出逢い | 1979 アメリカ Uni=CIC THE ELECTRIC HORSEMAN |
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ストーリー | 元ロデオチャンピオンのサニー・スティールはつまらないCMキャラクターになり下がってしまうが、生活に嫌気がさし、麻薬漬けにされた愛馬に会い、抗議の旅に出る・・・ | |||
監督 | シドニー・ポラック | |||
出演 | ロバート・レッドフォード | ジェーン・フォンダ | ウィリー・ネルソン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 高校生ブラスバンド大会のゲストとして泥酔したまま登場したサニー。他の会場でもいつも酔っぱらってる雰囲気だ。そんな彼が舞台に乗せた愛馬が薬漬けになってる姿に憤り。 馬を連れての旅が始まる。テレビリポーターのハリー(フォンダ)もずっと追ってはいるが、なかなか近付けない。パトカーと馬とのチェイスという珍しいシーンもある。 どこかで馬を自然に放す。多くの人が共感し、協力してくれる。馬だって生き物。大企業の商品じゃないんだ。最後の自然がとてもいい。 1979年アカデミー賞音響賞ノミネート (2007.12)
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ディア・ハンター | 1978 アメリカ UA THE DEER HUNTER |
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ストーリー | 1968年のペンシルベニア州クレアトン。マイケル(デ・ニーロ)、ニック(ウォーケン)、スティーブン(サベページ)、スタン(J・カザール)、アクセル(チャック・アスペグラン)の5人は製鋼所に勤め、鹿狩りもする親友グループ。マイケル、ニック、スティーヴンがベトナムへ行くため、スティーヴンの結婚式と合同で歓送会が催された。 | |||
監督 | マイケル・チミノ | |||
出演 | ロバート・デ・ニーロ | クリストファー・ウォーケン | ジョン・サヴェージ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | ベトコンに捕えられたニックとスティーヴンはロシアン・ルーレットを強要されていたが、そこにマイケルも加わる。恐怖のギャンブル。死を覚悟してマイケルは弾を3発にしてもらい、兵を撃って逃げる勝負に出る。3人はその後、無事救出されたが、ニックは精神を病んでしまい、徐隊したにもかかわらずサイゴンの街をさまよっていた。 マイケルは先に帰還。ニックの恋人リンダ(メリル・ストリープ)の元を訪れる。友人たちに訊くとスティーヴンが先に帰っていたと言う。どこにいるのかわからないのでアンジェラの家へと向かうマイケル。あれ、赤ん坊が・・・ニックは彼女を妊娠させてないはずなのに。 とにかくスティーヴンを探しださなくてはならないマイケル。彼が服役軍人病院に入院していることを知って見舞うが、彼の元にニックからの送金があったのだ。ニックを連れ戻すためにサイゴンへ飛び、場末のロシアン・ルーレット賭博の射手になっていて愕然とする。正気を取り戻させるための最後の手段・・・マイケルはニックと勝負するのだった・・・ ベトナム帰還兵の悲劇というジャンルの代表作であることは間違いないのですが、3時間の長尺は焦点を戦争に置くのではなく、あくまでも移民である彼らの友情ドラマとして成り立っている。反戦映画とも言えるけど、ロシアンルーレットで楽しんでるベトナム人の描き方からすると、アメリカの一方的な見解にも思える。少しだけ米軍側の殺りくが描かれてはいたけど、両者を対等にしなければ、第三者からするとアメリカ寄りの映画と映ってしまうのだ。当時としては精一杯のハリウッドの良心があったのだろうけど、最近の自国を鋭く告発するような映画にはかなわないなぁ。 それはともかく、3人三様の心の深い傷が胸に突き刺さる。鹿を撃てなくなったり、家に帰りたくなくなったり、発狂したり・・・最後の乾杯が今後心の再生があるのか、表面上だけのものだったのかも気になるところだけど。 1978年アカデミー賞作品賞、助演男優賞(ウォーケン)、監督賞、音響賞、編集賞 同主演男優賞、助演女優賞(メリル・ストリープ)、脚本賞、撮影賞ノミネート 1978年ゴールデングローブ賞監督賞 その他いっぱい (2008.2)
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ディア・ピョンヤン | 2005 日本 シネカノン DEAR PYONGYANG |
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ストーリー | 在日2世である娘がホームビデオで家族の様子を描いたドキュメンタリー。 | |||
監督 | ヤン・ヨンヒ | |||
出演 | 父 | 母 | 娘(インタビュアー) | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ||||
コメント | 冒頭では朝鮮と日本の歴史を延々と説明するテロップ。驚いたのは在日の99%以上は南出身であるということ。59年から20数年間にわたって行われた北朝鮮への帰国事業は「地上の楽園」と巧に宣伝されたおかげで、貧苦にあえぐ9万人の在日朝鮮人が相次いで渡っていったのだ。両親は済州島出身にもかかわらず、この映画の監督・語り手の3人の兄もこうやって北朝鮮に渡った。 朝鮮総聯(在日本朝鮮人総聯合会)の幹部まで務めた父親ヤンはあくまでも北朝鮮マンセー。最近の北の様子を見ていれば考えも変わるだろうに、身内が北朝鮮人になってしまったことや、頑固者である性格であることから意固地になっているようにも思える。しかも本来の祖国ではないのに!である。 初めて北朝鮮へ行ったときの様子や、20年後にピョンヤンを再度訪れて父の古希を祝うことになった2001年。ようやく朝鮮籍から韓国籍へと変えることを認めてくれた。頑固な一面と娘に対する優しさ。家族の姿としては微笑ましいものがあった。 『パッチギ2』を観たばかりなので、在日の家族が日本語、朝鮮語のチャンポンで会話するリアリティを見せられ、彼らの置かれた立場や主義・主張が痛いほどよくわかる。共産主義の理想とはかけ離れてしまった現在の北。様々な差別や対立もかなり収まりつつある大阪生野区だが、温かい家族がしっかりと根付いているのだ。 (2007.5)
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デイ・アフター 首都水没 | 2007 イギリス/南アフリカ/カナダ 劇場未公開 FLOOD |
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ストーリー | 嵐によって発生した高潮に大潮が重なり、ロンドンは史上最大の洪水に襲われた。洪水をせき止めるためのゲートの責任者サム(ギルシグ)は元夫のロブ(カーライル)に顔を合わせる・・・ | |||
監督 | トニー・ミッチェル | |||
出演 | ロバート・カーライル | ジェサリン・ギルシグ | トム・コートネイ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 日曜洋画劇場にて。今年の夏はゲリラ雨の被害が各地で見舞われた日本。そのための緊急放送なのか・・・リアルな設定。どこまでが本当のシミュレーションでどこまでがフィクションなのかわからないほど。しかし、あまりにもシミュレーション的であり、ハリウッド大作に見られるような人間関係が希薄。ロバート・カーライルと元妻、そして、その父親。もう一組は女性長官と二人の娘の話だけ・・・ 迫力ある洪水、鉄砲水の映像は実写とCGの区別がつかない部分があるけど、すべて短いカットなのでトレーラーを見てるかのよう。これなら、ドキュメンタリー風にするとか緊迫した救出シーンなどをメインにしてくれるほうがいい。 (2008.9)
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D-WARS ディー・ウォーズ | 2007 韓国 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント D-war |
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ストーリー | 突然の惨事を取材したイーサンは少年時代の記憶を蘇らせる。古美術商ジャックに聞かされた“500年に1度、運命の女性を巡って正邪の大蛇が争い人類が滅亡の危機となる”ということ。自分も関わってるためにサラという女性を探しだすのだが・・・ | |||
監督 | シム・ヒョンレ | |||
出演 | ジェイソン・ベア | アマンダ・ブルックス | ロバート・フォスター | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | どこかで見たことある映画の寄せ集めといった雰囲気でしたが、やっぱりサラという女性を執拗に追いかける『ターミネーター』が・・・ なぜかハリウッドの韓国怪獣映画。LAでの惨事をレポートしたことから、イーサン(ジェイソン・ベア)は15年前の少年時代に古美術商ジャックに教えられたことを思い出した。もうすでに『グレムリン』が入ってますが、話はさらに500年遡って韓国の映像になっちゃいます。一瞬、『ドラゴン・キングダム』かとも感じたのですが、映像は『ロード・オブ・ザ・リング』そっくり。さらに悪の大蛇軍団長がダースベイダーに見えちゃうものだから、こうなったら何本くらい過去の映画を思い出すかということでワクワクさせられます。 それにしても、その伝説となるストーリーが理解しづらい。龍になりたい大蛇イムギが能力を持つ女性を狙うのだが、そのボディーガードが一体どんな存在なのか・・・わからん。とにかく500年前に心中してしまった恋人がLAに輪廻転生して、イーサンがサラ(アマンダ・ブルックス)を見つけるという展開になった。聖なる洞窟へ行け!というジャックの言葉はなぜか忘れ去って・・・ USA版『ゴジラ』のように縦横無尽に暴れまくり、『ジュラシックパーク』のティラノザウルスのように時々人を食っちゃう大蛇。そしてビルの屋上に待機していたヘリに乗り込んだイーサンとサラを追いかけ、ビルを巻きつけるようにして這い上がり、MJ版『キングコング』のように寸でのところで引き下ろす。市街地ではパニック。迫力あるCGの大蛇やアストロックス軍に『トランスフォーマー』のごとく米軍が立ちはだかるのだ。 最初はなかなか見つけられなかったくせに、大蛇たちがいとも簡単に逃げる主人公に追いついてしまう。そしてクライマックスでは『レイダース』のように磔にされた二人。聖なるイムギはどうしたんだ?と思っていたら、やっと登場してくれましたよ・・・。ジャックがあちこちに変身して現れるくらいなんだから、彼が守ってやればいいものを・・・などと、ほんとにストーリーは穴だらけなんです。 ただ、凄いのは竜!圧巻でした。この映像だけでも観る価値あり。普通のハリウッド映画に出てくるドラゴンなんて、単なる暴れん坊なんですが、その常識を覆すかのように神聖なる生き物として扱われています。 (2008.12)
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ディス・イズ・ボサノヴァ | 2005 ブラジル ワイズポリシー COISA MAIS LINDA: HISTORIAS E CASOS DA BOSSA NOVA |
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ストーリー | 1950年代、リオのイパネマとコパカバーナから生まれた新しい音楽ボサノバ。創成期のシーンに中心的な役割を果たした2人の巨匠の案内により、貴重なフィルムやインタビューでつづったドキュメンタリー。 | |||
監督 | パウロ・チアゴ | |||
出演 | カルロス・リラ | ホベルト・メネスカル | ジョアン・ジルベルト | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ||
コメント | 今年はボサボサな経営で倒産したNOVAも印象に残るが・・・ イパネマやコパカバーナの海岸。今では高層ビルが建ち並び、リオの観光地のひとつでしかないようですけど、ボサノバ音楽が生まれた1950年代には人も疎らだったという。ブラジル音楽といえばサンバ。海岸地区に住む学生がギター片手に集まり、独自の様式で生み出したのがボサノバ(新しい傾向)なのです。今ではジャズやポップスでもこのリズムを取り入れ、リズムの一つでしかないような気もするのですが・・・ ボサノバの巨匠といえばアントニオ・カルロス・ジョビン!この映画に登場する創成期から活躍していたミュージシャン、カルロス・リラとホベルト・メネスカルのナビゲートによって進められ、その神のようなジョビンはトム・ジョビンとして紹介されている。とにかく、ボサノバを語る際にはジョビンの名がなくては先に進まない。何しろ世界で2番目(1番はビートルズ)に多く演奏されてるらしいし、リオの空港はアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港と改名されたくらいだ。 今年は故ジョビンの生誕80周年にあたるとか。映画で語られるエピソードには必ずといっていいほど、「そのときジョビンは・・・」と付け加えられているほど。そして、意外にもジャズやサンバからよりも、ドビュッシー、ラベル、ラフマニノフ、ショパンなど、クラシック音楽からの影響が強いのだとか。息子のインタビューや演奏、それにフランク・シナトラとの共演など貴重なフィルムによって、彼の偉大さをしみじみと感じさせられるのです。ちょっと泣けた・・・ その他ではミューズのナラ・レオンや最近のミュージシャンなど色んなスタイルを見せてくれるし、、主演の2人による気軽な演奏も心地よい。独特のシンコペーション、画期的なコードやハーモニー、なんといっても甘い歌詞と囁かれているような歌い方で癒してくれるブラジル音楽。ささやくように小声で歌うようになったエピソードなんてのは笑えるところ。 ジョビンといえば、彼との共作も多いヴィニシウス・ヂ・モライスの原作の映画『黒いオルフェ』の音楽も担当しているのですが、コルコバードのキリスト像とともに映像がよみがえってきます。映画の字幕には『黒いオルフェ』と訳されてなかったのが残念ですが・・・ (2007.12)
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ディスタービア | 2007 アメリカ 角川映画=角川エンターテインメント DISTURBIA |
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ストーリー | 父親を事故で亡くしてから自暴自棄気味だったケールは学校で教師を殴り、GPS機能の付いた足枷によって3ヶ月の自宅軟禁処分となる。やがて覗きの趣味を持ったケールは越してきた女の子アシュリー(サラ・ローマー)と仲良くなり、友人ロニー(アーロン・ヨー)とともに、裏側に住む挙動不審なターナー(モース)の行動を監視するのだが・・・ | |||
監督 | D・J・カルーソー | |||
出演 | シャイア・ラブーフ | デヴィッド・モース | キャリー=アン・モス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 水着女性を覗きながらハッピータイム・・・ のどかな魚釣りの風景から、いきなりショッキングな交通事故のシーン。これはかなり期待できるかも!とワクワクしながらスクリーンに釘付けとなりました。父の死により、荒んだ性格となったケール(シャイア・ラブーフ)は学校でスペイン語教師を殴り、裁判所からは足首にGPS監視システムをつけられ3ヶ月の自宅軟禁を命ぜられる。この足枷、さすがに『バトルランナー』や『バトル・ロワイアル』のように爆発することはないけど、自宅から逃げ出すとすかさず警官がやってくる仕組みなのだ。 映画ファンであるなら、ヒッチコックの『裏窓』を思い起こすはずなのですが、“覗き”というキーワードによって『家政婦は見た』(内容は全く関係ない)を思い出してしまう・・・しかも映画の中でヒロインのアシュリーが“カリスマ主婦”“マーサ・スチュワート”という言葉を発するものだから、ますます家政婦というイメージが・・・と、つまらぬことを考えてしまうほど、中盤まではゆるい展開でありました。 デヴィッド・モースといえば、いい人の役が多いように感じるので、この映画では意外性があって絶妙なキャスティングだったかもしれない。だけど、もう一ひねりがあってもよかったような。そこまで望むのは贅沢かなぁ。『裏窓』に限らず、この展開はよくあるパターンなのだし、ベタすぎるとがっかりしてしまいます。 気になってた同級生のミニー。彼女のあだ名の理由はよくわからないけど、パーティ途中でミニー・リパートンの「Lovin' You」を大音量で鳴らしたことに意味があっただろうか。それとも、ティーンには受け入れられない曲?嫌われていたのであろうか・・・ 全米で大ヒットした理由もわかるし、普通に楽しめるスリラーといった感じ。GPSの監視システムという面白い設定もあるし、主人公にとっては嫌な存在だったアイテムが終盤には逆に警察へ連絡する手っ取り早いアイテムに変わるという面白さもありました。『シャイニング』ぽいシーンもあったし、対象年齢にも幅を広げようとした努力もあったのだろうか・・・ (2007.11)
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帝都物語 | 1988 日本 東宝 |
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ストーリー | 明治45年。実業家・渋沢栄一は土御門家の陰陽師・平井保昌や物理学者・寺田寅彦らに協力を求め、ある計画を進めていた。それは「東京改造計画」といい、帝都・東京を軍事的にだけでなく霊的にも守護しようとするものだったが、魔人加藤が立ちはだかった・・・ | |||
監督 | 実相寺昭雄 原作:荒俣宏 | |||
出演 | 勝新太郎 | 嶋田久作 | 原田美枝子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★ |
コメント | これは凄い!なんという駄作・・・製作費が18億円。ただ大正、昭和初期の街並みのセットが素晴らしくて、こりゃ保存せにゃならんなぁ〜と思わせるほど。鬼だとか楽天則の動きがクレイアニメーションで、これがまたいい雰囲気。グレムリンなんかとも似てるかもしれない。 ストーリーを追うのもバカバカしかったけど、辰宮雪子は加藤(嶋田久作)が辰宮(石田純一)の妹である辰宮由佳理(姿晴香)を孕ませたということで、実はそれが違ってた?すると近親相姦だったのかな〜なんて思ったけど・・・よーわからん。 (2008.10)
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帝都大戦 | 1989 日本 東宝 |
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ストーリー | 太平洋戦争末期、内閣は霊能力者・観阿彌光凰の能力により連合軍の幹部たちを呪い殺すための計画を立てていたが、蘇った魔人・加藤保憲が再び帝都を破滅に導くために始動していた・・・ | |||
監督 | 一瀬隆重 原作:荒俣宏 | |||
出演 | 加藤昌也 | 南果歩 | 野沢直子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 一億玉砕を主張する東条英機が最も面白かったなぁ。丹波哲郎は普通の霊能力者だし、普通すぎて面白くない。また前作にあたる『帝都物語』でも登場していた辰宮雪子(前作とは変わり、南果歩)がどういう立場なのかもさっぱりわからない。将門の最後の子孫である彼女は霊能力を持っていたため、加藤(嶋田久作)と戦わざるを得ない。観阿彌光凰に拾われ育てられた中村(加藤昌也)も戦うことが宿命であるかのようで意志がない・・・あるとすれば雪子との恋のみだ。 さすがに前作よりはVFXによってグロシーン、爆破シーンが凝っていたけど、盛り上がりに欠ける。看護婦の野沢直子が病院で殺されるなど戦争の悲惨さなども描かれていたけど、連合軍を撃破することの意味もあやふやだった・・・本当に策略だったのか? (2008.9)
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