クライモリ | 2003 アメリカ/ドイツ 東宝東和 WRONG TURN |
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ストーリー | ウエストヴァージニア州の田舎道を走っていたクリスは事故により、5人の男女のパーティと知り合う。車がダメになったので歩いて電話を探すがみつかったのは不気味な小屋だった・・・ | |||
監督 | ロブ・シュミット | |||
出演 | エリザ・ドゥシュク | デズモント・ハリントン | エマニュエル・シューキー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 冒頭ではロック・クライミングをするカップル。頂きに達した男が血を流し崖下へ放り投げられる。スプラッターホラーにしては映像が綺麗だ。 マリファナカップルが惨殺され、小屋に運んできた奇形の3人の男たち。昼寝をしている隙に抜け出した4人。自分の顔の醜さを殺人によって死体の皮膚を剥ぎ取る『悪魔のいけにえ』のパターンなのか?それとも単なる殺人鬼なのかと緊迫感が走る。 逃げまくって監視塔に登った生き残った3人。しかし、不気味な追っ手は執拗に迫ってくる。塔の上からターザンのごとく木にジャンプしたりして、ちょっと変わったシーン。その他は普通のB級ホラーといった感じでした。 (2006.1)
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くりいむレモン | 2004 日本 バイオタイド |
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ストーリー | 17歳の女子高生亜美と大学生の兄ヒロシは血が繋がっていない兄妹。両親が海外出張へ行き、二人は淡い恋心に我慢できなくなり・・・ | |||
監督 | 山下敦弘 | |||
出演 | 村石千春 | 水橋研二 | 根岸希衣 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | どうしても「くいこむレモン」と読んでしまっていたこのタイトル。「くりいむ」と「くいこむ」じゃ、どっちがいやらしいんだろう。OVのアニメも見たことないから、変な妄想が脳内を攻めたてる。 風邪をひいたときに、なんとなく近づいて・・・その後はおサル状態。血が繋がっていない兄妹の設定というのは昔からある典型的なパターン。それでも二人のベッドシーンには近親相姦じゃないかとドキリとしてしまう。 母親に見つかってからはロードムービー風。自殺までは考えてないだろうけど、今後が不安になりそうな展開だ。山下監督の相棒とも言うべき山本浩司が登場すると、やはり山下作品だと感じてしまう・・・ (2005.12)
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クリスチーナの館 | 1999 アメリカ 劇場未公開 CHRISTINA'S HOUSE |
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ストーリー | 2年前、17歳のクリスと14歳のボビーは父親と一緒に古い館に引っ越してきた。家の中から何か音がすることが気になるクリス。 | |||
監督 | ギャヴィン・ワイルディング | |||
出演 | ジョン・サヴェージ | ブレンダン・フェア | アリソン・ラング | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | オープニングで募金を集めてる少女が行方不明。次はクリスのボーイフレンドであるエディの元彼女が殺された。そして親友カレンも行方知れず・・・ 怪しい保安官。怪しい工務店の男ハウイ。そして父親も怪しい。さらに効果を高めるためなのかわからないが、ボーイフレンドのエディも怪しくしている。父親とハウイの二人に絞られてくるが、この映画はなんなのだろう。無駄が多いミステリー・ホラーという感じか。 からくり屋敷という点だけは面白い。 (2005.12)
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グリッター きらめきの向こうに | 2001 アメリカ SPE GLITTER |
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ストーリー | 孤児院で育ったビリー(キャリー)はクラブDJに見出され、瞬く間にスターダムにのしあがった。 | |||
監督 | ヴォンディ・カーティス=ホール | |||
出演 | マライヤ・キャリー | マックス・ビースレイ | テレンス・ハワード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 元は3人組の歌手の吹替えをやっていたところを、DJダイスに見つかったことがキッカケ。逆に考えると、アメリカのミュージックシーンは吹替えが横行しているんだと驚いてしまう。 80年代〜90年代はホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリーの時代だった。ホイットニーの実力のなさを貶しまくっていたマライヤだったが、映画としてライバル意識を燃やしたのが遅すぎたような気もする。 ビリーがダイスにプレゼントしたDX7。80年代への憧憬も感じられる。プロデューサーでもある恋人の彼と別れて、展開を面白くはしているものの、ダイスが殺されちゃったら・・・ちょっと凄すぎる展開のためラジー賞はしょうがないところかな。 2001年ラジー賞主演女優賞 同作品賞、監督賞、助演男優賞、脚本賞、スクリーンカップル賞ノミネート (2005.9)
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グリム・ブラザーズ/スノーホワイト | 1997 アメリカ ギャガ・コミュニケーションズ THE GRIMM BROTHERS' SNOW WHITE |
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ストーリー | 1493年、ホフマン男爵の乗った馬車が事故に遭い、妊娠中の妻を失うが、胎児だけは助かる。リリーと名付けた娘は父の寵愛を受け美しく成長するが、後妻のクラウディアとはうまくいかなかった・・・ | |||
監督 | マイケル・コーン | |||
出演 | シガニー・ウィーバー | サム・ニール | モニカ・キーナ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | クラウディアと再婚する男爵。結婚式の当日、幼きリリーは父を奪われる妄想にかられ、クラウディアに水をかけてしまう。そんな折、召使のナノウが突然死してしまった。 9年後、継母の薦めるドレスを着ずに実母のドレスを着るリリー。身篭ったクラウディアは突如倒れ、息子は死産となった。鏡を見るとやつれた自分の姿。医者のピーターとも婚約間近であったリリーも今までのわがままを反省し、クラウディアと仲直りしたと思われた。そこへ突如、クラウディアの弟グスタフに襲われ・・・ 7人の小人は1人を除いて小人じゃなかった。金鉱を探し求めるアウトローな男たち。娘を犯そうとか、売ろうとか言ってる奴らなのだ。継母も「世界で一番美しいのはだぁ〜れ?」などとは言わない。フレデリック・ホフマンの愛を一人占めにしたかっただけ。そして、カラスの目を使い、七人の男たちと戦うのだ。 毒リンゴはグスタフの心臓を使う。リリーに持ってくるのは不気味な婆さん。一方、屋敷のほうでは、召使がみなペストでやられてしまった。死産の息子を生き返らせるためにはホフマンの血が必要と、ホフマンを殺す儀式へと・・・ 最後に屋敷から突き落とされたピーターを探さないというのは、すでに鉱山の男に惚れてしまっていたというところだろうか・・・ (2005.11)
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グリーン・デスティニー | 2000 アメリカ/中国 SPE 臥虎藏龍 CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON |
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ストーリー | 剣の達人リー・ムーバイ(ユンファ)は伝説の名剣“グリーン・デスティニー”を北京のティエ氏に届けるよう弟子のユー・シューリン(ヨー)に頼む。そこでユイ長官のイェンという娘に出会うが、その晩、剣が何者かに盗まれてしまう・・・ | |||
監督 | アン・リー | |||
出演 | チョウ・ユンファ | ミシェル・ヨー | チャン・ツィイー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 武侠ワイヤー・アクションを全世界に轟かせた映画といえばいいのだろうか。ばかばかしくなるほど不自然な動きをするワイヤーアクションなのだが、大掛かりすぎて凄い。 ムーバイは師の復讐のために毒狐とも戦う。そして敵としてムーバイを憎むイェン。弟子にしたい一心でイェンとも戦うこととなるが、ストーリーが全く面白くない。映像が綺麗で、ミシェル・ヨーとチャン・ツィイーが綺麗なだけの映画なのだ。それにしても空を飛べるなんてすごい。 チャン・ツィイーの一瞬の胸ポッチ・・・ 2000年アカデミー賞外国語映画賞、撮影賞、作曲賞、美術賞 同作品賞、監督賞、脚色賞、歌曲賞、衣装デザイン賞、編集賞ノミネート その他いっぱい (2005.12)
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クルーエル・インテンションズ | 1999 アメリカ SPE CRUEL INTENTIONS |
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ストーリー | セバスチャンが通うセラピストの娘のヌードがネットに流れた。豪邸に住み優雅なプレイボーイをきどっていた彼は義姉キャスリンに危険な賭けを申し出られる。彼女を振った男が惚れてるアネットをモノにすることだった。 | |||
監督 | ロジャー・カンブル | |||
出演 | ライアン・フィリップス | サラ・ミシェル・ゲラー | セルマ・ブレア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | ラクロの小説「危険な関係」の3度目の映画化。4度目はヨン様の『スキャンダル』だ。 どうしようもないナンパ師。お嬢様をモノにすることも飽きてしまった。負けたらジャグアを取られるが、賭けに勝ったら義姉も抱けるというオマケ付きだ。キャスリンにとっても憎い女。自分自身でもアタックして、レズ攻撃を開始する(二人のキスシーンはエッチだ・・・)。 アネット(リース・ウィザースプーン)を落とす際には、彼女のボーイフレンドをゲイの友人を使ってワナにはめたりする。一方のセシル(ブレア)は黒人チェロ教師に惚れているので、母親に密告するという作戦だ。 賭けには勝ったが、アネットを真剣に愛してしまったセバスチャン。こうなるとキャスリンの悪女ぶりばかりが目立つが、交通事故の後、意外な展開が・・・ セルマ・ブレアの初々しさは高校生という雰囲気がよく出てるが、撮影当時で27歳。 2000年MTVムービーアワード 女優賞(ゲラー)、キス・シーン賞 同男優賞、ブレイクスルー演技賞、悪役賞ノミネート (2005.12)
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クレイジー・ボーイ/金メダル大作戦 | 1972 フランス 松竹 LES FOUS DU STADE |
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ストーリー | 芸術家気取りの4人組がひょんなことからスポーツ国際大会に参加して大活躍するの。 | |||
監督 | クロード・ジディ | |||
出演 | レ・シャルロ | ポール・プレボア | マルティーヌ・ケリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | ハチャメチャなスポーツ大会だが、ところどころ笑える。しかし、これはフランスの恥になるのでは・・・なんとなく主人公ジェラールはベン・スティラーの雰囲気もあるかなぁ。 (2005.10)
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グレートスタントマン | 1978 アメリカ WB HOOPER |
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ストーリー | 年齢的に衰えが見えてきたスタントマンのサニー・フーパー。 | |||
監督 | ハル・ニーダム | |||
出演 | バート・レイノルズ | ジャン=マイケル・ヴィンセント | サリー・フィールド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | なぜか映画館で観た記憶があるこの映画(何かの同時上映だったか)。実際のスタントをバート・レイノルズ本人がやっているのかどうか、さっぱりわからないほど上手く編集されている。1980年の辺りはなぜかスタントマンを中心とした映画が多かったような気がするなぁ。確か、この後に『マッドマックス』での悲しい事故のニュースが飛びこんできたっけ・・・ アクション映画撮影の裏側を見ているようで楽しいんだけど、ストーリーが淡白すぎて、見所がアクションだけになってしまってる。ラストのロケットカー(ファイアバード)の橋のジャンプも凄いし、その直前の戦争のような連続爆破の町。ストーリーが考えられないから、この映画のために用意したスタントなのか・・・ 1978年アカデミー賞音響賞ノミネート (2005.10)
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グローリー | 1989 アメリカ COLTRI GROLY |
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ストーリー | 南北戦争。実在した北軍の黒人部隊の物語。 | |||
監督 | エドワード・ズウィック | |||
出演 | マシュー・ブロデリック | デンゼル・ワシントン | モーガン・フリーマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 黒人奴隷がどういう扱いを受けていたか、彼等が北軍として連隊を組織したのに不当な扱いを受けていた史実を検証した映画。 とにかく史実から練り上げていった雰囲気があるので男の友情みたいなものもない。要は黒人奴隷がどんな扱いを受けていたかという前半と、デンゼル・ワシントンの心の奥底が興味深いところ。「何のために戦ってるんだ?」などと言う大佐との会話がじ〜んときます。 南北戦争ものでこれほど残酷に虚しく描いたものはなかなかない。 1989年アカデミー賞助演男優賞(ワシントン)、撮影賞、録音賞 同視覚効果賞、編集賞ノミネート 1989年ゴールデングローブ賞助演男優賞 その他 (2006.3)
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クレールの刺繍 | 2003 フランス シネカノン BRODEUSES A COMMON THREAD |
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ストーリー | スーパー店員クレールが望まない妊娠し、病気のため休職というかたちをとった。妊娠5ヶ月目になったとき、刺繍職人メリキアン夫人のところで働くことになったが・・・ | |||
監督 | エレオノール・フォーシェ | |||
出演 | ローラ・ネマルク | アリアンヌ・アスカリッド | ジャッキー・ベロワイエ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 赤毛の髪に巻いた青いターバン。透き通るような白い肌。『真珠の耳飾りの少女』のスカーレット・ヨハンソンをも彷彿させる。 望まない妊娠をしてしまった17歳の少女クレール。畑からキャベツを掘り出してウサギの皮と交換し、せっせと趣味の刺繍に没頭する。やがて産婦人科を訪れるが、医者からは“匿名出産”の道を勧められ、働いていたスーパーにも休職願いを提出する。帰省した折、親友リュシルのもとを訪ねるが、リュシルの兄ギョームがバイクの事故で大怪我をしたことを知る。そして同乗していたギョームの友人が亡くなったのだ。その友人の母親を慰めるべく訪問し、そこで刺繍の仕事を始めるのだった・・・ 寡黙なまでに刺繍の仕事に精を出し、息子を失った悲しみを面に出さないメリキアン夫人。妊娠について悩んでいた自分がとても些細なことで悩んでると気づき、夫人に負けないくらいの勢いで刺繍に取り組むクレール。しかし、ある日薬を飲んで倒れている夫人を発見する。 一命をとりとめ入院したメリキアン夫人と、見舞いのため通いつめるクレール。二人とも言葉が少ないが、生きる希望をなくした人間と生きる目的を探し求める人間との対比の妙が伝わってくる。また、クレールが夫人に認めてもらいたくて、夫人のやりかけた大作をコツコツと引き継いで刺繍する様子がとても美しいのです。模様のひとつひとつが生命を紡いでいくように、スクリーンいっぱいに躍動感が生まれる瞬間でした。 そして、バイク事故で友人を失ったギョームが外国にて再生を計る生き生きとした姿も加わって、生きることの大切さをさらに訴えてくる。3人がそれぞれ立ち直り、新たなスタートを切るという素晴らしい内容。心が洗われる映画です。残念な点は、弟トマの扱いがぞんざいだったことくらいだろうか・・・ 2004年セザール賞助演女優賞、有望若手女優賞、新人監督作品賞ノミネート (2005.11)
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