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歌え!ジャニス★ジョプリンのように 2003 フランス/スペイン
ギャガ・コミュニケーションズ=東京テアトル
JANIS ET JOHN
ストーリー  損保会社のパブロは横領で50万ドルの穴をあけてしまい、いとこのレオンから詐欺することを思いつく・・・
監督 サミュエル・ベンシェトリ
出演 セルジ・ロペス マリー・トランティニャン フランソワ・クリュゼ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ヤクに溺れてる1973年にトイレでジョン・レノンとジャニス・ジョプリンに会ったレオン(クリストファー・ランバート)。父の遺産が100万フラン入ったが、本人はジャニスとジョンのレコードや関連商品を扱う店を細々と経営している。いつかジャニスとジョンが現れることを待ちながら・・・
 二人のミュージシャンを知らなければ笑えないギャグばかりだ。ジョン・レノンの演技をさせる俳優ワルテルはジョンがローリング・ストーンズのメンバーだと思ってるし、パブロの妻ブリジットはジャニスのことを全く知らない。全体的にオフビート感たっぷり。全く売れてない俳優、ビデオを見てジャニスにはまる妻、詐欺師だけどオバカなパブロ、そしてオタクなレオン。
 途中、偽物がどうとかの理由でレオンがワルテルを撃ってしまうところで引いてしまったが、その部分の落ちもよかった。ジャニスになり切っていく姿も良かったし、愛が足りなかったと気づくパブロを描いていたこともよかった。しかし、詐欺に関しては悪いことだと否定していない内容なんですよねぇ・・・
 エンドロール後のバンドメンバーのつぶやきも最高!マリー・トランティニャンの遺作ということもあって、ちょっと見る目が変わってしまった。
(2005.9)

美しい人 2005 アメリカ
エレファントピクチャーズ=博報堂
NINE LIVES
ストーリー  ロスアンジェルス近郊に住む9人の女性たちのオムニバス。
監督 ロドリゴ・ガルシア
出演 キャシー・ベイカー エイミー・ブレネマン グレン・クローズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  9人の女性がそれぞれの物語に登場するオムニバス。ダコタちゃんは9人の中に入れなかったのね・・・
 それぞれ女性の名前の章立てになっているのですが、最初のSandra(エルピディア・カリーロ)のエピソードから強烈なインパクトがあって凄いんです。彼女は囚人。看守たちと話をして面会に来た娘と話そうとするだけなのですが、「何故こんな模範囚が・・・」と思わせておいてキレ方が凄まじくリアル。どのストーリーも短いのですが、もっと見たいと思っているところへプチっと映像が途切れ、次のストーリーに移る。ありゃりゃ・・・と思っているうちに、また次のストーリーにのめり込んでしまう・・・の繰り返しオムニバスだったのです。
 第2話のDiana(ロビン・ライト・ペン)。スーパーで元カレとばったり遭遇するも、自分は妊婦。「今でも愛している」という男の言葉に動揺し・・・と、続きを見せろー!と言いたくなるところで次のストーリー。第1話から、ぶれることのないハンディカメラでワンシーンワンカットの映像が続くので、緊張感も持続。第3話のHolly(リサ・ゲイ・ハミルトン)にいたっては、父親を呼び出して拳銃を自分の口の中に入れるんだから・・・また途切れたら欲求不満になりそうだったのに、実際そうなりました。
 こうして9話まで続くうち、徐々にストーリーも過激度が少なくなっていきましたが、他のエピソードに登場した人間が再び絡んできたりして、それなら先に教えてほしいと思っても後の祭り。実際には時系列もバラバラのようであり、みんな近所なのかと思えるくらい人物が交錯していました。7話のRuth(シシー・スペイセク)の話になると、その娘のエピソードの母親役だったこともあり、不倫相手のテレビプロデューサーの男が語る「人々の結びつき」によって、ようやくこの映画の全貌が見えてきました。個々の愛もユニークだったけど、こうして家族や友人、出会った人全てが繋がっているという世の中の普遍的なものを感じさせました。
 ダコタちゃんとグレン・クローズの最終章だけはちょっと異質でしたが、墓参りに来て自分の人生を全て振り返ってみたような印象が残りました。寂しいけど清々しいような、だけど言葉に重みがあるような・・・全てが彼女の人生を投影したものだとすればもっと感慨深かっただろうけど、ちょっと変わったオムニバスを楽しみたい方におすすめかもしれません(邦題に騙されないように)。

2005年インディペンデント・スピリット賞 監督賞、助演女優賞、脚本賞ノミネート
(2006.9)

美しい夜、残酷な朝 2004 香港/日本/韓国
角川映画=エンジェル・シネマ
THREE... EXTREMES
ストーリー  三国のコラボレーション。
監督 フルーツ・チャン、三池崇、パク・チャヌク
出演 バイ・リン
ミリアム・ヨン
レオン・カーファイ
長谷川京子
渡部篤郎
イ・ビョンホン
カン・ヘジョン
イム・ウォニ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  コリコリとした歯応えの餃子は注意しましょう。
『dumpling』監督:フルーツ・チャン
 マンションで秘密裏に営業するメイ姉さんの餃子は高価なのだが、若返りの特効薬でもある。そこへ訪れたのが、成功した事業家の妻で元女優のリー夫人。コリコリと歯ごたえのする餃子の具は秘密。その中味を知ったリー夫人は驚愕、嘔吐するが、若返るために食べ続ける。メイ姉さんのもう一つの商売がこれまた凄い!やばいよ・・・医師免許も持ってなさそうなのに。
 最初は美味しそうに見えた餃子も、しばらく食べたくなくなる人もいるのではないでしょうか。そんな内容の映画です。しかし、金持ちの見栄やレイプといった社会悪を裏稼業で料理する勇ましい姉さんだと思っていたのに、最後にはそれもあやふやなものに・・・あぁ怖い。
 バイ・リンとミリアム・ヨンは、グラマラスになった浅野温子と優雅な市毛良江といった雰囲気だった。
★★★★

『box』監督:三池崇 キャスト:長谷川京子、渡部篤郎
 小説家の鏡子の私生活はベールに包まれている。担当編集者の吉井にも心を開かない。そんな彼女は毎晩夢を見る。幼い頃、父親代わりの男に中国雑技団さながらの演技を双子の姉妹に調教されていたのだ。小さな見世物小屋でいつも練習するが、鏡子の姉ばかりが寵愛を受けていることに嫉妬したおかげで、誤って彼女を焼死させてしまった・・・
 江戸川乱歩のおどろおどろしさを感じさせる見世物小屋。姉の亡霊に苛まされる鏡子。そして、いつも目が覚めると夢だと気づく。言ってみれば夢落ちの連続なのであるが、徐々に夢と現実の境目がわからなくなる手法で攻めてくる。妖艶さを感じさせる映像美とホラー映画のようにドキドキさせるテクニック。完全な三池ワールドなのです。
 今年は双子がキーワードとなる映画が多いのですけど、これもまたオチとともに記憶に残るに違いない。あの子たちすごい・・・
★★★★

『cut』監督:パク・チャヌク キャスト:イ・ビョンホン、カン・ヘジョン、イム・ウォニ
 成功した若手映画監督リュ・ジホの家に見知らぬ男が闖入してきた。男は監督の妻をピアノに数十本の紐で縛り付け、彼女の指を1本ずつ切り落としていくのだった。
 『復讐者に憐れみを』『オールドボーイ』と続いた復讐三部作。三作目の『親切なクムジュさん』の前にこの短編を撮っていたようだ。残虐さとコミカルな部分が交錯し、笑うに笑えない状況を作り出す。はっきり言って、笑いたかった。そうでもしないと夥しい量の血が平行感覚を麻痺させるのだ。切った指をジューサーにかけるのだけは止めてほしかった。痛いどころか、希望さえもなくなってしまう・・・どこから連れてこられたのかわからない子供も可哀想だよ。
 冒頭の撮影シーンもグロだし、自宅なのか撮影スタジオなのかもよくわからない設定。車の中に女性がいたのに、帰宅する際に居なくなった理由も後半に明らかになる。残酷さが強調される中で、ビョン様の心理変化も見所の一つ。ビョン様ファンのおばさま方にも感想を聞いてみたいものだ・・・
★★★
(2005.9)

美しき運命の傷痕 2005 フランス/イタリア/ベルギー/日本
ビターズエンド
L' ENFER   HELL
ストーリー  
監督 ダニス・タノヴィッチ
出演 エマニュエル・ベアール カリン・ヴィアール マリー・ジラン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  こういったストーリーには意外な結末というモノがつきものだが、一番驚いたのは協賛企業に“evian”ではく“naive”とクレジットされていたことだった・・・
 三姉妹の物語である。原題が「地獄」などと仰々しくもありますけど、その三姉妹と母が辿った運命は22年前の悲劇から始まり、簡単には癒えることのないトラウマに縛られたもの。原案がダンテの「神曲」からヒントを得てクシシュトフ・キエシロフスキーが書いたものだというから、なんとなく納得してしまいますし、美しいフランス女優の演技を堪能するとなれば、「美しき運命の傷痕」という邦題も見事だと思います。
 長女ソフィ(エマニュエル・ベアール)は写真家の夫の不倫に悩み、嫉妬に狂う女性を熱演。『8人の女たち』ではキュートなメイド役だっただけに、案外年齢がいってることにも驚いてしまいましたが、夫の不倫を止めさせる絶妙なテクニック(偶然ですが)に唸ってしまいました。もちろん不倫相手の部屋の鍵がかかってないことが条件です。
 次女セリーヌ(カリン・ヴィアール)は父親の少年愛を目撃したことでトラウマが最も顕著だったのだろうか、母親の介護と男性不信のおかげで孤独な女性を演じていました。そして三女アンヌ(マリー・ジラン)は不倫関係にあった大学教授から別れを告げられる。三者三様の愛をめぐる苦悩が冒頭のヒナ映像から想像させられ、魅入ってしまいました。
 人物描写で最もユニークなのが次女セリーヌ。介護施設に通うために乗る列車の車掌がアクセントとなり、突如現れるセバスチャン(ギョーム・カネ)という男が彼女を変える。彼女に関してだけはつい笑ってしまうエピソードが多かった。口の聞けない母親に人食いナンバー1の記録を話して聞かせたり、勘違いして脱いでしまったり、車掌の気持ちに気づかなかったり・・・やっぱり“naive”という言葉がピタリと当てはまります。
 しかし、結論だとか教訓だとかメッセージもなく、幸福な未来をも予想できないような地獄映画。せめてセリーヌだけは幸せを掴んでもらいたいものだ・・・
(2006.7)

うつせみ 2004 韓国/日本
ハピネット=角川ヘラルド
3-IRON
ストーリー  
監督 キム・ギドク
出演 イ・スンヨン ジェヒ クォン・ヒョコ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
コメント  背後霊じゃないよ。
 謎の青年テソク。バイクで住宅街を走り、家の玄関にチラシを貼って去ってゆく。また戻ってきたかと思えば、チラシをはがしてない家の鍵をピッキングによって開け侵入する。金目のものには目もくれない。せいぜい冷蔵庫を開け、勝手に料理し、風呂に入り、ベッドで寝るだけだ。そして故障している家電製品を直し、住人の衣類の洗濯までしてしまう。
 冒頭から風変わりな行動をとる青年に引き込まれ、まったく台詞のない彼であっても純粋で孤独な心が手にとるようにわかる。SECOMの看板があってもなんのその。住居不法侵入であってもモノは盗まない。家人が居ても幽霊のような存在なのです。そんな彼が出くわしたのは、独占欲の強いDV気味の夫にうんざりしている人妻ソナ。孤独であり抜け殻のような生活を強いられる彼女とすぐに心が通じ合ったかのような雰囲気を見事な演出で描き出しています。
 原題は「3-IRON」。文字通りゴルフクラブの3番アイアンだけは盗んでしまった形となったが、もうひとつ盗んだのは人妻ソナの心。不法侵入する奇異な行動に同調して、何もかもが彼の行動パターンに重なり合うという新しい愛の形でもありました。なんといってもソナとテソクが二人とも足跡を辿るシーンが素晴らしかった。
 映像の美しさというよりも美しいまでの純粋さに心打たれましたが、ささやかな復讐やちょっとした事件まで無関心ではいられない。現実か夢かわからないといったテロップで締めくくられますけど、暴力によって残された傷跡だけは現実ですから・・・

2004年ヴェネチア国際映画祭監督賞
2004年ヨーロッパ映画賞インターナショナル作品賞ノミネート
(2006.7)

ウディ・アレンの重罪と軽罪 1989 アメリカ
Orion=WB
CRIMES AND MISDEMEANORS
ストーリー  ドロレスと不倫を続けている男は妻ミリアムへの暴露手紙をみつけて激怒する。
監督 ウディ・アレン
出演 ウディ・アレン マーティン・ランドー ミア・ファロー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  平凡な不倫の中で罪を感じる男など面白くない。妻の自殺のシーンはさすがに俳優の演技力にゾクゾクさせられたが、全体的に笑えるところが少ない。しかも終盤にウディ・アレンの淡い恋心や盗作のプロットで結末を迎えるなんて、バランスが悪すぎる。例によって、ヒトラーなどを批判した部分では笑えないし・・・重罪なんていうタイトルも悪いのか・・・
 
1989年アカデミー賞助演男優賞(ランドー)、監督賞、脚本賞ノミネート
1989年NY批評家協会賞助演男優賞(アラン・アルダ)
その他
(2006.4)

美しき野獣 2005 韓国
東芝エンタテイメント
RUNNING WILD   BEAST
ストーリー  ソウル地方警察の刑事チャン・ドヨンは短気だが正義感あふれる野性味あふれている。出所した義弟とともに母の面倒を見ることを誓うが、弟はヤクザに殺されてしまう。ドガン組殲滅を目指す若き検事オ・ジヌが追っていた事件と容疑者が重なり協力態勢をとる2人・・・
監督 キム・ソンス
出演 クォン・サンウ ユ・ジテ ソン・ビョンホ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  野獣刑事というよりも無謀刑事といったキャラのクォン・サンウ。無骨なプロポーズも参考になりました。
 刑務所の出所シーンでは『親切なクムジャさん』と同様、豆腐のエピソードが登場する。さすがに肝心の豆腐を忘れただけあって、カンジン(ソン・ビョンホ)は善人にはなれなかったようです。野性味あふれるチャン刑事(クォン・サンウ)もあり得ないほどの暴力を使いますが、なんといってもこの悪人カンジンはマスコミ向けには善人を装い、出所後間もないのにムネオのように政治家になろうとするほどなのです。悪人というのは何故こうも政治家になりたるのか、一般庶民には理解しがたい感覚ですねぇ。
 『マルチュク青春通り』ではブルース・リーに憧れる高校生役だったクォン・サンウでしたけど、この映画ではそのキャラがそのまま大人になったような雰囲気でした。どことなく70年代の松田優作のイメージを倣ってるのか、キレ方や寂しさ、優しさが同居したような表情をしているし、タバコを吸う前に必ず舐めたり、ライターの火がなかなか点かない不器用さなど、ちょっとした仕草もいい味出しています。なんだかんだ言っても彼の主演映画は全て観ていることに気がついた・・・
 一方のユ・ジテは悪役のイメージを脱ぎ捨て、法と正義に燃えるクールな検事役。彼もまた仕事一筋で家庭生活では不器用さを発揮しています。冷静さを保たなければならない職業ですが、野獣刑事とタッグを組んだことにより、悪への対処も徐々に熱くなりがちな性格へと変化していく様子が上手く表現されていました。
 法と正義を武器にしてもカンジンのような悪には無力なのか。歯車が狂わなければ起訴まで持ち込むことが出来たんじゃないかと苛立ちさえ覚えますが、2人がそれぞれ孤立してるかのような職場環境やヤクザの巧妙な根回しが彼等を苦境に立たせてしまう社会派要素も満載。「パシリヤクザのドンジクが弟だって知らなかったんかい!」とつっこみたくもなるものの、その後の裁判や銃撃戦のシーンでは震えがくるほど心を揺さぶられてしまいました。韓流映画嫌いの男性にもオススメの映画。
 
(2006.2)

UDON 2006 日本
東宝
ストーリー  
監督 本広克行
出演 ユースケ・サンタマリア 小西真奈美 トータス松本
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  ソウルフードがキーワードである今作品。ウルフルズというバンド名の由来も“ソウルフル(SOULFUL)”をアナグラムしたものらしいので、トータス松本の起用もピッタリ・・・
 うどんブームは来るのだろうか。関連本や宣伝によって期待が高まる映画となりましたが、東宝=フジテレビはこの日本食の良さをアピールしたオリジナリティの高いものを作ろうという意欲はあったのでしょうか。すると、いきなりミラマックス風のオープニングタイトル。あれ、オリジナルよりもパロディやパクリなのかな?などと心配になった直後に、実家に帰ってきた松井香介(ユースケ・サンタマリア)は松竹映画『男はつらいよ』の寅さんのパターンとそっくりのシーン。すると鈴木京香がさくらに見えてきて、タクシー運転手の後輩が源さんに見えてしょうがなかったのですが、全体的に寅さんテイストたっぷりとなっていました。
 ストーリーが二部構成のようになっていて、タウン誌での活動と松井製麺所の後継ぎ問題とに分かれていたため、映画2本観たような気分にさせられました。だけど、小ネタや意外な登場人物が満載だったので、思いのほか楽しめました。特に『サマータイムマシン・ブルース』の主要人物3人と物理の佐々木蔵之介の講義で一人笑ってしまいました。意外といえば、『交渉人真下正義』についで石川テレビのアナウンサーであるやなたまさんとはんたまさんがメイド服で登場していましたが、エンドクレジットには彼女たちだけ石川テレビの名前がついていませんでした。伏せておきたかったのか・・・本名じゃないし・・・ 石川県といえば、ヤンキースの松井の名前も登場するし、香川県出身の本広監督も石川県に注目し始めたのか?!
 寺島進もチョイ役で出ていたキャプテンUDONの映像はとても面白かったのですが、『立喰師列伝』へのオマージュのよう映像だったので、あの映画もこのくらいの短さならば良かったなぁ〜などと思い出してしまいました。田中要次氏も白バイ警官として登場していましたけど、最近は邦画の脇役ファンのためなのか知りませんが、見覚えのある顔が出てくるとうれしくなってしまいますね。
 ちょっと残念だったのが、日本の四季を無視していること。特に仏壇の前では冬と夏が交錯していたので季節感が全くなく、その後の小学校の校庭には桜か梅の花が咲いていたような気がします。
(2006.9)



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