転校生 −さよならあなた− | 2007 日本 角川映画 |
|||
ストーリー | 両親の離婚により母親の生まれ育った信州へと転校することになった斉藤一夫。幼馴染のそば屋の娘一美と再会し、さびしらの泉を訪れるが、そこで彼らは入れ替わってしまったのだ・・・ | |||
監督 | 大林宣彦 | |||
出演 | 蓮佛美沙子 | 森田直幸 | 清水美砂 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 実相寺作品よりも大胆な斜め映像。これから鑑賞の方は分度器を持参で・・・ 25年前に作られた大林宣彦監督の『転校生』のセルフリメイク。と、最初は固定観念のもちつつ鑑賞しました。舞台は尾道から信州に変わり、斉藤一夫も斉藤一美もそれぞれ付き合ってる彼女・彼氏がいる。男女二組という大胆な設定変更によっても基本ストーリーは変わらないんじゃないか、最後にはほのぼのとした青春ファンタジーに戻って安心させてくれるんじゃないか・・・などと、余裕で構えていたのですが、ガツンと・・・きました。 信州の人から50年後の子供たちにも見せる映画を作ってほしいと依頼された大林監督。しかし、50年後に日本はどう変わっているかわからない。戦争の世紀でもあった20世紀が繰り返されることはないなどと、誰が断言できようか・・・世が平和であり、命を大切にしなければ決して観ることもできない映画。そんなスタッフの願いもひしひしと感じられる内容でした。 キルケゴールの哲学書『死に至る病』や「僕は君のためにこそ死ねる」というキーワードによって、小難しさをも感じてしまいましたが、少なからず後半部分への伏線となっていることも確か。なぜこんな言葉を引用するのかと、斜め映像とともに首を傾げていたのですが、終盤にはきっちりと解決します(窪塚俊介の言葉とともに)。心と体、男と女、そして生と死の入れ替わり。プロットそのものの面白さや脇役陣の面白さ。そして大林ファンを充分に楽しませてくれるカットなど、オリジナルとは違った魅力満載です。 斜め映像・・・坂道の多い尾道作品を意識したものなのか?などとも考えてしまうし、観客に不快感を与えながら、入れ替わった主人公の不安感を映像化したものなのか?とも考えてしまいます。ところが、白いピアノを弾く斉藤一美(蓮佛美沙子)のシーン(ここ最高!)のアングルが絶妙に合ってくるんです。不安だらけだった斜め世界が優しさに満ち溢れる瞬間でもありました。大人への過渡期に、奇異な体験を通して人の愛と優しさに触れた少年の物語。単なるリメイクじゃないところが素晴らしかった。 (2007.9)
|
天国からの手紙 | 2003 韓国 エスピーオー A MAN WHO WENT TO MARS |
|||
ストーリー | 山間の村、亡くなった父が火星旅行に行ったと信じている少女ソヒ。火星にいる父に手紙を出していることを知った隣の家のスンジェは父親の代わりに返事を出していた。そのソヒはソウルへ引越してしまう。 | |||
監督 | キム・ジョングォン | |||
出演 | シン・ハギュン | キム・ヒソン | パク・ソヒョン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 少年時代のスンジェの思いやり。もちろんソヒのことを好きだったためにとった行動だが、笑顔がとてもいいのです。 大人になったスンジェ(シン・ハギュン)は郵便配達人となっていた。小さい頃、世話になった郵便配達人はそのまま局長となっていることもほのぼのしていていい。村の薬局のソンミ(パク・ソヒョン)がソンジェに恋心を抱いているような光景もいい。弟ホゴルはケンカばかりで兄に迷惑をかけっぱなし。平和な村だったけど、村はダム建設のため1年後には水没する運命。 突然帰省してきたソヒ(キム・ヒソン)。スンジェとの恋愛が発展するような雰囲気もあったのにキスして終わり。彼女はそのまま帰ってしまった。そして、証券会社の理事と恋仲に・・・ ソウルにやってきたスンジェはソヒと会うが、愛する人がいると告白される。虚しく故郷に帰るスンジェ。飯を食べながら「結婚してくれない?」とソンミに言ったり、自暴自棄な心理描写もお見事でした。ソヒのおばあちゃんが亡くなるときも幻想的だし、いよいよ引っ越すことになっても川で釣りをしているスンジェ。そのまま川に潜ってしまうところも幻想的・・・ 1年後、ソヒの元へ届いた小包。消印は火星?ようやく故郷に想いを馳せるソヒだが、もう誰もいない。いたのは郵便局長だけ。スンジェが村とともに心中してしまったのは何故なのか。失恋、父親やソヒのおばあちゃんの死・・・謎は残るけど、思い出としてずっとソヒの心の中に棲みついてしまう行為は悲しいけど、ソヒにとっても迷惑にならないのか・・・どうもしっくりこなかった。 (2007.10)
|
天国からのメッセージ | 2004 韓国 劇場未公開 GHOST HOUSE |
|||
ストーリー | 三代続いた借家住まいのため「自分の家を持て」と父の遺言。造船所の技術者として働くパク・ピルギはようやく家を買うことができたのだが、次々と起こる不可解なこと。 | |||
監督 | キム・サンジン | |||
出演 | チャ・スンウォン | チャン・ソヒ | ソン・テヨン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 初日からポルターガイストのお世話になってしまい、包丁が飛んできたので、いくら海兵隊出身のピルギでも太刀打ちできない。警察まで呼ぶ騒ぎを起こしてしまう。 落雷にあってから?ピルギには幽霊が見えてしまうという特殊能力がついてしまい、丘の上の屋敷に憑いていたのが若い女の地縛霊ヨンファ(チャン・ソヒ)だとわかる。職場のチャン班長と相談すると、「本当に怖いのは人間」だと教えられ、次第に怖くなくなってくるピルギ。 やがて、ホテル開発のために悪徳不動産が地上げを強行。撤去しないと家を取り壊すと脅迫にでてくる。幽霊ヨンファにとっては夫との思い出の家。夫と会うまでは絶対に壊せないという状況だ。 まずは放火。悪徳不動産の手口は酷く、法律を盾にすれば大丈夫なようだけど、重機や人海戦術で実力行使してくるものだから性質が悪い。そうくるなら仲良くなった幽霊で対抗だ!てな感じで『妖怪大戦争』よりも興奮するかもしれない。セクシーな場面もあるし、笑えるシーンもいっぱい。もうちょっと丁寧なつくりだったら4点にしてもいいところ。主人公の恋人役ソン・テヨンも綺麗だし、チャン・ソヒもとても美人。 (2007.10)
|
天国と地獄 | 1963 日本 東宝 |
|||
ストーリー | ナショナルシューズの権藤常務の息子を誘拐したという脅迫電話がかかってきたが、さらわれたのは運転手の息子。しかし犯人はかまわず3千万円を要求してくる・・・ | |||
監督 | 黒澤明 | |||
出演 | 三船敏郎 | 香川京子 | 江木俊夫 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 冒頭では会社の非公式の重役会が権藤宅で行われていた。権藤以外の面々は株を合わせて社長を退陣させようとしていたのだが、彼らとも意見の違う権藤は独自に株を集めて理想の靴作りをしようとしていたのだ。その手付金にあたる5千万円を秘書河西に渡そうとしていた矢先の誘拐事件。間違いだと気づいた犯人はおかまいなしで、権藤に金を出させようとするのだった。 新幹線こだまを使った金の受け渡しシーンや、捜査本部のリアルな会議。どっしりとしたサスペンスを感じた。特に子供を監禁された別荘への捜査はスリリング。 丘の上の豪邸とゴミゴミした町の対比。貧富の差がとても感じられるけど、犯人がインターンであることに違和感もある。 キャラ設定でいえば、三船演ずる権藤が徐々にいい人間に見えてくるところがよくて、彼もまた会社乗っ取りと差し押さえによって家を失う天国と地獄が見受けられる。 煙突から出る煙が白黒映画にピンクに色つけられていたのも印象的。 (2008.10)
|
天使 | 2005 日本 松竹 |
|||
ストーリー | 東京の街、悩みを抱えるそれぞれの人たちが天使と出会い・・・恋に臆病なコンビニ店員、恋人と娘の間に揺れるシングルファーザー、いじめにあった女子中学生・・・ | |||
監督 | 宮坂まゆみ 原作:桜沢エリカ | |||
出演 | 深田恭子 | 永作博美 | 永瀬正敏 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 喋らない天使の深田恭子はなかなかいい。最初はコンビニ店員にキスをするものだから、てっきりエロ系へと発展するかと思っていたら、彼のエピソードはかなり純情系。しかし女性店員やら、恋する猫探し客はちょっと失望・・・元カレがやってきすったもんだがあったばかりなのに、あのラストは・・・ 他のエピソードも上手く繋がっていて、邦画の群像ものとしてはかなりまとまっている。だけど、それぞれが緩やか過ぎるという(永瀬の娘が行方不明になる程度)難あり。 誰もが見えるわけじゃないという設定(脇役にだって見える)はいまいちだし、不思議系の少女や同じく不思議な猫おばさん(鰐淵晴子)の存在がほんわかさせすぎていた。どこかに『ベルリンの詩』がオマージュされているのかと考えてもみたけど、映像だけかなぁ・・・ (2008.1)
|
天使の牙 B.T.A. | 2003 日本 ワーナー THE BATTLING ANGEL |
|||
ストーリー | 麻薬組織クラインのボス君国(萩原)の愛人はつみが警察に助けを求めてきて女刑事の明日香が警護につく。しかし二人とも銃撃。おかげで明日香の脳をはつみの身体に移植され、アスカとして生まれ変わり、潜入捜査官として・・・ | |||
監督 | 西村了 原作:大沢在昌 | |||
出演 | 大沢たかお | 佐田真由美 | 萩原健一 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 「誰も信じるな!」 アフターバーナーとかいう麻薬。君国というのがボスらしい・・・しかし、ショーケンの演技の下手なこと下手なこと・・・スケベなところだけはさすがだ。 恋人古芳(大沢)に撃たれて死んだと思っていた明日香。彼は行方不明となり逮捕状まで出ていた。組織に乗り込んできて君国を殺そうとしていた・・・真実を知ったアスカはすでになすすべもない。 警察内部にも君国に繋がってる者がいる!ということになり、どんでん返しに次ぐどんでん返し。もうわけがわかりません。西村雅彦?佐野史郎?とにかくグチャグチャ。最後に倒したと思っていたら、「これは、君国じゃない・・・」だもん。エンドロール後にも映像があるけど、結局わかんないじゃん・・・ さすがに「これが始まりだ」という切ないラブストーリーは良かったけど、設定が面白そうなB級なだけに残念な作品。 (2008.1)
|
天上草原 | 2002 中国 オムロ HEAVENLY GRASSLAND |
|||
ストーリー | 漢民族の少年フーズは両親に見捨てられたことで口が利けなくなり、父と監獄で一緒だったモンゴル族のシュリガンに育てられることになった。5年前に離婚したパルマに出所したばかりのシェリガンは復縁を迫るが・・・ | |||
監督 | サイフ マイリース | |||
出演 | ナーレンホア | ニンツァイ | グアルスーロン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | テングリ・タラ・・・天国に一番近い草原“天上草原”のこと。中国とはいえ、ほとんどモンゴル遊牧民の風景が広がる。 賭博で羊200匹分も負け、離婚することになったシェリガン。5年もの間、弟テングリと苦労して暮らしていたバルマ。テングリともそのことでケンカしてしまうシェリガンであった。バルマやフーズに対しても乱暴ばかり、それでも家族はどこかで頼りあって生きているのだ。 そんな折、テングリは草原から去りたいがため軍隊に入る。家族はバラバラになってしまったかのように思われたけど、逆に夫シェリガンが心を入れ替えて真っ当に生きていこうと頑張るようになった。 終盤には成長した(と言っても子供)フーズが競馬で疾走する様子。とても迫力あるシーンだった。自然を愛するモンゴル族の姿。狼を殺さずにはなしてやったり、雁の卵を割ってしまったことを後悔するあたりも良かった。最後には切ない別れのシーン。泣ける・・・ フーズ目線で始まり、中盤は大人目線となり、あちこちと飛んでいってしまうけど、結果オーライといった感じ。 (2007.11)
|
伝染歌 | 2007 日本 松竹 |
|||
ストーリー | 一人の女子高生が自殺したのを目撃したあんず(大島優子)は彼女が口にしていた歌が気になっていた。同じ頃、雑誌『MASACA』の社員・陸は、歌うと死ぬという“伝染歌”の調査を始める・・・ | |||
監督 | 原田眞人 原作:秋元康 | |||
出演 | 松田龍平 | 伊勢谷友介 | 阿部寛 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 怖いけど〜♪笑える〜♪、ちょっと面白かった〜♪と歌ってみたくなった(宣伝歌) 序盤では、女子高生活をドキュメンタリータッチで描いてあって、のびのびとした演技なんてドキュメンタリーぽいような気もしました。趣旨を変えて、このまま延々と続けても鑑賞に耐えられそうな、そんな感じの始まり。自殺した一人の女子高生と彼女の所属するトライアスロン部の部員、イジメがあったかどうかを調べる警察やマスコミ、それに“伝染歌”の存在を取材しようとする三流雑誌「MASACA」の社員。巧みな構成でしかも癖のある俳優陣。撮影技術や編集も注目に値する、映画らしい作りとなっているんです。 しかし、怖くない・・・ イジメ問題や、教育、警察、政治に至るまで社会問題をさらりと会話に取り入れ、なかなか骨のある脚本となっていたような。だけど、怖くないというのが致命的。そして中盤以降には、キャラクターの面白さが徐々に加熱していき、阿部寛の登場によって、笑いをこらえることができなくなってしまいました。これはホラー?社会派?コメディ?それにAKB48なるアイドルユニットも登場していたり・・・ 凝っていたのは、シーンを再現して「そこにはもう一人いた!」みたいな、まるで『運命じゃない人』のような展開もありました(なぜか中村靖日も刑事役で出演していた)。当然、ホラー映画でこんなギミックは必要ありません・・・というより、怖くなくしてしまう原因の一つでした。でも、展開が読めてくるのです。これはホラー映画ではない、コメディー映画なんだと! 主題歌「僕の花」・・・これが伝染歌と呼ばれる歌なのですが、メジャーコードに乗せた暗めの歌詞。フォークギターを始めたばかりの人が作ってしまいそうな曲なんです。それをカラオケで歌ってみたりして、登場人物はかなりのチャレンジャーでした。どことなく『スウィングガールズ』に登場するフォークデュオの歌のような・・・しかも、歌い方も決して上手くはなく・・・と、エンドロールを見て納得。松本伊代でした。 (2007.9)
|
テンダー・マーシー | 1982 アメリカ 劇場未公開 TENDER MERCIES |
|||
ストーリー | テキサス。連れに逃げられ、無一文だったマック・スレッジはモーテルで雑用として働くことになった。元はカントリーシンガーだったが結婚にも失敗し酒浸りの日々。モーテルの未亡人ローザと息子サニーとの交流で生きがいを取り戻そうとするが・・・ | |||
監督 | ブルース・ベレスフォード | |||
出演 | ロバート・デュヴァル | テス・ハーパー | アラン・ハーバード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 再婚するの早すぎ〜始まって10分くらいだった。 別れた妻には酒を飲んで暴力をふるった経緯もあったけど、ローザと一緒にいるときは一滴も酒を飲まない。作った歌はかつてのマックを信奉しているバンドにあげた。しかも彼の歌も復活。なんとなく幸せな物語が生まれそうな気がする・・・そんな矢先、娘(エレン・バーキン)が交通事故で・・・ 息子サニーの父親はベトナムで死んだ。なぜこれをしつこいほど言わせてるのか。幸せと不幸は紙一重。男の悲哀を感じるけど、ストーリーはしっくりこない。 1983年アカデミー賞主演男優賞(デュヴァル)、脚本賞 同作品賞、監督賞、歌曲賞ノミネート 1983年カンヌ国際映画祭全キリスト教会審査員賞 1983年ゴールデングローブ賞男優賞 その他 (2008.2)
|
転々 | 2007 日本 スタイルジャム |
|||
ストーリー | 84万の借金を抱えた大学8年生・竹村文哉は借金取りの男・福原愛一郎に100万円の仕事を紹介される。東京を散歩して、妻を殺した福原が警視庁に自首するまで | |||
監督 | 三木聡 | |||
出演 | オダギリジョー | 三浦友和 | 小泉今日子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | どこかに岸部一徳でもいないかな・・・ ゆるいロードムービーは数多くあれど、ぶらぶら散歩するだけの設定なんてのは珍しい。ただし、東京の地理には疎いので、井の頭公園から霞が関まで歩くことがどれだけ時間がかかることかもわからない。それでも花やしきだけはわかりました!民家の間を通るジェットコースターはスリルよりも申し訳なさでいっぱいになる・・・ むさくるしい男2人については哀愁をも感じられるので文句なし。妻を殺してしまった福原(三浦友和)の妻の職場の3人(ふせえり、岩松了、松重豊)もなかなか面白かった。特に岸部一徳繋がりになるところなんて最高です。だけど、シーンごとに三木流ギャグで締めくくる部分がどうにも笑えない・・・『図鑑に載ってない虫』があまりにも面白かったためでしょうか、つい比較してしまいます。 小ネタとして、ジェネレーションギャップのため噛み合わないオダジョーと三浦友和の台詞は楽しいものだったし、ギターマンや石膏仮面や時計屋の主人などというキャラにはついていけないが、ヘンテコな店の名前に吹き出しそうになる。特にあぶどら肉店!店主がもっとブッチャーに似ていたらそれだけで加点したのになぁ・・・ 三浦友和がブルーリボン賞助演男優賞を取ったことも納得。普段のイメージと違う役柄は役者としても成長しているようで、どの映画に出ても全く違うキャラを見事に演じきっています。これからも意外な三浦友和を見たいものです。 (2008.2)
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||