ファイナル・プロジェクト | 1996 香港 東宝東和 警察故事4之簡單任務 FIRST STRIKE |
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ストーリー | ポリス・ストーリーの第4弾。武器密輸グループの女ナターシャ尾行してウクライナへ向かうジャッキー。 | |||
監督 | スタンリー・トン | |||
出演 | ジャッキー・チェン | トン・ピョウ | ジャクソン・ルー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 核ミサイルが絡むという巨大組織が相手?尾行を続けるとスキー場に到着。防寒着なしの格好でスノーモビルにまたがり追跡し、隠れ家を探り当てるが・・・ いきなりスノーモビルがジャッキーの後頭部に命中!痛すぎるぞ・・・これを見るとヘリコプター爆破が可愛らしく思えてしまう。そして氷の湖に墜落という激しいアクションの連続。陸軍に助けられたはいいけど、軍縮により核弾頭を秘密裏に売却しようとする元将校を捕まえることに協力させられるのだ。弾頭100個。地球を7回破壊できる威力のものだ・・・ 次は潜水艦にてオーストラリアに到着。元CIAのツイの妹に接触する。水族館でのアシカとのやりとりが楽しい。しかしツイが現れ、協力していたロシアのFSBのボスも核弾頭の売人だったとわかり、殺人犯にさせられ、新たな刺客も・・・ 派手すぎるアクション満載でたまらない・・・ 1997年MTVムービーアワード アクションシーン賞ノミネート (2006.4)
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ファイブ・イージー・ピーセス | 1970 アメリカ COL FIVE EASY PIECES |
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ストーリー | 音楽一家に育ったボビーは身分を離れ、石油採掘場で働いていた。友人エルトンが逮捕、彼の恋人レイが妊娠、父親が病気、となって二人は旅に出る・・・ | |||
監督 | ボブ・ラフェルソン | |||
出演 | ジャック・ニコルソン | カレン・ブラック | ビリー・グリーン・ブッシュ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 冒頭の「スタンド・バイ・ユア・マン」の曲が懐かしさを醸し出す。一番印象に残るのは、渋滞のハイウェイにて前を行くトラックの荷台にあるピアノを弾き始めるニコルソン。女を二人乗せたあとでダイナーにてウェイトレスとの口論のシーン。 アメリカン・ニューシネマの代表格でもあるこの映画は、社会に対する不満よりも家族や恋人に対する不満が大きい。なんだか観ていても虚しくなる。それぞれのエピソードは面白いのになぁ。 1970年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞ノミネート 1970年ゴールデングローブ賞助演女優賞 その他 (2005.9)
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ファイヤーウォール | 2006 アメリカ WB FIREWALL |
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ストーリー | 銀行のセキュリティ専門のジャック・スタンフィールド。ビル・コックス率いる銀行強盗団が彼の家族に近づき、監禁脅迫によって一億ドルをせしめようとするが・・・ | |||
監督 | リチャード・ロンクレイン | |||
出演 | ハリソン・フォード | ポール・ベタニー | ヴァージニア・マドセン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ツルハシ持ってイナバウアー! ファイヤーウォール(防火壁)はネットワークセグメント間でパケットを中継あるいは破棄するといったセキュリティ・システムのこと。インターネットの普及に伴い、安全性を確保するためにアクセス制御は重要なポイントです。情報セキュリティアドミニストレータ試験を受験するために勉強していたのに、参考書が本棚の奥に押しやられてしまいましたが、この映画を観て、また受験欲がメラメラと沸いてきました。システム的、管理的、人的セキュリティの3つがあって、銀行強盗はこの人的セキュリティを狙うなんてのは最も短絡的であり、確実な方法。これを防止するにはシステム開発者を隠すしかないようです。 ネットワーク侵入のためのパスワードを2段階にする等、コンピュータセキュリティに言及するのは序盤だけで、犯人たちがスタンフィールド家に立てこもってからは普通のサスペンス映画となってしまいました。ベタだベタだと思っていたら、犯人役までベタニーでしたが、ハリソン・フォードと並んでも身長差がくっきりで、やっぱりカッコいいですね。ベタじゃない部分としては時代を象徴するかのようにi-podやGPSを上手く取り入れ、ちょっと古いかもしれないFAXと融合していました。 『T2』のT-1000役であるロバート・パトリックも出演していたおかげで、スカイネット社の開発者ジョー・モートンとハリソン・フォードがダブって見えてしまいました。しかも、ハリソン・フォードの娘の名前がサラだったのでかなり混乱してしまいます。ハリソン・フォードの妻役にはヴァージニア・マドセンでしたが、『ダイハード』でのブルース・ウィリスの妻役であるボニー・ベデリアと似てるような気がしました(ちなみに『推定無罪』で共演してます。犬の名前と同じだった?)。 短絡的な発想でしたが、この犯人たちは事後処理に関して用意周到。ギャンブルでの借金、妻の浮気、ファイルがどうのこうのと、ハリソンを殺人犯にまで仕立て上げようと根回ししていたことがすごかったです。この辺りを描きたかったためか、『逃亡者』になる心理描写が足りなかったことや、ちょっとしたストックホルム症候群の部分が蛇足だったような気もします。 (2006.4)
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ファンタスティック・フォー[超能力ユニット] | 2005 アメリカ FOX FANTASTIC FOUR |
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ストーリー | 宇宙嵐をくらってDNAが変化した科学者たち4人がそれぞれ特殊な能力を身につけた!61年に原作発表 | |||
監督 | ティム・ストーリー 原作:スタン・リー | |||
出演 | ヨアン・グリフィズ | ジェシカ・アルバ | クリス・エヴァンス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 鼻血を出すジェシカ・アルバ。彼女の脱衣シーンを見て鼻血を出す男性諸氏も多かったはず(そんなわけない?) 連休中であるから、映画鑑賞のハシゴをする方も多いのではないだろうか。特にチョコレートを食べながら『チャーリーとチョコレート工場』を観た後にこの映画を見ると、鼻血を出してしまう可能性大だ。また、『SHINOBI』とこの映画をハシゴすると、超能力の得意技を比較してしまう。さらに、『スターウォーズ3』との連チャン鑑賞ではダースベイダーの秘密を考えてしまいそうで、中々楽しいかもしれない。 原作が1961年に発表されたというのが嘘のようにも思える。この事実を知ると、アメコミ作品の映画化も発掘作業も大変なのだろうと想像してしまいます。しかも、不思議なことにアメリカ・ナショナリズムを高めるような勧善懲悪ものではなく、いきなり普通の人間に戻ることが命題となっている悩めるヒーロー像を描いているという異色作。さすがにラストではヒーローぶりを発揮しますが、このまま誕生秘話を中心とした序章部分で終わってしまうのではないかと、別の意味でドキドキしてしまいました。 モロに『Mr.インクレディブル』に影響を与えているのではないかと思われる個々の超能力。無理を承知で『サイボーグ009』と比較をしてみると、これがまた全く当てはまらないことがわかった。似ているのは火を吹く006(張張湖)と力持ちの005(ジェロニモJR)くらいなのだ。ましてや、サイボーグ009は銃をガンガン使い、幾分破壊的なのです。単純比較で恐縮ですが、むしろ日本のヒーローものの方が軍組織に近く、アメリカの方が平和的で柔軟性に富んでいるとも言えるのではないでしょうか。戦勝国と敗戦国という違いが、ヒーローコミックへの影響も変えてしまったのかもしれません。 映画として特筆すべき点は、前半の橋の事件。イメージする橋がなかったため、わざわざ作ってしまったというほどです。俳優ではジョニー(クリス・エヴァンス)がはじけていました。特にザ・シングを何度もくすぐるシーンでは大笑いしてしまう。いいキャラです。そして、男性客の妄想力をかきたてるインビジブル・ウーマンのスー(ジェシカ・アルバ)。鼻血のおかげでポイントアップしました。意外だったのは、テレビ出演が中止となったためにラリー・キングが登場しなかったことだろうか・・・字幕からもはずされていた・・・ (2005.9)
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ファンタスティック・フォー:銀河の危機 | 2007 アメリカ FOX 4: RISE OF THE SILVER SURFER |
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ストーリー | リードとスーの結婚式が世間を賑わしている最中、彗星のような閃光を伴った宇宙物質が飛来していた。ボードにのった銀色の人間。彼がやってくると8日間で惑星が滅びてしまうのだ・・・ | |||
監督 | ティム・ストーリー 原作:スタン・リー | |||
出演 | ヨアン・グリフィズ | ジェシカ・アルバ | クリス・エヴァンス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 前作と比べ、ジェシカ・アルバの鼻血の色が違っていた! 鼻血の色の違いからして、やはり強敵のシルバー・サーファー。体育会系のジョニー・ストーム(クリス・エヴァンス)なんて簡単にやられてしまうけど、ピンチを救うためには文系科学オタクのリード(ヨアン・グリフィズ)の力が必要だった。次に奴がどこに現れるかも簡単にわかるし、短時間で簡単にボード分離装置なんて作ってしまう能力。ゴム人間の能力さえかすんでしまうほどでした。 しかし、本当の悪人は前作で死んだはずだったビクターの出現。自身の名誉回復や金持ちになろうとしていた小悪党ぶりから、全世界をしてしまおうと欲望のレベルも上がり、銀色サーフボードを奪ってしまうほどの悪人になってしまいました。「俺より悪いやつがいる・・・」とシルバー・サーファーがつぶやいたかどうかはわかりませんが、地球を破壊しようとする気持ちが揺らいだのはスー(ジェシカ・アルバ)の献身さだけではなかったような気もしてきます。 続編ということで舞台も広がり、世界各国を目まぐるしく飛び回ります。日本、エジプト、イギリス、ドイツ、中国・・・その世界観が広がりすぎて、映像的には雑になってしまった印象も残る。それよりも、ヒーローから普通の人間らしい生活に戻りたいという内面の葛藤や、軍隊による形振り構わぬ攻撃よりも対話による解決が大切だとする内容が良かったように思います。軍の命令に従わなかったところもいい。 スケールアップはしているものの、CGの多用が逆に陳腐なものとなってしまった今作。原作者スタン・リーが自己主張するシーンは笑えたのですが、全体的には笑える部分も少なくなっているし、ラストにはおかしな日本の風景(特に子供たちの衣装)があったためにがっかりしてしまいました。 (2007.9)
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フィオナが恋していた頃 | 1998 アメリカ 日本ヘラルド映画 THIS IS MY FATHER |
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ストーリー | 病に倒れた母の元を訪ねた高校教師キアレン・ジョンソンは母の恋人(自分の父親)の写真と恋文を見つけた。ルーツを探すため、甥ジャックを連れてアイルランドを旅するが・・・ | |||
監督 | ポール・クイン | |||
出演 | エイダン・クイン | ジェームズ・カーン | スティーヴン・レイ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | キアレンと同じ名の父親の可能性。アイルランドの宿屋の老婆によって徐々に話を聞かされる。キアレン・オディは子供のいない農家の養子。フィオナは寄宿学校から抜け出して後家の母のもとへ帰ってきていた。二人は恋に落ちるが、キアレンは年だし、フィオナは17歳。周りからも反対され、呪いをかけるとまで言われた。厳格なカトリックの小さな町。二人の悲恋の話が続く・・・ 銃に関するアメリカ人とアイルランド人の考えの相違。時代が1939年のこともあって、反戦を訴える会話も織り込んである。出番がほんの5分程度しかなかったアメリカ人の飛行機乗り(ジョン・キューザック)の存在感もすごい。甥ッ子の小さなエピソードも過去の話と対照的で、ハッピーエンドに終わりそうな予感させるのもいい。 (2005.12)
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フェア・ゲーム | 1995 アメリカ WB FAIR GAME |
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ストーリー | マイアミ。理由もわからず命を狙われる女性弁護士が護衛の刑事の一人と反撃に出る。 | |||
監督 | アンドリュー・サイプス | |||
出演 | ウィリアム・ボールドウィン | シンディ・クロフォード | スティーヴン・バーコフ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 痩せたアレック・ボールドウィンかと思ったら、弟のウィリアムだった。元カノはサルマ・ハエックなのね。と、ノホホンと構えて観てたら急に激しい銃撃戦とカーチェイス。息もつかせぬ緊迫感の連続だ。テレビを点けたら爆発、警察しか知らない隠れ家で休んでいたら熱感知のハイテク機で仲間が惨殺。犯人組織はKGBの残党(?)。冷戦が終わっていてもロシア・キューバの恐怖を訴える。 ちょっとした逃亡のネタ(特にブタを積んだトラックとか)は面白いし、ドキドキするシーンも多いが普通のアクション映画。どんなに危険な状況でもセックスする心だけは忘れないといった、列車のシーンにげんなり。シンディ・クロフォードのヌードは必要あるのか? 1995年ラジー賞主演女優賞(クロフォード)、新人賞(クロフォード)ノミネート (2006.1)
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笛吹川 | 1960 日本 松竹 |
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ストーリー | 戦国時代、甲斐の国笛吹川の貧農の一家。孫の半蔵が手柄を立てお屋形様の屋敷へ向う。ところがおじい(加藤嘉)はお屋形様の怒りを買い殺されてしまう。近所でぼこ(赤子)が生まれたのはおじいの生まれ変わりと噂された。 | |||
監督 | 木下恵介 | |||
出演 | 田村高広 | 高峰秀子 | 岩下志麻 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 白黒映像をベースに空の青、土の茶など、部分的に色をつけた風変わりなフィルム。その他にも赤や青などの原色で染められたパートカラーの効果はかなり実験的。 おとう半平の息子にあたる半蔵は手柄を立てるが、やがて戦死。半平の娘ミツの息子定平も「おまんは大きくなっても戦に行くな」という祖父の口癖の甲斐なく戦に行く。村中の若者が全て戦死するが、代が替わっても皆戦争だ。おじいの生まれ変わりと言われた女の恨みによって信玄が病死したと噂もされた。 延々と続く戦。誰が誰の息子で・・・などと考えるのが面倒になるくらい戦は続く。お屋形様に先祖代々お世話になっている主張する惣蔵と、最後の合戦で「うらみを果たしたぞ」という台詞。長く戦い続ける愚かさと、犠牲になるのはいつも一般庶民であること、そして木下監督らしい反戦メッセージがぐさりと胸を突き刺してくる・・・ (2006.1)
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フェーンチャン ぼくの恋人 | 2003 タイ ワイズポリシー FAN CHAN MY GIRL |
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ストーリー | 青年ジアップのもとに結婚式の招待状が2通届く。その一つは幼馴染の女の子ノイナーの招待状だった。 | |||
監督 | コムグリット・ドゥリーウィモン 他 | |||
出演 | チャーリム・タライラット | フォーカス・ジラクン | チャルーモポン・ティカマポーンティラウォン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 観ていると、つい自分の初恋を思い出してしまうようなノスタルジックなタイ映画。 結婚式の招待状を受け取ったバンコクで働く青年ジアップは、生まれ故郷での甘酸っぱい想い出に浸りながら故郷へ帰る。まるで育毛剤の名前のような彼だが、実家は床屋さん(偶然か?)。駄菓子屋さんを一軒挟んだお隣りも床屋さん。店主の父親たちは互いに張り合ってはいるが、母親2人は仲がよく、子供時代の少年ジアップと少女ノイナーはまるで母親たちが生まれたときから彼らを許婚と決めてしまったかのように仲がよかった。このノイナーは、初恋の女の子の定番であるおさげ髪の女の子なのですよ・・・この時点でノックアウト。 小学校4年のジアップは近所に男友達がいなくて、女の子同士のゴム跳びやママゴトなどが大好きだった。そして、子供たちは皆ドラえもんが大好きで、ジアップもドラえもんのTシャツを着ていた。このあたりから、ドラえもんへのオマージュも感じられるようになります。少年たちのボス的存在のジャック(まるでジャイアン)は留年を重ね、ジアップと同じクラスになってから、彼を男同士の遊びに誘うようになる。個人的に、小学校の頃を思い起こしてみると、女の子たちと遊んでたことが多かったので、感情移入しまくりでした。第一次反抗期という時期は日本もタイも同じ。徐々に女の子の遊びを敬遠して、男の子の遊びへと傾倒していった頃を思い出してしまいました。余談ではありますが、母親や伯母と一緒に行った銭湯の女風呂へ行きたくなくなったのもこの頃だ(恥)。 タイの子供たちの遊びも日本と変わりないですね。映画の中心となるのは輪ゴム飛ばし。メンコやビー玉と同じ感覚で、勝つと相手の輪ゴムをもらう(もらってもしょうがないのですが、子供の遊びですから・・・)。そして、やはりサッカーは人気があるようで、原っぱでサッカー遊びを楽しみます。ここでは映画『少林サッカー』のパロディもあるのでお見逃しなく! タイでは記録的な大ヒットとなった作品。なんと監督が6人、脚本家が7人、映画会社が3社という特別の思い入れがあるかのような作り方。誰しもが経験する初恋への憧憬が、映画を通してスタッフの想いが一体となったかのように繰り広げられる。しかし、彼ら小学生の初恋はそれが「恋」だということも認識できず、大人になってから「あれが初恋だった」と気づいてしまうほど淡いもの。切ない思いがエンドロール後のセピア調の映像によって胸に響いてきます。おすすめ。 (2005.8)
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フォロウィング | 1998 イギリス アミューズ FOLLOWING |
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ストーリー | 誰でもいいから尾行する癖をもった小説家志望の男ビル。盗人コップと知り合い、一緒に空き巣を繰り返すが、ある金髪の女の部屋に入り彼女に興味を持ってしまった・・・ | |||
監督 | クリストファー・ノーラン | |||
出演 | ジェレミー・セオポルド | アレックス・ハウ | ルーシー・ラッセル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 全編モノクロ映像。時系列バラバラ。『メメント』の監督クリストファー・ノーランのデビュー作なのだ。ストーリーは警察で告白するビルから始まり、その告白に終わる。 本編ではビルがコップに出会い、空き巣を繰り返すシーン。ビルが金髪の女に惹かれ、バーで口説き関係を持つシーン。コップが女と出来ていて、ビルをハメようとするシーン。ビルがクラブオーナー宅に侵入して金庫の封筒と金を盗むシーンの4本ライン。時系列だけではなく、殴られた顔や切った髪などによって、登場人物を把握しにくくしてあるところが憎い演出だ。 結局、コップにハメられっぱなしのビルだったけど、何でも素直に信じてしまう性格のため、小説を書いてもつまらないものになりそうだ。コップが最後まで何を考えてるのかわからないところも不気味でいいのだけれど、結局のところ、目的がなんだったのかハッキリしない。素直すぎて警察に自首するビルもよくわからん・・・哀れにも尾行趣味のために、最初から最後までハメられっぱなしのビル。女にもハメたのだけが唯一の救いだ(ベッドシーンなどないけど)。 (2005.12)
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