テラビシアにかける橋 | 2007 アメリカ 東北新社 BRIDGE TO TERABITHIA |
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ストーリー | 女ばかりのきょうだいの中で育ったジェスは学校でも友達がいない。そんなとき転校してきたレスリーによって明るくなる。隣どうしの2人は森へ探検し、秘密基地を作り、空想の世界に浸る・・・ | |||
監督 | ガボア・クスポ | |||
出演 | ジョシュ・ハッチャーマン | アンナソフィア・ロブ | ズーイー・デシャネル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 女先生の色香に戸惑う・・・ Why can't we be friends ? 〜♪などと生徒に歌わせる先生っていいな。もちろん伝説的バンド“WAR”の大ヒット曲。生徒たちには様々な打楽器を持たせ自由に音楽を楽しませる。歌詞にしたって、友達のいない主人公ジェス(ジョシュ・ハッチャーマン)の心に響くはず・・・あぁ、それなのにジェスは先生(ズーイー・デシャネル)の色気に惑わされる・・・これでレスリー(アンナソフィア・ロブ)が転校してこなかったら、彼はネクラでオタクでヒッキーな男になっていたに違いない。 絵は上手いし、かけっこだって速い少年ジェス。しかし、アーロンズ家の家計は苦しく、女のきょうだいばかりのジェスは学校でも家庭でも居場所がないのだ。ちょっと変わった転校生レスリーが実は隣家に引っ越してきたことがわかり、彼の生活は一気に明るいものへとなるのです。かけっこに負けた悔しさは、活発なだけでなく想像力豊かな彼女の魅力により友情へと変化し、森の中への探検、秘密基地など、今まで体験できなかった子供の心を呼び覚まし、彼をファンタジーの世界へと誘ってくれる・・・ なんといっても秘密基地!今の大人なら誰しもが経験ある子供時代の遊び。家にテレビがないレスリーだけに、そこにテラビシアという彼らの想像上の王国を作り、攻め入るダークマスターやリスガーと戦うのだ。そうして心豊かに成長しつつあったジェスは現実世界に戻っても他人を思いやるいい子になっていった・・・美人教師によろめくまでは・・・ あまりにも悲しい事故。それを乗り越えたくましく成長する姿。少年の成長物語が基本なのですが、アンナソフィア・ロブの可愛さにも胸キュンとなるし、素直な妹メイビルや心を開いて巨人になったジャニスにも微笑ましいものがありました。それに工具店で働くお父さん(ロバート・パトリック)が理想の父親像でいい感じ。モノに触れればナイフとか金槌とかに変身できるからとても便利なはずです。 (2008.1)
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地球へ・・・ | 1980 日本 東映 TOWARD THE TERRA |
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ストーリー | 汚染された地球を離れ地底に暮らすミューたち。一方、目覚めの日という満14歳の誕生日にエスパーテストを受けるジョニーは政府軍によって処刑されそうになるが・・・ | |||
監督 | 恩地日出男 原作:竹宮恵子 | |||
出演 | 井上純一 | 秋吉久美子 | 志垣太郎 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
コメント | 設定は日本のSFアニメにありがちなもの。試験管ベビーによって平和を保っていたかのような世界において超能力を持ったミュータントを排除する政府。検査を受けるジョニーに直接テレパシーを送るミューの長ソルジャー・ブルーが彼を助けようとする。 ユニバーサル市民たちは住んでる世界を地球だと思わされていた。1人ジョミーだけユニバーサルから狙われ、ミューの仲間の元へ連れていかれるが、ソルジャー・ブルーは寿命のため倒れ、彼が遺志を継ぐことになった。地球への旅の途中、空気も水もある惑星にて、過去に行われていたように母体で子どもを生むことに決定する。 人類がミューを迫害する姿は中世の魔女狩りや、ナチスのユダヤ人迫害と同じ。人類もミューも同じく地球を目指しているのに、人類からの迫害、攻撃は避けられない。ナスカという惑星でしばらく生活するが、人類のVIPキースとぶつかり彼を捕獲し、敵対関係を深めてしまう。ジョミーがカリナが死んだことによって殻に閉じこもるが、息子トォニーが指揮をとり、人類軍との戦闘も激しくなる。戦争を行わずに解決できるはずという父親ソルジャーとは違い好戦的だったのだ。 美しい地球を目指すのがテーマだったのに、自殺だとか厭世主義的な部分が目立ってしまい、ちょっと残念。争いを無くすにはどうすればいいのか?この作品では童心に戻ること、コンピュータを破壊することでしか解決を図っていなかった。 声優を使わず人気俳優ばかりをメインにキャスティングした最初のアニメなのかもしれない。はっきり言って声が全くダメ。 (2004.3)
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デリカテッセン | 1991 フランス フジテレビ=ヘラルド・エース DELICATESSEN |
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ストーリー | 核戦争終了15年後のパリ。精肉店兼アパートの“デリカテッセン”に求人広告を見てやってきたピエロのルイゾン。 | |||
監督 | ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ | |||
出演 | ドミニク・ピノン | マリー=ロール・ドゥーニャ | ジャン=クロード・ドレフェス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 彩度を落とし、コハク色のモノトーンに似せたカラー映画。フランスのテリー・ギリアムと言われるのには納得だ。 なんだかよくわからないけど、上の連中によりアパートの住人の肉を食わなければならないようだ・・・。肉屋の娘のもとを訪ねてチェロとノコギリで演奏するところが微笑ましい。横山ホットブラザーズよりも上手い演奏だ。 映像的には満足できるけど、最後にドタバタとなる映画は趣味に合わない。 1992年英国アカデミー賞外国映画賞ノミネート 1991年ヨーロッパ映画賞プロダクションデザイン賞 1991年セザール賞脚本賞、新人監督作品賞、編集賞、美術賞 (2007.12)
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デルス・ウザーラ | 1975 ソ連 ヘラルド DERSU UZALA |
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ストーリー | シベリア・ウズリ地方へ調査を命ぜられた探検隊は想像を絶する自然のため困難を極めたが、一人で猟をする男デルス・ウザーラと出会い、危機を脱する。やがて隊長ウラジミールは深い敬愛の念を抱く。 | |||
監督 | 黒澤明 | |||
出演 | ユーリー・サローミン | マクシム・ムンズク | スベトラーナ・ダニエルチェンコ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 冒頭ではデルスの死後3年してから墓を訪ねてきたウラジミールのシーン。 1902年、軍からの命令で地質調査に訪れた探検隊。熊と間違えられたほど小柄なゴリド人の山男。家族は皆天然痘で死に住む家もない。 「火、生きてる。人と同じ。水、生きてる。人と同じ。火、水、風、3人の強い人」。自然とともに生きて大地に同化しているかのようなデルス。氷結した湖で隊長とデルスは迷子になるが、草を集めてテントを作って一夜をすごした。その後も飢えなどで困難な探検が続き、デルスと別れるときがやってきた。第一部終了。 1907年、再会したデルスたち。隊員も増えて、今回は夏。楽しく探検するも、虎を撃ってしまってからデルスは変わってしまった。森の精霊だと信じるデルスにとって、別の虎が殺しにくるという恐怖感から逃れられず、やがて眼も悪くなってしまう。一旦は隊長のハバロフスクの家に連れていくが街には馴染めず山へ帰ることに・・・そして他殺体として発見されたと連絡が・・・ デルスの「カピターン(隊長)」と呼ぶ声がなんとも可愛らしく好きだ。 1975年アカデミー賞外国語映画賞 1975年モスクワ映画祭金賞 (2008.12)
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テルマ&ルイーズ | 1991 アメリカ 松竹富士 THELMA & LOUISE |
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ストーリー | ウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)が友人の主婦テルマ(ジーナ・デイヴィス)を誘ってドライブに出かけたが、途中レイプされかけたテルマを助けようとルイーズが男を射殺してしまい、そこから逃亡の旅が始まった。。。 | |||
監督 | リドリー・スコット | |||
出演 | スーザン・サランドン | ジーナ・デイヴィス | ハーヴェイ・カイテル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ロード・ムービーの基本なんですが、なんて気持ちがいい映画なんだろうか。俳優陣が揃いすぎているのでしょうね。刑事役のハーヴェイ・カイテルが優しすぎるという面もあるのですが、これは正解なのでしょう。女性側と刑事側での考えが違ったまま進むのですが、この優しい対応にも懐疑的になってやがては容疑者に‘格上げ’となってしまう・・・「あーあ、途中で考え直してたらな」と観る者に思わせるところ。この他にも登場人物全ての心理描写がとても上手い。その上、心理面だけじゃなく美しく壮大なアメリカの大地(特にグランド・キャニオン)を堪能できて、ドライブに行きたくなっちゃう気持ちにもさせてくれます。 細かなところにもこだわっていると思われたのは、二人の女性が徐々に日焼けした肌になっていったところだ。メイクなんだろうけど、2日間の逃亡を上手く表現できていた。ブラッド・ピッドは美味しいところを持っていきましたなぁ。。。(笑) こんなに褒めていても、ラストシーンは良くないと思うので減点です。 1991年アカデミー賞脚本賞 同主演女優賞、監督賞、撮影賞、編集賞ノミネート 1991年全米批評家協会賞助演男優賞(ハーヴェイ・カイテル) (2004.3)
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テルミン | 1993 アメリカ アスミック・エース THEREMIN |
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ストーリー | テルミン博士によるテルミンというシンセサイザーの原型のような楽器のドキュメンタリー。 | |||
監督 | スティーヴン・M・マーティン | |||
出演 | レオン・テルミン | トッド・ラングレン | クララ・ロックモア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | 評価を控える | ★★ | 評価を控える | ★★★ |
コメント | バラエティ番組で見たことがある楽器。「タモリの音楽は世界だ」だったかな?映画にはモーグ博士も出てる。昔のSF映画、恐怖映画にはなくてはならない効果音。 日本でも明和電気に頑張ってもらいたい。 (2005.1)
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テレビばかり見てると馬鹿になる | 2007 日本 バイオタイド |
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ストーリー | ゴミらだけの部屋で引きこもってる女性・有紀。そんな彼女の部屋を訪れるのは、部屋にカメラを設置しネット配信している男・伊藤恵二と彼女の体目的の男・山崎勝也の2人だけ。そんなある日、実家から送り込まれたカウンセラー馬戸明がやってくる・・・ | |||
監督 | 亀井亨 | |||
出演 | 穂花 | 三浦アキフミ | 大橋てつじ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 総カット数3だって?! 正確に言うと、駅と歩道橋があったので、もうちょっとの数になるとは思うけど・・・それにしてもなかなか良かった。 伊藤といるときに馬戸がやってきて押入れに隠れ、話し込んでるときに山崎がやってきて馬戸はタンスに隠れ・・・そしてセックスする。なんとなくドタバタの様相を呈していたけど、かなり心理面に迫った会話。ただ、バイトの面接があるという唐突さは違和感があったけど、どうやって応募したんだろうなぁ・・・ 馬戸の彼女を外に出すことができたという達成感、そして電車を前にして息切れしてしまう有紀。展開としても自然だったし、おじさんの哀愁も感じられ、観て良かったという気分にさせられた。 (2008.2)
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テレフォン | 1977 アメリカ MGM=CIC TELEFON |
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ストーリー | 米ソ冷戦時代。KGBが催眠術で操ったスパイをアメリカ主要都市に送っていたが、もはや無用の長物となっていた。急進派のダルチムスキーは国際紛争の火種を起こそうとアメリカに潜入していて、政府は彼を抹殺しようとボルゾフ大佐を送り込む・・・ | |||
監督 | ドン・シーゲル | |||
出演 | チャールズ・ブロンソン | リー・レミック | タイン・デイリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 電話一本、暗号を伝えるだけで行動してしまう催眠状態の男。最初はコロラド州、爆弾を積んだ車で自爆テロを起こす。同時期にソ連軍人が大量自殺。さらに不思議なことに自爆テロを行った男はすでに死んでいたことに・・・ 「自分を工作員だと知らぬ工作員が最も強力」だという言葉に納得。アメリカ一般市民に溶け込んでしまっている彼らは自分がテロリストであることさえ知らないのだから。一旦催眠をかけられたら、黙々と実行するのみ。書記長さえも知らない「テレフォン」という秘密工作作戦の催眠はまだ解けていない。したがって、アメリカに詳しいグリゴーリ(ブロンソン)が名簿抹消のために送り込まれることになった・・・ ダルチムスキーを片付ければ終わり・・・とはいかなくて、夫婦偽装のためグレゴーリに同行した女性が実はCIAのスパイ。任務完了後にボルゾフを殺さねばならないのだ・・・CIAの要望としては50数名潜んでるテレフォン工作員の名簿を手に入れること。ソ連の恐ろしい過去の計画とともにアメリカの現代の無慈悲な計画があったのだ。 ダルチムスキーを暗殺したあとは、催眠さえかけなければ平和な人たちをそっとしておこうと二人が意気投合するところ。なかなかいい終わり方だ。 ただ、ガラガラヘビは何のために殺されたんだ・・・簡単にダルチムのおっさんを殺せそうだったのに(笑) (2007.1)
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