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WASABI 2001 フランス
K2=日本ビクター
WASABI
ストーリー  やりすぎの刑事ユベール。署長の息子に重傷を負わせ、謹慎処分をくらった。19年前に唯一愛した日本女性が死亡したと伝えられ、日本へ向かう。残された娘ユミの遺産は二億ドル、何者かに命を狙われ・・
監督 ジェラール・クラヴジック 製作:リュック・ベッソン
出演 ジャン・レノ 広末涼子 ミシェル・ミューラー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★
コメント  石原都知事の提唱で実現した「東京ロケーションボックス」の本格活用第1号作品ということが映画の質にも影響しているのであろうか?ギャグも寒いし、抑揚の無い流れ。リュック・ベッソンも金が有り余っていたのかもしれない。
 とにかくアクションのロケを日本にしたことで、ストーリーも設定もくそ映画になってしまった。ジャン・レノのアクションと広末ファンのためだけの映画。ツッコミ箇所が多すぎて、数える気にもならなかった。
(2005.2)

ワースト☆コンタクト 2005 日本
ファインフィルムズ
ストーリー  “死神”と呼ばれる極道の生垣幸太郎。ひょんなことから地球を滅亡させるためにやってきた異星人と遭遇し・・・
監督 多胡由章
出演 哀川翔 板尾創路 有坂来瞳
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★
コメント  哀川翔の子分が我修院達也。声が『千と千尋の神隠し』の青蛙と一緒なので気持ち悪い。取り引きの直前に板尾創路が子供一人を連れ去ろうとしていた現場に遭遇するが、「地球を侵略しにきた」という。話を聞くと、幸太郎が友人とともに20年前に助けてやった川田という宇宙人だったのだ。 ケツの奥にあるボタンを押せば核ミサイルに変身するという宇宙人。怪我をしても牛乳をかければ治るという体質なのだ。
 ヤクザの取り引きとか、刑事や警官が入り込んでとてもつまらなくしている。板尾だけがクスっと笑えるキャラなだけに脚本がもったいない。素人の脚本かなぁ・・・
(2007.2)

忘れられない人 1993 アメリカ
MGM=UIP
UNTAMED HEART
ストーリー  生まれつき心臓に欠陥のある少年アダムは、孤児院で尼僧から「冒険家の父と戦って死んだヒヒのものだから」と聞かされて育った。町のカフェで働く彼は、美容師を目指すウェイトレスのキャロラインを遠くから見ているだけだったが、彼女が暴漢に襲われるところを助けたことから付き合うようになるが・・・
監督 トニー・ビル
出演 クリスチャン・スレーター マリサ・トメイ ロージー・ペレス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  結末も最初から想像ついてしまうような内容。だけど、最後まで目をそらすことが出来ないような恋愛映画。スレーターの細かな感情が描写されているところがいい。男の目から見ても、守ってあげたくなるような人物設定は好感が持てる。
 アダムは恋愛とは縁がなく、まるでストーカーのようにキャロラインを見守っているだけ・・・キャロラインが彼に好感を持ってからは戸惑うばかりの描写。レコードを一緒に聞こうとするシーンは何故だか好きな場面。自分にも少年のような心が残っているような気がしてうれしくなってきた(笑)。この映画で、マリサ・トメイが好きになってきた。もう40歳かぁ。
 テーマ曲として使われている“NatureBoy”も日本語訳の歌詞を読んでいくと納得。忘れられない映画になるかなぁ・・・

1993年MTVムービーアワード キス・シーン賞
(2004.10)

忘れられぬ人々 2000 日本
ビターズ・エンド=タキ・コーポレーション
ストーリー  空襲で家族を亡くした木島(三橋)、老婦人に人目ボレした伊藤、余命いくばくの妻(内海桂子)を持つ居酒屋店主村田はパラオ島での戦友。村田の妻の入院先の看護婦が戦地で死んだ金山の孫だとわかり、同窓会を開く。
監督 篠崎誠
出演 三橋達也 大木実 青木富夫
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  戦時中の回想と、老人たちのノスタルジーを描く映画だとばかり思っていたら、すごい展開にびっくりしました。
 戦時中の夢を見るようになった木島をはじめとして、色々と思い出話に花が咲く。その回想シーン。金山のたどたどしい言葉からすると、明らかに朝鮮人だ。このことに関しては他に全く言及がない・・・
 看護婦金山百合子(真田麻垂美)の恋人(遠藤雅)はプータローだったが、ユートピア・コーポレーションという福祉の会社に就職する。この研修がすごい。完全にカルト宗教の洗脳だった。戦後民主主義を否定し、人間悪を主張するもの。コンセントや配電盤の取り替え詐欺。意外な小ネタにびっくりです。しかし、これは悪徳リフォーム業者じゃなくて、老人宅に盗聴器を取り付けるという謎の会社。盗聴により一人暮しの老人の家庭環境を探り、霊感商法でモノを売りつけるヤツだ。この不気味な会社の社長が篠田三郎。何度もアメリカに行き銃を持っているという恐ろしい設定。
 ラストの急展開にはちょっとやりすぎ感が漂うものの、かなり社会派の問題提起と、何かをやり残した帰還兵という老人のテーマ。心に染み入るというよりは、色々と考えさせられる映画だった。

2000年日本映画プロフェッショナル大賞ベスト10第10位
(2005.8)



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