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チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁 1998 アメリカ
ギャガ=ゼアリズ
BRIDE OF CHUCKY
ストーリー  前回にバラバラになってしまったチャッキー人形は、人間時代の恋人であるティファニーにより復元されるが、直後にティファニーを殺してしまう。
監督 ロニー・ユー
出演 ジェニファー・ティリー ニック・スタビル キャサリン・ハイグル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  つぎはぎだらけの恐ろしい形相になった人形。さらに“人形用ブードゥー”の呪いによって蘇らそうとするティファニー。彼女に気に入られようとする男ダミアンは臆病なくせに人を殺したなどと自慢する。一方、厳しい警察署長の叔父を持つジェイドと駆け落ちしようとするジェシーの逃亡劇にチャッキーが自分の墓に向かうため利用する。そして二人が犯人として追いかけられるといった展開。
 珍しいことに、人形同士のセックスシーンがあったりするけど、内容は全く怖くない。2体の人形が主人公となると、まるで人形劇を観ているかのよう・・・さすがにスプラッターシーンは凝っていたけど、CG多用で恐怖感がない。ちょっとだけ怖いシーンといえばラストシーン。黒焦げになった花嫁人形から赤ん坊が這い出してくるところだ・・・

1999年ジュラルメール・ファンタスティック映画祭 審査員特別賞
1999年MTVムービーアワード悪役賞ノミネート
(2006.8)

茶々 天涯の貴妃(おんな) 2007 日本
東映
ストーリー  織田信長の妹、お市の方と小谷城の城主、浅井長政との間に生まれた三姉妹、茶々、はつ、小督。その後、浅野長政は信長の手で攻め滅ぼされ、10歳の茶々と妹たちとお市の方は、織田家の重臣、柴田勝家の許に身を寄せる。やがて、信長亡きあと台頭してきた羽柴秀吉により勝家も攻め滅ぼされてしまう。その際、お市の方は自害の道を選ぶが、娘たちには何としても生き延びよと言い残し息絶える。
監督 橋本一
出演 和央ようか 寺島しのぶ 冨田靖子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  お市の方のキャスティングは富司純子のほうがよかったような・・・
 最初に断っておきますが、この記事は日本史が苦手、そしてNHK大河ドラマは見たことがない者が書いています。しかし、映画とあらばそんなの関係ねー、ということで、正月らしい映画をチョイスいたしました。しかも、300円の映画くじを引いて1等の招待券をゲット!ウキウキ気分での鑑賞です。
 中盤には大河ドラマのダイジェスト版といった展開も見せましたが、序盤と終盤はなかなかの出来。日本史が苦手な人でもわかりやすく仕上がってました。まずは浅井家三姉妹の幼少期。茶々の子役が和央ようかそっくりだったので、もしやCG処理して若返らせてるのかとビックリさせられます。織田信長(松方弘樹)に殺されかけても毅然とした態度で自己主張する姿は和央ようかよりも迫力があるように思えてなりませんでした。
 柴田家が羽柴秀吉(渡部篤郎)に攻め滅ぼされてからはスピーディに展開。「戦のない世界に行きたい」といった、男の世界の裏側で平和を願う女たちのテーマがあるように思ったのも束の間、やがて生きることを権力を握ることに昇華させてしまった茶々の変わりようについていけなくなりました。それでも生き残ることが勝つことだとして、茶々の妹・小督(寺島しのぶ)を徳川家康の子息秀忠に嫁がせる策には恐ろしさまでも感じてしまう。
 徳川家と羽柴家に代表される政略結婚。とにかく戦国時代の駆け引きの道具のように扱われてしまう姫たちの悲哀も描かれるのですが、兄弟の絆も薄かった時代に三姉妹の絆が美しく描かれていました。和央ようかは元宝塚の男役らしさを発揮して、台詞などはどうも男っぽく感じられる(「ベルサイユのばら」ではフェルゼン役)。しかし、妹の寺島しのぶの演技にちょっと感動。泣けるのはむしろ彼女のほうだ。ちなみに和央ようかの年齢が不詳・・・
 残念なところも多々あり。唐突すぎる真田幸村(黄川田将也)や羽柴家側の若手男優陣の演技。最大のショックは千姫役の谷村美月の演技が下手くそだったことです、嗚呼・・・。その他では、きく役のメイサツキのコミカルな演技がシリアスなドラマの中で光っていました。
 全体的にはまとまっているし、女性側から描いた戦国時代絵巻ですので、日本史が苦手な方でも大丈夫。しかし、ゲームなどの影響で若い女性たちに戦国武将ブームが起こり、武将をモチーフとしたファッションやグッズなどが売れているらしいけど、この映画では彼女たちを満足させられないかも・・・
(2008.1)

チャップリンの移民 1917 アメリカ
THE IMMIGRANT
ストーリー  アメリカ生活を夢見て移民船に乗り込んだチャーリー。母がお金を落としたと悲しんでいる娘エドナのポケットにこっそりお金を忍び込ませるのであった・・・
監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリン エドナ・パービアンス エリック・キャンベル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  暇を持て余した男たちがトランプに興ずる。意外や意外、チャーリーが拳銃を取り出したというシーンがある。
 親切心にお金を忍び込ませたのに船員には「スリだろ」と言われる始末。すぐに理解してもらい、エドナとも仲良くなった直後、新世界に到着するがそこで離れ離れになってしまう。金は全部あげちゃったので一文無しになったチャーリー。レストランに入り、エドナとも再会するが、無銭飲食をしようとした男が半殺しの目に遭うのを見て・・・コインを拾うやりとりが面白いけど、結局は芸術家に助けられる。ちょっとハッピーエンドすぎるというのも何だかなぁ・・・
(2006.8)

チャップリンの霊泉 1917 アメリカ
THE CURE
ストーリー  健康の泉にやってきたチャーリー。部屋に入るとぎっしり酒が詰まったかばんを開ける。
監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリン エドナ・パービアンス エリック・キャンベル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  いつもの出で立ちとはちょっと違い、白っぽい上着のチャーリー。酒を飲もうとするが、霊泉を飲んでくださいとボーイに連れていかれる。「これを飲めば酒を止められます」などと言われるが、偶然出会った娘にしか興味がわかない。やがてマッサージだかレスリングだかわからないギャグをこなしているときに、部屋の酒瓶は霊泉に投げ込まれてしまい、それを飲んだ客が全員酔っ払った。
 回転ドアのギャグや、レスリングネタ、オチとして、禁酒するために霊泉を飲んでとエドナに言われるがそれは捨てられた酒だった・・・チャップリンは禁酒できないことを悩んでいたんだろうかと思わせる。
(2006.8)

チャップリンの勇敢 1917 アメリカ
EASY STREET
ストーリー  教会に入り込んで寄付金を失敬しようと考えていたチャーリーだが、オルガン弾きのエドナに心奪われて改心してしまう。やがて警官募集の張り紙を見た彼は早速町の治安にあたるのだが・・・
監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリン エドナ・パービアンス エリック・キャンベル
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  イージー街では一人の乱暴者エリックが暴れていた。誰も手がつけられないほどで、何人もが金を奪われ打ちのめされる。任務についたチャーリーは運良くエリックをのしてしまい、助けの警官も呼ぶのだが。
 なんというか、上手く出来すぎ。慈善活動をするエドナについてまわるが、エリックはまた現れる。またもや難を逃れるチャーリーだったが、エドナがヤク中の男がいる地下に投げ込まれ、チャーリーも落とされてしまう。しかし注射が刺さりスーパーマンのごとく強さを発揮してしまうチャーリー。短編の中では一番強いんじゃなかろうか・・・
(2006.8)

チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス 2004 韓国
劇場未公開
HAPPY ERO CHRISTMAS
ストーリー  温泉街で生まれた主人公は熱湯に落とされた恨みによって、大きくなったら強い警察官になってヤクザを追い出そうと夢を描いていた。
監督 イ・ゴンドン
出演 チャ・テヒョン キム・ソナ パク・ヨンギュ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★
コメント  温泉組というヤクザのボス、パン・ソクト。あだ名は「ボンクラ」で、腕には温泉マークの刺青。それも♪になっているという変わり者だが、その上にMERRY CHRISTMASと刺青を追加している。
 ボーリング場で働くミンギョンに片想いする主人公ソン巡査。警官にはなったものの、まだまだ下っ端。女性警官の着ぐるみで温泉街の宣伝だ。ある日、ミンギョンがビルの屋上から落とした唾がパン・ソクトに頭の上へ・・・それを運命と感じた彼がミンギョンに果敢にアタック開始するのだ。
 原題からも想像できるようにエロい妄想をする警官。犯人を追いかけるソンがAV撮影現場に遭遇など、クリスマス映画にしてはなぜかエロにこだわった内容だ。ヤクザだけど純粋な人だと思ってしまうミンギョンや、温泉ミスコンで盛り上がるヤクザとか、ヤクザに対して好意的すぎるのも欠点。全体的に音楽がちょっとだけ流れるクリスマスソングだけだし、全く盛り上がりに欠けるというのも駄作の象徴。ただ、チャ・テヒョンはやっぱりコメディが似合うと再確認できる映画なのかもしれない。
(2007.1)

厨房で逢いましょう 2006 ドイツ/スイス
ビターズ・エンド
EDEN
ストーリー  天才的料理人グレゴアは休憩時間に訪れるカフェの給仕エデンが好きだった。しかし、彼は人付き合いが苦手。ふとしたことからエデンのダウン症の娘にプラリネを食べさせたことでエデンを彼の料理の虜にしてしまう・・・
監督 ミヒャエル・ホーフマン
出演 ヨーゼフ・オステンドルフ シャルロット・ロシュ デーヴィト・シュートリーゾフ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  映画に出てくる料理はフランク・エーラーという料理人が作ったもの・・・決してフランク永井ではありません。
 原題が“EDEN”だというのに、邦題がこれでは“有楽町”を思い出す人も多いはず。料理映画が多い2007年も、このタイトルのインパクトによって最も印象に残る作品となりました。それにしても、冒頭から「母親の大きなお腹に憧れていた」などとユニークな発想によってユニークな前菜を堪能させられ、人付き合いの下手な主人公とヒロインの主婦エデンの奇妙な出会いによって笑いのエッセンスを振りかけられました。のめり込むには充分の素材です。
 本物の楽園を知らない、平凡な主婦エデン。そして、彼女に恋してしまった天才料理人グレゴア。彼女は恋に落ちたのではなく、グレゴアの次々と作りだす官能的料理に心奪われ、生活が充実していったのです。毎週火曜日に彼の厨房に訪れるようになったけど、恋愛には発展しない奇妙な関係が続き、それを浮気だと勘繰った夫クラヴァーが絶妙に絡んでくる。
 映画にとっては料理は重要なアイテムだし、料理映画も数多い。そんな中でも一人の人生を変えてしまうほど料理の存在感がある映画というのは滅多にないと思います。エデンの悦に浸る表情なんて、まるで麻薬が入れられてるんじゃないかと感じるくらい、それほどグレゴアの料理が素晴らしかったのです・・・とは言っても、食べたこともない料理が客席にまで伝わってこないところが残念だけど・・・
 夫の勘ぐりや嫉妬心も凄まじいものがありましたけど、破壊行動に至ってしまったのは2人の噂が町中に広まって友人たちにも馬鹿にされたことが契機でした。妻の愛を信じることよりも世間体のほうが気になってしまう彼の心理によって、グレゴアのほうに肩入れしたくなってくる展開。ラストには意外な結末が用意されているし、極上の料理を味わった気持にさせてくれること間違いなし・・・かな。

2006年ロッテルダム映画祭観客賞
(2007.11)

長江哀歌(エレジー) 2006 中国
ビターズ・エンド=オフィス北野
三峽好人  STILL LIFE
ストーリー  2009年に完成予定の長江三峡ダムプロジェクト。山西省の炭鉱夫ハン・サンミンは16年前に別れた妻と娘を捜しに三峡ダムの奉節にやってきた。同じころ、同じく山西省の女性シェン・ホンが2年音信不通の夫グォ・ビンを捜していた・・・
監督 ジャ・ジャンクー
出演 チャオ・タオ ハン・サンミン ワン・ホンウェイ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  ロケット発射!って、それ北野映画じゃ・・・
 ジャ・ジャンクー監督がヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を取った作品ということで、かなり期待していたのです。するとオープニングロゴにオフィス北野の文字が・・・すぐさま同監督の『世界』でやられてしまったことを思い出してしまいました。こうなったら眠気との戦いです。
 世界第三位の中国の長江、万里の長城以来とも言われる一大国家事業である三峡ダムプロジェクト。最終的な水深が150メートルという表示板もあり、その巨大さも推し量れる。水没してしまう集落を取り壊す作業も大がかりだし、ダム湖には大きな客船なども行きかうほど。立ち退かなくてはならない人民の悲哀については、『水没の前に』というドキュメンタリー映画で確認済でしたが、今作は別れた妻子を捜す男ハン・サンミンと、同じように音信不通の夫を捜す女シェン・ホンのドラマとなっています。
 たばこ、酒、茶、アメという4つの章立てとなっていて、市井の人々の素朴な様子が映し出される。しかし、ストーリーが単純な割に主人公2人の心理描写よりも、巨大事業の挟間で生きている人間描写が中心となっていて、どちらかというと客観的に見た中国の哀愁を淡々と描いているかのような・・・。捜すという行為そのもので人生にケジメをつける2人には、それまでの生活がわからないので感情移入も出来なかった。16年という長い期間の意味するところもわからないまま・・・
 印象的なのは各章の終りに、建物がロケットになって飛び立つシーンとか、ビルが爆破で壊されるシーンだとか、背景になぜか高所で綱渡りする人がいるとか、意味深ながらも意味不明な絵が不可解さを増長してくれる。危険な作業で労働者が死んでしまう映像や会話には国家と人間との関係の哀しさと働く男のたくましさも感じられるけど、それがテーマではなさそうだし、なくなってしまう地域への郷愁を感じるよりは眠気との戦いになんとか耐えたという満足感しか残らなかった・・・

2006年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞
(2007.12)



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