(喜)あゝ独身 | 1970 日本 大映 |
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ストーリー | 社長夫人のお抱え運転手芳雄(西川)とラーメン屋台で働く正吉(花紀京)がアパートの同じ部屋を昼夜分けて借りていた。芳雄は正吉の妹に恋をして、正吉は喫茶店のウェイトレスに恋をするが・・・ | |||
監督 | 黒田義之 | |||
出演 | 西川きよし | 横山やすし | 花紀京 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | あゝ独身(チョンガー)。吉本人気タレントが映画に出るとなると、こうも演技が下手に感じてしまうのか。プロットそのものは面白いので、アドリブを自由自在にやってもらったほうが絶対に楽しめると思う。 職業に貴賎はないということがテーマとなっているけど、吉本新喜劇の雰囲気そのもの。わざわざ映画にするほどでもないのだが、結局は女性のヌードで楽しませようとする娯楽作品にしたかっただけかもしれない。 (2007.1)
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愛人ジュリエット | 1950 フランス 新外映 JULIETTE OU LA CLEF DES SONGES |
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ストーリー | 留置所でミシェルは一目ぼれしたジュリエットの夢を見て現実からの逃避をする。 | |||
監督 | マルセル・カルネ | |||
出演 | ジェラール・フィリップ | シュザンヌ・クルーティエ | ロジェ・コーシモン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 彼の罪は店の金を盗んだこと。夢での恋愛劇から目が覚めた途端に簡易裁判所に呼び出される。店の主人ベランジェが不起訴にすると署名したのだ。それもジュリエットが嘆願し店長と結婚すると約束したため。早速、現実のジュリエットに会いにいくが、それは辛い別れを告げにいくことでもあった。 貧富の差。それも単純な構造のヒエラルキー。彼女を養うことなんてできないと罵るも、せっせと告訴取り下げするための署名をする主人。夢の中でしか幸せを得ることができない虚しさを十分伝えてくれた。 ラスト、立ち入り禁止のドアを開けると夢の中の世界が広がる・・・ 1951年カンヌ国際映画祭音楽賞 (2006.7)
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アイス・プリンセス | 2005 アメリカ 劇場未公開 ブエナ ICE PRINCESS |
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ストーリー | 物理学で奨学金を得ないかとも言われた高校生ケイシー。フィギュア・スケートを見ていて、回転を分析してレポートすることにした。やがて自分もコーチを受けて・・・ | |||
監督 | ティム・ファイレル | |||
出演 | ミシェル・トラクテンバーグ | ジョーン・キューザック | キム・キャトラル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ビデオに撮り、パソコンに取り込み動きを分析する。最初はスパイじゃないかと疑われたが、知り合いのジェン(ヘイデン・パネッティーア)がいたために撮影を認められた。実際に滑ってみるのがいいとわかったものの、コーチを受けるに800ドル必要と聞き、バイトに精を出すケイシーだった。 ケイシーは才能を認められジュニアレベルにも合格するが、大会に出るには金もかかるし、全てを賭けなければならない。バイトもやって、バレエも習って、クタクタのケイシー。成績も下がり、母(キューザック)に叱られ、進路選択を迷う・・・ いよいよ地区予選。4位に入れば地区大会に出られるのだが、ジェンが4位でケイシーは5位。フリーでの挽回が出来ればというところで、ジェンの母親でもあるコーチのティナ(キャトラル)がケイシーのボロボロのスケート靴じゃ勝てないと言って、新しい靴をプレゼントしてくれる。やっぱりいい人だったんだと思ったのも束の間、フリーの演技で転倒してしまう・・・「新しい靴は10日くらい経たないと馴染まないのよ」と1位になったライバルの子に教えられる。 スケートがダメでも大学がある・・・ハーバードの面接で、夢があると辞退する。そこからの彼女は今までにないほどスポコンヒロイン。娘のために自分を騙したティナに師事することを願い出るのだ。 「こんなに立ち直った演技は1992年の伊藤みどり以来です」と、転倒しても母親の姿を見つけて開き直るところが面白かった。一体どこまで本人が滑っているんだろうと考える暇もなく、ジャンプの妙技に酔いしれてしまう・・・でもヒロインのミシェルよりは、『レーシング・ストライプス』でも活躍したヘイデン・パネッティーアのほうが好きだ。 (2006.12)
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愛という名の疑惑 | 1992 アメリカ WB FINAL ANALYSIS |
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ストーリー | 完全犯罪を目論んで近づいてきた美しい姉妹に精神分析医が翻弄される。 | |||
監督 | フィル・ジョアノー | |||
出演 | リチャード・ギア | キム・ベイシンガー | ユマ・サーマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | ダイアナ(サーマン)のセラピーを行っていたバー医師。夢の話が中心だ。銃はペニスを意味してるとか、花がどうとか、色々と意味深な診療が続く。やがてダイアナの姉である人妻ヘザー(ベイシンガー)も診療を受ける。早速肉体関係を持つ二人であったが、彼女の夫は暴力夫でギャンブル好きの悪党。しばらくして彼女は夫に迫られたときにダンベルで殴りつけ殺してしまうのだ。 精神鑑定を何度かやっているバー。彼女が酩酊状態の精神不安定だったと友人医師にも証言させ彼女を無罪にさせることに成功。しかし、実は姉妹が最初から殺人計画を立ててバーに近づいたんだと気づき、なくなったダンベルが重要な証拠となってくる。バーにもダンベルを触らせていたのだ・・・ その後はダンベルの奪い合い。せっかくの心理合戦が無茶苦茶になってくる・・・一時不再理という裁判の基本をもちゃんと踏襲しているけど、保険金問題が残されていたのがヘザーをキレさせたのだ。終盤、見事に大味になってしまうハリウッド駄作といった感じ。 ラストシーンでユマ・サーマンがヘザーを名乗り、男と酒を飲んでるけど、意味があるんだろうか? 1992年ラジー賞作品賞、主演女優賞、脚本賞ノミネート 1992年MTVムービーアワード 魅惑の女優賞ノミネート (2006.11)
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愛と呼ばれるもの | 1993 アメリカ 劇場未公開 THE THING CALLED LOVE |
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ストーリー | C&Wの聖地ナッシュビルに集まるミュージシャン指向の若者たち。NYから来たミランダ・プレスリーという女の子。 | |||
監督 | ピーター・ボグダノヴィッチ | |||
出演 | リヴァー・フェニックス | サマンサ・マシス | ダーモット・マローニー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | リバー・フェニックスの遺作だ。リンダというミュージシャンを目指す女の子はサンドラ・ブロック。オーディションでいきなりトチって不合格になってた。デュオで演奏するジェームズ・ライト(フェニックス)は合格だ。そして同じく落ちたカイルの4人は意気投合して深夜の牧場へ。 音楽よりも恋愛中心になってしまうとつまらないものだ。でもここまでカントリーを聴かされるとノリノリになってしまう・・・ (2007.1)
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愛の流刑地 | 2006 日本 東宝 |
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ストーリー | 情事の果てに愛人入江冬香を絞殺した小説家村尾菊治。 | |||
監督 | 鶴橋康夫 | |||
出演 | 豊川悦司 | 寺島しのぶ | 長谷川京子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | いいか、よく聞け。過失致死と嘱託殺人の弁明によって、被告人は一気呵成に沈んでいくんだ! 越中おわら節で有名なおわら風の盆は未だ見たことがない。富山県に住んでいたにも拘らず!である。この映画でも数人が踊っていましたが、本物はこんなものじゃないはず。もっともっと壮大で、艶やかで、勇壮で、哀愁に満ちているはずなのです。その女性の踊りに見られる手の動きから、小説家村尾菊治(トヨエツ)は入江冬香(寺島しのぶ)を富山県出身だと見破ってしまう。ここがこの作品で一番素敵なところでしたが、北陸出身などと言わずに「富山か徳島では?」と聞かなかったところがミソです(そうかな?)。 渡辺淳一の映画化作品といえばほとんどがポルノだと思うのですが、今まで見てきた『化身』『失楽園』『メトレス』などよりはストーリーがあるのでずっと良かったです。何しろ不倫相手冬香は冒頭で死んでしまうのですから、裁判や冬香の真意などミステリアスな部分もあり、普通に楽しめる内容となっていました。その反面、濡れ場の激しさは黒木瞳なんかには負けていたかもしれません。 俳優で良かったのは貫地谷しほりと富司純子で、彼女たちの泣きの演技は真に迫るものがありました。しかし、弁護士役の陣内孝則と検事役の長谷川京子がダメ。まるで笑いながら尋問するかのような陣内さん。弁護して嘱託殺人の罪を勝ち取る意気込みが全く感じられないのです。そして、長谷川京子の台詞棒読み陳述は全く迫力のない検事・・・まぁ法廷シーンがメインじゃないと言われればそれまでですが・・・ なぜだか長谷川京子検事がTEACのオープンリールデッキで情事の様子を聞いていたシーンが印象に残りますちゃ。小型カセットテープレコーダーにオープンリールの対比にどのような意味があるのかわからんけど、このオープンリールデッキは一体どこから仕入れたがやろか? (2007.1)
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愛を乞うひと | 1998 日本 東宝 |
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ストーリー | 母親から受けた虐待がトラウマとなっていた照恵。自分も母親になってみて幼い頃死に別れた父親の遺骨を求めて旅に出るが、幼少の記憶が甦る。 | |||
監督 | 平山秀行 | |||
出演 | 原田美枝子 | 野波麻帆 | 小日向文世 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 昭和29年。結核で病床にあった照恵の父陳文雄は台湾の友人王(小日向)に彼女を預けようとしていた。「アッパとソアラへ行こうな」と印象深い言葉。そんな思い出しながらいたある日、異父弟(うじきつよし)が詐欺で捕まったという連絡が入った。 昭和30年。施設から母親が照恵を引き取りにきた。異父の弟もいたが、あっという間に新しい男和知(國村隼)と結婚。彼は傷痍軍人、街頭でこじきをしていたのだ。この頃から虐待が始まった。アパートでは近所迷惑になるほど折檻が酷く、ものもらいをしていたため学校でもいじめにあう。台湾に遺骨を捜しに行った母娘。日本語が上手いけど北京語が下手なタクシー運転手が面白い。 昭和39年。就職した照恵はまだ金を要求してくる母親にうんざり。勝手に引越しを決めたことに耐え切れなくなり家を飛び出してしまうのだ・・・父の遺骨も見つかり、今度は生きてるかもしれない母親を娘とともに捜す。 ひどい目にあってるときでもニヤっと笑ってしまうのは父文雄(中井貴一)の遺伝だったようだ。母親の髪を梳かすことが唯一褒められた経験だった照恵。「可愛い」とひとこと言ってもらいたいがために虐待されても慕ってしまったと自分を省みる。娘から「可愛いよ、母さん」と言われたときには思わずもらい泣き。日本が台湾を植民地にしていたとか、文雄が日本国籍を取れなかったとか、戦争の時代と日本・台湾の関係もよくわかる作りになっていた。 小日向さんの演技が台湾人かと思うくらいでびっくりでしたが、やはり原田美枝子が暴力母とおとなしい母の二役を演じたことが凄い!女優賞を総なめにしたのも文句はない。 1988年日本アカデミー賞作品賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、照明賞、美術賞、編集賞、新人俳優賞(野波麻帆) 1988年ブルーリボン賞主演女優賞 (2007.2)
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アウト・オブ・サイト | 1998 アメリカ Uni=UIP OUT OF SIGHT |
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ストーリー | 銀行強盗で刑務所に入ったジャック(クルーニー)が相棒と脱走するが、女性捜査官カレン(ロペス)を一緒に連れていくハメに・・・ | |||
監督 | スティーヴン・ソダーバーグ | |||
出演 | ジョージ・クルーニー | ジェニファー・ロペス | ヴィング・レイムス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 『オーシャンズ11』の前にこんな映画もあったんですね・・・ スタイリッシュという言葉がピッタリ。捕まるまでに200回も銀行強盗したって話なんかは冗談ぽいけど、ムショ帰りの人間関係もグシャグシャ。真剣に見てなかったから、最後のシークエンスもわからなくなってしまった。スティーヴ・ザーンがいい味。 1998年アカデミー賞脚色賞、編集賞ノミネート 1998年全米批評家協会賞作品賞、監督賞、脚色賞 その他いろいろ (2006.12)
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アウト・フォー・ジャスティス | 1991 アメリカ WB OUT FOR JUSTICE |
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ストーリー | ジーノ刑事(セガール)の親友を組織のリッチー(フォーサイス)が殺した。三人は幼なじみだったが、ジーノは組織よりも彼を捕まえたかった。やがてリッチーは次々と殺人を冒し・・・ | |||
監督 | ジョン・フリン | |||
出演 | スティーヴン・セガール | ウィリアム・フォーサイス | ジェリー・オーバック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★★ | ★ |
コメント | 最初から殺人鬼の様相を呈しているリッチー。イタリア系マフィアのボスもつ「罪のない男を俺のシマで殺しやがって」とカンカンだ。警察とマフィアの癒着についてはこの際多めにみて、男のメンツと刑事の意地により、どちらが先にリッチーを見つけるかというスリル溢れる展開となってゆく。 被害者とも凶悪犯とも幼なじみという設定が面白いはずなのに、活かされていないような気がします。まぁアクション映画なんだから、そういった心理描写なんて要らないのかもしれないけど、これじゃB級の域を出ない・・・ 最後だって強すぎるセガール。安心して見ていられるので全然緊張感がなかった・・・ (2006.12)
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