トーマス・クラウン・アフェア | 1999 アメリカ UIP THE THOMAS CROWN AFFAIR |
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ストーリー | 絵画強盗で優雅に暮らす大富豪トーマス・クラウン。今回も見知らぬ人間を雇い陽動作戦で見事にモネの絵を強奪するが、絵画の保険調査員キャサリンは彼を犯人だと指摘する。。。 | |||
監督 | ジョン・マクティアナン | |||
出演 | ピアース・ブロスナン | レネ・ルッソ | デニス・レアリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | スティーヴ・マックイーンとフェイ・ダナウェイの『華麗なる賭け』のリメイク作品。フェイ・ダナウェイもゲスト出演しているのがうれしい。30年経った現代風の強盗手口は見事です。しかし、元作における冒頭の強盗を雇い入れるミステリアスなシーンが無いのは残念。現代版らしくセラピストの治療を受けるシーンには本編とは全く異質な部分であるような気さえする(フェイ・ダナウェイのために追加したとしか思えない)。 ピアース・ブロスナンの役柄を考えると、強盗のテクニックだけが優先されていて、大富豪でありながら強盗するという謎めいた性格が表現されていません。最後は何だか違ったストーリーになってしまっていたような・・・ (2004.4)
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富江 tomie | 1999 日本 大映 |
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ストーリー | 3年前の交通事故により記憶を失い、不眠症に悩む泉沢月子は、精神科医の細野辰子の催眠療法を受ける。“トミエ”という名前が聞き出されたが、月子にはそれが何者なのかわからなかった。そんな折、診療所に川上富江という人物を調査する原田刑事が訪ねてきた・・・ | |||
監督 | 及川中 原作:伊藤潤二 | |||
出演 | 菅野美穂 | 中村麻美 | 洞口依子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★ | ★ | ★★ |
コメント | どこにでも出没する川上富江。切り刻まれバラバラ殺人の犠牲者になっても、再生して甦るらしい。明治初期から未解決事件の犠牲者として名前が上がってくるのに遺体が一度も発見されないのだ。この設定を見る限り、フレディやジェイソンといった不死のホラーヒーローにも通ずると感じた。 しかし、この第一作目は登場人物それぞれの断片的なエピソードを綴り、岐阜の高校で起こった不可思議な連続自殺や発狂のストーリーは刑事の口から語られるのみ。富江がバケモノだと写真をバラ撒いた原因もさっぱりわからない。もちろん菅野にカリスマ的なホラーヒロインを感じないし、死体が誰なのかもわからないといった、ホラー映画として欠如している箇所が多い。終盤、月子の恋人が高校時代のタナベと同じように富江を惨殺する輪廻と、首なし死体は面白かった。 刑事役の田口トモロヲと、病院から脱走したという山本(水橋研二)の演技が良かった。最初に持っていたバスケットには富江の首があったと想像できるが、声は『グレムリン』のモグアイそっくりだった。菅野美穂じゃなければまぁまぁのホラーになったかもしれない。 (2005.4)
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富江 replay | 2000 日本 大映=東映 |
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ストーリー | 腹部が異常に膨らんだ少女が緊急手術を受けていた。その後、森田病院では看護婦数名と院長が失踪した。院長の娘由美は日記を手がかりに“とみえ”という女を探し、文仁と行動する・・・ | |||
監督 | 光石冨士郎 | |||
出演 | 山口紗弥加 | 宝生舞 | 窪塚洋介 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 「病院で生まれた」という富江。最初に「中から出して」と、誘われた入院患者の武史が犠牲者(加害者)となってしまう。サユリという6歳の少女が緊急手術を受けたことまでつきとめたのだが、今回の設定は、川上富江と名乗る提供者から腎臓移植したサユリに人面創が表れ、富江が生まれるというもの。どうも設定だけは面白いようである。 左目下の黒子とか、どっきりシーンも強調、裸で歩き回る宝生舞など、前作よりは引きつける要素がいっぱいある。首だけになった宝生舞も素敵だ。 窪塚の腰が痛そうにするシーンは『火火』での弟の演技に通ずるものがあった。 (2005.4)
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富江 re-birth | 2001 日本 大映 |
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ストーリー | 絵の才能があった英雄は富江を殺してしまい、巧(妻夫木)と俊一は死体を埋めるのを手伝った。次の日の合コンに殺したはずの富江が現れ、英雄が変死する。 | |||
監督 | 清水崇 | |||
出演 | 酒井美紀 | 妻夫木聡 | 遠藤久美子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★ |
コメント | 『呪怨』シリーズの清水監督は前2作に比べてかなり単純に作りあげた。しかし、そのためにつまらなくもなってしまった。面白さはラストだけ。あの絵の謎がやっとわかる。 細胞の一部からでも再生できるといった富江シリーズは無視しているのだろうか、殺してもすぐに現れるという世界観だけなのだ。相変わらず、男が富江に惹かれていく過程は描かれておらず、殺したくなる狂気の心理描写も何もない。ただ、「殺して」と言うだけなのだ。 それにしても第1作でも謎だった「あなたは私」という台詞が結局は解明されず、ほんの一瞬乗り移っただけなのもつまらない。3作通して見てもも、この富江のキャスティングは全く納得いかない。 (2005.4)
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富江 最終章 〜禁断の果実〜 | 2002 日本 大映 |
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ストーリー | 10年前に母を亡くしたいじめられっ子の橋本登美恵は不思議な美少女富江と友達になった。父和彦の前に現れた富江は過去に死んだはずだが、25年前の初恋をやり直そうと言った。 | |||
監督 | 中原俊 | |||
出演 | 安藤希 | 宮崎あおい | 國村隼 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 「そりゃ貞子じゃなくて、サセ子じゃん」といういじめっ子の台詞に笑ったおかげで、妙に面白くなった。若いままの富江にそそのかされて、仏壇も遺影も燃やしてしまう優柔不断の國村隼がいい。宮崎あおいと安藤希の淡いレズシーンがかすんでしまうくらいだ。 後半には、國村隼が富江を殺しバラバラにして川に捨ててから、娘の宮崎あおいが生首を拾い、育ててゆく。もうホラーの領域を越えて、ブラックコメディと変わってしまった。いじめっ子3人組をはじめ、安藤希の台詞もかなり笑えた。 1〜4を通して観たけど、これが一番面白い。1から3までは中途半端なホラー。4はブラックコメディと勝手に位置付けました。しかもこの作品は、殺す側の心理描写もきちんとしていました。謎はどうなんだという疑問もどうでもよくなります・・・ (2005.4)
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富江 BEGINNING |
2005 日本 アートポート |
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ストーリー | 高校生活を振り返る松原と山本。話は転校生川上富江がクラスにやってきた頃に戻る。 | |||
監督 | 及川中 | |||
出演 | 松本莉緒 | 今宿麻美 | 水橋研二 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | お人形さんみたいな美しさの松本莉緒の富江。彼女を盗撮した写真を現像中に、富江がどこからともなく進入してきた。その写真には恐ろしい火傷の顔が・・・ 松原に迫ったりもしたが、転校して1ヶ月ほどでクラスを支配してしまう富江。男子生徒はもうメロメロだ。ゴキブリ入り紅茶とか、芋虫クッキーはリアリティがない(しょうがないか?)。そうして、クラス一丸となって富江を殺しバラバラに・・・ 三度笠と覆面の刺客学生。テニスコートの上の卓球台。笑えるシーンは多くあるが、人の心が表現されてない。どうも不完全燃焼だ。ストーリー的にも「またか」と予想できてしまい、興醒めとなってしまう。これは富江ビギナー向けの映画なのかもしれない。 (2005.9)
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ドミノ | 2002 香港 HAUNTED OFFICE |
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ストーリー | 旧暦7月になると肌の白い女が現れて、9人が死ぬ。ある12階建てのビルの伝説があった。 | |||
監督 | マルコ・マック | |||
出演 | スー・チー | カレン・モク | チャン・シウチョン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 【ネタバレ注意】 ビル内の群像劇風ホラー。主人公の男ケンはゲーム・デザイナー。知り合いの女性パットも同じビルで働くが、ヒロイン役かと思っていたら、案外あっさりと死んでしまう。悪霊にそそのかされ、自殺に追い込まれる怖さ。サブリミナルのような編集により、かなりドキリとしてしまう。 もう一人の主人公リチャードは高利貸しの社長。勤続40年のベテラン女性に退職金を払いたくないため、部下のチェイと結託して辞職に追いやろうと試みるが、送別会までお膳立てしたのにしばらくすると出社してくる・・・ 実はみんな幽霊なんだよ!という凄い展開の中にも、牛の糞を瞼に塗るというコメディがあったり、幽霊に自殺するよう脅されたりと笑えるところもいっぱい。白装束で白い顔、霊感の強い者にしか見えないのかと思っていたら、結構皆見てる。かなり日本のホラーを取り入れているようにも思えるが、実は逆アザーズという衝撃に腰を抜かすかも・・・ (2005.12)
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ドミノ | 2005 アメリカ/フランス UIP DOMINO |
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ストーリー | 実話を基にした物語。 | |||
監督 | トニー・スコット | |||
出演 | キーラ・ナイトレイ | ミッキー・ローク | クリストファー・ウォーケン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ |
コメント | キーラ・ナイトレイがルーシー・リューに向かって告白する。自己紹介から始まって・・・え、自己紹介だけ? バウンティ・ハンター仲間も含め、自己紹介だけで終わったような気がしたのです。しかも、衝撃的な事件を語るものの、何度も同じシーンを繰り返したり、どうでもいいことを延々とスタイリッシュ映像でごまかしているような印象となりました。 俳優は良かったですよ。『穴』以来久しぶりのファンサービスのヌードを披露したキーラ・ナイトレイや、『シン・シティ』では素顔を見せなかったけど、渋くなって帰ってきたミッキー・ローク。クリストファー・ウォーケンの怪しげな役も良かったし、スペイン語でしゃべりまくるエドガー・ラミネス、そしてかなり老けてしまったジャクリーン・ビセットも。ビセットって、『エクソシスト』の同時上映だった『おかしなおかしな大冒険』で観たときには、幼心にもときめいたものでした(恥)。 実在の女性を「魅せる」ということにこだわりすぎたためか、逆につまらなくしてしまったのではないでしょうか。ラストに本物のドミノ・ハーヴェイらしき女性が登場したり、カンボジア映像を取り入れたおかげで後味はすっきりしたのですけど、全編サブリミナル攻撃を受けているようで居心地は悪かったです。 今回もやってくれましたかね、戸田奈津子先生。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を『死霊のはらわた』って訳していませんでしたか? IBS:過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome)・・・消化管の運動異常によって、便秘・下痢・腹痛を繰り返す症状。劇中では「慢性的な下痢」と訳されていたが、それだけではない。 (2005.10)
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ドメスティク・フィアー | 2001 アメリカ UIP DOMESTIC DISTURBANCE |
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ストーリー | ボート設計士フランクは離婚し、11歳の息子ダニーと離ればなれの生活。そんな元妻が再婚することになったが、継父の殺人現場を見たと訴えるダニーに誰も耳を貸さなかった。 | |||
監督 | ハロルド・ベッカー | |||
出演 | ジョン・トラヴォルタ | ヴィンス・ヴォーン | テリー・ポロ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ハラハラドキドキしたのは前半のみ。ダニー少年が車の後部座席に隠れていて、スティーヴ・ブシェミが殺され、焼却炉で燃やされる・・・かなり緊迫した中、すぐさま警察に訴えるダニーだったが、信じてもらえない。この緊張感をずっと最後まで持続してくれたなら・・・ 2001年ラジー賞主演男優賞ノミネート(ソードフィッシュに対しても) (2005.10)
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ともしび | 1954 日本 北星 |
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ストーリー | 貧しい小さな村の中学校。村長胸像の除幕式にて似すぎているため笑いが起こったため、今の教育はなっとらんと嘆く。。生徒たちに好かれている松熊先生は自由教育を行うためアカいのではないかと村長たちに噂され、いきなり移動命令を・・・・ | |||
監督 | 家城巳代治 | |||
出演 | 香川京子 | 内藤武敏 | 増田順二 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 「やぱし」を連発する村長。松代は赤ん坊をおぶって授業を受ける生徒なので表彰を受ける。ほんとに貧しそうだ。松熊先生が移動させられるという話を生徒たちが聞きつけ、自分たちが除幕式のときに笑ったことが原因かと悩んでしまう。 小作の息子勝は優等生茂に「百姓が会社員になれっこない」とバカにされることが大問題になり、一方、生徒たちは勝手に転任反対のビラを刷る。しかし、教育委員会の決定は覆らず、松熊先生は転任となってしまう・・・最後のスピーチで涙をこらえることができなくなりました(しかし、まだ前半)。 せん太は貧乏で教科書も買えない。働きすぎで姉ちゃんが倒れてしまった。生徒定期大会で教師たちが拡声器を買うため生徒たちにも負担させようとする。「自分たちで決めて自分たちで行動する」という松熊先生の言葉は生徒たちを団結させるところ。中学生たちが田んぼのあぜ道で将来の村を語り合うところは素晴らしかったけど、全体的なバランスがもうちょっと工夫がほしい。 (2005.5)
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友引忌(ともびき) | 2000 韓国 松竹 NIGHTMARE |
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ストーリー | 大学院生ヘジンのもとへ2年間渡米して音信不通だったソネが突然訪ねてくる。彼女は飛び降り自殺したギョンアに付きまとわれていると言うのだ。 | |||
監督 | アン・ビョンギ | |||
出演 | キム・ギュリ | ハ・ジウォン | チェ・ジョンユン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | アン・ビョンギ監督の『ボイス』より以前の作品だ。それなのに『ボイス』よりも怖いのだ。同じように音を重要視したホラーになっていて、何度もドキリとさせられた。ストーリーをとにかくサスペンスタッチに仕上げようと努力はしているものの、回想シーンと現在のシーンの区別がつきにくいのでわかりにくくもある。どちらかと言えば日本の怪談の雰囲気があるなぁ・・・ 見所は、何でもビデオで撮っちゃう変態志向のヘフン。そんなもの撮るんだから、殺られちゃうんだよ・・・ (2004.4)
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