ユー・ガット・メール | 1998 アメリカ ワーナー YOU'VE GOT MAIL |
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ストーリー | NYで小さな本屋の店員をしているキャスリーンはネットで知り合ってメールのやりとりをしているNY152の存在が気になっていた。折りしも近所には大手の本屋がオープンしたばかりだった。 | |||
監督 | ノーラ・エフロン | |||
出演 | トム・ハンクス | メグ・ライアン | グレッグ・キニア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 結局本屋を廃業に追い込んだことについては解決してないのか・・・何だか不満が残る。お互いの恋人と別れる件も軽すぎて、前半・後半の二つのドラマを見せられた気分になった。まぁインターネットを中心にしたことは成功なのだろう・・・ダイアルアップ回線が懐かしく感じるけど(笑)。ジョーがいつ正体を明かすのか、と終盤はそればかり考えさせられていました。 『桃色の店(1940)』のリメイクになるらしいが、脚色は素晴らしい。特に『ゴッドファーザー』の台詞を引用するところがいい。確認したくなってきた。エンディングにはFOX書店の児童文学コーナーに「街角の店」という名前を付けるとか、そういうのを予想したのに全くはずれてしまった。 1998年ゴールデングローブ賞女優賞ノミネート (2004.6)
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雪国 | 1957 日本 東宝 |
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ストーリー | 川端康成の「雪国」 | |||
監督 | 豊田四郎 | |||
出演 | 池部良 | 岸惠子 | 八千草薫 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 「この指が君を覚えてるんだよ」と妙にエロいシーン。温泉に2人で入ってるシーンよりもエロいと思った。 芸者の駒子が岸惠子、葉子が八千草薫。さすがに若い!というか、こんな可愛い時期があったんだと驚いてしまう。もともと「雪国」が面白くないから、役者の演技とかエロっぽさを楽しむだけの映画だった・・・ (2004.6)
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ゆきゆきて、神軍 | 1987 日本 |
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ストーリー | 天皇にパチンコ玉を撃ち、人を殺したこともある奥崎謙三。戦争時に上官により銃殺された兵士の事件の真相を追究するため、当時の上官をたずね問い詰める。 | |||
監督 | 原一男 企画:今村昌平 | |||
出演 | 奥崎謙三 | 奥崎シズミ | 復員兵や警官たち | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★(太鼓) | ★★★★ | ★★★★ | 評価できない | ★★★★★ |
コメント | 「靖国」という言葉を聞いただけで相手に飛びかかる男、奥崎謙三。本人の思想や性格には賛同することはできないが、戦争の閉ざされた真実・戦争の狂気と残虐性を暴いていった手腕に拍手を送りたい。 頑なに口を閉ざした元上官。敵前逃亡の罪で銃殺した事実を、奥崎の脅しともとれる迫力に負けて重い口を開いていく。「人肉を・・・」という台詞がポンポンでてくる様子。普通の戦争映画全てが生ぬるく思えてしまうほど説得力がある内容だった(『生きてこそ』よりもすごいかも)。ボカシも修正もなく顔を出す復員兵たちの「生きるために仕方がなかった」と何度も語る凄惨な現場が、映像も伴わないというのにリアルに訴えてくる。これは森村誠一著「悪魔の飽食」と同じく、非人間的な戦争の醜さを表現した反戦ドキュメンタリーだと思う。 正直に自分の罪を認めて贖罪すれば、彼は納得する。「悪いのはヒロヒトだ!」と彼は叫ぶ。ニューギニア戦で生き残った数少ない彼は、「天皇にパチンコ玉を撃った」「人を殺してしまった」「上官を殴った回数は日本一」と豪語し、「いい暴力なら許される」と自説を曲げない。好きにはなれないが、我々に「筋を通すこと」や「真実を知ること」の大切さを教えてくれた。 普通の戦争体験談は戦争を知る上でもちろん有意義なことなのですが、その常識の裏にある人間の悪を暴き出したかのような事実も知らなければならない。戦争体験者が少なくなっていく現在の日本において、今後、どうすれば戦争の悲惨さを訴えることができるのかなぁ。 1987年ベルリン国際映画祭カリガリ映画賞 1987年ブルーリボン賞監督賞 (2005.3)
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雪に願うこと | 2005 日本 ビターズ・エンド |
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ストーリー | 経営していた会社が倒産の憂き目に遭い、傷心して故郷の北海道に帰る矢崎学(伊勢谷)。ばんえい競馬厩舎の大将として頑張ってる兄威夫(佐藤)が馬刺しにされる運命のウンリュウの世話を弟に頼む・・・ | |||
監督 | 根岸吉太郎 | |||
出演 | 伊勢谷友介 | 佐藤浩市 | 小泉今日子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | こいつぁ〜ヘモだな。痛いだろうから屁もこけない・・・ 「ばんえい競馬」なんて知らなかった。馬だってでかい!決着は鼻じゃなくてソリの最後尾だとか、興味深いウンチクもいっぱいあった。そんな馬たちの調教シーンでは、朝もやたちこめる中で馬の白い鼻息や地面から立ち上る湯気が幻想的で、生命の息吹さえ感じることができた。失意のどん底であったはずの矢崎学(伊勢谷友介)も生きることの喜び感じ取ったに違いありません。 会社が倒産。借金で首が回らなくなったキャシャーンに唯一残された武器は捨て身技「生命保険」だったのですが、自己破産申告書をつきつけた偉大なる指揮者の息子だって、一緒にいい思いも経験したこともあって、最後には情けをかけてくれたように思います。地道に生きていけば、いいことは必ずやってくる・・・世の中、捨てたもんじゃないよと訴えかけてきたような気がしたのも、厳しい冬の大地だからだったのでしょう。 やはり一番いい演技だったのは佐藤浩市。弟に対しては暴力も振るうが、自分の力で厩舎を守ってきたという自尊心と、馬にだけは手荒なことはしないという信念があった。「勝たなきゃダメなんだ」と女性騎手牧恵(吹石一恵)に激を飛ばすシーンでも弟への愛が感じられるのです。男はやっぱり長男がいい。こんないい男のところへ嫁に来てやってくださいよ(自分のことではない)とキョンキョンに言いたくなってきます。 さすがに伊勢谷の演技はだめでしたが、小学校校歌を歌ってばかりいた山本浩司が良かったですね。山下敦弘監督作品以外では初めていい演技を見たような気がします。その他、気になる登場人物が何人もいたのですが、なぜか中途半端でした。どうせならそうした人物描写は切り取ってしまったほうが良かったのでしょう・・・ストーリーは素晴らしいのに、いい俳優を使いすぎたためちょっと惜しい作品になったかも。 2005年東京国際映画祭グランプリ、監督賞、最優秀男優賞、観客賞 (2006.6)
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U-571 | 2000 アメリカ ギャガ=ヒューマックス U-571 |
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ストーリー | 第二次大戦下の1942年、ドイツ軍Uボートが故障のため停泊していたことを突き止めた米海軍は、暗号解読機エニグマを奪取するため、敵軍に成りすましてU-571に乗り込む計画を立てるが。。。 | |||
監督 | ジョナサン・モストウ | |||
出演 | マシュー・マコノヒー | ビル・パクストン | ハーヴェイ・カイテル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | いきなり魚雷を受けてS33が沈んでしまう!いやぁ、びっくりだ。 この映画は久しぶりにドイツ語と英語がしっかり分かれている潜水艦モノ戦争映画だ。CGも一切使わずリアリティにこだわった意気込みが感じられる(金かかってるなぁ)。英語圏とドイツ語圏の文化の違いを表現しているのも面白い。「だめだ!全部メートルで書いてあってわからない!」ですもんね(笑) ジョン・ボン・ジョビが出てるのも興味深い。が、どれが彼なのかわからない・・・歌ってくれなきゃ。敵ドイツ駆逐艦との戦いというより、乗っている潜水艦との戦いという雰囲気が良かった。まるで呪われた船のような感じがしました。ラストはあっけなかったけど。。。 2000年アカデミー賞音響効果賞 同音響賞ノミネート (2004.9)
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