り残されそうになってしまい、「難解な映画だ」と感想を持ってしまう。この難解さがリピート欲をそそる一方、「わからないから駄作だ」と決め付ける人を生み出している。韓国本国の人たちには、原作が伝統的な怪談であることから、馴染みやすい映画となっているのだが、日本人の感覚からすれば受け付け難い作品なんでしょうね。日本人はシンプルな怪談話の方が合うようで、、ドリームワークスが破格値でリメイク権を獲得したという事実や、数多くの映画祭でグランプリを取っていることからもわかるように、西洋人には受けているようです。 最初に観た時には、「なんと不釣合いな音楽なんだろう」と違和感を感じたのですが、リピート時には、さすがに涙を誘われました。 2003年ジュラルメール・ファンタスティック映画祭グランプリ (2004.8)
|
ダンス・レボリューション | 2003 アメリカ 劇場未公開 HONEY |
|||
ストーリー | 夜はクラブのバーテンダー、昼はレコード店で働くハニーは市民センターでダンスも教えていた。彼女はプロのダンサーを夢見ていたが、ある日音楽ビデオの振り付け師の仕事が舞い込んでくる。 | |||
監督 | ビリー・ウッドラフ | |||
出演 | ジェシカ・アルバ | メキー・ファイファー | リル・ロミオ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ジェシカ・アルバのPV!という感じです。しかも踊りっぱなしでないところがいい。 生活のために懸命に働いてはいるけれど、どことなく優等生という設定がストーリーに面白味が感じられない原因。教えている子供たちを使ってダンスビデオを作ろうとするが、スカウトしてもらったマイケルにどやされてしまった。やがてダンスのオーディションでも干されることが増えてきた。う〜ん、普通の青春ダンス映画とは全く違う展開だ。 スラム街の子供たちを不良になることから救うというボランティア精神に満ちた内容。ジェシカ・アルバのことがどんどん好きになりそうな予感がする映画でもある・・・う〜む、しかし、最後にはジェシカ・アルバのダンスをもう一度流してほしいと思うぞ。 (2005.11)
|
ダンス・ウィズ・ウルブズ | 1990 アメリカ 東宝東和 DANCES WITH WOLVES |
|||
ストーリー | 1863年南北戦争時代。ジョン・ダンバー中尉は死を覚悟の上敵陣に突っ込んだため英雄となり、好きな任地を選ぶことができた。選んだ砦は辺鄙な場所でスー族の住む場所でもあった。 | |||
監督 | ケヴィン・コスナー | |||
出演 | ケヴィン・コスナー | メアリー・マクドネル | グレアム・グリーン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | ポーニー族との戦いに参加すると申し出たことによって“狼と踊る男”と命名された。この時点で友情は確実なものとなった。援軍を待つこと、狼と戯れることで孤独を感じる姿も大自然に溶け込んでいて爽快感を味わえた。いつもこの壮大なアメリカの大地を見ると、映画館で見ればよかったと悔やまれる。インディアンの虐殺をようやく反省し始めたハリウッド映画。この映画を観たときから西部劇を見る目が変わってしまうほどだ。 “拳を握って立つ女”とであったときには血だらけになっていた理由がわからず、後になって夫が死んで自殺しようとしていたとわかる。喪が明けたと言われたときの彼女のうれしそうな表情が忘れられないくらいです。 これから13年後・・・本当の悲劇が待っているとは・・・ 1990年アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞、録音賞 同主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞ノミネート 1991年ベルリン国際映画祭個人特別貢献賞 その他いろいろ (2005.5)
|
タンポポ | 1985 日本 東宝 |
|||
ストーリー | タンクローリーの運転手ゴロー(山崎)とガン(渡辺謙)がさびれたラーメン屋の未亡人タンポポ(宮本)に惹かれ、冷やかし客とケンカする。しかしラーメンは不味かった。 | |||
監督 | 伊丹十三 | |||
出演 | 山崎努 | 宮本信子 | 役所広司 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 冒頭シーンは、役所広司がスクリーンの向こう側で映画を観ている設定。「ポテトチップスやセロハンの音がうるさい」と観客のマナーを喚起させる。公開されてから20年も経つのに、全くマナーは改善されてない・・・ 「熱くなければラーメンでない」と言われ、弟子にしてくれと頼みこむタンポポ。西部劇風の訓練シーンが面白い前半。最近ではみのもんた司会の「愛の貧乏脱出大作戦」というTV番組もあったが、まさしくこの映画をモチーフにしていたのかもしれない。基本のストーリーにプラスして13の笑える小話も織り交ぜていく。当時流行っていた漫画「美味しんぼ」の影響もあるんでしょうね。 美味しいラーメン店の見分け方は参考になるし、自分でも作りたくなるけど、インスタントラーメンで満足できるようだと無理だなぁ・・・ 黒田福美も大胆ヌードと卵の黄身の口移し。洞口依子の海女姿と血を舐めるシーン。笑いからエロまで様々で、1本の映画の中に普通のストーリーとコネタが満載。好き勝手なことやってるというイメージと、一粒で2度美味しいというイメージが残るけど、かなり実験的。 いつものメンバーが中心だけど、加藤嘉の演技が光る。渡辺謙は若い!この映画を観た限りだと一流俳優になるなんて想像できません。 1987年インディペンデント・スピリット賞外国映画賞ノミネート (2005.12)
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||