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バタアシ金魚 1990 日本
ストーリー  水泳部のソノコに一目惚れした高校生カオルは、カナヅチであるのに水泳部に入部する。
監督 松岡錠司
出演 筒井道隆 高岡早紀 白川和子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★ ★★★
コメント  この映画を観たのはもちろん高岡早紀目当てだ。その後すぐに『忠臣蔵外伝』で脱いでしまったのはショックだった(笑)。やはりグラビアアイドル!水着の方が素敵ですよ。
 筒井は新人俳優賞なんてのを獲得してはいるが、下手です。

1990年日本アカデミー賞新人俳優賞(筒井)
1990年ブルーリボン賞新人賞(松岡)
(2004.8)

裸足で散歩 1967 アメリカ
PAR
BAREFOOT IN THE PARK
ストーリー  結婚したばかりのポールとコリー、他人も呆れるくらいにアツアツぶりだが、新居のアパートは変人だらけ・・・
監督 ジーン・サックス 原作・脚本:ニール・サイモン
出演 ロバート・レッドフォード ジェーン・フォンダ シャルル・ボワイエ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  ヴェラスコーという謎の人物。東洋かぶれでもあるが、『ティファニーで朝食を』ほど酷くない。中国か日本かさっぱりわからないけど・・・
 そのまま母親のロマンスになるかと思ったら、ちょと違っていた。それにしても、まじで5階から落ちるかと思った・・・ビビりました。

1967年アカデミー賞助演女優賞(ミルドレック・ナトウィック)ノミネート
(2004.10)

はだしのゲン 1976 日本
共同映画
ストーリー  1945年、広島。中岡家は貧しいながらも戦時下で暮らしていた。非国民の烙印を押されたゲンの父、大吉が特高に連行される。
監督 山田典吾
出演 三國連太郎 左幸子 島田順司
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  この映画は公開当時に観た。当時、『野性の証明』で三國連太郎が憎い役をやっていたので、正直言って面食らっていた(笑)。しかし、ま、これは反原爆、反戦の色がかなり濃い作品です。戦争に反対されるだけで非国民扱いされ、子供たちまでもが暴行を受ける。そんな風潮の中でも、勇敢にも戦争反対を口にする中岡家の主、大吉(三國連太郎)がいい演技で泣かせてくれます。原作とは違ったエピソード・・・大吉が戦争の絵専門の画家になることを拒否したことなどが追加されている等あって、前半はかなり練りこんである映画となり、原作を超えていると思います。
 後半は8月6日、原爆が落とされるまでの話。中岡家の柱時計がいい演出です。空襲警報が一旦解除されるというリアルさも、胸に込み上げるものを感じてしまい、あらためてこの8時15分の恐怖を思い知らされます。牧伸二も好演技。
(2004.8)

はだしのゲン 涙の爆発 1977 日本
共同映画全国系列会議
ストーリー  原爆が落とされた広島。生き残ったゲンは、生活のために一人浪曲や自殺狂言までして米を手に入れようとする。
監督 山田典吾
出演 宮城まり子 春田和秀 岩原千鶴子
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  こども中心のストーリーとなると、かなり厳しい演技力。宮城まり子の演技もいいが、ほとんどがアフレコとなると興ざめしてしまいます。メインの演技力はやはり市原悦子だな。ゲンの顔はこの第二弾が最も漫画に似ているかもしれない。
 細かなエピソードが多いため、画家の政二(石橋正次)を中心に組み立ててあると良かったのかもしれない。
(2004.8)

はだしのゲン第3部 ヒロシマのたたかい 1976 日本
ストーリー  浩二あんちゃんが帰ってきた。
監督 山田典吾
出演 原田潤 丘さとみ 桜木健一
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  桜木健一が一人演技派として頑張っていて、浮いている。というより子供たちの演技が全くなっていないのだ。特に野村という女の子はひどいもんだ。ラスト近くの朴さんのエピソードや予科練での浩二のエピソードが一番良かったかもしれない(『月光の夏』に繋がるような話)。ケーシー高峰やタモリ、赤塚不二夫その他の意外な人が出演していて面白い。
 特にこの第3部に当る部分は独立したエピソードという雰囲気があるので、やはり原作漫画をそのまま映像化している感が否めず、もっと感情移入しやすい映画らしい脚本にしてほしかった。何よりも、この第3部を作る必要性があったのだろうか?
 ラストのテーマ曲がゲン役の原田潤が歌ったもので、かなりすごいです。
(2004.8)

八月のクリスマス 1998 韓国
パンドラ
CHRISTMAS IN AUGUST
ストーリー  小さな写真館を営業する青年ジョンウォンは病気で余命わずか。ある日、交通警官のタミルが急ぎの現像を持ってきて以来、常連さんとなる。二人は次第に付き合うようになるが、恋人未満であった。
監督 ホ・ジノ
出演 ハン・ソッキュ シム・ウナ チョン・ミソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  台詞も少なく、ドキュメンタリー風でもある淡々とした展開にやられてしまった。観ているうちにアレコレ考えさせられ、主人公ジョンウォンの全ての行動が意味あるものに昇華してしまう。
 いかにもおじさんの笑い方だと思ったが、30そこそこ。幽霊のおならという笑える怪談話もいい。同僚とひとつベッドで寝るタミルもいいなぁ・・・女の子同士で寝るということは韓国では多いのかな?
 獅子座、20代後半とタミルに言い当てられ、30歳になる人生の節目の意味を考える。冒頭の葬式、家族写真を撮りにきた客のおばあちゃんの行動によって、死期が近づいてきている彼の気持ちがひしひしと伝わってくるのです。突如入院した彼の行動(実際には、彼女に何も知らせなかったという、何もしない行為)が理解でき、両サイドから見る者にとっては悲しくてしょうがなくなる。写真=思い出という単純なものにしたくなかったタミルへの愛情は、最後には彼女に伝わったのでしょうか。店頭に飾ってあった自分の写真を見たタミルの微笑がずっと印象に残ってしまいます・・・
(2004.12)

80日間世界一周 1956 アメリカ
WB
AROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS
ストーリー  1872年、ロンドンの社交場“社会改良クラブ”。フォグという男が80日間で世界一周できると豪語し、賭けに乗った。執事になりたてのパスパルドゥを連れて出かけるものの、列車が普通のため気球を買い取って・・・
監督 マイケル・アンダーソン 原作:ジュール・ヴェルヌ
出演 デヴィッド・ニーヴン カンティンフラス シャーリー・マクレーン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  最初に観たのは小学生の頃、深夜のTVでだった。世界各国を旅して楽しませてくれた。
 スペインへ行けば、スペイン語を話すし闘牛士をするし、しかも女好きときている只者ではない男パスパルドゥ。一方、主人のフォグは時間と食事に対して神経質すぎるくらいの几帳面さだが、乗物となるとかなりアバウトだ。折りしもイギリスでの銀行強盗の話題が同時進行してハラハラさせてくれました。
 有名俳優をチョイ役で多数出演させる豪華さもすごいが、それに見合った壮大な旅のドラマを作り上げたことに感心する。もうちょっと笑いがあればなと思うのは贅沢かなぁ。1日間に合わないという落ちは素晴らしく、30年経った今でもずっと記憶に残っていた。

1956年アカデミー賞作品賞、脚色賞、撮影賞、劇・喜劇映画音楽賞、編集賞
同監督賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞ノミネート
1956年NY批評家協会賞作品賞、脚色賞
1956年ゴールデングローブ賞作品賞、男優賞(カンティンフラス)
(2004.10)

バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985 アメリカ
Uni=UIP
BACK TO THE FUTURE
ストーリー  1985年10月26日。プルトニウムが盗まれた。1955年11月5日のヒル・バレーへ。
監督 ロバート・ゼメキス
出演 マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド リー・トンプソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★
コメント  久しぶりにチェックしてみた。映画館で初めて観てから5回以上観てるはずなのに、ジェニファー役のクローディア・ウェルズが今作限りだったなんて・・・全く気付かなかったです(恥)。今見てもタイム・パラドクスの欠点をあまり感じない映画だと思います。
 ドナルド・レーガンの『バッファロー平原』、黒人市長、カルバン・クライン、刑務所のジョーイ叔父さんなどの小ネタ満載なのがうれしい。一番笑えるネタはチャック・ベリーの“ジョニー・B・グッド”です。マービン・ベリーが「いとこのチャック」と言うところだ!
 ラストのシークエンスは最高。次から次へとピンチが訪れるドキドキ感は何度観ても気持ちがいい。

1985年アカデミー賞音響効果編集賞
同脚本賞、歌曲賞、音響賞ノミネート
その他
(2004.10)

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 1989 アメリカ
Uni=UIP
BACK TO THE FUTURE PART II
ストーリー  1985年10月26日から2015年10月21日へ。息子の未来を救ったマーティたちが1985年に戻ると、そこは荒れ果てた町と変わっていた。
監督 ロバート・ゼメキス
出演 マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド リー・トンプソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★
コメント  あぁ、髪の色が違うね、ジェニファー、すごく似てるんだけど。。。
 前半は別の意味で面白い。ギャンブルが合法化すると町が荒れ果てるということも風刺になっているところも。。。前作をも上回るタイム・パラドクスでどんどん同一人物が遭遇するという危険を冒しているので、途中で大丈夫なのか?と心配になってしまう。
 公開当時観た時には前作との比較を細かくしたわけじゃなかったので、パート2の方が上のような気がしてたのですが、続けて観るとアラが目立ちますね・・・ジョージが出てなかったりと・・・しかも2と3を平行して作ったということもあって、賛否両論でした。それでも、ラストの「続く」は中々上手い!今、点数をつけると4点だと思うけど、当時の印象で5点。

1989年アカデミー賞特殊視覚効果賞ノミネート
1989年英国アカデミー賞特殊視覚効果賞
(2004.10)

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 1990 アメリカ
Uni=UIP
BACK TO THE FUTURE PART II
ストーリー  1955年11月12日。過去からの手紙をもとに1885年の世界へとタイムとリップする。
監督 ロバート・ゼメキス
出演 マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド リー・トンプソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  「日本製は最高だよ!」という台詞でもわかるように、このシリーズは日本についてかなり言及されています。1ではJVCのビデオカメラ。2では未来の工場長が富士通さん。
 この3作目も映画館で観たのですが、「クリント・イーストウッド」を名乗るところで大笑いでしたね〜2作目から限りなくイーストウッドの西部劇にオマージュを捧げているのが微笑ましかったです。なんと言ってもZZトップが演奏しているのが嬉しかった。その他の小ネタではフリスビーがいいですね。
(2004.10)

初恋のきた道 1999 アメリカ/中国
SPE
THE ROAD HOME
ストーリー  1958年、村に若い先生がやってきた。それまで学校の無かったこの村の娘チャオ・ディは先生に恋をしてしまった。
監督 チャン・イーモウ
出演 チャン・ツィイー チョン・ハオ スン・ホンレイ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  若い頃のストーリーは大したことないのに、これだけ泣けるのも不思議だ。やはり現代のホロリとくるエピソードが秀悦なのでしょうねぇ。それでも、そのまま教師になるのではなく、一度だけ授業を行うだけ。
 韓国の純愛映画と比べると、わざとらしさもなく、本当に単純であるためにいい作品になってるのだと思う。音楽は『タイタニック』を思い起こさせる。

2000ベルリン国際映画祭
(2004.7)

バッドサンタ 2004 アメリカ
ワイズポリシー
BAD SANTA
ストーリー  毎年クリスマスになると、サンタとしてデパートで働き金庫破りをするウィリーとマーカス。しかし、ウィリーは酒癖、女癖が悪く、ひどいサンタなのだ。そんな彼に、いかにもいじめられっ子の男の子がなついて・・・
監督 テリー・ツワイゴフ
出演 ビリー・ボブ・ソーントン トニー・コックス ローレン・グレアム
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  これは・・・ビリー・ボブが適役と言える映画。なぜ主役候補がいっぱいいて、ころころ変わったのかも信じられないくらいだ。
 映画の中は汚い言葉のオンパレード。スケベ親父とちっちゃい人。仕事中に小便漏らしたりするもんだから、強盗の方も大丈夫なのかよ、と余計な心配までしてしまった。それにしても、1年1回だけ仕事してあとは遊んで暮らすいい男?の彼らもうらやましいが、よくぞ今まで捕まらなかったもんだと感心してしまうじゃありませんか。その仕事も酔っ払って悪態ついて、脅しの上に契約が成立してるんだから・・・危なっかしいったりゃありゃしない。小さい人マーカス(トニー・コックス)もいい味出してましたね。日本でリメイクされることがあれば、小さい人ELFは池乃めだかに決定だな。
 テーマがテーマだけにクリスマスを祝う気持ちの薄い人にぴったりな(?)映画。今日はクリスマス・イブだけど、夜の回は一人で観に来ている人が10数人。カップルは一組だけという・・・なんだか面白い現象でした。帰宅途中でサンドイッチを買って食べたことは言うまでもない。

2003年ゴールデングローブ賞男優賞ノミネート
(2004.12)

パーティ★モンスター 2003 アメリカ
ワイズポリシー
PARTY MONSTER
ストーリー  伝説のクラブ・キッズ、マイケル・アリグの栄光と転落を描いた実録ドラマ。
監督 フェントン・ベイリー
出演 マコーレー・カルキン セス・グリーン クロエ・セヴィニー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★
コメント  すみません、カルキン君の成長ぶりだけを確認しにいきました。やっぱり下手です。冒頭では自分の過去の栄光を自虐的に告白するかのようなシーンがあったので、「これは面白いかも!」と感じたのですが、それだけでした。
 奇抜なアイデアとドラッグの大安売りで一躍メディアの寵児となった主人公マイケルなのですが、入場無料にしたり、ドリンク無料にしたりで、名を先に売ってしまうことが成功の原因だったのでしょう。後は、ただドラッグに溺れ、運良く警察に捕まらなかっただけ・・・だから何を言いたい映画なんだってば・・・そして最後はミステリー仕立て・・・そりゃファビュラスでしょうよ。マリリン・マンソンもすぐ死んでしまうし、ディラン・マクダーモットの役もイマイチわからないし。。。
 セス・グリーンの演技が良かったのと、ゲイの世界の艶やかさ、衣装は面白くてよかったですね。
見所は、“エッチし放題パーティ”・・・チラシだけですか・・・
(2004.7)

バトルフィールド・アース 2000 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
BATTLEFIELD EARTH
ストーリー  サイクロ人に侵略された地球で生き残った人間は山奥に隠れるしかなかった。捕えられた人間たちは反乱を起こそうとするが。。。
監督 ロジャー・クリスチャン
出演 ジョン・トラヴォルタ バリー・ペッパー フォレスト・ウィテカー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★
コメント  効果音がでかい!映像も迫力があって、金がかかっていそう。設定はいいが、展開がつまらなすぎ!ネズミが好物のジョニーってのは面白いんだけどなぁ。。。

2001年ラジー賞作品賞、主演男優賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、ワーストスクリーン・カップル賞 総なめ
(2004.10)

バトル・ロワイアル 2000 日本
東映
ストーリー  失業者が15%を超えた不況の時代、少年犯罪も激増し、強い大人の復権を狙った「新世紀教育改革法」BR法が施行された。キタノ先生が「今日はみんなに殺し合いをやってもらいます」でゲームがスタートした。
監督 深作欣司
出演 藤原竜也 前田亜季 山本太郎
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  社会風刺や反戦の意思はよく伝わる映画。この手の皆がムカつくばかりのグロく、ばかばかしい映画というのは、そのまま“反戦映画”として確立している。だから非難されまくるのが正しいのでしょう。話題にならないとダメなのです。ただ、これを単なる殺人技術のお手本映画としてしか捉えられない人が多いとなると、それだけ日本人は貧困な発想しかできないということをあらわしているのだろうなぁ。
 生き残るというサバイバルゲームの虚しさも教えてくれる。この映画を見て、「勝組」であることを誇らしく感ずるものは愚か者なのでしょう。
 栗山千明、柴咲コウ、安藤政信などといった売れっ子を輩出しているのも興味深い。

2000年日本アカデミー賞編集賞、新人俳優賞、話題賞
作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞、音楽賞、録音賞ノミネート
2000年ブルーリボン賞作品賞、新人賞
(2004.12)

バトル・ロワイアルU〜鎮魂歌(レクイエム)〜 2003 日本
東映
ストーリー  反BR法のテロリストたち。ワイルドセブンと名乗る七原を中心としたこどもたち。奴を殺せば助かると信じた3年B組の42人の生徒が島へ送られる。クリスマスイブに・・・
監督 深作欣司・健太
出演 藤原竜也 前田亜季 前田愛
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★★
コメント  本当にテロリストだけが悪い奴なのか?何のための戦争かというテーマを持ち続け、常に考えていれば難なくのめりこめる映画。正義対悪の枢軸テロリスト、一握りの人間が全てを決めている世界。アメリカに爆撃された国々を想い、平和を考えなければならない。
 前作では「戦争はゲームだ」という曖昧なメッセージしか感じ取れなかったし、反戦のテーマも希薄だった気がするが、この映画は反戦・反帝国主義のテーマをびしびし感じ取れる。大人=アメリカ・支配階級、こども=善良な市民という構図も面白い。テロリストを殺すという大義名分がいかに空疎なものか・・・ビン・ラディンとブッシュの関係を見れば明白だ。
 勝ち組と負け組という枠に決めつけることがいかにばかばかしいかも訴えているが、流行語や戦争というものを上手く取り入れていると感心する。だけど、結局答えは見つけられず、何も出来なかったことを七原は悔やむが、この重大なテーマは観ている者に委ねられている・・・

(2004.12)







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