テニスの王子様 | 2006 日本 松竹 |
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ストーリー | ||||
監督 | アベユーイチ | |||
出演 | 本郷奏多 | 城田優 | 鈴木裕樹 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 「もう1時間半も経ってしまった・・・」と白熱した関東大会第1回戦に夢中になってしまったため、時間の経過を忘れてしまった。 (原作漫画もアニメも劇場版アニメも全く見た事がないので、トンチンカンなことを書いてあるかもしれません。ファンの方すみません・・・) 最初からとてつもない強さを発揮していた主人公。『シティ・オブ・ゴッド』の例もあるし、もしかすると純情そうな面立ちの少年でも悪人なんじゃないかと思ってしまいました。それに彼は「越後屋」と呼ばれていたし、父親南次郎は銃刀法違反していたようだし・・・越前リョーマというネーミングにしても越前屋俵太を思い浮かべ、アメリカ帰りということもあって「巨泉の使えない英語」まで思い出してしまいました。 それにしても、このリョータの言葉使いの悪さに誰も注意しなかったのでしょうか?いくらアメリカ暮らしが長いといっても、かなり日本語が上手かったし、先輩なら注意するべきでしょう。この調子で実力主義の悪い面ばかりを正当化されたら、日本語の美しい伝統が奪われかねません。彼こそ愛国心教育が必要だ!と感じるものの、実際にこういう強い選手がいるとしたら政府は無条件で彼を称えることでしょう。「ニッポンのために今後も頑張ってくれたまえ」と首相から直接言われても「あんた誰?」と切り返すことは間違いないのでしょうけど、それはそれで痛烈な風刺になっていて面白いかもしれません・・・ 途中までは「左目の怪我はどういう意味があるんだ?」とか「牛乳嫌いという伏線は生かされるのか?」とか「アメリカ帰りの中1なのに“檜垣”という字が読めるのか」などと余計なことを考えさせられるほどで、ストーリー自体は面白いとは思わなかったのですが、クライマックスの試合だけは楽しめした。まるで『少林サッカー』のテニス版とも思えるくらいの激しいアクロバティックな必殺技。最初はリョーマも「たいしたことない学校」と言っていたのに、消える魔球など「やりすぎ」的なテクニックを使う先輩たち。映像も凄かったが、笑わせてくれる過剰な演出に驚いてしまいました。 ここまでやってくれるのなら、もっとコメディ色がほしかったですね〜岸谷五郎やつぶやきシローはナイスでしたけど、試合までが笑えないし、燃えませんでした。でも、続編も観たい・・・成長しちゃって無理かもしれないけど、牛乳を飲まずに頑張ってもらいたい。 (2006.5)
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