浮草 | 1959 日本 大映 |
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ストーリー | 旅芸人嵐駒十郎一座 | |||
監督 | 小津安二郎 | |||
出演 | 中村雁治郎 | 京マチ子 杉村春子 |
若尾文子 川口浩 |
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音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 京マチ子、若尾文子がとても綺麗。映像もカラーになってから数年経ち、綺麗になった。 雁治郎と京マチ子が雨の中向かい合って口論するシーンはブルブル震えさせられるほどの迫真の演技であった。全編通してタバコを吸うシーンが印象的で、この時代の映画の小道具としては欠かせないものだと感じる。川口浩・・・若いなぁ。。惜しい人を亡くしたもんだ。 (2003.12)
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浮き雲 | 1996 フィンランド ユーロスペース DRIFTING CLOUDS KAUAS PILVET KARKAAVAT |
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ストーリー | 不況のため共に失業してしまった夫婦。妻は給仕長をやっていた経験を活かそうと、夫は電車の運転士をやっていたことを活かそうと職安にも通うもののなかなか見つからない・・・ | |||
監督 | アキ・カウリスマキ | |||
出演 | カティ・オウティネン | カリ・ヴァーナネン | エリナ・サロ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | あぁ、つらい。失業中の身には耐えられないシーンの連続(笑) 個人経営のレストランが閉鎖になったのはしょうがないこととして、夫の路面電車会社のリストラ方法はカードを引いて決めるといったもの・・・こりゃひどい。妻は38歳、夫は40代。初めての失業経験だとわかるくらい、次の職探しが甘い。まぁ、今の日本も似たようなもの。 ローンで購入したSONYのテレビ。その前にソファや本棚のローンも残っていた。失業なんてアッという間の出来事だったのかもしれないけど、どん底に向かう人生にはいかに耐え忍ぶことができるか?・・・これが人生を生き延びる術なんでしょうな。飼い犬にもその生活感が伝わって、居候然としているところが微笑ましかった。 映画がつまらなかった!金返せなどとモギリ嬢に訴えるが、それは夫の実の妹。最初からタダで入場してんのに(笑)。その他にもクスっと笑えるシーンはあるんだけど、悲惨な生活を想像してしまうのか、会場では誰も笑わない。先日観た『街の灯り』も似たような展開があったし、これが三部作の原点なのでしょう。 しかし、レストランの仲間、それに元支配人。長年仕事をしてきたことが温かい友情を生む。中でもアルコール中毒のラユネンをアル中更正施設に入れてあげるなんて最高でした。 1996年カンヌ国際映画祭コンペ (2007.9)
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雨月物語 | 1953 日本 大映 |
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ストーリー | 戦国時代、近江の国の百姓源十郎は、出世欲だけの弟藤兵衛と供に町へ焼き物の行商に出る。。。 | |||
監督 | 溝口健二 | |||
出演 | 京マチ子 | 水戸光子 | 田中絹代 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 「雨月物語」をベースにしてはいるが、予想していた内容とは違っていた。それはともかく幻想的な琵琶湖や屋敷の庭が良かった。カメラワークも時折地面を這うような目線で描いたりして凝っている。 弟の出世欲の醜さは言うまでもないのですが、善良な市民の源十郎までをも色欲にかられ人生に失敗するという脚本には疑問。小市民は耐え忍んでコツコツと働きなさいと訴えているような考えもできるからだ。もっと戦や圧政に翻弄される農民を描いてほしかった。 1953年ヴェネチア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞、イタリア批評家賞 (2004.4)
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