リッチー・リッチ | 1994 アメリカ WB RICHIE RICH |
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ストーリー | 資産700億ドルの富豪リッチ家の一人息子リッチー。彼の両親が旅行中に自家用飛行機が墜落して・・・ | |||
監督 | ドナルド・ペトリ | |||
出演 | マコーレー・カルキン | ジョン・ラロクエット | エドワード・ハーマン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | 10億ドル号という名前のプロペラ機。ジェット機は操縦できないってことなのか?それとも予算の関係か・・・ ロボビーとかスメルマスターとか面白い発明品だったなぁ。子供向けではあるけれど、こうした夢のあるのはいいですね〜しかも金持ちであるにも関わらず、今まで従業員を解雇したことがないとか、かなりいい人の社長だ。こんな資本家ばかりだといいですね。 設定やストーリーも面白くないはずなのに、かなり楽しんでしまいました。それに『北北西に進路をとれ』へのオマージュ、悪役バンドーが見てるテレビ番組やラストの石像でのシーンが良かった。 1994年ラジー賞主演男優賞ノミネート (2005.10)
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リトル・イタリーの恋 | 2003 オーストラリア/イタリア パンドラ=ハピネト・ピクチャーズ LOVE'S BROTHER |
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ストーリー | 50年代、オーストラリアのイタリア人街“リトル・イタリー”。そこに住む対照的な兄弟アンジェロとジーノ。アンジェロはイタリアに住むロゼッタを紹介されたときに、思わず弟ジーノの写真を送ってしまう・・・ | |||
監督 | ジャン・サルディ | |||
出演 | ジョヴァンニ・リビシ | アメリア・ワーナー | アダム・ガルシア | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | また見合いを断られてしまったアンジェロ。教会で一緒に祈るジーノはなかなかの兄思いの弟のようだ。その社交的な弟には恋人コニーがいる。 見合いではなく、直接手紙によるプロポーズ。いきなりOKの返事がきてしまい、ロゼッタは海を越えてやってくることになった。結婚式ギリギリになってジーノの写真を送ってしまったと告白するアンジェロ。う〜、これは困ったことになったぞ(笑)。しかし、この身代わり写真のストーリーって昔からよくある。どう展開させるか、『シャイン』や『きみに読む物語』の脚本家の手腕が見所だ。すると、到着したロゼッタにすぐさま自分がアンジェロだと告白。ロゼッタとアンジェロの心理描写が見事です。 この意外な展開はなんだろう?結局は美男美女のカップル誕生・・・兄貴として情けなさ過ぎる。でもまぁ、なぜかコニーとアンジェロが結ばれたのでよしとするか。 (2006.12)
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リトル・チュン | 1999 香港/日本 NHK 細路祥/LITTLE CHEUNG |
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ストーリー | 返還前の香港。父が営む食堂で手伝う9歳の少年チュン。ある日、女の子が働きたいと訪ねてくるが断られる。チュンは彼女を追いかけ、自分が雇うと提案する・・・ | |||
監督 | フルーツ・チャン | |||
出演 | ユイ・ユエミン | マク・ワイファン | ゲイリー・ライ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | チュンの小便をレモネードだと思い飲んでしまったデビッド。まだまだイタズラ好きだ。もっとひどいのは血染めのタンポンを飲み物に入れたこと・・・ううう 結局、不法移民のファンは強制送還。切ない子供時代の終り。 (2005.12)
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リトルショップ・オブ・ホラーズ | 1986 アメリカ WB LITTLE SHOP OF HORRORS |
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ストーリー | 花屋の店員シーモアは不思議な植物と出会い「オードリー2」と名付ける。その植物のおかげで店は繁盛するが、実は人の生き血が好物の植物だったのだ。 | |||
監督 | フランク・オズ | |||
出演 | リック・モラニス | エレン・グリーン | スティーヴ・マーティン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 舞台はケネディ大統領の時代。皆既日食のせいか、中国人の店に妙なハエトリグサが置かれていた。それを安く買ったシーモア。同じ店に勤める女性がオードリーで、彼氏がDVで生傷が絶えない。 ミュージカルホラーは映画館で初めての体験。オリジナル作品を舞台化したものを映画化した作品だ。変なものを紹介するスキッド・ロウ・ラジオのDJはジョン・キャンディ。そしてオードリーの彼氏でありイカれた歯科医がスティーヴ・マーティンで、マゾの患者がビル・マーレイ。なかなか楽しめました。よく考えるとリック・モラニスだけが、あまり売れなかったんだなぁ。 1986年アカデミー賞歌曲賞、特殊視覚効果賞ノミネート 1986年ゴールデングローブ賞作品賞、音楽賞ノミネート (2006.6)
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リトル・ダンサー | 2000 イギリス 日本ヘラルド BILLY ELLIOT |
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ストーリー | 1984年、イギリス北部の炭鉱町。ボクシングを習っていた少年ビリーは移ってきたバレエ教室にひょんなことから飛び入りし、踊りの魅力にとりつかれたようになり・・・ | |||
監督 | スティーヴン・ダルトリー | |||
出演 | ジェイミー・ベル | ジュリー・ウォルターズ | ゲイリー・ルイス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 炭鉱の町。特に労働者のストライキを上手く描いている。ストとスト破り。組合も妥協するものしないもの。閉鎖をまぬがれるためにはどこかで意志を疎通しなければならない。 そしてメインとなる少年のダンスは幼いながらも自分のやりたいことをやりとおす信念。飛んでいるような気分になって・・・などとバレエ学校の面接で語るときに心がビンビン伝わってくる。父と兄のケンカばかりの様子もリアルだけど、登場人物がみな温かい。おばあちゃんがフレッド・アステアが好きだということも手伝って、タップダンスも上達する。 思わず涙してしまう合格通知を受け取るシーンでは、ちょっと笑ってしまった・・・ 2000年アカデミー賞助演女優賞、監督賞、脚本賞ノミネート 2000年ゴールデングローブ賞作品賞、助演女優賞ノミネート その他いっぱい (2006.11)
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リトル・ブッダ | 1993 イギリス/フランス 東宝東和 LITTLE BUDDHA |
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ストーリー | 仏陀の生まれ変わりがアメリカ、シアトルにいた!と3人のチベット僧が訪れる。 | |||
監督 | ベルナルド・ベルトリッチ | |||
出演 | アレックス・ヴィーゼンダンガー | キアヌ・リーヴス | ブリジッド・フォンダ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | ダライラマをも教えた高僧。そんな人に輪廻転生を説かれたら信じてしまいそう。しかし、ジェシー以外にも、もう1人の転生者がいたのだ。カトマンズに・・・ シッダルタ王子に向かってくる敵。火の矢を放つシーン、自分を投影した姿が現れるシーン、ちょっとわざとらしいけど、いい雰囲気だ。そして、3人の転生者が洗礼を受ける場面が神秘的でよかった。 とにかく、読経や太鼓の一定周期のリズムが眠気を誘う。そして坂本龍一の音楽が拍車をかける。 1994年ラジー賞ワースト新人賞ノミネート(クリス・アイザック) (2005.10)
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リトル・ミス・サンシャイン | 2006 アメリカ FOX LITTLE MISS SUNSHINE |
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ストーリー | 負け組家族の再生物語? | |||
監督 | ジョナサン・デイトン | |||
出演 | グレッグ・キニア | トニ・コレット | スティーヴ・カレル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | アイスクリーム、ユースクリーム、好きさ〜 アイスクリームを食べなくてもお腹がピョコンと飛び出してるオリーブちゃん。踊りよりも受賞したときの驚く表情を練習するのが忙しかったんですもん。ダイエット薬に頼らなかっただけでも賞賛ものです。ファンキーでハイテンションなじいちゃんによる特訓も見てみたくなりました。 オンボロミニバスに家族6人が乗り込んで、カンザスからカリフォルニアまでのロードムービー。お父さんのリチャード(グレッグ・キニア)は“勝ち組になるための9つのステップ”の本が出版されることが気になって、娘のミスコンは二の次だ。ゲイでリストカットした伯父フランク(スティーヴ・カレル)、“沈黙の誓い”をたてた兄(ポール・ダノ)も参加して、ミスコンに参加するオリーブちゃんを温かく応援する。 全員が負け組の家族。と言っても救いようのない物語ではない。お父さんが力説する理論だって間違いではないんだし、それぞれが幸せを掴もうと生き生きとしている姿は波乱に満ちているけど、爽やかでもあります。そんな中での主人公はもちろんミニバス!家族に団結心を与えようとまずはクラッチの故障という試練を課します。発車するには下り坂であるか、全員で押しがけしなければならない。一旦止まったら、家族全員で汗をかかねばならないという人生のメタファーのような車なのです。 それにしてもクライマックスのミスコン参加者は凄かった。これが6、7歳の少女?とばかり、化粧がきつい。小型バービー人形がそのまま動いているような気がしました。歌も踊りも上手かったけど、こんな参加者の中に予選繰上げ当選のオリーブを出してもいいものだろうか。と、お父さんもお兄ちゃんも伯父さんも焦り出す。中でも、旅で一番成長したと思われるお兄ちゃんの行動に感動してしまった。 (2007.1)
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リトル・ランナー | 2004 カナダ ギャガ・コミュニケーションズ SAINT RALPH |
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ストーリー | 1953年、カナダ・ハミルトンのカトリック学校。14歳のラルフは戦争の英雄だった父が戦死、母は入院中だったが、その母が昏睡状態となった。“奇跡でも起きないと目覚めない”という言葉に反応して、ボストンマラソンで優勝するという奇跡を起こそうと誓うラルフだったが・・・ | |||
監督 | マイケル・マッゴーワン | |||
出演 | アダム・ブッチャー | キャンベン・スコット | ゴードン・ピンセント | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | キリスト教絡みとくれば、アナグラム? シネモンドで映画を観た後は、鞍月用水の流れるせせらぎ通りを歩いて帰る。近くには武家屋敷という観光名所もあったりして、外国の方もよく歩いている。さらさらと流れる川音が鑑賞中に爽やかに流れた涙にも似ているような気がして、気分もいい。“奇蹟”“祈り”“純潔”などといったキーワードとともに、映画を奥深く楽しむためにはやはりキリスト教について勉強しなければならないなぁ〜などと考えながら家路を急ぐと、ふと寿司屋の看板が目に止まった。 “千成寿し(せんなりずし)”・・・そうだ、アナグラムもキリスト教に関係があったっけ(関係ありません)と、何でもアナグラムしてしまうという悪い癖が出てしまう。な、なんと、“な”と“ず”を入れ替えると「せんず○なし」になるではありませんか!そうか、神が導いてくれたかのようなこの啓示。この『リトル・ランナー』のテーマは奇蹟でも信仰心でもなく、「せ○ずりなし」だったんだ!よく頑張った、ラルフよ。君は偉大だ。ちょっと前までは週22回という記録的なG行為まで経験までしたのに、禁欲が彼の成功の全てだったのだと・・・ ニーチェは無政府主義という点においてキリストに負けているのです。などと言うヒバート神父が面白かったり、対する封建的な校長の性格も面白かった。伝統や名誉に縛られているがために、不良少年のようなラルフにもきつく当たり、孤児となったら施設に送り込むという好きにはなれない神父でしたが、「少年に奇蹟をおこすことはできない」という点では共通していました。また、ヒバートの考えも奇蹟よりは努力を信ずるといった考えに変化していったように思われました。 少年ラルフ(アダム・ブッチャー)の泣きも笑いも与えてくれる、見事な表現力にまいってしまいましたが、プールの事件だけはぶっ飛んでしまったようです。あぁ、健全な中学生(?)。 (2006.6)
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Little DJ 小さな恋の物語 | 2007 日本 デスペラード |
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ストーリー | 1977年、野球とラジオのDJが大好きな中1の高野太郎は白血病で入院することになった。院内に流れる放送を聴いて放送の発信源をたどった彼は院長(原田芳雄)にDJをやってみないかと提案される。ある日、交通事故でミイラのように包帯で巻かれた少女・海乃たまきが入院してきて、彼の心はたちまち・・・ | |||
監督 | 永田琴 | |||
出演 | 神木隆之介 | 福田麻由子 | 広末涼子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | プロ野球実況放送の真似をする神木隆之介を見つめる松重豊・・・しゃべれどもしゃべれどもその松重の解説は届かない・・・だからメモなのか? その神木隆之介と同じく天才子役として注目される福田麻由子。3月に公開される『犬と私の10の約束』では田中麗奈の子供時代を演じているのですが、姉妹なんじゃないかとも思えるくらいにそっくりな2人なのです。しかし、この『LittleDJ』では広末涼子の子供時代を演じている。さすがに広末涼子は冒頭とラストにしか出てこないものの、一旦田中麗奈を思い浮かべたら脳内で広末を田中麗奈に置換しながら鑑賞するしかありません。号泣できた人にはスクリーンがかすんで見えるので丁度いいのかもしれません・・・ ストーリーはベタな難病モノ。1986年を中心舞台とした『世界の中心で、愛をさけぶ』とは男女の違いと、その9年前の1977年という時代設定の差こそあれ、両者とも日本骨髄バンクがまだできてない時代。白血病が未だ不治の病なのです。院内の昼休み放送でDJを経験させるという展開となるのですが、選曲されたクイーンの「愛こそすべて」など、邦画界では楽曲使用料の問題で敬遠されがちなのに大胆に流している・・・これは本物だ!この興行収入採算度外視の心意気に胸打たれるのです。 セカチューが30代の人に支持を得られているのなら、このLittleDJは40代の琴線に触れること間違いなし。なにしろ前述クイーン以外にも、当時の日本のティーンネージャーを号泣させた『ラストコンサート』が前面に出てくるのです。この映画のメロディをリトル麗奈が口ずさんでた時点で驚いてしまい、フィルムそのものが登場したときには、すでに緩んだ涙腺も全開でした。その他にも光石研に泣かされ、タエさん(森康子)に泣かされ、石黒賢にも泣かされ、とどめを刺してくれたのは伝説のDJ小林克也でしたね・・・泣かすなよ!個人的思い出で函館山もツボ(しかもなぜか1977年だ)。 もちろん70年代を楽しむアイテムはてんこもり。スカイライン(ケンメリ?)も見られるし、病院長(原田芳雄)の部屋の棚にぎっしり揃えられたLPレコードやオープンリールデッキ、かなり普及していたラジカセなど。そして音楽にはシュガーベイブやキャンディーズも。プロ野球ファンだったら王貞治のホームラン記録には声を出してしまうかも・・・ サブタイトルにも表れているように『小さな恋のメロディ』がモチーフとなっているように思われるし、リトル麗奈がトレーシー・ハイド、神木くんがマーク・レスターであると思えば、それも納得。悲しい結末を味わうよりも、院内のどんよりとした空気を明るくさせたり、DJによって人と人の心が繋がっていくことを思えば、とても優しい映画なのです。そして父親の贖罪、大人になったたまき(広末)の贖罪、人のことを思い遣ることで再起をかけるテーマまでもが伝わってくるという、難病モノにしては人の温かさがいっぱい詰まった作品でした。 (2008.1)
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