鉄拳高 同級生はケンカ王 | 2001 香港 劇場未公開 MY SCHOOLMATE THE BARBARIAN |
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ストーリー | よくわかりません。 | |||
監督 | バリー・ウォン | |||
出演 | ニコラス・ツェー | スティーヴン・ウォン | ジョイ・ヨン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | とりあえず、アクション満載のケンカ青春映画。となりではしっかり受験勉強している生徒もいるし、進学・進路についてはちゃんと考えてる。 教室の机を敷き詰めた上での決闘シーンは面白かったけど、全体的にコマ送りやストップモーションが多くて、アクションもスタイリッシュなだけ。最後には血だらけになりながらも爽やかな終わり方だったので良かったと思う。女の子が色っぽくて可愛かった。 (2006.10)
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鉄コン筋クリート | 2006 日本 アスミック・エース |
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ストーリー | 暴力とヤクザの街、宝町。自由に飛び回る少年クロとシロは学校へも行かず、かつあげやスリで生計を立てていた。そこへ昔なじみのヤクザが町に戻ってきて・・・ | |||
監督 | マイケル・アリアス 原作:松本大洋 | |||
出演 | 二宮和也 | 蒼井優 | 伊勢谷友介 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 天使のような存在なのかと思ったシロ隊員だったけど、リンゴが好きだったことからすると、もしや死神? 珍宝小路や宝町秘宝館が気になってしょうがないけど、バブル以前の昭和風の町並や懐かしさを感じるアイテムなど、多くの小物の存在に心奪われてしまいました。とにかく、風変わりで圧倒的なアニメ力。背景の建物など、定規を一切使っていないかのような絵。その絵が空を飛ぶクロとシロの浮遊感、スピード感を更に強調するかのような効果が感じられました。時折、遠近法を無視したかのような町並も現れるので、くらくらしてしまいそう・・・ 決してほのぼのとした内容のアニメではない。暴力とヤクザの地獄の町そのものが主人公のような物語であり、主人公二人も悪いことばかりやってる少年だし、とても子供には見せられないような映画なのです。「俺の町だ」と町を愛するかのような台詞もありますが、それはヤクザや警察にしたって同じであり、“子供の城”建設プロジェクトの“蛇”にしたって同じこと。全てが宝町をめぐる覇権争いから生まれるという構図であることは確かなのです。 暴力による解決は暴力による報復を受けてしまう。そうした道理も理解できないクロ(声:二宮和也)とシロ(声:蒼井優)が懸命に生きる姿が描かれている。クロはシロを守るために暴力を繰り返すが、シロは頭が弱いが純粋そのもの。そうした対比も面白いけど、宝町の力関係が三竦みがいくつも絡まったようなところも面白い。絶対権力が存在しない地獄のような無法地帯でもそのバランスを崩してしまうような悪が登場することによって、残された町の温かみさえ奪い去ってしまう。 命を狙われる恐怖とサスペンスもさることながら、壊れてしまったかのようなクロとシロの信頼関係と、クロの内的葛藤とシロの隠された能力がクライマックスへと導いてくれた。驚くほどの映像表現とともに現れたダースベイダーのようなイタチの存在によって、「ダークサイドに落ちるな」と手に汗握るほど。う〜む、久しぶりに面白いアニメを見せてもらった。 (2006.12)
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鉄道員 | 1956 イタリア イタリフィルム IL FERROVIERE |
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ストーリー | 鉄道の機関士として働くアンドレア・マルコッチの一家。クリスマスの夜、酒を飲んで遅くなり、息子のサンドロが娘ジュリア(シルヴァ・コシナ)が産気づいてレナ−トの家に向かう。 | |||
監督 | ピエトロ・ジェルミ | |||
出演 | ピエトロ・ジェルミ | エドアルド・ネボラ | ルイザ・デラ・ノーチェ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 現代でも流行っている家族の崩壊と再生の物語。イタリアの鉄道会社で機関士として働く50歳のアンドレアは飛び込み自殺に遭遇し、そのショックで赤信号を見逃してしまうという失態のおかげで停職処分となった。娘ジュリアは子供の死産というショックもあり、レナートの仲もぎくしゃくして離婚を迎えてしまう。 同僚のハゲの独身男性リベリアーノの存在といい、長男のマルチェロがいいポイントで活躍し、ちょっと気難しいアンドレアを常に影で支えているところが素敵なのです。定職にも就かないマルチェロには甘く、つい小遣いを与えすぎたり、7歳の少年サンドロに対しても皆が優しく接する。その純心無垢なサンドロは皆に使いを頼まれるが、「黙っていて」と念を押されるにも関らず、ついしゃべってしまう微笑ましさ。時としてそのおしゃべりな性格が災いしてジュリアも家を飛び出す原因を作ってしまうが、彼がいなければ家族内の対話が生まれなかったし、最後には家長であるアンドレアも家出したのを救ったのも彼だ。『自転車泥棒』といい、この映画といい、子供の使い方が非常に上手い。 当時の一般的な労働者の姿、ストライキに対する考え方。「スト破りって何なの?」と純粋な気持ちで質問するサンドロであったけど、近所の人や子供たちからも白い目で見られる。組合を信じても給料が上がらないのでは自棄になる気持ちもよくわかる雰囲気だった。だけど、酒場を中心とした仲間たちの温かさはさすがだ。ラストのほうでもクリスマスをもってきて、大勢の客に囲まれ、マルチェロも帰宅、ジュリアからも電話が入り、至福のときを過ごすアンドレア。ギターを弾きながら天に召されるシーンは神々しくもあった。 途中、ジュリアの不倫相手?が登場するが、もしかするとできちゃった結婚した彼女の子供もレナートの子ではなくその相手だったのかも・・・ 1956年カンヌ国際映画祭国際カトリック映画事務局賞 1958年キネ旬ベストテン第5位 (2007.4)
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DOA/デッド・オア・アライブ | 2006 アメリカ/ドイツ/イギリス UIP DOA: DEAD OR ALIVE |
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ストーリー | ゲームの映画化。科学者ドノヴァン(エリック・ロバーツ)が主催する格闘技トーナメント“DOA”。マーシャルアーツに招待された3人の女戦士、忍者のかすみ(デヴォン青木)、女子プロレスのチャンピオン・ティナ(プレスリー)、女泥棒クリスティ(ヴァランス)。しかし、そこには陰謀が隠されていた・・・ | |||
監督 | コリー・ユン | |||
出演 | ジェイミー・プレスリー | ホリー・ヴァランス | サラ・カーター | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | ケイン・コスギがいい働きをしてた! こうした格闘技大会ってのは『燃えよドラゴン』からの流れなのか、だいたいが悪に利用されるものだ。しかも、コンピュータを使って、優秀な格闘家からナノボットを取り出して強い人間を作るといった馬鹿げた内容。金がいっぱいあるんだから、そんなに強くなってもしょうがないのにね。 基本は去年の大会に出場して失踪した兄を探すかすみとハヤブサ(コスギ)。プロレスラーの父の娘との対決。泥棒コンビのクリスティとマックス。そしてドノヴァンの友人で創始者でもある亡きダグラスの娘というエレナ(カーター)とコンピュータ技師。 それにしても日本石狩山脈にある忍者の里が面白すぎる。中国だと思ったけど、ケインも楽しそうに演じていたし、まぁいいけど・・・ ラスト、抜け忍を追ったアヤネ(ナターシェ・マルタ)も加わって、5人の女戦士が勢揃いするところはカッコいい! 中国老人が気になっていたけど、未公開映像集に入ってました・・・たいした活躍がなかったけどほのぼの〜 (2007.10)
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デッド・サイレンス | 2007 アメリカ 東宝東和 DEAD SILENCE |
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ストーリー | ある日、帰宅したジェイミー・アーシェンは、寝室で舌を切られ絶命した妻リサを発見する。彼が疑われるも、直前夫婦に届けられた腹話術人形に疑問を抱き、生前の妻が語った詩を思い出し、故郷へ向かう。 | |||
監督 | ジェームズ・ワン | |||
出演 | ライアン・クワンテン | アンバー・ヴァレッタ | ドニー・ウォールバーグ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 『SAW』シリーズの監督・脚本、ジェームズ・ワンとリー・ワネルによるサスペンス・ホラー。腹話術人形がジグソウの面にそっくりなのも興味深いところだ。 ブルーを基調にした映像に鮮血の赤が強調される。警察からは疑いをかけられたジェイミーは独自に調べるため故郷のレイブンズ・フェアへ向かった。アパート暮らしだった夫婦だったが、ジェイミーの実家はチョー豪邸。玄関では新しい義母エラが出迎えてくれた。 「メアリー・ショウにご用心」・・・町に伝わる、子供たちに恐怖を与える言葉。葬儀屋の爺さんが伝説を語ってくれるのだ。湖にあった劇場でメアリー・ショウが行った腹話術の公演。ある子供が人形を疑ったため行方不明となり、彼女もやがて死ぬのだが、それ以降も舌を抜かれて死ぬ事件が頻発・・・人形ビリーも埋葬。メアリー自身は体を人形にして埋葬してくれるよう遺書を残していた。 誰かが腹話術で操ってんだろ・・・などと疑いつつも、もしかすると本当に怨霊の仕業なんじゃないかと脚本を疑ってしまう。父と後妻が最初から怪しいとは思っていたが、やっぱりそうか!最後の種明かしは『SAW』シリーズと同じ手法。思わず拍手したくなる(笑)でも、エラがメアリー本人だったのか、それとも分身なのか・・・そのあたりはよくわからない。 (2009.1)
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デッドリー・スネーク/恐怖の毒々パニック | 1999 アメリカ 劇場未公開 SILENT PREDATORS |
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ストーリー | LA郊外。次々とヘビに襲われ死亡する事件が起こっていた。それは20年前、輸送中の熱帯産ヘビが交配を重ね生まれた史上最悪の新種毒蛇となっていたのだ・・・ | |||
監督 | ノエル・ノセック 脚本:ジョン・カーペンター | |||
出演 | ハリー・ハムリン | シャノン・スタージェス | ジャック・スカリア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★ |
コメント | 効果音はガラガラヘビ。時折、赤いフィルターをかけたヘビ目線の映像がある。 最初の犠牲者は若いカップルの男の方。ガラガラヘビや普通の毒蛇ならば、噛まれてすぐ死ぬことはないのだが、彼は即死だったのだ。 ファリントン社による新興住宅乱開発。新築の家の下に数匹住み着いていた。商売のため事実を隠したい社長はすぐに焼却して隠蔽工作に精を出す。女性社員のマンディと消防署長が森へヘビ退治に・・・ 次々と犠牲者が出てくるが、ファリントンが爆薬によって閉じ込められたりする。だけど解決法が結局爆破によるものなんて、つまんない・・・ (2006.11)
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鉄板英雄伝説 | 2007 アメリカ FOX EPIC MOVIE |
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ストーリー | ウォンカの金のチケットを拾った4人の孤児たちは体の一部をキャンディーの材料にされそうになり、洋服箪笥の中に逃げ込んだら、今度はグナルニア国という別世界に迷い込んだ・・・ | |||
監督 | ジェイソン・フリードバーグ | |||
出演 | カル・ペン | アダム・キャンベル | ジェイマ・メイズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ |
コメント | ルーシーのパートでは『ダ・ヴィンチ・コード』。エドワードは『ナチョ・リブレ』。スーザンは『スネークフライト』。学生のピーターは『Xメン』。それぞれの4人はウォンカのゴールデンチケットを手にいれウォンカの工場に集まるのだ・・・ 白い魔女に捕らわれたエドワード。残りの3人はハリー・ポッターたちに訓練されて、大量殺戮兵器を使う白い魔女討伐へアズロの元へ向かう・・・エドワードはジャック・スワロウズとともに脱出・・・かと思ったら、裏切られてまた捕まる。 下ネタ満載でハチャメチャコメディ。それでも中年ハリー・ポッターやボラットに思う存分笑わせてもらった。最後の「ナ〜ット」には特に! 2007年ラジー賞助演女優賞(カーメン・エレクトラ)、脚本賞、リメイク盗作賞ノミネート (2006.11)
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鉄腕アトム 宇宙の勇者 | 1964 日本 日活 |
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ストーリー | ロボット宇宙艇を合体させる能力を持つアトムは人工島のポポ博士によって拉致されロボット艦隊を作ることに成功する・・・テレビシリーズの中から『ロボット宇宙艇』(46話)、『地球防衛隊』(56話)、『地球最後の日』(71話)の三本を劇場用に再編集した劇場版。 | |||
監督 | 山本瑛一、高木厚、林重行 原作:手塚治虫 | |||
出演 | 清水マリ | 勝田久 | 矢島正明 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 人工島の女性司令官は戦争で息子を失っていて、合体ロボットの一部を奪い、それを隠すために亡き息子トムとそっくりのロボットに改造させる。戦争が憎いと言ってた割にはロボット艦隊の完成直後に戦闘開始する。人間のエゴ。出来上がったトム(声:水垣洋子・・ウランと同じ))はアトムの元から逃げ出したことを後悔して、アトムを助け、戦争に巻き込まれる・・・ 司令官はあっさりと戦争にロボットは利用しないと反省して、戻ったロボット宇宙艇に乗っていたお茶の水博士が何者かに拉致され、それが紫色の宇宙人とわかる中盤部分。ヒゲオヤジのジョークによって天然色に変化するところが面白い。宇宙省から宇宙ステーション(月?)へ向かい、そこでコスミ博士、ハルコさん、ナンバー1〜7の隊員とともにお茶の水博士を捜索。宇宙人が実在することもわかり攻撃されそうになるが、アトムが退治する。ここではナンバー5の佐々木小次郎とナンバー7の宮本武蔵の対立構図。そして5が「ロボットは奴隷」という偏見を持っていたことも最後には和解する。これもハルコが実はロボットだったからだ。 再び白黒に戻り、3部構成の最後はミコロ星からやってきたベムの物語。実は彼は爆弾の起爆装置というロボットで、戦争が起こっている故郷から逃げてきたのだ。途中、二人のロボットの間で葛藤があり、「地球最後の日」の名通り、ディザスターストーリー。最後にはベムの自己犠牲精神で地球が助かるというもので、見たことある映像に部分的にカラーになったりする。 (2006.11)
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デトロイト・メタル・シティ | 2008 日本 東宝 |
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ストーリー | ポップミュージシャンを目指して上京した根岸崇一はいつのまにかデスメタルのDMCというバンドのカリスマ““ヨハネ・クラウザーII世”としてデビューさせられた。 | |||
監督 | 李闘士男 | |||
出演 | 松山ケンイチ | 加藤ローサ | 松雪泰子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 松ケンのヨダレは飼い牛からの影響か? 松山ケンイチ信者が少なそうな日を選んでの鑑賞。メタルとフォークという音楽はどこか相容れるものがあるのだと昔から感じていた(作品ではポップミュージックと言っていたが)。学生時代に所属していた軽音楽部にもメタルとフォークをかけもちする男がいたし、アルフィーの高見沢なんてのもそうした二面性ミュージシャンの一人だろう。 デスメタルという言葉すら知らなかったのですが、ヘヴィメタルの中でも“死”、“悪魔”、“地獄”といった言葉が使われる、教育上よくないジャンルの一つらしい。物語は、主人公の根岸崇一(松ケン)はポップミュージシャンを夢見て、今年教育界に激震が走った大分県から上京するところから始まる。あっという間に彼はロックスター。しかし、彼がやりたかった音楽とは違い、デスメタルのギターとボーカルを嫌々ながら続け、それが圧倒的人気となってしまった。 ポップミュージシャンを目指すこと自体がかなりのマイナーだと思うけど、頭もよく大学で勉強してたというところが東大卒のオザケンをも彷彿させる。その部分が、田舎に帰省したとき、高校をやめてしまった弟に説得するシーンにうまくリンクしていたようだ。音楽で夢を与えるというテーマよりも、全てを学んだ上でバカをすることに惹かれてしまいました・・・ やりたい音楽ができずにいるミュージシャン。あり得る話だと感じたせいで全体的には素直に笑えないし、それほど面白くなかったのですが、松山ケンイチの演技力には脱帽です。メタルもポップも演じるときは漫画的。それでいて二面性を上手く分けているのだからすごい・・・ エンドロールでジーン・シモンズの名前を発見して愕然・・・KISSは好きなバンドだけど、ジーン・シモンズだとはわからなかった。そういや「デトロイト・ロック・シティ」という曲もヒットしたし、「デトロイト・ロック・シティ」という映画だって作ってる。半音下げてチューニングする音楽スタイルや白塗りメイクや衣装もそのままヘヴィメタルの基礎を作ったと言ってもいいバンド。KISSに燃えていた中学時代に母校が全焼したことを思い出した・・・ (2008.9)
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