クリスタル殺人事件 | 1980 イギリス 東宝東和 THE MIRROR CRACK'D |
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ストーリー | ミス・マープルが見事な推理で鑑賞映画の犯人を当てる。 | |||
監督 | ガイ・ハミルトン 原作:アガサ・クリスティ | |||
出演 | アンジェラ・ランズベリー | エリザベス・テイラー | ジェラルディン・チャップリン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 往年の大女優マリーナ(テイラー)主演の映画が撮られるため、盛大なお茶会が開かれていたとき、マリーナにしつこくしゃべりかけてた婦人が毒殺された。犯人は彼女を狙ったのではなくマリーナを狙ったものだとして、関係者は心配になる・・・ ライバル心を燃やす女優のローラ(キム・ノヴァック)との対立、秘書のエラの脅迫めいた行為、疑わしい人物はいっぱい登場するが、次の事件が起こらないし、捜査は難航。マープルの甥であるクラドック警部(エドワード・フォックス)が活躍するが、彼は映画を観すぎ(笑)。ついつい彼女たちの主演作について知識をさらけ出してしまう。 そこで一番疑わしかった秘書のエラが鼻炎用スプレーで毒殺される。なんだかこの時点で犯人はわかったようなもの。マープルじゃなくても上手く解決できるだろうに・・・。まぁ、動機のすり替えみたいなプロットは面白いけど。 (2008.1)
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クレージー大作戦 | 1966 日本 東宝 |
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ストーリー | 暗黒街を取りまとめる“頭取”から10億の現金を強奪する計画を考えた石川五郎(植木)はわざと捕まり、砂走刑務所にいる金庫破りの天才大平(谷)を仲間に誘い脱走する・・・ | |||
監督 | 古澤憲吾 | |||
出演 | クレージーキャッツ | 野川由美子 | 青島幸男 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 刑務所では看守の加古井(ハナ)の指導の下、バンド活動をしていたクレージーキャッツの面々。ドラマーの加古井をそのまま仲間に引き入れるという大胆な展開。 悪い奴から金を奪うんだからと、義賊気取りの彼ら。最初に忍び込んだところ、ヒメコという女性を拾うが逃げられる。しかもあとには頭取のスパイ(?)だったこともわかるし・・・ ストーリーは見ていてもよくわからん。単なるドタバタ喜劇。それよりもクレージーキャッツのバンド演奏シーンが多く、笑えるネタも多い。 最後には大掛かりなトリックもあるけど、これも良く使われるようになった手口だな〜最後にはみんな仲良く刑務所に逆戻り。これもお決まりか・・・ということは、かなり王道をいった作品だったんですね。チープだけど・・・ (2007.10)
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クレージー黄金作戦 | 1967 日本 東宝 |
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ストーリー | バクチ好きの悪徳坊主・町田心乱は借金返済のためサラリーマンにさせられ、ひょんなことからラスベガスへ行くことになった。機中一緒になった代議士と遺産相続した医者と珍道中を繰り広げる。 | |||
監督 | 坪島孝 | |||
出演 | クレージーキャッツ | 藤田まこと | 浜美枝 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 東宝創立三十五周年記念作品ということで、日本映画初のアメリカロケまで行ったという、ある意味で大作!159分というのも・・・疲れる。 「はばかりながらだいべんしました」と言う変な団体のドリフターズ。ハワイに着いたら加山雄三が歌ってるし・・・。ゲストの俳優も豪華なんだけど、日本を飛び立つまでが時間をかけすぎです。いつもなら5分くらいの前フリなのに1時間近くかけてるし。せっかく金をかけてロケするんだからと、アメリカでもかなりのんびり撮影している。 「今の世の中にギャンブルじゃないものがあるか?」という植木等の問いかけは鋭い。終身雇用制が確立されてた当時でそんなことが言えるのはたいしたものだと思う。 砂漠を歩く彼ら3人もラスベガスに到着。ギャンブルも山あり谷ありだったけど、最終的には自称“日本一のギャンブラー”のボーズがきっちり稼ぐ。しかし結婚問題。谷啓のそれもあるけど、浜美枝の存在が面白い。たしかに運を落とす女っているんだよな〜。オチも彼女がらみだったし。 (2007.10)
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クレージーの大爆発 | 1969 日本 東宝 |
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ストーリー | 秘密組織GIBは三億円を強奪した男・大木に目を付け、新たに三千億円の金塊を奪うよう頼む。大木は仲間と共に金塊を盗み出すが、やがて利用されていることを知りGIBに対して反撃に出る。 | |||
監督 | 古澤憲吾 | |||
出演 | クレージーキャッツ | 松岡きっこ | 平田昭彦 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★ |
コメント | なぜだかSFのようなオープニング。金価格の値上がりによって世界経済の混乱云々といったナレーション。円がドルよりも強くなったという世相を反映している。三億円強奪事件をやったのが植木等という設定も面白い。 X14号=毛利エリ子(松岡)は組んで大きい仕事を依頼するが、金は有余って困ってると答える大木(植木)。金を捨てようと思って競馬場通いしても当ってしまって大変らしいのだ。宇宙まん丸教の教組までしている大木。あっさり承諾してしまう・・・ 専門家や恨みを持つ者を探し、三一銀行の地下に眠る金塊を狙う。『クレージー大作戦』とやや似てるが、計画性の点ではまるで『オーシャンズ』のよう。 金塊だけGIBに奪われ、例のごとくドタバタへと発展する。しかし水爆搭載の飛行機に乗ってしまい、またもや悪乗りもひどい・・・「日本は水爆を持つべきだ」という政治家の議論にまで発展してしまう。そしてクレージーの面々は最後には月まで飛んでいってしまう。どうにかならんかね・・・まぁ、007だって月まで行ったんだから、いっか・・・ (2007.10)
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グレート・ビギン | 2004 フランス 角川ヘラルド・ピクチャーズ GENESIS |
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ストーリー | 生命誕生の神秘に迫るネイチャー・ドキュメンタリー。「ヒトはどこから来たのか」というシンプルな疑問をスタートラインに、地球誕生から何十億年という時間を経て今日に至る壮大な進化の道のりを、自然界で繰り広げられる驚異の映像とともに綴ってゆく・・・(allcinema) | |||
監督 | クロード・ニュリザニー、マリー・ブレンヌー | |||
出演 | ||||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ||
コメント | 生命の神秘を宇宙の創生にまで遡るナレーションから始まる。水を張った壺で説明する黒人のおっさんがなぜだか哲学者のように思える。 カオスによって生命が誕生し、動物が進化する過程。交尾などという言葉は使わずに“恋人たちの愛の交歓”とするところがフランス映画らしいところ。ガラパゴスあたりで撮ったであろう珍しい動物など、進化しなが追っていくのは途中まで、なんだか影絵を使って略奪の歴史とかいうところから構成がイマイチ。 (2008.6)
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル | 2000 日本 東宝 |
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ストーリー | 南海に浮かぶ孤島。「アクション仮面」最新作上映を行う客船ツアーに参加していた野原一家だが、突然現れた謎のサル軍団によって大人たちはさらわれてしまう。 | |||
監督 | 原恵一 | |||
出演 | 矢島晶子 | ならはしみき | 藤原啓治 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | TV版単発の「野原四十郎」が放映された。この続きも見たい・・・ アクション仮面vsパラダイスキング。『猿の惑星』のパロディかと想像していたら、そうではなく、人間1人がボスをやっていた。アクション仮面の死闘とも言うべき戦いぶりはお子様向けではなく、最近のヒーローものによく見られる弱さをアピールしていた。 さすがに牢屋に入れられた大人たちが脱走する尻歩きは無理だろうなぁ〜ケツの筋肉がつってしまいそうだ。 (2007.12)
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黒帯 KURO-OBI | 2006 日本 クロックワークス |
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ストーリー | 昭和7年、文化政策として保護されてきた柴原英賢の空手道場。しかし満州国発展のためと称し、憲兵隊が道場を供出せよと押し入ってきた。英賢の3人の弟子、義龍、大観、長英。長英は腕を切られ、義龍が隊長を退けるものの隊長は自害。先手攻撃は行わないとする英賢の教えが二つに分かれ、やがて黒帯を継ぐ者を決めるためにと、長英が託されたのであった・・・ | |||
監督 | 長崎俊一 | |||
出演 | 八木明人 | 中達也 | 鈴木ゆうじ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | コント赤信号の小宮・・・久々に見た。 なんといっても本物の空手家(しかも師範クラス)が主人公なのです。かつてブルース・リー映画を初体験したときと似たような感動もあったし、コミカルではないカンフー映画を真面目に鑑賞したような気分にもなりました。それに、周りの観客がなぜかどこかの空手道場の人たちばかりのような気がして、一人余計な緊張をしていたし・・・ 満州が建国された頃、空手は文化事業の一環として保護されてきたが、やがて憲兵隊がやってきて「道場を供出せよ」と迫ってくることになった。「ならば試合で!」といささか短絡的な展開だったけども、理不尽な接収に対抗する彼らの姿にすでにのめり込んでしまう。憲兵隊長(白竜)の日本刀対素手の空手。しかし、道場師範である柴原英賢(夏木陽介)の教えは“先手攻撃せず”であり、全て受身態勢であることなのだ。3人の弟子のうち大観は教えに背き、相手を打ちのめす。もう1人の義龍は忠実に守るが、「恥をかかされた」と隊長は自害。その後急死した師の黒帯を継ぐ者は誰になるのか・・・といった物語です。 イカサマ賭博のヤクザが借金のカタに娘をさらい、慰安婦として憲兵隊に提供する。それを取り戻すといった、TV時代劇のようなストーリーではあるけど、見どころは全く別のところにありました。とにかく本物の空手!ここを突けば死ぬことになる・・・などとケンシロウのような大観の空手技。先手攻撃しない義龍はジャッキー・チェンの組み手のよう。一瞬の突きで相手が倒れるスピード感は日本の空手ならではのものだ。さすがにラストの弟子同士の闘いには作られたものが感じられるけど、それまでの数々の試合が圧巻なのです。 この映画を作った動機どいうのが、チャウ・シンチーやトニー・ジャーから日本の空手映画が見たいと言われたからだそうで、おかげで世界にも誇れる日本の空手を目の当たりにすることができました。それに、主人公2人は俳優でもないのに、演技だってかなりのもの。そして、憎き憲兵隊の大和田伸也や白竜が盛り上げてくれました。 (2007.12)
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クローバーフィールド/HAKAISHA | 2008 アメリカ パラマウント CLOVERFIELD |
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ストーリー | ニューヨークを襲った突然の大惨事。何もわからず逃げ惑う一般市民の視点のビデオカメラ映像で迫る。 | |||
監督 | マット・リーヴス 製作:JJエイブラムス | |||
出演 | マイケル・スタール=デヴィッド | マイク・ヴォーゲル | オデット・ユーストマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 胸毛.comはリンク集だった。しかもゲイ向けの・・・ 酔い止め薬を忘れた〜などと心配しつつも、ハンディカム映像による酔いは起こりませんでした。それよりも一般市民の目で体感できるアトラクション映画に大いに満足できました。 TVドラマ『LOST』や映画『M:i:III』のクリエーターJ・J・エイブラムスがネット中心に仕掛けた宣伝効果もあり、全貌が掴めぬままの鑑賞となった人も多いハズ。『ブレアビッチ・プロジェクト』のような手ぶれ映像という評判もあったようですが、映し出されるリアルな迫力には『ユナイテッド93』を思い出してしまいました。日本の『ゴジラ』にも影響受けているようですし、日本が被爆や空襲の辛い体験があってこそ生まれたのと同様に、9.11テロを被ったニューヨークだからこそ生まれた怪獣映画だったかもしれません。 中心となるのはロブという青年。ビデオカメラには4月27日と5月22日の日付の映像が交互に映し出され、録画した数週間前の映像の上に被せてあるという凝った作りとなっています。パーティシーンで人間関係を理解しようと努力しているうちに突如大きな爆発音が鳴り響く。同時多発テロでもこのように何が起こっているのかわからない雰囲気だったのでしょう。逃げなきゃ!と思っても、一体どこへ逃げればいいのやら・・・映画自体が謎につつまれていたのも効果大でした。 ロブが一度だけ関係を持ったベス、ロブの兄貴とその恋人。そして、まさしく“死ぬまでカメラを離さない”ドキュメンタリーカメラマン根性のハッド。彼は緊迫した場面でもおバカなことを言ってのける、ある意味超人であります。恋人の関係、兄弟などといった4人にオマケのように付き添ってしまうのです。もしかすると日本へと旅立つロブのためにクソがつくほど真面目にドキュメント作りしてたのかもしれません・・・ 『GODZILLA』をも手掛けたローランド・エメリッヒ監督にも通ずるような、自虐的なディザスタームービー。最後には怪獣をやっつけて平和に終わるような映画だったら、魅力も半減してしまうところだったのですが、期待通りの展開になってくれました。途中の台詞には、怪獣を作ったのも政府の策略・・・などと社会派を思わせる部分もあったし、隠ぺいのためにニューヨークごと攻撃するという疑念も想像させるところが上手い。 残念だったのは、巨大怪獣の他にも小さいエイリアンが登場して、噛まれると感染するのか繁殖するのかわかりませんが、アメリカ映画ならではのエイリアン・ゾンビ映画の要素まで取り入れてしまったことでしょうか。できればデカい奴だけで押し通してほしかった。ラストのセントラルパークの橋の下、これは良かった。『魔法にかけられて』を思い出しちゃいました。 (2008.4)
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黒薔薇VS黒薔薇 | 1992 香港 香港電影通信 黒攻瑰對黒攻瑰 THE LEGENDARY LA ROSE NOIRE |
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ストーリー | 脚本家死亡のバツ一の女ウォンはロイ刑事に出会う。彼女はギャングの抗争を目撃し、義賊の黒バラと間違えられ、本物の黒バラに連れ去られる・・・ | |||
監督 | ジェフ・ラウ | |||
出演 | レオン・カーフェイ | マギー・シュー | テレサ・モウ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | ウォンと淫らな人妻は一体どこに忍び込んだんだ?わけがわからない展開。劇中の脚本もひどかったけど、この映画そのものも酷い。とにかくギャング同士の銃撃戦を目撃。いつの間にか黒バラという義賊がニュースになっていた。しかも、その淫乱な人妻キューの手配写真まで。こんな陳腐な展開ででストーリーを把握しなければならないなんて・・・ まぁ、ストーリーはウォンが捕まり、ロイ刑事を巻き込んでからが面白いのですが、黒バラの妹弟子ホンが極度の健忘症であることが笑わせてくれる。姉弟子ケイが裏切られた恋人がロイに似ていたことから偽装結婚までするけど、そのストーリーがつまらない・・・ (2008.2)
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黒薔薇VS黒薔薇II | 1993 香港 劇場未公開 黒攻瑰對黒攻瑰 ROSE ROSE I LOVE YOU |
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ストーリー | 女性教師パールに目をつけたロイ刑事。さっそくアパートの隣の健忘症男の部屋に乗り込んでしまう。事件のほうでは、高校教師に成りすまして潜入捜査。リョン刑事というライバルも・・・ | |||
監督 | ジャッキー・パン | |||
出演 | レオン・カーフェイ | カリーナ・ラウ | ケニー・ビー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 自殺願望のメリーに付き合わされ傷だらけになるロイ。もうドタバタの凄さは言うことなし! 正確に言うと黒バラ対白バラになるのだけど、白バラは教師のパール。宝石を盗んだマッケイの連絡役みたいな感じだった。そして学校の生徒たちをも白バラ団に仕立てて・・・ 途中までのゆるいギャグは面白かったけど、ラストがドリフ級でつまんない。 (2008.2)
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クローズ ZERO | 2007 日本 東宝 |
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ストーリー | 不良の巣窟、鈴蘭高校。ここで頂点をとった者はいないとされるほど覇権争いが熾烈な学校。ここに転校してきたヤクザの組長の息子滝谷源治は3年の強敵芹沢多摩雄(山本孝之)と対峙する・・・ | |||
監督 | 三池崇 | |||
出演 | 小栗旬 | やべきょうすけ | 黒木メイサ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 名前が源治なんだから、赤組と白組に分けてくれれば解りやすかったのに・・・ クライマックスではさすが三池監督、ストレートな暴力アクションでした。不良たちの巣窟となっている鈴蘭高校でありましたが、頂点を目指すためには力だけではダメ。生徒の心までも掌握しなければ上に立つことはできないのだと、暴力映画にしては戦国時代を思わせるような内容でした。 3年の中でも各クラスごとにトップがいて、そいつと手を組まなければならない。最大派閥の芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”でさえ、C組とD組がなつかないので制覇するまでには至らない状態だ。群雄割拠とした高校をまとめるために、鈴蘭高校OBで早秋一家矢崎組のチンピラ片桐(やべきょうすけ)と友人になり、ときにはタイマン、ときには女を使ってと、転校してきた滝谷源治(小栗旬)は真剣に取り組むのだった。で、彼は何組に転入してきたんだろ? 暴力だらけの映画ではあるけど、リアリティの無さや、これが実際の世の中の戦争としてとらえれば、なかなか面白い。原作はもちろん未見ですが、主人公がヤクザの息子だというのが面白くない。なんとなく権力の後ろ盾があるような気がしてならないのです。これがヤクザの抗争というサイドストーリーがあるので許せるとは言っても・・・。 ストーリーやアクションも申し分ないところでしたが、冒頭にやべきょうすけが射殺されるシーンを持ってきたのはどうなのだろう。最近の映画はとにかくこの「ああ、彼は死んじゃうんだ」と思わせておいてどんでん返しを持ってくるパターンが多いこと。三池監督のスタイルには似合わないような気がします。そしてせっかくのクライマックスに黒木メイサの歌をカットインさせたことにも興ざめ・・・。 (2007.11)
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