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48時間 1982 アメリカ
Par=CIC
48 HRS.
ストーリー  囚人が仲間の助けを求めて脱走。相棒を殺されたケーツ刑事は犯人たちと繋がりのある黒人レジーに捜査協力を求めるのが、犯人ガンツから守りたいものがあるレジーは外に出してくれと訴える。なんとか48時間という制限付きの仮釈放となったが・・・
監督 ウォルター・ヒル
出演 ニック・ノルティ エディ・マーフィ アネット・オトゥール
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  テレビで何度も観てるというのに、ついついまた観てしまう面白さ。犯人を憎むニック・ノルティの気持ちが痛いほどわかり、おとぼけエディ・マーフィに何度もヒヤヒヤさせられる。
 刑務所内のエディ・マーフィはポリスの「ロクサーヌ」を歌っている。仮出所するまではちょっとおざなりな表現だったが、相棒を撃ち殺されてしまう苦悩など心理描写がよかった。コンビを組んでからも、信ずることがテーマとなり、エディ・マーフィの何を考えてるかわからないところなどは上手い作りだ。ケーツ刑事のダーティだが人がいい性格。ニック・ノルティの中では一番いい映画?

1982年LA批評家協会賞音楽賞
(2005.10)

48時間PART2 帰ってきた二人 1990 アメリカ
Par=UIP
ANOTHER 48 HRS.
ストーリー  ガンツの弟が殺しを頼まれる。ターゲットはレジー・ハモンド。一方、麻薬王アイスマンを追跡していたジャック・ケーツ刑事は内務調査室にも睨まれ、窮地に立たされる。
監督 ウォルター・ヒル
出演 ニック・ノルティ エディ・マーフィ ブライオン・ジェームズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  相変わらず「ロクサーヌ」を歌うエディ・マーフィ。前作から8年も経っているのに、話をつなげようと努力の跡が見られる。ケーツ刑事に金と車を預けたことを後悔しているのだ。
 この当時の流行りだったのだろうか、刑事の汚職ものと内務調査室の社会派映画。ハメられて銃と警察バッヂと取り上げられる展開。途中の裁判のシーンなどはちょっと惜しい。前作もそうだったが、中華街が悪の巣窟のような描き方。そして、必要がないと思えるくらいのどんでん返し。ニック・ノルティのアクションが冴えないのはしょうがないけど、アクション映画と社会派刑事映画を一緒にしてしまったところに難ありか・・・
(2005.10)

40歳の童貞男 2005 アメリカ
UIP
THE 40 YEAR OLD VIRGIN
ストーリー  電器店に勤めるアンディはオタクな40歳。ある日、彼ははひょんなことから自分が童貞である事実を仕事仲間であるデビッド、ジェイ、キャルたちに知られてしまう。驚いた3人はどうにかしてアンディに初体験をさせようといろいろ世話を焼き始める。
監督 ジャド・アパトー
出演 スティーヴ・カレル キャサリン・キーナー ポール・ラッド
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  黒人のジェイなんて、ただ数をこなせと言ってるだけだし、デビッドに至っては自分の元カノの未練が邪魔して・・・
 店の向かい側にあるネット競売業者(?)のトリシュ(キーナー)が当面のターゲットとなったのだが、いざベッドインとなるとコンドームの使い方がわからない上、彼女の娘が部屋に入ってきてしまう。
 胸毛を脱毛するエステティシャンは日本人だったし、最初のデートした炉辺焼きの店も日本の店。誕生日のサービスで「しあわせなら手をたたこう」を歌ってくれた。

 エイジアのサイン入りポスターがどうのこうの冷やかされていたアンディだったけど、クライマックスでエイジアの曲がかかったときは笑ってしまった。その他、マイケル・マクドナルドとかチャカ・カーンとか、70〜80年代あたりの音楽が最高だった。

2005年放送映画批評家協会賞コメディ作品賞
2006年MTVムービーアワード コメディ演技賞(カレル)
同作品賞、演技賞、ブレークスルー演技賞、チーム賞ノミネート
(2007.10)

4分間のピアニスト 2006 ドイツ
ギャガ・コミュニケーションズ
VIER MINUTEN
ストーリー  ピアノ教師として刑務所に赴任してきたクリューガー。殺人犯として収監されているジェニーの才能を見出して、彼女をなんとしてでもコンテストで優勝させることを計画する・・・
監督 クリス・クラウス
出演 モニカ・ブライブトロイ ハンナー・ヘルツシュプルング スヴェン・ピッピッヒ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  どこでピアノを習ったの?・・・日本、山下洋輔先生のところで・・・
 下劣な音楽はやめなさい!と、きつい言葉を投げかけるトラウデ・クリューガー(モニカ・ブライブトロイ)先生。その下劣な音楽を愛してやまない者にとっては当然ジェニーに肩入れしてしまうのですが、思いだすのは池田理代子著の「オルフェウスの窓」。天才的ピアニストでありながら生活のために酒場で庶民向けの曲を演奏するイザークの姿が忘れられなかったりします。
 物語は殺人犯として収監されているジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)のピアニストとしての才能を見出したクリューガーが彼女をコンテストで優勝させようとするもの。囚人から成り上がる物語といえばほとんどがボクシングだったりするので、それだけで新鮮。しかもレッスンを始めようとした途端に暴力事件を起こして独房に入れられたりするのです・・・
 前半では、ジェニーが手錠をかけられたまま後ろ向きで演奏するシーンが圧巻。もしやエルトン・ジョンとかキース・エマーソンンにも師事したのですか?と訊ねてみたくなったほどです。そこからは自分の好きな音楽を押し殺してまで、シューベルトやベートーベンを練習するジェニー。このままでいいのか?などと、低俗音楽ファンとしてはヤキモキしてしまいます。
 先生と生徒の葛藤は凄まじいものだったし、クリューガーに心を開いてゆくジェニーの心理描写も絶妙。ただ、このままジェニーが主人公になってしまうのならありふれたサクセスストーリーになりがちなのですが、徐々にクリューガー先生の過去が明かされていきます。序盤にもナチスを憎み続けている彼女の言動が見られたのですが、戦時中には看護婦として活躍していたこともありユダヤ人でもなさそう。独身を貫いたことにも意味がありそう・・・などと、スクリーンの中の若いクリューガーと老けメイクを施された彼女にぐいぐい引き込まれてゆくの。
 ダンスシーンやキスシーンによって心を打ち融けあった2人にも和まされ、ピアノコンテストの予選を勝ち上がっていくにつれ、そのベタなところに高まった鼓動もダウンし始めた。養父に犯された話や、その養父がジェニーの無実を訴えるシーンがあっても、最後のコンテストに期待できなかったのです。「へ〜、シューマンを選んだのか」と冷静に観てしまったくらいです。しかし!
 4分間の演奏は度肝を抜くパフォーマンスでした。最後まで諦めないで観ていてよかったと思える瞬間。だから映画ファンはやめられない。決してラストの音楽が素晴らしいとは言わないけど、鬱屈していた彼女の心の自由を解き放った瞬間。呆気にとられていた観客と同様、演奏が終わって数秒たってから、心の中で拍手を送っていました・・・

白木加絵、シューベルト木吉佐和美

2007年ヨーロッパ映画賞エクセレント賞ノミネート
2006年ドイツアカデミー賞作品賞、主演女優賞
(2008.2)








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