散り行く花 | 1919 アメリカ 劇場公開 BROKEN BLOSSOMS |
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ストーリー | ボクサーの父親バローズに虐待される少女ルーシー。ブッダの教えを英国に広めようとしたが挫折した中国青年チェンハンにより英国を脱出することを教えられた。 | |||
監督 | D・W・グリフィス | |||
出演 | リリアン・ギッシュ | リチャード・バーセルメス | ドナルド・クリスプ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 20世紀初頭の上海の映像が珍しい。 場面は変わって少女ルーシーが父親にいたぶられるシーン。いたいけな少女がロリコン趣味たっぷりで可愛い。ボクシングをする野性味あるバローズ。少女の物悲しさはそのまま悲劇へと繋がるが、チェンハンの行動が納得いかない。いくら少女を愛していたからといって、仏門もくぐったことのある青年。「目には目を」の精神を否定したはずなのに・・・ (2006.3)
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チルソクの夏 | 2003 日本 プレノンアッシュ |
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ストーリー | 1977年7月7日、下関市。姉妹都市である釜山との親善陸上大会に出場した遠藤郁子は韓国の高校生と淡い恋をする。「来年の夏、またこの日に大会で再会しよう」と誓いをを立てた2人であった。。。 | |||
監督 | 佐々部清 | |||
出演 | 水谷妃里 | 上野樹里 | 山本譲二 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 「来年のチルソク(七夕)に会う」ことだけが彼女たちの願い。携帯もメールもない、今から見れば不便な時代に、これだけ純粋に高校生活を送った彼女たちに乾杯。「S・O・S」「あんたのバラード」「カルメン’77」とハートをわしづかみされっぱなしだった! 土曜日、映画祭ということで中高生もかなり多く満席。画面には主役の女の子たち、「ん?三田寛子か?」と思ってよく見ると、彼女が主役の水谷妃里嬢。中高生の観客はわかんないでしょう・・・「Aを狙ってんだ!」という樹里嬢の言葉に中高生が「Aって何?」とざわついた(笑)・・・わかんないことだらけなのね。そして「38度線」「戒厳令」「日本人嫌い」と、このテーマが出てくると、中高生諸君はさっぱりわからないのでしょうね・・・(そんなことで騒ぐな!うるさい!静かに見てろ!)。 無理もない話なのだ。思うにこの映画、中高生たちを啓蒙するための要素がかなり入っているように取れるのです。今でこそ韓流ブーム、日韓友好、サッカーのワールドカップと、仲良くしているのだから、20数年前における韓国人の日本に対する思いなんてわかりませんよね。で、中高生たちがわかりやすかったのは「韓国の女性って皆レズ?」とか、『幸福の黄色いハンカチ』だったようだ。しかも、山田洋次監督のこの映画のシーンでは、中高生たちがすすり泣いていた(学校で鑑賞会でもあったばかりなのかな?思い出しちゃったの?)。 映画としてのストーリーの組み立ても、さすが佐々部監督、脚本とも気持ち良かった。「5センチバックして」と「5番ゲート」の微妙な伏線も効いていたし、白黒とカラーの使い方も良かったです。映像では、緩やかなカーブのついた下り坂の商店街が良かった・・・『列車に乗った男』にもこのような商店街があった。 難点は、時代考証の小物。マジソン・バッグやスヌーピーも見たかったし、白黒テレビを見ている家庭にしては電子レンジが置いてあったり、カラオケはまだピークを迎えていない時代だったという、細かな点が残念。当時はまだ8トラックのカラオケの時代です。 (2004.11)
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