笑の大学 | 2004 日本 東宝 |
|||
ストーリー | 昭和15年、演劇にはすべて検閲が義務付けられていた時代。一人の喜劇作家が検閲官と7日間に渡る駆け引きをする。。。自らの舞台劇を映画化した作品。 | |||
監督 | 星護 原作・脚本:三谷幸喜 | |||
出演 | 役所広司 | 稲垣吾郎 | 小松政夫 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 『ホテルビーナス』『茶の味』『NIN×NIN』『2046』(ハウルの動く城)・・・そしてこの作品。SMAPのメンバー出演映画が今年は出揃いましたね。。。えっ、一人忘れてるって? 映画はほとんどが検閲官の取調室という個室の中で繰り広げられる舞台劇。それもそのはず、元々はラジオドラマ、舞台劇と演じられてきたのだ。が、そういうことは全く知らないで鑑賞したため、純粋に映画として楽しんできました。 「ジュリオとロミエット」「お国のため」・・・この辺りで、もうハートはすっかり掴まれてしまいましたが、次から次へと堅物検閲官が無理難題をふっかける面白さ。真面目に、誠実に駄洒落を解説する面白さ。最近の日本コメディ映画に多いオバカでポップなノリとは全く異質であり、毒の無い古き良き邦画黄金時代をも彷彿させる(と言っても、その頃は生まれてません・・・)。ひょっとすると、若い人がこの映画を観ても「オヤジギャグ」としか受け止められないところもあるだろう。実際、映画館でも大笑いしていたのは年配の人が多かった。 しかし、忘れかけていた本格的な日本コメディー映画。対象年齢は若干上の方だと思うが、笑いと涙と感動をプレゼントしてくれたよ。ゴローちゃんはSMAPの中で一番の正統派俳優になりましたね。 本日、『トリコロールに燃えて』も観たのですが、同じような時期、日本ではこの映画のように表現の自由が許されない世の中であり、フランスでは自由を謳歌する世の中。日本と海外を比較するのも面白い。 (2004.11)
|
嗤う伊右衛門 | 2003 日本 東宝 |
|||
ストーリー | 浪人に身を落とした伊右衛門は御行乞食の又市から民谷岩との婚姻を勧められる。笑いのない伊右衛門と岩の結婚生活はつつましくも静かに過ぎていったが、筆頭与力の伊藤喜兵衛の策略により離縁状態に・・・・ | |||
監督 | 蜷川幸雄 原作:京極夏彦 | |||
出演 | 唐沢寿明 | 小雪 | 香川照之 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 四谷怪談を見事に昇華させた京極作品。怪談ではなく純愛ストーリーだ。お岩の顔の崩れも病気によるものだし、その醜い右半分を承知の上で結婚した伊右衛門だった。四谷怪談を期待していた人にとってはガッカリだろうけど、ここまで全く違うストーリーに違和感なく仕上げた力量に天晴れです。 おおおと唸ってしまいそうになったのは、梅のおっぱいだった。 しかし、蜷川幸雄という方もよほどお岩さんに未練があるのか、『魔性の夏』ではダメダメ映画だったのをよくぞ違ったモノに仕上げました。ここまですればすごい。 (2005.1)
|
笑う大天使(ミカエル) | 2005 日本 アルバトロス |
|||
ストーリー | 母親が死んで伯爵家に引き取られた | |||
監督 | 小田一生 | |||
出演 | 上野樹里 | 関めぐみ | 平愛梨 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★ |
コメント | おチキンおラーメンといえば、日本で最初のインスタントラーメンだ。そして開発したのは日清食品だ。 日清食品と日清製粉は全く関係がないらしいが、日清製粉の社長の娘が美智子妃殿下であったことを考えると、お嬢様学校に無関係であると一概に言えないのかもしれない。奇しくもチキンラーメンが発売された年と民間人が皇室に入ると宣言された年がともに1958年であることを考えると、チキンラーメンはまさにお嬢様食品だと歴史が語っているような気がしてくるから面白い。 NHK朝の連続ドラマ「てるてる家族」でインスタントラーメン開発に関する話があったらしいのですが、主人公一家の三女が上野樹里だったことも興味深いです。彼女が実際にチキンラーメンが好きかどうかは知りませんが、あの庶民的な顔立ちからするとラーメンを食べる姿がとても似合っていました。この作品の舞台は超お嬢様学校なのですが、主役3人が全て庶民的なところも好感が持てます。しかし、その好感度もストーリー構成の手抜きによって一挙に崩れ去りました。 結局、何がメインだったのでしょう?誘拐犯を退治するところ?それならそれで、伏線をいっぱい張っておいて、スリリングな展開にしてほしかった。チキンラーメンがテーマなのか、超能力を身につけたのがテーマなのか、愛読書の話がテーマなのか、さっぱりわかりませんでした。もしかすると、CGの犬ダミアンが主人公なのかと考えてもみたのですが、それだと『スクービー・ドゥー』と変わりありません。しかも色が違うだけで、スクービーにそっくりなんです。 元が漫画であるので、目指した雰囲気はわかるのですが、この手の漫画の実写化はつまらないものが多い。漫画チックなCGがとても良かっただけに残念な仕上がりでした・・・ (2006.9)
|
悪い男 | 2001 韓国 エスピーオー BAD GUY |
|||
ストーリー | 売春街のヤクザハンギが女子大生ソナに目をつけた。彼氏のいる前でいきなり唇を奪うという行為は難なく済んでしまったが、彼女が本屋で財布を拾ったことから・・・ | |||
監督 | キム・ギドク | |||
出演 | チョ・ジェヒョン | ソ・ウォン | チェ・ドンムン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 本屋で美術史の本のページを1枚切り取る・・・その横に置いてあった財布を拾う。巧妙な罠だと気付くこともなくソナはネコババしようとするが、財布の持ち主から追いかけられ借金を背負うことになった。 ハンギはマジックミラーの隠し窓からソナを眺める。客をとり、抱かれているソナを見るだけなのだ。好きだという感情とは別の、監禁にも似た欲望。ハンギの子分も金を払ってソナを買うが、ハンギは黙って覗くだけ。他の女は抱くのに彼女だけには手を出さないのだ。 堕ちていう女の描写よりも、一途なヤクザの純愛を描きたかったのか・・・それよりも子分がソナを愛したことへの反発や嫉妬も感じられたが、悪には悪の論理があるような描き方。後半に暴力だらけとなるが、ハンギの不死身っぷりが気に入らなかった。そこまで悪に徹するのなら、入水自殺する光景を見て何かが変わらなければならないと思うのだが・・・ (2007.1)
|
悪いことしましョ! | 2000 アメリカ FOX BEDAZZLED |
|||
ストーリー | コンピュータ会社に勤めるエリオットは人づきあいが下手で、好きな女性ともうまく話せない。片思いのアリソン(オコナー)への想いのため、美女の悪魔(ハーレイ)と契約してしまう。 | |||
監督 | ハロルド・ライミス | |||
出演 | ブレンダン・フレイザー | エリザベス・ハーレイ | フランシス・オコナー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 魂と引き換えに七つの願いをかなえてくれるという契約。まずは誰もが願う愛する人との結婚と大金持ち。かなえてみるとコロンビアの麻薬王になっていた(笑)センシティヴな男、NBAのスーパースター、大統領。どれも失敗。 な〜んだ、最後にはアリソンのしあわせを願って悪魔から解放か。でも人生を積み重ねると、そういう結果になるのかもしれんな〜。 2001年MTVムービーアワード衣装賞ノミネート (2008.10)
|
悪い奴ほどよく眠る | 1960 日本 東宝 |
|||
ストーリー | 日本土地利用開発公団副総裁・岩淵の娘佳子と西幸一(三船)の披露宴が行われようとしていた・・・彼は5年前に汚職事件疑惑の幕引きを図った古谷の一人息子だった・・・ | |||
監督 | 黒澤明 | |||
出演 | 三船敏郎 | 森雅之 | 香川京子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 黒澤ブロダクション第1作は時代劇が続いた作品群から一新、社会派サスペンスドラマとなった。 披露宴では無骨な三橋達也のスピーチが印象的だが、その直後に二度目のウェディングケーキが登場。それが5年前に飛び降り自殺した男の新庁舎ビルの形。飛び降りた7階に目印がしてあった・・・不気味。 娘婿となった西はまたもや汚職問題で渦中にあった課長補佐の和田(藤原釜足)が自殺しようとしているところを助け、彼の葬式まで用意した。狙うは公団課長の白井(西村晃)。幽霊を出現させたり、闇の金を盗んだり、復讐劇が始まったのだ。 汚職トリオ(森雅之、志村喬、西村晃)のうち、下の西村晃に対しては殺すに至らず、狂人と化すまで追いつめたにとどまった。やがて加藤武と戸籍交換した三船敏郎も正体がバレることになったが、家を飛び出し、追跡してきた志村喬を逆に捕えることになった。後半になってからは「憎みきれない」という精神的もろさや三船・加藤が自首して解決を図る計画が見えてくる。 そして、「兄が西を殺しに行った」と嘘をついて佳子さえも騙す公団副総裁。自分の保身のためには家族だって利用する本物の悪党だったわけだ。駆け付けた佳子(香川京子)と兄の三橋達也だったが、三船敏郎は殺されていた・・・泣き叫ぶ本物の西幸一(加藤)。 最後の最後、副総裁の岩淵は生き残り、全て証拠隠滅。「昨夜は一睡もしませんでしたので・・・」という最後のセリフがタイトルと違うではないか!と、裏にはまだ大物政治家が潜んでいることをうかがわせる。子二人が親子の縁を切るとタンカを切って去ることによって、幸せにはならないんだろうけど、悪い奴が生き残ることの空しさに観客は極上の社会派映画をプレゼントされるんだろうなぁ。 (2008.10)
|
ワールド・オブ・ライズ | 2008 アメリカ ワーナー BODY OF LIES |
|||
ストーリー | 死と隣り合わせの危険な任務に身を投ずるCIA工作員フェリスと安全なところで指示を送るベテラン局員ホフマン。テロリストの首謀者アル・サリームの隠れ家の情報によってヨルダン情報局のハニと接触するよう指示を受ける・・・ | |||
監督 | リドリー・スコット | |||
出演 | レオナルド・ディカプリオ | ラッセル・クロウ | マーク・ストロング | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 飛行機は快適だったよ。機内で『タイタニック』も観たし・・・ 『ポセイドン』を観たというのはギャグに違いない!と確信したため、10年前にボクシングをやってたこともギャグだと感じてしまった。ディカプリオの熱演よりももアラブ人の中に溶け込んでしまう成り切り役作りや、下っ腹がせり出していることを強調するクロウが印象に残る。 「イスラム人は世界中の人間をイスラム教に改宗させるつもりだ」という欧米人のとらえ方も偏見に満ちているし、コーランの解釈の違いなど、奥が深い台詞もいっぱい。それにアラブ語に精通するCIA局員フェリス(ディカプリオ)が住めば都と言わんばかりに中東が好きになっているのに、完全に同化することができない矛盾。そりゃ、アラブ人を非情にも殺してしまうし、建築家のサディキ(アリ・スリマン)をハメてしまうなんて、先を読まないやんちゃっぷりの性格のためでしょう。このアリ・スリマンという俳優はどこかで見たことがあると思ったら、『パラダイス・ナウ』で自爆テロの任を与えられた人なのね・・・ 鮮明なピンポイントの衛星映像によってテロリストを監視するCIA。俯瞰図が徐々に人物のアップになるにつれ、空恐ろしくなり鳥肌が立ってしまうほど。ここまでわかってるのなら現実の誤爆はなぜ起こるんだ?と疑問を持ちつつ、結局はこの作品そのものにも嘘があるんじゃないかと勘ぐってしまいます。アメリカのハイテク戦略・・・やっぱり怖い。 台詞にもあったようにホフマン(ラッセル・クロウ)の考え方はアメリカそのものだったのだろうけど、フェリスだってアメリカそのものだったように思う。それが自ら危機に陥って、漸く間違いに気づく。イラクに対する政策への批判も感じられるけど、まだまだ甘い。そうなったのも恋愛によるものだったし、結末だってハリウッド的。全体的には面白いとは言えないのですが、砂漠で衛星映像を煙に巻くテロリスト側の作戦は最高だった! (2009.1)
|
ワールド・トレード・センター | 2006 アメリカ UIP WORLD TRADE CENTER |
|||
ストーリー | 9.11同時多発テロ。貿易センタービルに旅客機が激突。港湾警察にも召集がかかり、現場へ向かった警官たち。班長マクローリンを先頭に4人の部下が志願し救助に向かうが・・・ | |||
監督 | オリバー・ストーン | |||
出演 | ニコラス・ケイジ | マイケル・ペーニャ | マギー・ギレンホール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ニコラス・ケイジが扮するジョン・マクローリン・・・『ダイハード』の主人公の名前の由来もここからだというのは全くのデマです。 名前が似ているだけではなく、なかなか死なない男という共通項もあり、演ずる俳優がハゲ疑惑があることまで一緒だと、どうしてもブルース・ウィリスを思い出してしまいます。しかも、部下であるウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)が映画『G.I..ジェーン』の話を持ち出すものだから、「元妻デミ・ムーアくらい思い出せよ」と心の中で突っ込んでしまいました。などと書くと、ツッコミ箇所が多い映画かと思われがちですが、瓦礫の下敷きになり息が詰まりそうになるほどの緊迫感の中ではそんなこと考える余裕もなくなってくる映画なのです。 9.11同時多発テロ。何度も見た旅客機激突映像は実際の現場に向かった警官たちは見ていない。下手糞なパイロットが操縦ミスしたんだという言葉に象徴されるように、何が起こったのかもさっぱりわからない状況。とにかく人命救助という職業意識だけで本能的に行動を起こし、爆弾テロを経験していたサージの下、命を顧みずビルに突入する。てきぱきと行動する中にあっても、彼ら警官たちは異常事態のため困惑を隠せない。しかし、マクローリン班長はエレベーターのシャフトが折れるという突発事故でも適切な判断を下す・・・気づくと暗闇の中。瓦礫の下敷きになってることさえもわからない状況にあって、生存者の確認。ここから生き抜くことだけを考える彼らの物語が始まる。 プチっとフィルムが切れたかのような暗闇の画面。これが何度も登場し、意識が一瞬途切れたかのような効果を生み出して、自分の命を確認する。愛する家族のことを思い出したり、親しくなかった同僚にも「アイ・ラヴ・ユー」と告げる。救助を待つ、人を信ずる、生きる希望を失わない。「眠ってしまったら死ぬぞ」と激を飛ばす。絶望的な状況下にあって、二人の警官が命の絆で結ばれていく様子に心打たれてしまいました。 一方、彼らの安否を気遣う家族の描写もリアルでした。『炎のメモリアル』でも「家の前に赤い車が止まって・・・」という悪い知らせが届くのではないかという不安が描かれてましたが、ここでも家族のこわばった表情のおかげで感情移入しまくりました。特にマギー・ギレンホール演技は見事なもの。なんとか助演女優賞あたりをとらせてあげたい。 「政治的メッセージは排除した」と言うオリバー・ストーン監督ですが、「テロを政治に利用しているだけだ」と批判のコメントも残している。その心意気は映画を観るだけでは伝わってこないのかもしれないけど、一人の命を救うことがどれだけ大変なことなのかということがひしひしと伝わってきます。「テロに屈してはならない」といった上からの妄言ではなく、命の尊さを現場のほうから訴えるといった内容。かつての社会派監督しての鋭い批判精神は弱まっているのかもしれませんけど、人間の本質、生きることの素晴らしさを描いたものに違いありません。 (2006.10)
|
ワルボロ | 2007 日本 東映 |
|||
ストーリー | 80年代の立川市。勉強一筋だった中3のコーチャンは幼馴染のヤッコとケンカをして不良の快感を覚える。不良グループの仲間に入り、ケンカに明け暮れる日々が続き・・・ | |||
監督 | 隅田靖 | |||
出演 | 松田翔太 | 新垣結衣 | 福士誠治 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ミミ萩原は好きです。 仲村トオルも出演していることだし、『ビー・バップ・ハイスクール』のようなつまらない映画かと想像していましたけど、違いました。“那須博之氏に捧ぐ”という言葉も見当たりません。ゲッツ板谷の半自伝的小説ということもあり、漫画チックではないし、何しろ主人公は不良高校生ではなく、不良中学生なんです! 中3になるまで勉強一筋だった主人公のコーチャン(松田翔太)。ちょっとしたケンカが不良の道に入る契機となってしまいましたが、なんとなく気持ちが伝わってくる。80年代の東京立川市。米軍基地の残骸とか、競輪場とか、それだけ聞くと不良の温床なのかもしれませんけど、全国どこでも大同小異じゃないのかなぁ。校内暴力が世間を騒がせた頃でもあるし・・・ 主人公が圧倒的にケンカの強いタイプではないし、どちらかというと負けてばかり。映画では暴力ばかりが目立ってしまいますが、全てを肯定してるわけでもなさそうだし、負けたあとの清々しさまで感じてしまう。70年代に流行った暗いタッチの暴力映画とは一味違いました。笑えるシーンが多いこともあるのでしょうか、『パッチギ』でのケンカと同じように爽快感さえ残るのです。 リーゼントにボンタン、短ラン。自分の時代には短ランなんてなかった・・・長ランだったよ。などと、ちょっとの時代の差も感じられるけど、ミミ萩原、アグネス・ラム、そしてブルース・リーのポスターには懐かしさを感じてしまう。ワルくてボロい・・・ワルボロ。彼ら不良中学生が吸っているタバコはみなマルボロだったりする。 (2007.9)
|
ワーロック | 1959 アメリカ FOX WARLOCK |
|||
ストーリー | 無法者たちが暴れていて困っていたワーロックの町。保安官まで追い出されてクレイが招聘される。カウボーイ仲間だったジョニーは自分の手で解決しようとするが・・・ | |||
監督 | エドワード・ドミトリク | |||
出演 | リチャード・ウィドマーク | ヘンリー・フォンダ | アンソニー・クイン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 法を守る一点張りの雇われマーシャルのヘンリー・フォンダ。元は悪であり、アンソニー・クインがついてまわるので町では反対する者もいたのだ。暴れん坊たちは町に来なくなったが、リリー(ドロシー・マローン)という女性の存在がややこしくさせる。 ありきたりのストーリーではないし、アンソニー・クインの心がよくわからないけど、悪と善の挟間で苦悩するヘンリー・フォンダが面白い。ドンパチが少ない分、流れ者保安官をクールに決めているところがいいな・・・ (2008.4)
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||