妻として女として | 1961 日本 東宝 カラー |
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ストーリー | 本妻・河野綾子と銀座で店をまかされる妾・西垣三保(高峰秀子)。綾子は銀座の店を抵当に入れて店を出そうと計画する・・・ | |||
監督 | 成瀬巳喜男 | |||
出演 | 高峰秀子 | 淡島千景 | 森雅之 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 息子が風呂場でドイツ語の歌を歌ってるなんて凄い。一方の高峰秀子は芸者風の長唄。大学教授の河野も優雅なものだ・・・妾と泊まった旅館に教え子の大学生たちが麻雀してた。この頃は女の子もマージャンを楽しんでいたんだな・・・ 「浮気は金がかかるけど、本気はただ」などといった面白い台詞も出てくるが、最後には女同士の壮絶な争い。子供二人は実は戦時中に出来た三保の子だった。別れを決意するものの、銀座の店をもらえないと知った三保は300万円を要求するが話は決裂。最後の手段として子供二人を取り戻すことを考える。 戦後混乱期とはいえ、男女の倫理は常に複雑な問題だ。最後には子供たちが家を飛び出し、最も自然な振るまいをするので清々しさが残る・・・ (2006.1)
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妻の心 | 1956 日本 東宝 白黒 |
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ストーリー | 次男夫婦(小林、高峰)が喫茶店を開こうと意気込んでいるときに、会社が倒産したために実家に帰ってきた長男夫婦(千秋実、中北)が雑貨店を開きたいという・・・ | |||
監督 | 成瀬巳喜男 | |||
出演 | 高峰秀子 | 小林桂樹 | 中北千枝子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 数年後の『妻として女として』への足がかりとなるような作品なのであろうか。数組の夫婦、それも妻の想いが家父長制度とは違う、昭和的な、夫を支えるタイプ。それでも現代の男女同権まではいかない雰囲気だろうか・・・ (2008.7)
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妻よ薔薇のやうに | 1935 日本 P.C.L. |
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ストーリー | 10年以上も愛人の下で暮らす父親を連れ戻すことになった。 | |||
監督 | 成瀬巳喜男 原作:中野実 | |||
出演 | 千葉早智子 | 丸山定夫 | 英百合子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | アメリカで初めてお金を取って公開された映画。PCL管弦楽団を使って音楽も決まってるトーキー映画。アメリカでは「KIMIKO」というタイトル。 叔父さんに呼ばれた長女の君子は「父を愛人宅から連れ戻してこい」と言われた。恋人の精二にも相談するが、母悦子が詠む歌の内容が父への恋文のような内容ばかりだと心配になる。歌会の先生もやっているけど、インスピレーションが大事と何事もなかったかのように普段通りの生活。しかし、知り合いの仲人を頼まれて困ってしまったのだ。 昭和10年の日本。君子は職業婦人でかなりモダンなタイプでもあり、結婚しても夫より強くなりそう。勝気なもんだから一人信州の妾宅へ出かけるが、息子がいてびっくりする。父と対面して仕送りの礼を言うと、父が送ったものではないと言う。ドロドロした関係なのに人間本来の温かさを感じる一瞬だ。 結局は仲人をするために5日間だけ借り出したような形になってしまった家族だったが、一時は妾宅にいてもいいと思ってた君子も帰したくないと心変わりするが・・・「お母さんの負けだわ」とつぶやく君子であった。 随分カットされたような雰囲気だけど、当時の小津作品よりはずっと完成度が高いのには驚いた。「円タク」「鼻毛を数えられて」 1935年キネ旬ベスト10 1位 (2006.5)
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積木くずし | 1983 日本 東宝 |
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ストーリー | TV版で人気を得た積木くずし。 | |||
監督 | 斎藤光正 原作:穂積隆信 脚本:新藤兼人 | |||
出演 | 渡辺典子 | 藤田まこと | いしだあゆみ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 高部知子の本物の演技にはかなわないか。いしだあゆみも演技はダメだし・・・ 父親はTV俳優で不倫中。子供がどうこうする前に自分の行動を何とかしろよ!と言いたくなる。ことなかれ主義と責任転嫁。渡辺典子のキレた演技は高部知子に遠く及ばないかもしれないけれど、中学生なのにエロく感じる部分や、哀愁を感じさせる演出はなかなかのもの。可愛く感じるところが目立ってしまい、もったいないなぁ〜とは思うけど、ラストの虚しくも訴える目がよかった。 1983年日本アカデミー賞新人俳優賞(渡辺典子) (2005.9)
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冷たい月を抱く女 | 1993 アメリカ ギャガ=ヒューマックス MALICE |
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ストーリー | レイプ殺人事件が頻発していた町。大学に勤めるアンディと妻のトレーシーの家の3階に医者のジェッドが住むことになった。トレーシーは腹痛の持病があり、倒れてジェッドの執刀で子宮摘出することに・・・ | |||
監督 | ハロルド・ベッカー | |||
出演 | ニコール・キッドマン | アレック・ボールドウィン | ビル・プルマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | レイプ殺人が絡んでくるぞ!と2度目を観たのにまたミスリードされてしまった。すごい悪女を演ずるキッドマン。ビル・プルマン演ずる夫がどうしてこうも騙されるのだ?などと疑問は持てない。何しろ観てる者が騙されるんだもの(苦笑) で、一旦筋がわかってしまえば、それほどでもないプロットなんですよね。キッドマンの悪女ぶり。グウィネス・バルトローの死体。見所はあるのですが、どんでん返しの映画と同じように、何度も観たくないです・・・だけど、忘れたころにまた・・・ (2004.10)
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