金魚のしずく | 2001 香港 ギャガ・コミュニケーションズ GLASS TEARS 玻璃、少女 |
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ストーリー | 孫娘チョーが家出した。両親は捜す気もなく祖父ウーに一任するが、チョーに5000元貸したというPから電話が入った。手がかりもないので、5000払ってPにチョーを捜させるが・・・ | |||
監督 | キャロル・ライ | |||
出演 | ゼニー・クォック | ロー・リエ | チョイ・ティンヨー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 子どもが海岸で埋められているのに助けない元刑事ウー。犬を放ち、ラジコンで遊ぶだけなんだから・・・ちょっと気難しい性格だ。大陸から来て広東語は得意じゃないのはわかるが、性格を推し量るのが困難だ。 92分しかないのに、すごく長く感じる映画だった。詰め込みすぎではあるが、B級香港映画とは違ってゆったりと映像が流れるし、心理描写が上手いのに・・・不思議だ。閉塞感と自由。家庭崩壊と堕落した若者ドラッグ文化。チョーと出会えなかった島番ウーではあるが、Pとその恋人トーフとは心が通った。民生員の自殺未遂や自傷行為のPなど、テーマが多すぎてまとまりがないのが残念である。 (2005.4)
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キング・アーサー | 2004 アメリカ ブエナ・ビスタ KING ARTHUR |
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ストーリー | 西暦415年、ローマの支配下にあったブリテンでは、現地人ウォードと争いが絶えなかった。アーサーと円卓の騎士たちは15年の契約を終え故郷へ帰るはずであったが、ローマから最後の指令が下される。。。 | |||
監督 | アントワン・フークワ 製作:ジェリー・ブラッカイマー | |||
出演 | クライヴ・オーウェン | キーラ・ナイトレイ | ヨアン・グリフィズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 自由を求めて戦うアーサーと騎士たち!彼らはとても強いのだ。そして、ローマ人がどちらかというと嫌いなのだ。やっと自由を手に入れたと歓ぶのも束の間、好きでもないローマ人を救出せねばならなかった。 アーサーは自由博愛主義。キリスト教なんて信じないのさ!衰退の一途をたどるローマ帝国のお偉いさんはキリスト教なんて政治の道具としか思っちゃいない。ローマのために戦うなんて馬鹿らしくてしょうがないのさ。こうなりゃ現地人ウォード族と仲良くして、このイギリスの地に自分たちの王国を作っちゃえ!てな感じでサクソン人とだって戦っちゃうのだ。 しかし、ランスロットと下ネタボーズ(レイ・ウィンストン)以外はその他の騎士たちという描き方に不満。伝説の聖剣エクスカリバーだって描ききれていない。伝説というより史実という内容になっていた。ランスロットだって二刀流で活躍するのは最後の戦いだけだし、トリスタンの鷹も活躍しない。だけど、騎士たちの篤い友情・忠誠心の表現は泣けた。歴史好きにはたまらない映画なのだ。笑える下ネタも多いし、サクソン軍の行進の掛け声が「サクソン!サクソン!」てのも面白かった。 見所は、陰の主役下ネタ・ボーズ!子どもには名前を付けましょうね・・・ (2004.7)
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キング・オブ・コメディ | 1983 アメリカ 松竹富士 THE KING OF COMEDY |
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ストーリー | コメディアンの卵ルパート・パプキン(デ・ニーロ)が大人気のジェリー・ラングフォード(ルイス)を追いかけまわして何とか自分のネタを聞いてもらおうとする。 | |||
監督 | マーティン・スコセッシ | |||
出演 | ロバート・デ・ニーロ | ジェリー・ルイス | ダイアン・アボット | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 底抜けシリーズのジェリー・ルイスを見ていたら、彼の言う言葉に重みがある。当時57歳の彼に対して、当時40歳になるデ・ニーロ。ヒロインのリタ(アボット)はデ・ニーロの嫁さん。 誘拐、監禁してパプキンは捕まる覚悟で一夜限りの喜劇王になるが、そこまで犯罪を犯して人を笑わせることができるのだろうか・・・お笑い芸人の心なんてわからないけど。 何となくジョン・レノンが熱狂的なファンに撃たれたことにインスパイアされているような気もするけど、どうなんでしょう?まぁ、ラストの意外な展開は、5分間の漫談が大好評だっただけに予想はつきましたけど、AV女優から芸能人に転向することに似ているなぁ・・・ 1983年カンヌ国際映画祭コンペ 1983年全米批評家協会賞助演女優賞(サンドラ・バーンハード) 1983年英国アカデミー賞オリジナル脚本賞 (2005.5)
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キングコング対ゴジラ | 1962 日本 東宝 KING KONG VS GODZILLA |
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ストーリー | 北極海調査のための原潜シーホークは光る氷山を見つけ行方不明となった。一方宣伝のために南海の魔神ことキングコングの捕獲に出かけた。 | |||
監督 | 本多猪四郎 | |||
出演 | 高嶋忠夫 | 藤木悠 | 浜美枝 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | パシフィック製薬のパシン錠。ライバル会社はセントラル製薬だ。この映画の前半はかなりコメディ仕立てになっています。大タコが現われても「宣伝部長の多胡さんだろ」ですもん。 キングコングだってそうだ。高圧電線の電気を食べたり、国会議事堂によじ登ったりと笑ってしまう部分もある。 (2004.11)
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キングダム・オブ・ヘブン | 2005 アメリカ FOX KINGDOM OF HEAVEN |
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ストーリー | 鍛冶屋のバリアンは自分が十字軍の騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)の息子だということを知る。エルサレム王に忠誠を誓い、王女シビラと禁断の恋に落ちるが妻に娶ることを拒否する。異教の共存が続いていたが、王は死に、サラセン帝国が迫りつつあった・・・ | |||
監督 | リドリー・スコット | |||
出演 | オーランド・ブルーム | エヴァ・グリーン | ジェレミー・アイアンズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 『グラディエーター』のリドリー・スコット監督!と言うよりは、『ブラックホーク・ダウン』のリドリー・スコット監督!と言った方が良くないですか? 戦争映画は、ほとんどの場合広義の反戦映画になるようですが、この映画も、ジャンルでは戦争映画を謳ってはいないものの普遍的な反戦を訴え、さらには大国による他国への侵略、略奪を批判したモノになっています。 歴史を紐解いてみれば、ヨーロッパからの十字軍遠征というものは聖地奪回という大義の下にイスラム圏への領土拡大=侵略が行われていたにすぎないのです。映画の中でもティベリアス(ジェレミー・アイアンズ)の台詞にあったように、「土地と金」が全てだった。エルサレム王の軍事顧問が言うのだから、これほど信憑性に富む話はないのです。映画を観ている間ずっと、現在でも続いているパレスチナとイスラエルの国家紛争を思い出さずにはいられなくなり、拡大解釈すれば、アメリカを含む大国主義国家による侵略戦争すべてを批判しているようにも受け取れました。 冒頭、妻の自殺と首を切るという行為にキリスト教への不信感が募ったバリアン(オーランド・ブルーム)。自分が十字軍の英雄ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)の息子であると告げられたショックも重なり、司祭を殺しエルサレムへ行くことを決意した。最初は「罪を償う」というテーマだったが、平和を願い、真の騎士道と「国家を守る」という意味をも考えさせる内容にもなっています。 惜しいのは、冒頭の殺人やシビルを妻としなかった理由など主人公の心理描写が弱く、ラブシーンを中心にカットされ過ぎと思わせるほどの物足りない編集が残念だった。ラストの投石を中心とした攻防は迫力ある映像だし、オーリーが刺客に襲われる殺陣シーンもよかったのに、こういったスペクタクルが少なかった。そして、「やっぱり・・・」と思わせる翻訳家にも!まぁ、最も不満な点は、オーリーが弓矢を放たないところかもしれないですけどね・・・ (2005.5)
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金田一少年の事件簿 anime | 1996 日本 東映 |
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ストーリー | 金田一一と美雪は黒沢氏の招待で孤島・歌島のオペラ座館へと向かう。劇団員がオペラ座の怪人に見立てて殺される・・・ | |||
監督 | 西尾大介 | |||
出演 | 山口勝平 | 中川亜紀子 | 平田広明 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 堂本剛、ともさかりえ、古尾谷雅人の顔が浮かんでくる・・・ということは、テレビ版を結構観ていたのだなぁ。こういうアニメだと、登場人物がよくわかんないんですよね。 しかし、ラストの独白はすごい・・・はっきり言って絵は要らない。ちょっと涙が出てしまった。ラジオドラマで充分かもしれない。 (2004.7)
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キンダーガートン・コップ | 1990 アメリカ Uni=UIP KINDERGARTEN COP |
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ストーリー | 刑事ジョン・キンブルは麻薬組織のボス、クリスピを追っていた。情報を握っている彼の妻を探すためオレゴン州に赴任するが、幼稚園に潜入捜査する予定の相棒が病気で倒れたため代わりにジョンが・・・ | |||
監督 | アイヴァン・ライトマン | |||
出演 | アーノルド・シュワルツェネッガー | ペネロープ・アン・ミラー | パメラ・リード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | コメディ映画というよりは、笑える要素の多いアクション映画といった感じか?筋肉もりもりの厳つい刑事が幼稚園の先生になるんだから、中々融通の利かない堅物の面白さがあり、ほのぼのとしたシーン有り。しかし、シュワちゃんのロマンス部分がイマイチで、いい脚本とは言えない。 フェレット可愛いな。 (2004.11)
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禁断の惑星 | 1956 アメリカ MGM FORBIDDEN PLANET |
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ストーリー | 2200年、地球に似た惑星アルテア4に先に到着した宇宙船の生存者を捜索するためにやってきた。言語学者のモービアス博士と交信できたものの、博士は捜索隊に来て欲しくないようだった。。。 | |||
監督 | フレッド・マクロード・ウィルコックス | |||
出演 | ウォルター・ピジョン | アン・フランシス | レスリー・ニールセン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 50年近くも前の映画なのに、よくできてるなぁ。 人間に危害を加えないというロボット3原則の一つを上手く利用してある。転送装置、ホログラフ、IQ増幅装置や2000年前の知的生物クレル人の遺産と夢のようなものがいっぱいだ。ロボットのロビーのデザインもこの後似た様なデザインがいっぱい登場しているな。『キャプテンウルトラ』や手塚漫画の世界にも・・・ しかも悪魔のような透明の怪物“イド”の出現。CGやSFXの技術が全く無い映画の世界で、よくぞこれほどの特殊効果が表現できたものだ。オスカーを取れなかったのは『十戒』のせいだ(笑) 音響効果がひどい。これなら静かな音楽を使った方が絶対にいい。ゲゲゲの鬼太郎の音響効果と変わらない・・・音だけ聞いていたらホラーだと思ってしまう。 1956年アカデミー賞特殊効果賞ノミネート (2004.9)
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銀のエンゼル | 2004 日本 メディア・スーツ |
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ストーリー | 北海道のとあるコンビニ。オーナーの北島昇一は店の切り盛りを妻の佐和子(浅田美代子)と娘の由希にまかせていたが、佐和子が交通事故で入院してしまう・・・ | |||
監督 | 鈴井貴之 | |||
出演 | 小日向文世 | 佐藤めぐみ | 山口もえ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | バナナを暖める客。いきなり脱力系の面白さ。 突如、夜勤を経験することになった昇一。携帯をずっとかけてる女。いきなり踊りの練習を始める暴走族。様々な人々が集まる深夜のコンビニ。LAWSONが全面協力してるだけあって、リアリティがある。「雪うしが飛んだ」ってのは・・・ 東京へどうしても行きたい美術部の娘。雪が見たいために北海道にやってきた店員佐藤(西島秀俊)。いつも銀のエンゼルを求めてやってくる山口もえ。自分の人生は自分で選ぶというテーマがあるように思えたが、ラストでほんのりさせてくれた。佐藤が銀のエンゼルを見つけたのに、渡さずにいたことが絶妙のストーリーだなぁ。痛いけど若さを感じる大泉洋もグッド。そして優柔不断で頼りない父親を演ずれば天下一品の小日向文世。彼しかいない! 大停電・・・これは『大停電の夜に』よりも生々しい。 (2006.1)
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金髪の草原 | 1999 日本 ザナドゥー |
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ストーリー | 心臓病を患う80歳になる日暮里歩はある日若者になって目が覚める。ヘルパーのなりすが学生時代のマドンナそっくりだったことから、彼女に恋してしまう・・・ | |||
監督 | 犬童一心 | |||
出演 | 伊勢谷友介 | 池脇千鶴 | 加藤武 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | おじいさんが若返っちゃった・・・という内容ではなく、自分が若者になった錯覚(?)。とにかくじいちゃんが若い。というより、じいちゃんの姿は全く出てこない。じいちゃんのメルヘンと、新人ヘルパーの心の葛藤。それにしても結婚まで踏み切るのが早すぎる・・・ 2000年日本プロフェッショナル映画大賞新人奨励賞(伊勢谷) (2005.9)
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銀幕のメモワール | 2001 フランス ギャガ・コミュニケーションズ LISA |
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ストーリー | 若き映画監督サム(マジメル)は第二次大戦中に活躍した俳優シルヴァンのドキュメンタリー映画を撮ろうとして、リザ(モロー)という元恋人に話を聞くことになった。 | |||
監督 | ピエール・グランブラ | |||
出演 | ブノワ・マジメル | ジャンヌ・モロー | マリオン・コティヤール | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 大戦前夜のサナトリウム。結核患者であるリザ(コティヤール)はシルヴァン(サガモア・ステヴナン)と恋に落ちる。シルヴァンはカトリックとして育てられたユダヤ人であり、ナチの捕虜収容所に捕えられるも逃げ出してくる。そして、ナチの協力者(密告者)とレジスタンスとの陰惨な争い。自我の探求と友人の裏切り。大戦中は何でもありなのか・・・ 現代の場面で「ラプソディ・イン・ブルー」が流れるが、映像に全く合わない。過去のシーンにしても、ナチがほとんど出てこなくて内輪もめばかり。ちょっと異質でもあり、トラウマになりそうなほど暗い人間関係ばかりだった。 反戦映画のようでもあるが、ユダヤ人のアイデンティティを中心にしたドラマとみたほうがいいのかもしれない。エロかったりもするし・・・青春懐古の部分もあるのか・・・ (2004.12)
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金融腐蝕列島[呪縛] | 1999 日本 東映 |
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ストーリー | 朝日中央銀行に総会屋がらみの不正融資事件にて検察特捜部の捜査が入ることになった。幹部が慌てふためく中、ミドル層と呼ばれる部長クラスの男4人が立ち上がり銀行再建のために戦う。。。 | |||
監督 | 原田真人 | |||
出演 | 役所広司 | 椎名桔平 | 若村麻由美 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 総会屋とのつながりを断ち切るという設定は素敵なのだが、肝心の総会屋がほとんど描かれていない。実際にどれくらいの妨害を受けたり嫌がらせをされるのか、うそでもいいから描かないと緊迫感がない。自宅に息子の通学路を書いたFAXが届くだけじゃ・・・ もうちょっと社会全体に問題提起するような内容じゃないと面白くありません。これだと実際にあった事件の裏側を紹介した程度の映画です。だけど、役者の演技がよかったので最後まで見れました。 1999年日本アカデミー賞編集賞 同作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞、音楽賞、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞 (2005.1)
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