同い年の家庭教師 | 2002 韓国 エスピーオー MY TUTOR FRIEND |
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ストーリー | 大学授業料を稼ぐため、母親の友人の息子ジフンの家庭教師をすることになったスワン。しかし、その高校生は留年2回のケンカが強い男だった。 | |||
監督 | キム・ギョンヒン | |||
出演 | クォン・サンウ | キム・ハヌル | コン・ユ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 韓流シネマ・フェスティバル2005の作品。この映画ははっきり言ってアイドル映画です。2003年韓国で公開された映画の中では『殺人の追憶』に次いで2位の成績、韓国映画好きなら見ないわけにはいきませんよね・・・ 内容は、母親に「大学の授業料を家庭教師をやって稼げ」と嚇された主人公の女子大生が同じ年の高校5年生を教える、といったもの・・・タイトルから想像ついてしまいますよね。とにかくケンカが強いクォン・サンウとちょっとドジなキム・ハヌルの恋人未満の師弟関係。笑えるエピソードが多いのですが、これといったひねりもなくストレートに展開します。とにかくアイドル映画ですから・・・ 映画の日1000円デー、レディースデーと重なって、その上一週間だけの公開ですから、昼間だというのに200数席がほぼ満席!しかも男性客が3人!すごい経験でした。別の意味で印象に残る映画となりました・・・ (2005.6)
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同じ月を見ている | 2005 日本 東映 |
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ストーリー | 現恋人である幼なじみのエミの心臓を治してあげたい一心で医者になった熊川鉄矢。一方、刑務所から脱走した幼なじみのドンこと水城元は二人に会いにゆく・・・ | |||
監督 | 深作健太 | |||
出演 | 窪塚洋介 | 黒木メイサ | エディソン・チャン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 予想がつかない展開に思わず唸ってしまうほどだったが、実はドンちゃん(エディソン・チャン)は山下清だったというサプライズがあれば満点にしてもよかった・・・ ドンちゃんはランニング一丁なのである。そのランニングシャツも絵の具で汚れ、浮浪児のように扱われイヂメの対象になってしまうような風貌なのだ。それは小学生当時も大人になってからも一緒。常にシャツを汚していたいのだ。対する鉄ちゃん(窪塚)はお坊ちゃま風。研修医となった今でもお洒落なのだ。 念力も使えるドンちゃんは放火犯として刑務所に入れられたけど、もうすぐ刑期も終わるというのに脱走します。もしかして意地の悪そうな刑事モロ師岡に復讐するために?いえいえ、そんな復讐劇ではございません。じゃぁ、なぜなんだ?鉄ちゃんはエミ(黒木メイサ)のことを愛し、自分が彼女の心臓病を治すんだ!という自惚れと、ドンちゃんの友情を忘れていたために彼がなぜ脱走したのか理解できなかったのです。そしてストーリーは急展開!ヤクザの山本太郎とドンちゃんが心を通わせるのです・・・ 窪塚復帰作として注目を浴びているこの映画ですけど、深作欣司のご子息である健太監督の再スタートとなった作品でもあります。ストーリーそのものや役者の演技よりは、欣司DNAを受け継いだ健太のこだわり映像が楽しめるのです。冒頭から心臓を生々しく描いた手術映像を映し出したり、徹底した暴力描写によって、純愛青春ドラマを深作映画に変えてしまってるのです。純愛テイストの上にこれらを描くため、放火、いじめ、暴力などをあきらかに観る者に毛嫌いさせる手法なのだと思います。そして、妙なこだわり・・・例えば、雨雫が窪塚の肩にしたたり落ちるところでドシーン、ドシーンと効果音を入れたり、ヤクザのボスが牛乳をチューチュー吸っていたり、松尾スズキだけはギャグに徹していたり・・・そんな愛すべき箇所も多い。さらに深作らしさはツッコミどころが多いことでも証明される(あまりにも多いので敢えて省略)。 さて、復帰した窪塚くんはどうだったでしょうか。『ピンポン』や『GO』での個性的キャラじゃないため、静の部分ではまだまだ弱く、ドンちゃんと再会してケンカする場面では素晴らしかったけど、普通のキャラはもっと頑張らねば!と感じた。『GTO』の雰囲気に戻った感じでしょうか。一方、エディソン・チャンはうまい!日本語もちゃんとしゃべってるし、人をあわれむような奥の深い瞳がよかった。責任を全て自分が背負ってしまうという慈愛の精神に満ちた神のような存在なのです。山本太郎もとても存在感のある重要な役であり、演技力ありますよね〜もっと存在感があるのはやはり岸田今日子でしたが・・・ 【ネタバレ】 ドンちゃんが刑務所を脱走したのは、エミが彼に結婚するかもしれないという手紙を書いたので、「おめでとう」という言葉と結婚式を予想した絵を贈るためだった。鉄ちゃんと二人でイジメに遭ったときも自ら川に落ちたし、放火にしたって鉄矢の責任を自分が被ってしまった。会ってまもない金子の盾となって銃弾を受けたり、とにかく自己犠牲の精神が強すぎた。周囲の人間が幸せになれば、自分はどうなってもかまわない・・・自分がそういう道を選ぶことも予言に現れていたのかもしれない・・・ (2005.11)
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鬼が来た! | 2000 中国 東光徳間 DEVILS ON THE DOORSTEP 鬼子來了 |
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ストーリー |
終戦間際、日本軍占領下の中国のある村に、「私」という正体不明の人物が現われ、日本兵一人と通訳の男が預けられる。 二人の扱いに困った村人たちは苦悩し、様々な対策を試みるが・・・ |
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監督 | チアン・ウェン | |||
出演 | チアン・ウェン | 香川照之 | ユエン・ティン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | 前半は二人の捕虜を預けられた村人たちが滑稽に葛藤する様子を上手く表現していて、斬新な風刺を使った中国コメディなのかと思っていた。主人公は村人のマーになると思うのですが、捕らえられた通訳のトンがストーリーを作ってますよね〜。これが笑えるんだけど・・(笑) 後半30分は、まさに日本軍の非道ぶりを表現したかのような内容でしたね。南京大虐殺の事実なんかを必死で隠したがるどこかのお偉いさん達に是非見て頂きたい映画です。 「鬼」というテーマにおいても、終戦がわかっても疑心暗鬼にかられ惨殺を続ける日本軍がまさに「鬼」であると訴えたかったのだとわかります。また、このテーマにおいては、戦争が終結したにもかかわらず自衛のためと現地の人を殺している現代も一緒だなぁ〜と考えさせられます。 全体を通して「軍艦マーチ」が流れていますが、中国や朝鮮の人たちは忌み嫌う音楽なんでしょうね(映画なのにわざと下手くそな演奏だしw)。余談になりますが、パチンコ屋で軍艦マーチのかかる店というのは日本人の経営してる店なんだろうなぁ。。(違ってたらごめんなさい) 2000年カンヌ国際映画祭グランプリ(チアン・ウェン) (2003.10)
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オネーギンの恋文 | 1999 イギリス ギャガ ONEGIN |
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ストーリー | 1820年ペテルスブルグ。社交界にも嫌気がさしていた没落貴族のオネーギンは伯父の危篤の知らせを受け取った。伯父の土地に引越し、そこでタチヤーナという隣人ラーリン家の娘に出会う。 | |||
監督 | マーサ・ファインズ 原作:アレクサンドラ・プーシキン | |||
出演 | レイフ・ファインズ | リヴ・タイラー | トビー・スティーヴンス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 農奴制に反対。主従関係への疑問。これらが危険思想とされていた時代。オネーギンは現代で言うとシラケ世代、無気力世代になるのだろうか、遺産の農地を耕す気もなく、貴族であるがゆえの社交マナー等都会的な風貌・知識を備えている。田舎娘で文学少女らしい純朴さでタチヤーナはオネーギンに恋文を送るが、そのラブレターを燃やしてしまい、恋には無縁であるかのように彼はふるまう。 タチヤーナの妹オルガは友人となったウラジミールの妻。オネーギンはパーティーでオルガと踊り、夫ウラジミールが嫉妬してしまい、決闘を申し込まれるにまで至った。単なる酔狂としか思えぬダンスだったのに、怨みを買ったオネーギン。無気力な彼は死を覚悟していたに違いないが、ウラジミールの弾ははずれ、オネーギンが勝ってしまう。そして彼は旅立った。 タチヤーナはもう一度彼に会いたくて、貴族と結婚してまでしてパーティーにてオネーギンと会う。再会したオネーギンはようやく彼女を愛するようになるが、時すでに遅し。かつては愛したが今では夫に会いを誓った身であることに自覚したのだった・・・ 典型的なすれ違い恋愛。リヴ・タイラーが可愛い。 1999年英国アカデミー賞イギリス作品賞ノミネート (2005.7)
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