Dear フランキー | 2004 イギリス ワイズポリシー=シネカノン DEAR FRANKIE |
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ストーリー | 夫の暴力から逃げた母と息子フランキー。フランキーは父の暴力のせいで難聴になってしゃべることが困難だった。母親は彼に父親のフリをして手紙を書き続けていたが、ある日、架空の設定だった船が港に入航してくることを知り、代理の父親を探すことになった・・・ | |||
監督 | ショーナ・オーバック | |||
出演 | エミリー・モーティマー | ジャック・マケルホーン | ジェラルド・バトラー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 実はリッキーは頭の良い子だった。そう考えると全ての謎が解ける。銀の星が一つだけだったのも、頭の悪いフリをしているだけだったのかもしれない。 (ネタバレ妄想注意) スコットランド。難聴だったフランキーの一家が引越しを続け、港町の小さな小学校に転校する。障害児としてではなく普通の子として扱ってほしいと願う母親の希望通り、普通学級で勉強することになった9歳半のフランキー。隣の席はリッキーという男の子だ。この子がまたいつも大声を出す問題児なのだが、フランキーと仲良くなると、全てを理解したのだろうか、心を完全に通わせた。彼は“deaf”という綴りも知らなかったのだが、フランキーの部屋の地図でACCRAという船の存在を知ってからは、港にその船が入航する日も把握するほど賢かったのだ。 リッキーはフランキーと「ACCRA号に乗った父親彼の前に現れるかどうか」の賭けをするのですが、これはフランキーの母親が代理の父親を探してくるかどうかを賭けたものであって、実際に驚きの表情が感じられなかったところから、完全な出来レースだったと想像できます。こうなってくると、大切なカードの束というのも本当は大切ではなかったとわかります。何しろサッカーという激しいスポーツをするときでもポケットに入れてるくらいですし、二度目の賭けのときには「リッキーの母親を再婚させよう」とか「女の子とダンスを踊らせよう」という、フランキー思いの優しく大人びた行動に出たくらいです。 ひょっとすると、リッキーはストレンジャーの正体が誰なのかも知っていたのかもしれません。真実を全てフランキーに教えてあげていたのかもしれません。実は全てを把握しているキューピッドだったのかもしれません。そう考えると、フランキーがいつのまにか真実を知ったという謎が一気に氷解するのです!そして、その時期は、ストレンジャーからもらった「チャンピオンの石」を水平に投げているシーンのあたりが最も怪しいと推理できますね。 そんな妄想はさておいて、この港町、悪い人間がほとんど登場しません。小さな港町のためか、みんな温かいのです。唯一の難点は、母親の強いエゴを感じてしまった点ですが、手紙を書き続けてくれた愛情をフランキーが理解し、母と息子の絆をより強いものにする展開のおかげで全て許してしまえる映画になりました。最も感動的なシーンはラストよりもジェラルド・バトラーのところでしたけど・・・ (2005.10)
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ディアボロス/悪魔の扉 | 1997 アメリカ WB THE DEVIL'S ADVOCATE |
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ストーリー | フロリダの青年弁護士ケヴィンはNYのミルトン法律事務所に誘われ、移住することになった。だが、彼の周りで奇妙な事件が続発した。それは全てジョン・ミルトンの仕業だった・・・ | |||
監督 | テイラー・ハックフォード | |||
出演 | キアヌ・リーヴス | アル・パチーノ | シャーリーズ・セロン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 【ネタバレ注意】 冒頭の法廷シーンでは、有罪になるべき数学教師を無罪にまでもっていくほど辣腕弁護士。ニューヨークでは役員待遇の扱いを受ける。用意されたアパート、メアリーの髪型を変えられたこと、アル・パチーノがやたらと予言することで、不思議なことばかり起こる。 『コンスタンティン』でもタバコがテーマだったが、この作品では禁煙中。7ヶ月禁煙して、1本だけ吸ったことを妻に咎められてしまった。何だかシャーリーズ・セロンが可哀想になってくるエピソードばかりだ。それもキアヌの罪の意識。パチーノは父親への憧憬か。常勝弁護士というプライドだけで生きてきた男にとって、この父親は神か悪魔か、羽根が生えてたけど・・・タイトルからすると、悪魔なんだろうなぁ。 結局、セロンとパチーノの演技力が勝ってしまったという映画だ。 1998年MTVムービーアワード悪役賞ノミネート (2005.5)
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D.N.A | 1996 アメリカ ギャガ=ヒューマックス THE ISLAND OF DR. MOREAU |
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ストーリー | 『ドクター・モローの島』のリメイク。国連弁護士ダグラス(シューリス)は漂流してモンゴメリ(キルマー)に助けられ、孤島に招かれる。島の主がノーベル賞学者モローの島であり、遺伝子操作で獣人を作り続けていた。 | |||
監督 | ジョン・フランケンハイマー | |||
出演 | マーロン・ブランド | ヴァル・キルマー | デヴィッド・シューリス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | TVで放映されると必ず観てしまう麻薬のような映画。遺伝子操作そのものが問題となっているような時期に公開されたもんだから、設定や造詣、マーロン・ブランドのわけのわからない化粧は最低評価に値するんだろうなぁ。獣人のメイクアップも一昔前のかぶりものそのままだし・・・仮装大会か? 世界の縮図とも言うべき神の存在と反乱する獣人たち。結局、国連はどの国の戦争をも収拾することができず、虚しく滅んでいくばかり・・・世界の警察たる超大国が登場しないだけましなのかなぁ。 さすがに3回目を観るとつまらなくなってきた。いい映画をいっぱい観たせいだろうか・・・ 1996年ラジー賞ワースト助演男優賞(マーロン・ブランド、ヴァル・キルマー) 同作品賞、監督賞、脚本賞、スクリーンカップル賞(ブランドと付き添いのドワーフ)ノミネート (2005.2)
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ディス・イズ・マイ・ライフ | 1992 アメリカ FOX THIS IS MY LIFE |
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ストーリー | ママのドティ、エリカとオパールの家族。ドティのストーリーでもあり、娘エリカのストーリーでもある。 | |||
監督 | ノーラ・エフロン | |||
出演 | ジュリー・カヴナー | サマンサ・マシス | ギャビー・ホフマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | テレビでコメディアンを目指すドティ。べガスでも有名になったが、娘二人を残したまま。娘たちはパパのことが気になるので、新しい恋をする母親を許せない。ましてやエリカはオパールよりも愛を受けてないと感じていた。 エリカが初体験。大人になったつもりで、母に反抗する。フィシュカ、フィシュカ、フーンと言えばケンカも解決。家庭崩壊の危機になるかと思っていたら、二人で父親を探しに出てしまった。やはり、実の父には幻滅。家へ帰ってめでたしめでたし・・・ エージェントがダン・エイクロイド。 (2005.11)
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デイズ・オブ・サンダー | 1990 アメリカ Par=UIP DAYS OF THUNDER |
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ストーリー | ティム(ランディ・クエイド)はハリー(デュヴァル)にレースの話を持ちかけ、ストックカー・レースに挑戦する若者コールを紹介する。最初は鳴かず飛ばずだったコールもあるきっかけで一度優勝する。 | |||
監督 | トニー・スコット | |||
出演 | トム・クルーズ | ロバート・デュヴァル | ニコール・キッドマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | フォーミュラ・ワンからデイトナへ。カーレースはさっぱりわからない。事故のシーンはすごい映像だ。メイキング映像も何度かテレビで見たことがあったけど、どうやって繋いであるのかわからない。 バスで移動中に婦人警官に股間をいじられたおかげで、キッドマン扮する医者も仲間の冗談だと勘違いするトムさん。ラウディと車椅子競走するのも楽しい。 映像もいい、音楽もいい、しかしストーリーが面白くない。何よりも、ジョン・C・ライリーをもっと使えよ!と言いたくなるほど彼は脇でした・・・ 1990年アカデミー賞録音賞ノミネート (2005.5)
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ディック&ジェーン 復讐は最高! | 2005 アメリカ SPE FUN WITH DICK AND JANE |
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ストーリー | 巨大企業グローバダイン社のディック・ハーパーはある日CEOに呼ばれ、広報部長へと昇進しTV出演までするのだが、会社は倒産。失業してしまい、持ち家も強制退去させられそうになったとき、強盗することを思い立ち・・・『おかしな泥棒ディック&ジェーン』のリメイク。 | |||
監督 | ディーン・パリソット | |||
出演 | ジム・キャリー | ティア・レオーニ | アレック・ボールドウィン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ドモ アリガト ミスターキャリー ドモ せっかく広報部長に昇進して、テレビ出演まで果たしたディック・ハーパー。しかし、巨大企業グローバダイン社のCEOマカリスター(アレック・ボールドウィン)はこっそり株を売却して倒産してしまったのだ。彼が社長役のため、まるで『エリザベスタウン』に出てくるシューズ会社の行く末を想像してしまうような展開。当然、大量の失業者が生まれ、労働者の辛い立場を浮き彫りにしたかのような社会派コメディの一面も見せる。「役員待遇の再就職なんか無理だってば」などと、ついついジム・キャリーを応援したくなるほどで、失業者の社会復帰の困難さに頷いてしまいました。 再就職する難しさから強盗に走るという短絡思考は許せないと感ずる人も多いでしょう。一応ジャンルにはCriminal Comedyとなっているので、それほど目くじらを立てるほどではありませんが、現実にはこういうパターンが多いのだろうとも想像できます。やっぱり『俺たちに明日はない』からの路線。社会悪に対して自分たちも悪で対抗する映画なんですね。 ディックの妻・ジェーン役はティア・レオーニが演じていますが、やはり綺麗です。夫の昇進の話を聞いて家庭を大切にしようと会社を辞め、失業した直後に自分も職探し。最近のドラマのパターンだと、すぐ実家に帰ったり離婚したりと夫婦愛を感じない映画が多かったのですが、彼女はすごいです。元が『おかしな泥棒ディック&ジェーン』(1977)のリメイクなので、まだ夫婦の絆を感じさせる内容になったのかもしれません。まぁ、結局は強盗の道へと進んでいくのですが、いい関係だ。うらやましい。嫁さんに欲しい・・・ ジム・キャリー主演のコメディ映画は犬が相棒になることが多いようです。『マスク』『グリンチ』や『ブルース・オールマイティ』、そしてこの映画。今回は、吠えると首輪から電気ショックを与えられるというエピソードが面白い。実際にあるのかな・・・ ラストの展開がどこかで見たことあるストーリーであるけど、爽快感を味わえること間違いなしです!日米ほぼ同時公開なのに、いきなり1日1回の上映ってのは・・・ (2005.12)
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ディープ・ブルー | 2003 イギリス/ドイツ 東北新社 DEEP BLUE |
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ストーリー | BBCが取り組んだ海洋ドキュメンタリー。 | |||
監督 | アラステア・フォザーギル アンディ・バイヤット | |||
出演 | マイケル・ガンボン (ナレーション) |
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音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | 評価できない | ★★★★★ | 評価できない | ★★★ |
コメント | 撮影に4年半、200ヶ所のロケ地、7000時間に及ぶフィルム。音楽がベルリン・フィルハーモニーだ。心地よい、眠くなるのを我慢すれば、こんなに素晴らしい映像にはなかなかお目にかかることはないと納得できる。 宇宙の神秘よりも青い海の神秘。弱肉強食の世界は自然界と一緒だ。スローモーションを多用してアートっぽく描き、幻想的な世界に浸ってしまう。しかし元がテレビ用。ダイジェスト版というイメージがつきまとう。ストーリー性もまったくない。これならばテレビ番組を楽しんだ方がいいのかもしれない。 (2006.1)
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ディナーラッシュ | 2001 アメリカ シネマパリジャン DINNER RUSH |
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ストーリー | 冬のNY。ビジネスパートナーのエンリコが殺され、レストラン“ジジーノ”のオーナー、ルイスは困惑する。息子に店をまかせてもいいのだが、シンプルで伝統的なイタリア料理店を批評家対策のためおしゃれな店に変えてしまったことに不満がつのる・・・ | |||
監督 | ボブ・ジラルディ | |||
出演 | ダニー・アイエロ | エドアルド・バレリーニ | カーク・アセヴェド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | おしゃれな雰囲気が漂う繁盛した客席。それに比して戦場のような厨房。へまを繰り返せばたちまちくびになるほど張り詰めた雰囲気なのである。博打好きのダンカン。全てはオーナーとギャングとの取引が原因。 「賭け事は止めろ!」と叫びたくなるくらい、ギャンブルが原因のドラマ。そんな中、個性的な客たちが群像劇風に散りばめられ、イタリアン・レストランの一夜の出来事を面白く映像化している。だけど、台詞が多くて疲れます。なんとか金で円満ハッピーエンディングかと思いきや、意外な殺し屋が・・・って、変なエンディングだなぁ・・・ 復讐と上手い料理は後をひく・・・てか。 (2005.6)
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ディーバ | 1981 フランス ユニフランス DIVA |
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ストーリー | 音楽を愛する郵便配達の青年ジュールのモビレットに、ナディアという売春婦が売春組織を暴露したテープを隠す。ジュールはコンサート会場で盗み録音し、そのテープの存在の噂も広まってしまう。 | |||
監督 | ジャン=ジャック・ベネックス | |||
出演 | ウィルヘルメニア・フェルナンデス | フレデリック・アンドレイ | リシャール・ボーランジュ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ |
コメント | 歌の女神(ディーバ)シンシア・ホーキンスの衣装を盗んだジュール。廃車となった高級車を家に飾る変わり者だ。レコード店から万引きするベトナムの少女。彼女にはパトロンがいて、音楽にも詳しい怪しい奴だ。レコードを作らない女神もかなりの個性の持ち主。2人組の刑事もどことなくユニークだ。 ジュールが海賊版用のテープのために刑事やギャングに追われてると勘違いしながら進む展開がいい。バイクに乗ったまま地下鉄に乗るシーンや、警察手帳に対抗して退役軍人票を見せる地下鉄運転手。後半になってギャグも随所に出てくる。 音楽も映像(ジュールの部屋やゴーディッシュの部屋と城)も美しく、ゴーディッシュの正体も謎のままエンディングを迎える。シンシアがジュールを2度も簡単に許してしまうところは納得いかないが、後味もよかったので演技が下手な役者ばかりだということも許せそうだ。 1982年全米批評家協会賞撮影賞 1981年セザール賞新人監督作品賞、音楽賞、撮影賞、音響賞 (2005.4)
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テイラー・オブ・パナマ | 2001 アメリカ/アイルランド SPE THE TAILOR OF PANAMA |
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ストーリー | 英国諜報部員アンディ(ブロスナン)はパナマに飛ばされてしまうが、政府ご用達の英国人の仕立て屋ハリー(ラッシュ)に目をつけスパイ活動を行なうのだが・・・ | |||
監督 | ジョン・ブアマン | |||
出演 | ピアース・ブロスナン | ジェフリー・ラッシュ | ジェイミー・リー・カーティス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | ショーン・コネリーもそのマントを着てたのか。『007』のパロディーいっぱいということなので、台詞の一つ一つにも神経を集中。と思っていたら、途中眠ってしまったようだ。パナマ運河が悪党の手に渡らぬようにする任務。とにかく、緊張感もなにもない。ジェイミー・リー・カーティスの体当たり演技も良かったし、ジェフリー・ラッシュも家族の再生に向けていい雰囲気だったのに、本編がつまらないため感動も何もない・・・ (2005.8)
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